猿の惑星:新世紀

「猿の惑星:新世紀」を観ました。

猿の惑星:新世紀 – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは、山中で言葉を話す猿と出会ったらどうしますか?

わたしは、スタコラサッサッサのサ~♪と逃げます。

え、熊じゃないって?

そうか・・・猿か。

でも、熊と猿の違いよりも大きな問題があるのですよ。

それは、わたしが「お嬢さん」では無いという事実。

事実って言うか現実。

そちらの方が心が痛い。

え、意味がわからないって?

わたしもわからないです。

今回は、猿への発砲事件が戦争に発展する物語“猿の惑星:新世紀”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

自らが生み出したウイルスによって、人類のほとんどが死滅した地球。

サンフランシスコでは、かろうじて生存している人類と驚異的な進化を遂げた猿たちのコミュニティーが存在していた。

シーザー「モーリス。ピザって10回言ってみて」

モーリス「ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ」

シーザー「じゃあ、ここは?」

モーリス「エルボー」

シーザー「さすがモーリス」

3.感想

シーザー、凄いカリスマ性。

そして、斜めに立っている姿がかっこいい!!

これは惚れるな。

前作では、シーザーがエイプのユートピアを作るまでの物語でした。

今作は、そのユートピアが崩壊していく物語です。

シーザーが仲間達とユートピアを作って10年。

人類はALZ-113のウイルスで減少していました。

このままエイプのユートピアは続くと思っていましたが、ここにマルコム達が訪れた事で状況は変わっていきます。

事態はエイプと人類の戦争に向かって行くのです。

その引き金を引いたのはコバでした。

彼は、その顔や体を見れば分かるように、ジェネシス社での実験に何度も使われていました。

そのため人間を恨んでいるのです。

そして、その気持ちをわかってくれないシーザーに苛立ちを覚えていました。

象徴的だったのは、右手を差し出す敬意を表すポーズ。

コバはシーザーの腕をつかんだり、手を引っ込めたりして、まともに受けないのです。

そして、ダムでのシーザーとのケンカ。

コバは、エイプや人間の前で恥をかかされた事で、心の中の何かがプツンと切れたのでしょうね。

また、人類側にもエイプを恨んでいる人物が。

それはカーヴァー。

彼がアッシュを銃で撃ったために、エイプと人類の間に緊張感が走ったのです。

しかし、カーヴァーの気持ちもわかる部分はあります。

猿インフルエンザで大切な人達を亡くしたために、エイプに恨みを持っているのです。

そこにはウイルスへの恐怖もあるのでしょうね。

まあ、猿インフルエンザはウィルが作ったALZ-113が原因だから、エイプへの八つ当たりなのですが。

あと、わたし達は前作を観ているので、シーザーの利発さや優しさを知っているのですが、何も知らずにいきなり目の前に言葉を話す猿が現れたら、そりゃあパニックになりますよね。

力では勝てないし、襲われたら一発でやられるだろうし。

そういう部分では、カーヴァーがアッシュを撃ったのは理解できます。

しかし、その後もエイプを信用する事ができなかった事が残念でした。

わたしは、今作を観ていて、ある事に気付きました。

それは、お互いを信じあったシーザーとマルコム、彼の恋人のエリー。

信じる事ができなかったコバとカーヴァー、リーダーのドレイファス。

この二組の違いです。

わたしが感じたのは、「何を優先するか」という部分。

コバ、カーヴァー、ドレイファスは仲間よりも『自分の恨み』を優先させてしまったのです。

コバは、自分の策略で戦争を始めが、仲間が次々と犠牲になっていきました。

アッシュも自分の手で殺しましたしね。

カーヴァーは、仲間のために電気を復旧させようとするマルコム達を窮地に陥れます。

ドレイファスは「人類のために」とか言いながら、仲間を巻き込んで自爆してしまいました。

彼らは土壇場になると、自分の恨みを優先させてしまったのです。

そして、シーザーとマルコム、エリー。

彼らは、戦争になると大勢の仲間が死んでしまう事を心配していました。

そのため、常に最悪の事態を回避しようと動いていました。

その姿は、時には弱腰に見えます。

しかし、この仲間を守る姿を見せ続けていると、絶大な信頼感になっていくのです。

シーザーのカリスマ性は、その信頼感の積み重ねなのですね。

そして、ラストです。

シーザーは大きな禁忌を破ってしまいます。

それは、自らの手でエイプ(コバ)を殺してしまうのです。

リーダーがこれをやってしまった時、コミュニティーのあり方が変わってしまいます。

今までは、シーザーはカリスマ性で統率をしていました。

それが、汚い部分を見せてしまった事で「何かやると制裁を受けるぞ」と周りに思われてしまい、カリスマ性が鈍ってしまうのです。

そうなると、第2のコバが生まれてしまう可能性も出てくるのです。

エイプの社会は、どんどん人間社会に近付いていますね。

今作は、シーザーの目で始まり、目で終わります。

オープニングでは戦闘の化粧を施した勇ましい目でした。

そして、エンディングでの目。

見たことがないような、疲れきった弱々しい目になっていました。

一瞬、ブルーアイズかと思ったほど。

シーザーは、人類との戦争に突入してしまい、どうしたら良いかわからなくなってしまったのかもしれません。

エイプ達はどうなっていくのか。

『猿の惑星』に繋がっていくので、エンディングはわかっているのですが、それでもドキドキが止まりません。

がんばれ!シーザー!

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