紙の月

「紙の月」を観ました。

紙の月 – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは“欲望”をおさえられますか?

わたしは欲望なんてないですよ。

あ、このブレスレットですか?

つけていると金運がアップするんですよ。

ちなみに、このネックレスは恋愛運がアップです。

今回は、欲望に踊らされた人達の“紙の月”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

1994年、わかば銀行の契約社員“梅澤 梨花”が営業に出ます。

「まずは平林さんですな」

平林というおじいさんのお宅を訪問する梨花。

国債を薦めます。

「この国債は・・・うんたら・・・半年ごとの利子を・・・かんたら・・・楽しんで使ってみれば・・・もんげー・・・」

「そんな事より、子供つくってんのか?」

「このくそじじい!セクハラ野郎やん」

心の中で絶叫する梨花。

「国債買ったる。茶入れろ!」

「茶くらいならガマンしたる。そのかわり金引っ張ったる」

密かな決意を固める梨花。

お茶を入れる梨花の後ろから近付く平林。

「ぐひひひ・・・」

肩に手を置く平林。

「そこまでだ!!」

スーパーヒーローのポーズで待ったをかける男が。

その名は平林光太。じじいの孫である。

じじい、はずかしい!!とてつもなくはずかしい!!

「肩のゴミを取ろうとしただけじゃ!ボケ!!」

じじいは絶叫!!

梨花は、無事、わかば銀行に生還します。

そして、平林と大口の契約が出来たことで誉められるのです。

梨花は、その夜、旦那に交渉をします。

「あなた~ん。これ、プレゼント」

「何だい?お、時計か。ありがとう」

「わたしとペアなの。あなた~ん。クレジットカード作っていい~?」

「いらん。金はおろせばいい」

「ケッ!!」

交渉は失敗でした。

ある日、退職者の送別会が行われます。

梨花の隣に上司の井上がやってきます。

「これからは少額の契約が多くなりまっせ。そうなると女性が強いんや。女性の営業がうらやましいでんがな。若さやキレイさが武器になりまんがな」

梨花は、飲み会の帰り、駅で男に声をかけられます。

「え!何!ナンパ?」

平林光太でした。

梨花は光太を覚えていませんでした。

頭の中で井上の言葉がまわります。

「でんがなまんがな。でんがなまんがな。でんがなまんがな」

「もしかして、私ってけっこうイケてるんじゃ・・・写真集出したらめっちゃ売れるんじゃ・・・題名はサンタフェにしよう・・・」

梨花は自分の武器に気付いたようです。

外回りの途中で、梨花はデパートの化粧品売り場に立ち寄ります。

「お客さん、外回りですか~?ずっと外にいると、お肌が荒れちゃいますよね~」

「うっさい!余計なお世話じゃ、ボケ!」

こんな気持ちはおくびにも出さず、話を聞く梨花。

そして、薦められた化粧品一式を購入しようとします。

ガッデム!手持ちが足りません。

「すみません。少し減らしてもらえますか」

勇気をふりしぼり、お願いをします。

フェイスパウダーをのけてもらい、あらためて計算します。

緊張の一瞬・・・

ガッデム!!神はいないのか・・・。

どうする梨花。

天才暗算少女なみに頭をフル回転させます。

「あ!外回りで預かったお金がある!!」

とりあえず、そこからお金を借りて支払います。

そして、ATMでお金をおろし、もどします。

帰り道、また光太に出会います。

今の梨花は、女としてまた輝こうとしています。

本能が雄叫びをあげています。

ホテルへ直行です。

翌朝、上海の出張から旦那が帰ってきました。

時間差で朝帰りしていた梨花は、出迎えます。

「おみやげ買ってきたよ。免税店でだけど。てへっ」

旦那が差し出します。

なんと、カルティエの時計。

「なんでや!ケンカうってんのか?」

梨花はとまどいます。

そのまま、時計を付けて出勤をします。

時計に気付く同僚の相川。

彼女は、銀行では地味にしているけど、カードの支払いがヤバイくらい買い物をしているみたいです。

「気を付けたほうがいいよ」

梨花の言葉に相川は

「いろいろ我慢してんのバカみたい!!やりたいことはやりたい!!」

相川の言葉に、梨花のストッパーは外れました。

欲しい白いコートも買っちゃいます。

そして、そのコートを着て、光太と不倫をします。

欲望が止まらなくなります。

ある日、平林セクハラじじいの家を定期訪問する梨花。

話の中で、光太は借金まみれということがわかってしまうのです。

3.感想

真面目な人は、たがが外れると行くところまで行ってしまうのですかね。

梅澤梨花の学生時代、行事のひとつに「愛の子供プログラム」というものがありました。

災害を受けた子供に個人で寄付をして、お礼にその子から手紙などが来るのです。

始めは同級生たちも寄付をしますが、時が経つにつれて、やはり誰もやらなくなります。

しかし、梨花はこだわります。親のお金を盗んで、五万円も寄付をするのです。

この一件で愛の子供プログラムは中止になります。

しかし、梨花は、相手が喜ぶのならいいじゃないかと納得が出来ません。

ここに、彼女の性格が出ています。

彼女は、自分の中の正義感があるのです。

自分が思う正しいことは貫くのです。方法が間違っていても。

彼女は、平林光太に出会います。

そして、借金がある事がわかり、援助をすることになります。

彼女の正義感の中では、弱い立場の人は助けないといけないのです。

光太と愛の子供プログラムで援助をした子が微妙に似ているし。

しかし、若い光太は、贅沢三昧でどんどん横柄になっていき、結局、破綻をします。

最後の梨花と隅さんのやりとりはすごいですね。

梨花の正義感が隅さんに叩き伏せられます。

最後、梨花は確認をしたかったのですね。

自分の正義(寄付)が正しかったのかを。

しかし、彼女に残ったものは、罪だけでした。

むなしい・・・。

結局、うまく切り抜けたのは、光太と相川か。

隈さんがいいですね。

ああいう人がいないと、仕事は健全にまわらないですね。

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