忍びの国

「忍びの国」を観ました。

忍びの国 – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは忍者にどのようなイメージがありますか?

わたしは子供の頃に忍者が好きで、よく「忍者の秘密」みたいな本を読んでいました。

その本は割と真面目で、忍術についても現実的な内容で書かれていました。

高い壁を乗り越えるには、刀を立て掛けてそれに足をかけて昇り、紐を引っ張って刀を引き上げるとか。

ギリギリ出来そうな内容だったのです。

そう考えると、今の時代の方が忍術はファンタジーになっている気がしますね。

今回は、拝金主義の忍者が大暴れする物語“忍びの国”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

戦国時代、忍びの国として名高い伊賀。

超人的な戦闘能力を誇り、虎狼の族と呼ばれる伊賀忍者の中でも特に腕の立つという男。

彼は、とある家に転がり込み、小学生の部屋で居候をしていた。

その名は忍者ハットリくん。

その後も彼の弟やちくわが好きな犬もやってくるのである。

3.感想

おもしろかった!

かなり挑戦的で破天荒な作品。

時代劇でのあんな戦闘シーンは初めて観たよ。

わたしは、もともと和田竜先生の作品が大好きで、ほぼ読んでいます。

その中でも、この「忍びの国」が1番好き。

この作品が映画化されると聞いた時は、期待と不安が半々でした。

物語がかなり破天荒だったからです。

あと、人でなしの忍者をきちんと描けるのだろうかとも思いました。

しかし、やってのけましたね。

素晴らしい。

この映画を観て改めて感じたのは、和田竜先生の描くキャラクターが立っている事。

みんな魅力的。

北畠軍(織田軍)も伊賀軍の人でなしたちもです。

彼らひとりひとりにスピンオフ作品が出来そうなくらい。

すごい。

無門いいですよねぇ。

彼は、他の忍びたちのように心が無いわけではなかったのですね。

感情を殺して生きてきたのです。

特に怒りを。

そうしないと心が潰されてしまうから。

その証拠に、無門が中盤で1度だけ怒りを見せるシーンがあります。

それは、北畠信雄にお国の首をはねると言われた時。

その時だけは我慢ができなかった。

そして、下山平兵衛。

彼も感情を殺せない忍びでした。

実は、2人は似た者同士。

無門は平兵衛をどんな気持ちで見ていたのでしょうね?

彼が平兵衛の最後にかけた言葉は、「もう怒るな」でした。

人として死んだ平兵衛を羨ましく、嫉妬をしていたのかもしれません。

そして、無門は平兵衛と同じ道をたどるのです。

まだ、原作を読んでいない方がいましたらおすすめですよ。

映画には出てきませんでしたが、『木猿』と『文吾』という忍びがいます。

彼らの物語もおもしろい。

そして、ラスト。

映画と違います。

わたしは、原作のラストが好きなのです。

最後の一行がめちゃくちゃかっこいい!!

ああ、また原作を読みたくなってきたな。

ちょっと本棚から引っ張り出してきます。

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