ステキな金縛り

「ステキな金縛り」を観ました。

ステキな金縛り – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは、幽霊が見えますか?

わたしは見えません。

怖い話は好きですが、見えません。

妖怪ウォッチも持っていませんし、妖怪ポストに手紙を出したこともありません。

あ、これは妖怪か・・・。

今回は、キュートなおっさんの幽霊が出てくる物語“ステキな金縛り”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

弁護士の宝生エミは、目覚ましの音で目が覚めます。

今日の裁判に遅れた事を知り、あわてて身支度をします。

同棲中の工藤万亀夫が、朝食の準備をしています。

「メシは?」

「アホか!時間あるわけないやろ!!」

エミは、バナナを一本つかみ、カバンに入れます。

「携帯は?携帯!!」

携帯を見つけてつかみ、飛び出ていきます。

「行ってくるわ!!」

エミは家からでると、すぐに遅刻の連絡をします。

「あ!すんまへん。今、向かってやす。寝坊しやした」

「急げ!もう始まってるぞ!!」

上司の速水悠が電話で怒鳴ります。

走るエミ。

気持ちは8マンかザ・フラッシュです。

「風になれ!私!!」

全速力です。

しかし、道を渡ろうとした時、トラックがやって来ます。

ひかれそうになるエミ!!

側転からの横っ飛びでかわします。

「気を付けろ。バカヤロー!」

運転手が怒鳴ります。

「死んだらどうすんじゃい!」

エミも負けていません。

「うるせえなこのやろう!」

「あんた名前を教えんさい、名前!」

「うるせえバカヤロー!」

「名を名乗れ!たたっきってやる!!」

運転手を叩き斬ったエミは、裁判所に入ってきます。

ちょうど証人尋問の最中です。

「あなたは、犯人が犯行現場から逃げ出すところを目撃したんですね?」

「はい、そうですよ」

検事の質問に答える証人。

「その人物はここにいますか?」

「その男です」

エミが弁護をしているおじいさんを、証人は指差します。

「以上です」

検事は席につきます。

「それでは弁護人。反対尋問を」

裁判官の指示で席を立つエミ。

その瞬間、用意した資料を全部ばらまいてしまいます。

もう、質問の資料はわかりません。

エミは、懐にバナナを入れ、証人に質問します。

「それでは証人に伺いやす。本当に犯人の姿を見たんすか?」

「見ましたよ」

「20メートルも離れていたのに、相手の顔を確認できたとは・・・。私には到底思えんのやが」

「目がいいんですよ」

エミは証人から離れて、バナナを取り出します。

「これが何に見えまっか?」

「バナナです」

「ほ~。あなたにはバナナに見えると?これが?なるほど~」

エミは、バナナを懐から出したり、回したり、放り投げてキャッチしたりします。

そして、エミは懐にバナナを隠し「以上です」と席に戻ります。

彼女には、何も策はありませんでした。

懐のバナナは、徐々に温かくなっていくだけです。

こうして、エミはこの裁判から下ろされ、矢部五郎の裁判を任される事になるのです。

3.感想

この映画は、宝生エミの“一人立ちしたけど一人じゃない”がテーマです。

宝生エミは、崖っぷちの弁護士です。

父は、有能な弁護士の宝生輝夫で、エミが10才の時にガンで亡くなりました。

だから、エミは周りから父と比べられています。

彼女は、上司の速水悠の力を借りて裁判をしますが、父と違い結果を残す事ができません。

ある日、速水から「最後のチャンスだ」と、矢部五郎の弁護を命じられます。

彼は、妻の矢部鈴子が殺された事件の容疑者です。

矢部のアリバイは、奥多摩にある旅館“しかばね荘”で落武者の幽霊に上に乗られ、金縛りにあっていたというものです。

そこでエミは、検事の小佐野徹の言葉の「落武者を証人として呼んでくるしかないでしょうな」というのを真に受け、しかばね荘から落武者の幽霊“更科六兵衛”を連れてくるのです。

六兵衛は、敵方に内通したという無実の罪で、打ち首にされて亡くなりました。

そのため、矢部五郎が無実の罪に問われているという事が、我慢できなかったのです。

六兵衛を証人として裁判に挑むエミですが、検事の小佐野にこてんぱんにやられてしまいます。

彼女には、同性中の工藤万亀夫という役者の恋人がいます。

彼は、裁判で不利な状況のエミに「気持ちなんちゃうかな。裁判と芝居は似てる。弁護士は俳優で裁判官は観客。やっぱ、気持ちでしゃべらんと客は感動せえへん」とアドバイスします。

そして、六兵衛からは「そなたは大したお人よのう。知恵もあれば勇気もある。ただ、そなたに足らぬものがあるとすれば、それは自信じゃ。己を信じること。自分を信ぜずして誰が信じるか」と話します。

六兵衛は、エミの事を姫と呼ぼうとします。

これも、彼女に自信を持たせたかったのでしょう。

裁判中、上司でいつも自分を助けてくれた速水が亡くなってしまいます。

六兵衛は、向こうの世界の公安課の段田譲治に強制送還されてしまいます。

もう、エミだけでこの裁判に立ち向かわなければなりません。

一人立ちする時が来たのです。

エミは、自信をみなぎらせながら振舞い、役者のように裁判官や裁判員に語りかけます。

そして、真犯人を突き止め、勝ちを手にするのです。

裁判後、六兵衛が宝生輝夫を連れて、エミに会いに来ます。

しかし、エミには二人の姿が見えません。

この映画での幽霊が見える条件は、

1・シナモンが好き

2・最近ツイていない

3・最近死を身近に感じる体験をした

というものでした。

エミは、裁判で大きな勝利を手にしたため、ツイていないという条件が当てはまらなくなったのです。

しかし、ハーモニカで自分の存在を知らせる六兵衛と輝夫。

エミは、“一人立ちしたけど一人じゃない”という気持ちになるのです。

この映画には『THE 有頂天ホテル』のヨーコが出ていましたね。

ストリッパーになったんだ。

そして、印象的な“アルプス一万尺”

いろいろアレンジがされて、バックに流れていましたね。

人間と幽霊のバディ映画。

よく出来ていて、面白かったです。

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