ライジング・サン

「ライジング・サン」を観ました。

ライジング・サン – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは、間違ったイメージをもっていませんか?

わたしはありますよ。

中国で起こる街のケンカは、カンフーの戦いだと思っていました。

ケンカだ!ケンカだ!と見に行くと、そこには酔拳の構えの男と、蛇拳の構えの男がいる・・・みたいな。

今回は、ものすごい日本イメージのパーティーで起こる殺人事件の物語“ライジング・サン”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

家で娘とくつろぐウェッブ・スミス刑事に電話がかかってきます。

「トム・グレアムだ、当直だろ?落成したナカモト・ビルへ来てくれ!あいつら頭にくる」

ベッドに寝転がりながら、ウェッブは答えます。

「どうした?」

「市警察でなく、お宅ら特別渉外部のお出ましを望んでるんだよ。殺人事件だ」

娘がベッドの横にあるタンスをよじ登っています。

「ガイシャは白人の女、年齢25歳前後。机の上にスシのように乗っかってる。いい眺めだ。すぐ来てくれ」

「よし、わかウゲボッ!!」

娘がウェッブの腹に向け、フットスタンプを落としたのです。

痛む腹をさすりながら、車で現場に向かうウェッブ。

そこに電話がかかってきます。

「市警本部のホフマン部長だ。ナカモト・ビルに行く途中で一人拾ってくれ。ジョン・コナーだ。連中のリクエストでね」

「わかりまウゲゴッ!!」

車の後部座席に隠れていた娘が、モンゴリアンチョップを叩きこんできたのです。

息も絶え絶えに、コナーの家にたどりつくウェッブ。

そこには、習字をしている外国人が。

「遅いぞ。時間を守れ」

「すみませウグワッ!!」

後ろからこっそりついてきていた娘が、フェイスクラッシャーを叩きこんだのです。

3.感想

まず、日本を取り上げた時に起こる変な表現については、いつもの事なので、ここでは触れません。

多分、映画で描かれるどこの国でも起こる事なのでしょう。

ナカモト・ビルでシェリル・オースチンという23歳の女性が殺されます。

当直だったウェッブ・スミス刑事と、ナカモト・グループの希望でジョン・コナー警部が呼ばれます。

コナーは、勝手に長期休暇をとり日本に住み着いたほどの日本びいきです。

しかし、そのせいで署から干されています。

この映画が公開されたのは、1993年です。

映画の中では、日本はアメリカ経済を脅かす脅威であり、さらにその独特の風習も理解できないので、偏見を持たれています。

だから、ジョン・コナー警部のように、日本人の考え方や風習を説明するキャラクターが必要だったのでしょう。

「OO7は二度死ぬ」で日本に来たショーン・コネリーが演じているのも面白いですね。

そして、ラストについてです。

以下、ネタバレです。

オリジナルのディスクには、会議室でモートン上院議員がセックスをしながらシェリルの首を絞めており、その姿を見つめているエディ・坂村が撮られていました。

シェリルは、首絞めマニアでした。

そして、気絶したシェリルを殺してしまったと勘違いしたモートン上院議員が、エディと逃げる姿が映っています。

その後、何者かが会議室に入ってきて、気が付いたシェリルの首を絞めて殺しているのです。

この人物については顔が映っておらず、誰だかわかりません。

モートン上院議員は、マイクロコン社のナカモト・グループへの売却に反対をしていました。

エディのオヤジは、大会社ダイマツの重役です。

エディは、票をもつモートンにシェリルを進呈して、会議室の事件が起きます。

そして、彼はその光景を撮った監視カメラの映像のディスクで、モートンを強迫するつもりだったのです。

親父のダイマツに、マイクロコンを引っ張るつもりだったのでしょうか。

そして、ナカモト・グループのイシハラです。

彼は、コナーにディスクの提出を求められます。

しかし、ディスクはそのまま渡せません。

反対派のモートンがナカモト・ビルの落成式に出席しているのもまずいし、もしかしたら、殺人犯も雰囲気で誰かわかったのかもしれません。

そこで、エディに容疑がかかるよう、ディスクを改ざんします。

ラストは、イシハラに指を差され逃げ出した弁護士のボブ・リッチモンドが殺人犯となり、エディの仲間に殺され決着します。

しかし、ジュンコ・アサクマは「日本では、告白した者が必ずしも犯人とは限らない。忠誠心から下の者が罪を被る事があるのよ。しきたりなの」と不穏な事を言います。

イシハラとリッチモンドが誰かをかばったという事でしょうか。

ウェッブ・スミスは「コナーがいる。彼はいつも正しい」と納得していました。

しかし、コナーは日本文化にどっぷり浸かった人物です。

エディのオヤジを命の恩人と言い、彼を助けようとしますしね。

だから、誰かをかばっている可能性もあります。

結局、真相は藪の中です。

コナーが言っていた「鳥かごは鳥が戻れるように開けておく」という言葉。

端から見たら窮屈そうに見えても、そこに住んだ者にとっては居心地の良さを知っているので、戻ってくるという事でしょうか?

異文化に一度触れたら染まるよというコナーのメッセージ?

ウェッブも日本文化に染まっていくのでしょうか。

センパイ!コーハイ!と呼び合っていましたから。

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