THE 有頂天ホテル

「THE 有頂天ホテル」を観ました。

THE 有頂天ホテル – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは、大晦日はどこで過ごしますか?

わたしは、ホテルで優雅に・・・。

あ、信じてないでしょう?

狭い部屋で、インスタントの蕎麦をすすっていると思っているでしょう?

真実については、ご想像にお任せします。

アイドルなので・・・。

あ、石を投げないでください。

今回は、大晦日のホテルで大騒動が起こる゛THE 有頂天ホテル゛です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

大晦日のホテル・アバンティです。

ホテルのロビーに、巻いた大きな垂れ幕を持った男が三人入ってきます。

ちょうど、副支配人の瀬尾と出会います。

「あっどうも」

彼らは垂れ幕を開こうとします。

「ああ、ちょっ、ちょっと・・・。ここは人通りがあるんで広い所で」

そこに、副支配人の新堂が、階段を降りてきます。

「あっどうも」

「ご苦労様」

三人は、階段で垂れ幕を広げる準備をしています。

新堂は、玄関から入ってきたお客に声をかけます。

「おかえりなさいませ、ブロッケンJr.様。ウルフマン様、お体の方は、その後いかがですか?」

「おかげさまで。今ならスプリングマンも倒せるよ」

新堂にアシスタントマネージャーの矢部登紀子が近付きます。

「失礼します。ラウンジでちょっと問題が・・・」

「瀬尾さんは?」

新堂は尋ねます。

「飾りつけの方で手が離せないそうです」

モスト・デンジャラス・コンビの方に向き直った新堂は、頭を下げます。

「それではよいお年をお迎えください」

「新堂さんも」

「失礼します。ありがとうございます」

新堂と矢部は、ラウンジでウェイターの丹下二郎から話を聞きます。

「灰皿なんです」

そこでは、二人のお客が、料理を大皿から小皿に取り分けています。

その小皿が灰皿だと言うのです。

「やだ」

矢部は声をあげます。

「洗ってはあるので、汚くはないのですが・・・こういうのって、やっぱり言った方がいいんでしょうか?」

丹下は困惑しています。

「教えてあげれば?」

矢部は軽く言います。

「それでは、2000マン万パワーズに恥をかかせることになります」

相変わらず、モンゴルマンは、バッファローマンの皿に料理を取り分けています。

「大至急、すべてのテーブルの灰皿を回収しましょう。それから、新しい灰皿を用意してください。できるだけ違う形のものがいい。あぁ、会議室の物がいいでしょう」

「そこまでします?」

矢部は困惑しています。

「まぎらわしい皿を置いた我々の落ち度です。ロングホーントレインをくらいたくないでしょう」

新堂は急かします。

「あの超人タッグが食後の一服をする前に。はい急いで」

丹下の背中を押します。

階段の方に戻った新堂は、瀬尾に呼び止められます。

「新藤くん!!」

「はい?」

「最悪のミスだろ・・・」

「これは!キンガシンネン??」

階段には、先程の垂れ幕が拡げられています。

そこには、『金が信念』という文字が書かれていたのです。

3.感想

この映画は、竹本ハナが武藤田勝利に言った「言いたいやつには言わせてやれ。自分の思う通りに生きる」という言葉がテーマだったのでしょう。

主要キャラには、心のかせがあり、ラストに向けて、そのかせがとれていきます。

舞台は、大晦日のホテル・アバンティです。

新堂平吉は、宿泊部長と副支配人を兼任しています。

彼は、以前は舞台監督をしていましたが、夢破れてホテルマンになりました。

そして、離婚経験があり、今回、マン・オブ・ザ・イヤーを授賞した堀田の妻、由美が元妻です。

彼は、自分を押し殺し、お客の求める要望を叶えています。

けっして自分の主張をしません。

しかし、元妻の由美と出会い、素の自分が出てきます。

そして、武藤田とハナの騒動に出くわします。

