夜空はいつでも最高密度の青色だ

「夜空はいつでも最高密度の青色だ」を観ました。

夜空はいつでも最高密度の青色だ – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは不安を感じていますか?

わたしは感じていますよ。

不安だらけです。

3時のおやつのストックはあるか?

アイスクリームのストックは?

きのこの山とたけのこの里は?

もうお菓子ボックスの中身が詰まっているか不安で不安で・・・。

今回は、不安な現代を生きる若者の物語“夜空はいつでも最高密度の青色だ”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

2017年東京。

看護師の美香は病院に勤めるかたわら夜はガールズバーで働き、漠然とした不安や孤独の中で日々過ごしていた。

一方、工事現場での日雇い労働に従事する慎二は、常に死の気配を感じながらも何とか希望を見いだそうとしていた。

「今週は何かいいことありましたか。私ね、思うんですよ。人生には楽園が必要だってね」

今週の『人生の楽園』は、排他的な都会で生きづらさを抱え、田舎に移住したお二人を紹介します。

3.感想

いやあ。

まさに現代を表した作品。

ここまで、みんな疲弊しているのかと考えてしまいました。

肉体労働者の慎二と看護師の美香。

慎二は読書家であり、高校時代は頭が良かったようです。

しかし、今は日雇い労働です。

なぜか。

慎二には弱点がありました。

左目が見えなかったのです。

彼は、それがコンプレックスだったようです。

突然、すごい勢いでしゃべりだす悪癖。

あれは、弱点を隠すために身につけたいびつなコミュニケーション法だったのでしょうね。

あと、慎二の周りの死の匂いがすごいよ。

智之だったり、隣の本を貸してくれていたおじいさんだったり。

短い期間に2回も死に接するってなかなかないよ。

そして、美香です。

彼女は、ものすごくネガティブ。

幼い頃、母親の自殺を経験して、自分は捨てられたと受け取ってしまいました。

さらに、看護師という仕事。

この職業はたくさんの死と接します。

それが彼女のネガティブに拍車をかけ、「結局、生物は死ぬのに、恋愛なんかバカらしい」という極端な思考になったのでしょうね。

多分、彼女は根っこが優しい女性だと思うのですよ。

ガールズバーで働いていたのも実家に仕送りをするためだったのだろうし。

彼女は、ただ、不安に押しつぶされかけていたのです。

あと、ペットが寿命の長い亀というのが彼女らしいですね。

彼らは不安定な日常に翻弄されていました。

その中で歯をくいしばってがんばっていたのです。

そんな2人が出会いました。

慎二と美香は、少しずつ距離を縮めていきます。

傍目から見ていると、ネガティブな事ばかりを言う美香はめんどうくさいです。

しかし、慎二はそれを受け止めます。

彼も左目の事で苦労してきたから、美香が自分を卑下してしまう気持ちがわかるのでしょうね。

そして、慎二には人よりも優れた点がありました。

世の中を半分しか見ていないのです。

嫌なことを全部、真正面から受け止めていたら、心は持ちません。

人はそんなに強くありません。

慎二は左目の件があったせいなのか、半分で見る事ができていたのですね。

だから、美香を受け止める事ができたのです。

この不安だらけの現代を生きていくには、2人のように小さな幸せを見つけていくしかないのでしょうね。

花が咲いた。

うれしいメールが来た。

コンビニの店員さんに恋をした。

路上ミュージシャンがデビューした。

人を好きになった。

いろいろな人からちょっとずつ喜びをもらう。

そして、それを糧に明日も生きていく。

それが、今を生きる知恵なのかもしれませんね。

また、がんばるか。

(Visited 7 times, 1 visits today)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加