無限の住人

「無限の住人」を観ました。

無限の住人 – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは、不死の体になったらどうしますか?

アクティブに生きますか?

それとも静かに生きますか?

わたしはどうするだろう?

不死となると、時間が無限にあるという事になりますね。

そうしたら、ものすごく時間がかかる物を、コツコツと作り続けるかもしれません。

それはそれで良い人生かも。

あ!

不死という事は、人生という概念が無くなるかもしれない。

こわっ!!

今回は、不死の体を手に入れた男の物語“無限の住人”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

100人斬りの異名を持つ万次は、罠によって妹を失ってしまった。

自らも斬られてしまった万次は、謎の老人に永遠の命を与えられる。

死ぬことのできない体となった万次。

今は、斬られた傷も自然に治ってしまう。

「おいおい。まさか・・・」

爪を切る万次。

しかし・・・

爪も元の長さに戻ってしまうのだった!!

3.感想

う~ん・・・。

やっちまったなぁ。

どうしよう。

「無限の住人」の原作は読んでいます。

でも、読んだのは、かなり前なんですよね。

だから、印象的だったところくらいしか覚えていません。

そして、今回の実写化。

漫画原作の実写映画は、今までみなさんご存じの通りの結果になっています。

実写化の話が出た時には「おいおい・・・大丈夫か?」という感じ。

そして、監督は三池崇史さん。

『十三人の刺客』という傑作を生み出している監督です。

エログロな時代劇を作らせたら、とてもうまい。

わたしの期待値は少し上がりました。

そして、今回の作品。

う~ん・・・。

この実写化は誰が得をするのだろう?

良かった点を言えば、キャラクターの再現度は凄かったですね。

あの衣装や武器をよく作りましたよ。

個人的には、浅野凛の「殺陣黄金蟲」を、あんなにきれいに再現したのはびっくりしました。

そして、木村拓哉さん。

あの左目だけの殺陣は、どうやったのだろう?

距離感がつかめないし、右側は死角になりますし。

両目でやって、あとで右目だけCGで消したのかな?

とにかく、これにチャレンジしたのはすごいですね。

さて、不満だった点です。

まずは武器。

この漫画のおもしろいポイントの1つです。

登場人物は、武器の特徴をうまく使い、戦うのです。

しかし、今回の映画。

武器を再現はしているのですが、戦い方はそれを振り回すだけ。

利点も何も関係ないのです。

そして、尸良のアレ。

原作でも衝撃的な武器でした。

今作も再現をしていましたが、なんか出オチ的な扱い。

もったいないなあ。

武器に関しては、そんな感じでしたが、1人だけ武器をうまく使っているキャラが。

それは、乙橘槇絵。

春翁の利点を生かし、おもしろい闘いを見せてくれました。

でも、1つ注文があるとすれば、戸田恵梨香さん。

ちょっと線が細い。

槇絵の力強さがうまく伝わってきませんでした。

あと、ラストの大勢の公儀との戦い。

あれは、いりますか?

1つの見せ場なのでしょうが、ストーリーにそんなに必要ないですよね。

この物語のクライマックスは、万次 VS 天津影久と決まっているのです。

それならば、公儀との戦いでヘトヘトのままなだれ込むのではなく、きちんと描けば良いのに。

万次 VS 尸良もどさくさ紛れに済ませちゃっているし。

なぜ、あんなにぐちゃぐちゃにしたのだろう。

本来ならば、万次と戦わせる前に、天津の強さを見せるシーンを入れないといけないと思うのです。

天津は、公儀の手練れ何人かと戦わせて、彼の強さを見せつければ良かった。

「万次は、こんな強い奴と戦わなければいけないのか」と思わせてから、万次 VS 天津のクライマックスに万全の状態で流れ込めばいいと思うのです。

何より、あの公儀との大乱闘は、万次と凛にとっては逸刀流とのいざこざに巻き込まれただけですしね。

だから、わたしにとっては、最後にわちゃわちゃとなって「あれ?」と思ったら終わっちゃった感じでした。

う~ん、残念だ。

そして、この作品のテーマです。

それは「死に時」ってところでしょうか。

万次は死に時を求めてさまよっていました。

だから、あんな生きているのか死んでいるのかわからないラストにせざるを得なかったのでしょう。

でもなあ・・・やっぱり原作と比べちゃいますよね。

わたしは原作の方が好きだなあ。

あれと同じにしたらいけなかったのかな。

あのラストこそ、万次の業と孤独をひしひしと感じる事ができるのにね。

今回の映画は、原作のラストが伝えたかった事を、閑馬永空が全部言葉で説明しちゃっているのです。

それは、もったいないよ。

せっかく原作がきれいに表現しているのになぁ。

そろそろ、漫画原作の実写化は止めた方がいいんじゃないかな。

これだけ失敗を繰り返しているのにな。

日本映画は大丈夫なのかなぁ。

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