KUBO/クボ 二本の弦の秘密

「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」を観ました。

KUBO/クボ 二本の弦の秘密 – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは楽器が弾けますか?

わたしは何も弾けないのですよ。

過去にピアノとドラムを習ってみたいと思った事があるんですけどね。

結局、やりませんでした。

・・・

別にYOSHIKIになりたかったわけではないですよ。

たまたまです。

本当ですよ。

今回は、三味線を弾くと不思議な事が起こる少年の物語“KUBO/クボ 二本の弦の秘密”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

クボは、三味線を奏でることで折り紙を自由に操ることができるという、不思議な力を持つ少年である。

クボが三味線を奏で始める。

ジャジャジャーン♪

大量の折り紙が舞い、クボを囲むように飛び回る。

「ボインはぁ〜赤ちゃんが吸うためにあるんやでぇ〜 ♪ お父ちゃんのもんとちがうのんやでぇ~♪」

折り紙は、力が抜けたかの様に、パラパラと床に落ちていくのであった。

3.感想

悔しい!!

こんなに上質な日本が舞台のアニメをアメリカで作られてしまった事が。

くそー!!

この作品は、日本へのリスペクトがあったなあ。

不愉快になるような解釈や表現は無かったし。

本当に日本文化が好きなスタッフが作ったのでしょうね。

そして、意外な発想がたくさん盛り込まれていました。

クボが使う三味線で折り紙を操る能力。

灯籠流しが鷺の群れになっていくという想像。

文化の枠に捕らわれない外国の方だからこそできる発想だと思いました。

このすばらしい物語。

わたしには引っかかった部分が1つありました。

なぜ、クボが三味線の弦を切ったのか?

一見、母(サル)をおばさんから助けるためだと思いました。

しかし、少し弾くだけで、あれだけの力が出る三味線です。

弦を切るほど強く弾いたら、ものすごい力が出るのではないかと思うのです。

クボが2本の弦を切った後、割れたサルの人形とぐしゃぐしゃになった折り紙のハンゾウが。

あの時、おばさんと共にサルとクワガタを消してしまうほどの力が出たのではないかと想像できるのです。

クボが切った2本の弦は母と父の命だった。

彼は敵と共に両親も消してしまったのです。

その後、クボは最後の1本の弦を切ります。

これは自分の命を断ったという事ではないでしょうか?

そして、この後の物語は死後の世界だったのでは・・・と考えるのです。

クボは村に戻ります。

あの村は、おばさんによって壊滅していました。

人々は煙に飲み込まれていったはずです。

だけど、村はボロボロなのに、人々は生き残っていました。

しかもきれいな姿で。

こんなにこだわりの強い作品を作るスタッフが、壊滅した村の人々をきれいに描くでしょうか?

それは無いと思います。

だから、村の人々も亡くなっているのではないかと思うのです。

だから、クボと村の人々は再会できたのです。

ちなみに、月の帝は異形の者ですから、生死は考えなくてよいでしょう。

そういえば、月の帝はちゃっかり左目にクボの目を入れていましたね。

彼もいろいろな物をまだ見たかったのでしょうね。

ラスト。

クボは亡くなった両親と出会います。

それも鷺の群れに変わっていく灯籠流しの中で。

サルは、鷺の群れは死者の魂を望む場所へ運んでいくと語っていました。

クボの魂も望む場所へ運ばれていったのでしょう。

死の中に生を見出だすという、とても日本人らしい、ものすごく切ない物語でした。

この作品はストップモーションアニメだそうです。

信じられない・・・。

ものすごいクオリティです。

どれだけ時間がかかったのだろう。

ただただ感嘆するのみです。

LAIKAの次の作品が楽しみです。

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