ハナの言葉に、『やりたいようにやる』と考えを改めた新堂は、自己主張を始めます。

心のかせが取れたのですね。

ラストに瀬尾を押し退けて、最後の一仕事『年が明けた最初のお客様を一番先に出迎える』新堂は、さわやかでした。

竹本ハナは、シングルマザーの客室係で、太郎という息子がいます。

彼女は、議員の武藤田の元愛人です。

初めはキツい感じで、太郎や同僚にも当たりが強いです。

クロフォードスイートの掃除をしている時に、坂東直正に父の愛人と間違えられます。

彼女は、愛人になりきって、自分と重ね合わせ、気持ちを吐き出します。

そして、直正の父、坂東健治にも会って話をします。

彼女は、元愛人という事が心のかせだったのです。

愛人の立場や気持ちを吐き出したことで、その心のかせが取れます。

会うのを避けていた武藤田にも、きちんと面と向かい、自己主張します。

ラストは、こちらが本来の性格なのか、別人のように明るくなっています。

只野憲二は、歌手になる夢を持ち、ストリートミュージシャンをやりながら、ベルボーイをしていました。

しかし、歌手になる夢を諦め、ベルボーイもやめ、故郷に帰ることを決めます。

この大晦日が、ベルボーイの最終日でした。

彼は歌を諦める事が、心のかせになります。

送別会で、彼は歌手の夢を諦めるために、ギターを野間睦子に、ギターにつけていた幸運の人形を新堂に、バンダナを矢部登紀子にあげます。

そして、矢部に頼まれ、ベルボーイの助っ人で、演歌歌手の徳川膳武のアテンドをすることになります。

歌を聴いてもらう事ができますが、プロにはなれないと言われる憲二。

落ち込む憲二に、彼の歌に感動して自殺を思い止まった武藤田から、幸運の人形を渡されます。

幸運の人形は、新堂由美堀田衛ヨーコ武藤田と渡り、憲二へもどって来たのです。

幸運の人形を持って、ホテルの教会にやってくる憲二。

そこへ、バンダナを巻いたアヒルがやって来ます。

バンダナは、逃げ出したアヒルを捕まえるために、矢部が目隠しをしようとして、首に巻き付けてしまったのです。

そして、丹下二郎の告白を受けていた睦子が、ギターを返します。

教会にいて、三点セットが戻ってきた憲二は、心のかせが取れます。

やりたいようにやると決めたのです。

そして、彼はベルボーイと歌を続ける事にします。

武藤田勝利は、汚職問題を追及されている国会議員です。

彼は、ずっとクロスワードパズルをして、現実逃避をしています。

しかし、ヨーコに出会い、憲二の歌を聴き、そして、元愛人のハナの説得を聞きます。

彼には、格好悪い姿を見せたくないという、心のかせがありました。

そのかせが取れます。

自分のやりたいようにやると決めます。

ホテルマンの格好で逃げた彼は、以前は絶対やらなかったであろう、車の誘導をしています。

小原なおみは、クロフォードスイートに宿泊しています。

坂東衛の愛人で、月300万円もらっています。

ホテルのラウンジで、昔好きだった憲二を見かけます。

更衣室で、キャビンアテンダントの服を盗み、憲二に会います。

憲二の夢を応援するなおみ。

その一方では、ハナがなおみになりきっていました。

彼女は、愛人という生き方が心のかせになっています。

しかし、ハナに声をかけられ、堀田衛が自分を愛してくれていることを知り、心のかせがとれます。

彼女は、憲二と別れるときに、「もし、今度あたしを見かけても、びっくりしないで」と伝えます。

憲二がカウントダウンパーティーで見かけた彼女は、堀田の横で楽しそうにしている姿でした。

始めに出てくるラウンジで皿と灰皿を間違えている夫婦は、映画『みんなのいえ』の夫婦でしたね。

豪華な出演陣で、お祭りみたいな映画でした。

そして、三谷幸喜です。

これだけの人数で事件を作り、パズルのように繋げて、さばいていくなんて・・・。

ただただ、すごいです。

おもしろかった!!

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