アトミック・ブロンド

「アトミック・ブロンド」を観ました。

アトミック・ブロンド – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは、情報を有効に使っていますか?

わたしは自信がありません。

心理戦とか得意じゃないのです。

って言うか、情報に疎い。

あとで聞いて「え!?そうだったの・・・」と言うことが多いです。

これでは情報社会を生き抜いていけないですね。

がんばろう。

今回は、情報を武器に戦う女性の物語“アトミック・ブロンド”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

イギリスの情報機関MI6ですご腕のスパイとしてその名をとどろかすロレーン・ブロートン。

彼女に新たな指令が下される。

それは、何者かに奪われた最高機密クラスのリストを取り戻すというもの。

「それは、何のリストなのですか?」

ロレーンはエリック・グレイに尋ねる。

「あまり大きな声では言えないが、とあるレシピだ」

グレイはロレーンの耳元でささやく。

「魔法の粉のレシピだ。ハッピーターンのな・・・」

3.感想

いや~おもしろかった。

シャーリーズ・セロンすごい!!

こんな役、よくやりきったなぁ。

ネタバレで書きます。

まだ観てない方は引き返してください。

すっかり騙されましたよ。

作りが上手い。

ロレーン・ブロートンはMI6の諜報員です。

今回、彼女がやり遂げた任務は、KGBに奪われた現在活動中のスパイのリストが入った腕時計を取り戻す事です。

それを上司のエリック・グレイに報告する形で物語は進みます。

そして、この任務には、もうひとつの謎が絡んできます。

それは、二重スパイのサッチェルの存在。

サッチェルが暗躍しているため、誰が敵で誰が味方かわからないのです。

どんどん物語は複雑になっていきます。

さて、結論です。

ここからネタバレ。

・・・

サッチェルはロレーン・ブロートンでした。

わたし達は、「彼女は健気なヒーローに違いない」という印象を、初めから刷り込まれていたのです。

思い出してみてください。

ロレーンの登場シーンを。

いきなり裸体でした。

その体と顔は傷だらけです。

「なんて、ひどい・・・」

これで、彼女がどれだけキツい修羅場をくぐり抜けてきたかがわかります。

そして、観ているわたし達は、ロレーンに感情移入をしてしまうのです。

また、デヴィッド・パーシヴァルというわかりやすい悪役がいたのも、彼女への感情移入に拍車をかけました。

この映画は、ロレーンの裏の顔がわからないよう、かなり計算をされているのです。

ロレーンが行った策略をまとめてみます。

あくまでわたしの想像です。

ロレーンは、MI6とCIAの二重スパイでした。

そして、CIAからリストを手に入れるよう任務が来ます。

彼女にとって、そのリストは危険な物でした。

MI6に見られたら、自分が二重スパイ(サッチェル)だとバレてしまうからです。

彼らより先に、リストを手に入れないといけません。

そこで、彼女はMI6の情報を使って、東ドイツ保安省(シュタージ)のブレモヴィッチに近付きます。

それが、グレイが言っていたMI6史上最大の情報漏洩だったのでしょう。

彼女は、ブレモヴィッチからリストの行方を聞き出していたのでしょう。

また、ロレーンは真偽を混ぜた情報をわたしていたのでしょうね。

情報をそのままわたすと、MI6が無くなってしまいますから。

それから、ジェームズ・ガスコインの事件が起こります。

そして、ロレーンにMI6の任務が回ってくるのです。

ここで1つ疑問が。

スパイグラスの存在です。

彼は、リストを暗記している事で、自分の身を守っていました。

ロレーンが彼を守る意味があるのか?

しかし、ここには恐ろしい事実があるのです。

この事件は、すべて彼女の報告なのです。

だから、スパイグラスの最期は、彼女の報告通りとは限らないのです。

怖いですね~。

それにしても、ロレーンのわたした情報で東ドイツに内乱が起こり、ベルリンの壁が崩壊してしまうとは。

どれだけすごい情報だったんだ?

でも、ロレーンにとっては、そのリストの価値は、それだけ大きなものだったという事でしょう。

あと、何といってもアクションです。

ロレーンのアクションが利にかなった動きでした。

まず、頭を攻撃して、意識を上に向けます。

それから金的!!

男は、これで完全に動けなくなります。

金的が無理な時は膝関節に蹴り・・・。

とにかく攻撃がエグい。

見た目の派手さよりも実践的なアクションでした。

あと、鍵ですよ。

頬に刺さった時は「ひえ~!」と声が出ました。

そして、最大の見せ場。

スパイグラスを逃がす時の階段のアクション。

あれ、長回しでしたよ。

あんなすごいアクションを1カットで。

あまりのすごさに鳥肌が立ちました。

シャーリーズ・セロンすげえ!!

敵もすげえ!!

あの、階段落ちをした男性は大丈夫だったのだろうか・・・。

そして、驚いたのはカメラワーク。

ロレーンとスパイグラスの乗った車の中で、2人の間をカメラが行ったり来たりするのです。

どうやって撮ったんだ?

びっくりしました。

あの一連のアクションシーンは、わたしの映画人生の中でトップ3に入ります。

さて、やり手のスパイであるロレーン・ブロートン。

強い女性の様に見える彼女。

しかし、そうでも無さそうです。

常にウォッカをロックで飲んでしまう。

あんな強い酒を一気に飲み干すのです。

また、氷風呂に頭まで潜ってしまうシーンも。

どちらも命を縮める様な行為です。

そこには、彼女のギリギリの精神状態が垣間見えました。

ロレーンは幸せなのだろうか?

映画を観終わったあと、そんな事を考えてしまいました。

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