「ジャッカル」を観ました。
みなさんは、殺し屋と聞いて何を思い浮かべますか?
わたしは、ドラえもんの秘密道具の【ころばし屋】です。
10円で依頼すると、相手を転ばしてくれるのです。
狙われたら、絶対転ばされます。
キャンセルするには、100円です。
本当にころばし屋がいたら、わたしは何十円にぎりしめて、依頼しに行くのでしょう。
今回は、凄腕殺し屋に狙われちゃった物語“ジャッカル”です。
殺し屋ジャッカルが、ヨットレースに紛れてアメリカに入ってくる事を推理して、港にデクラン達がやって来ます。
ヨットがたくさん停泊している中、デクランはジャッカルを捜します。
「お!!」
デクランは、一艘のヨットに目がくぎ付けになります。
そこには、水着のチャンネー2人がいるのです。
フラフラと吸い寄せられるデクラン。
「ワインを飲む?」
チャンネーも、デクランにワインを勧めます。
「これが酒池肉林か・・・」
彼は、刑務所で禁欲生活でした。
今、目の前に夢の世界があります。
ワインを右手に、チャンネーを左手に、これで札束のお風呂に入れば、幸せを呼ぶブレスレットの広告の完成です。
「は!いかんいかん!!」
デクランは、頭を振ります。
「俺にはジャッカルを捕まえるという、大事な使命が・・・」
彼は大きく深呼吸をして、チャンネーから目を引き剥がし、桟橋の向こうを見つめます。
そこには、後ろを向くうすらハゲの男が・・・。
「は!?あの後頭部は・・・」
デクランは目を見張ります。
うすらハゲは、ゆっくりと振り向き、デクランに手を振ります。
「ジャッカル・・・」
デクランは固まります。
ジャッカルは、ゆっくりと懐から銃を抜き出し、デクランに構えます。
「デクラン!!」
その様子を見ていたヴァレンチーナが叫びます。
デクランは、弾かれたように海に飛び込みます。
その水面に、銃を撃ちまくるうすらハゲ・・・もといジャッカル。
うすらハゲに銃を撃つヴァレンチーナ。
うすら・・・ジャッカルは、逃げていくのです。
これが、デクランとジャッカルの再会です。
何か圧倒される映画でした。
FBIとロシア内務省が、捜査でロシアのマフィアを怒らせ、ジャッカルという凄腕の殺し屋に要人の殺害を依頼されたので、こちらはIRAのテロリストで対抗してやるぜという映画です。
この、IRAのデクラン・マルクィーンがいい人です。
危険人物ですが、信用できそうな感じです。
元カノのイザベラと再会して、キスをしようとして、しないところがいいですね。
イザベラは、すでに結婚しているし。
ラストのプレストンとの会話もシビレました。
プレストンは、デクランの行動を見て、人柄を信用したのでしょう。
最後まで逃げずに、使命を果たしたしね。
イザベラからもらったロッカーのキーを使って、無事逃亡したのかな?
そして、もう一人の主役。
ジャッカルことブルース・ウィリスです。
まず、何と言っても変装です。
どんなカツラを被っても、ブルース・ウィリスです。
顔の印象が強いからでしょうね。
あと、ブルース・ウィリスがめった撃ちにされる映画は、めずらしいですね。
ヒーロー役が多いからでしょう。
ジャッカルは、デクランに撃たれる時、ヴァレンチーナの事を思い出したのでしょうか?
彼のみぞ知るですね。