シェイプ・オブ・ウォーター

「シェイプ・オブ・ウォーター」を観ました。

シェイプ・オブ・ウォーター – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは泳ぎが得意ですか?

わたしは苦手です。

特に苦手なのは平泳ぎ。

わたしが平泳ぎをしても前に進まない。

いくら水をかいても沈んでいくのです。

もう意味がわからない。

水中でもがきながら、ただただ悲しい気持ちになるのです。

今回は、水の中で生き生きとする生物の物語“シェイプ・オブ・ウォーター”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

1962年。

米ソ冷戦時代のアメリカ。

政府の極秘研究所の清掃員として働くイライザは、同僚のゼルダと共に秘密の実験を目撃する。

アマゾンで崇められていたという特異な生物。

その姿とは・・・

黒いレザーのベストに短パン。

レザーの帽子にサングラス。

しきりに腰を振っている。

イライザは、その姿に心を奪われる。

謎の生物「どうもー!HGでーす!」

3.感想

まいった!!

ギレルモ・デル・トロ監督の「人魚姫」

こんな解釈があったのか・・・。

最後まで何か腑に落ちずに物語は進んでいきました。

なぜかと言うと、イライザ・エスポジートが半魚人にあそこまで入れ込む理由が理解できなかったのです。

「孤独な彼を放っておけない」というのはわかります。

しかし、危ない橋を渡って助けたり、ましてや肉体関係になったり・・・。

見た目の魚感が半端ないですよ。

あまりにものめり込み過ぎです。

しかし、ラストのキスでわかりました。

そうか!

イライザも半魚人だったのですね。

あのキスはエラ呼吸を復活させるためだった。

川に捨てられていたというイライザの過去。

首にある3本の傷。

話せない理由。

人とは違うという孤独感。

すべてが繋がりました。

イライザのいるべき場所は人間の世界ではなかった。

彼女は自分がいるべき場所に戻って行ったのです。

この物語はバッドエンドの様に装っていますが、ものすごいハッピーエンドだったのですね。

そして、この物語の悪役であるストリックランド。

彼の追い込まれ方も痛々しかった。

自分を大きく見せる人間は劣等感が強い。

ストリックランドも劣等感の強い男でした。

ポジティブ思考の本を読んでいたり。

子どもの頃から好きなキャンディを持ち歩いていたり。

弱さを隠すために虚勢を張り続けていたのです。

悲しい男でした。

この物語は、アンデルセン童話「人魚姫」への回答の様でした。

人魚姫は、人間の世界に自分を合わせようとして居場所を無くし、不幸になってしまいます。

この「シェイプ・オブ・ウォーター」では、居場所を無くした人魚姫が自分の場所へ帰っていく。

それは、とても優しい解釈です。

その美しさがベネチア国際映画祭での金獅子賞、アカデミー作品賞へと繋がっていったのでしょうね。

(Visited 7 times, 1 visits today)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存