0.5ミリ

「0.5ミリ」を観ました。

0.5ミリ – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは見知らぬ人の家に転がり込んだ事はありますか?

わたしは経験ありません。

でも、これができる人はすごいですよね。

わたしは神経質なので、いろんな事が気になって生活できなさそう。

「うわあああああ!!」と叫びながら、夜中に外へ駆け出してしまいそうです。

今回は、見知らぬおじいさんの家に転がり込む女性の物語“0.5ミリ”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

介護ヘルパーのサワ。

彼女は、派遣先の家族から突拍子もない依頼を受ける。

なんと、亡くなる前におじいちゃんとねてあげてというもの。

「ねる?」

「そう、寝る」

「練る?」

「そう、ねるねるねるね・・・って違うやろ!」

サワは、そこで思い掛けない事件に巻き込まれて職を失い、無一文となる。

「おじいちゃんとネタをしただけなのに・・・」

3.感想

いやあ、おもしろかった。

サワさんいいなぁ。

ぜひ、家に来てもらいたいよ。

介護ヘルパーの山岸サワは、事件に巻き込まれ、会社をクビになります。

さらに、寮からも追い出される事に。

さらに、さらに、ATMからおろした全財産の入ったコートを電車に忘れてしまい一文無しに。

どうしようもなくなったサワは、街で見つけたおじいさんの家に、転々と住みついていくのです。

サワさんの出会ったおじいさんは3名。

カラオケボックスで一晩過ごしたヤスオさん。

元自動車整備工のイシグロシゲルさん。

元教師のマカベヨシオさん。

彼らがサワさんに人生を変えられます。

まず、ヤスオさん。

見るからにお金持ちそうなおじいさんです。

鼻に管をつけているので、体調は良くなさそう。

何でも、子供が遺産相続の事でもめているので、嫌になって出てきたそう。

行く宛のないサワさんは、大金を持っているヤスオさんに目をつけ、ちゃっかり自分も一緒にカラオケボックスで夜を明かそうとしたのです。

ヤスオさんは、サワさんと一緒に楽しい時間を過ごし、晴れやかに帰っていきました。

しかも、握手の際にお金を握らせ、着ていたコートもあげるという太っ腹ぶり。

この体験がサワさんの生きる道を示してくれたのです。

次に出会ったシゲルさん。

彼は、自転車をパンクさせているところをサワさんに見られ、彼女に部屋に押し掛けられる事に。

荒んだ生活ぶりからわかるのは、シゲルさんは孤独だったのでしょうね。

誰も自分の話を聞いてくれないと嘆いていました。

シゲルさんは、サワさんと共同生活をするうちに、どんどんと生活や精神面が立ち直っていくのです。

そして、自ら施設に入って生活をする道を選ぶのです。

しかし、自分を理解してくれる人がいるという事は、なんて幸せな事なのでしょうね。

シゲルさんからサワさんへの謝礼。

なんとISUZUの117クーペ!!

めっちゃかっこいい車。

サワさんうらやましいよ。

そして、最後の最後にシゲルさんの粋な計らいで泣かせてくれます。

3人目はマカベヨシオさん。

家で寝たきりの奥様(シズエさん)を介護している方です。

ヨシオさんは、なんとエッチな本を万引きしているところをサワさんに見つかり、家に押し掛けられました。

なんと言ってもヨシオさん役の津川雅彦さんがぴったり。

この方はエロいおじいさん役が抜群に上手いのです。

サワさん役の安藤サクラさんが、ご近所にいるお姉さんのようなエロさが出ているので、津川さんとかっちりハマるのです。

ヨシオさんの風呂場のぞきシーンは笑っちゃいました。

しかし、そんなおもしろいシーンとは対象的に、ヨシオさんのストーリーは非常に重いものでした。

ヨシオさんは認知症になりかけていました。

それを隠すためか、お手伝いのハマダさんには勉強会と言って出かけ、ショッピングモールで時間を潰していたようです。

サワさんが作ったお弁当も高台で1人寂しく食べていました。

そして、シズエさんです。

彼女は、夜中に歌うという症状がありました。

ヨシオさんは、過去に彼女の口を塞いでしまったという経験がありました。

介護は関係が近ければ近いほど、壊れていく家族を見るのは辛く、精神的にしんどいものですからね。

ヨシオさんも限界だったのでしょう。

サワさんは、歌うシズエさんに対して満足するまで付き合っていたようです。

そんなサワさんとハマダさんの努力もあり、シズエさんは化粧をして、車椅子に移り、歌を披露するほどになりました。

そして、ヨシオさんの事を「私の好きな人」と言うのです。

なんて嬉しい出来事。

こんな奥様の姿を見たヨシオさん。

さぞ喜んでいるかと思ったら

無表情・・・。

喜ぶ姿を一切見せません。

サワさんがシズエさんに最後の別れを言った時。

シズエさんは「早くあの世に行って、シンジロウさんにもう一度抱かれたいわ」と言います。

ヨシオさんとシズエさんの夫婦間には、いろいろな事があったみたいです。

だから、ヨシオさんはシズエさんの介護にノータッチだったのかもしれませんね。

サワさんがヨシオさんと別れた後、マコトと偶然出会います。

マコトとは、サワさんがこの生活になったきっかけの事件が起きた家の子。

男の子に見えますが、実は女の子でした。

このカタオカ家。

とても奇妙な家でした。

想像するに、この家庭ではこんな事が起こっていたのだと思います。

マコトの父タケシは、彼女が生まれる前に家を出たそうです。

そのため、祖父、母、マコトの3人で生活をしていた。

そして、祖父が母に性的、肉体的暴行をしていたのだと思います。

白いワンピースを赤く染めたというのは、血を隠すのと同時に、彼女なりのSOSだったのでしょう。

そして、マコトです。

母は、マコトが祖父の性的暴行の標的にならないよう、男の子のようにして育てたのです。

そして、サワさんが巻き込まれた事件。

あれは、母が祖父の要求に答えたくなくて、身代わりにサワさんを差し出したのでしょう。

そして、自責の念に耐えきれず、自殺をしたのだと思います。

マコトにとっては、かわいそうな事になってしまいました。

彼女の事は、この物語が進んでいる間、心にひっかかっていました。

そして、サワさんが最後に出会うのはマコトだった。

彼女を引き取ったタケシは、子供を育てられる感じではありません。

ましてや女の子。

接し方がわからず、暴行に至ったのでしょうね。

また、サワさんもいろいろな経験をした今の彼女だから、マコトを救うことが出来たのでしょう。

最初の受け身なサワさんだったら無理だったと思います。

あと、この作品の舞台。

主に高知、ちょっとだけ愛媛。

出てくる場所が、わたしのよく行く所でびっくりしました。

特に、サワさんとヨシオさんが出会ったショッピングモール。

あれは松前町にあるエミフルMASAKIですね。

ここの本屋は利用する事があります。

あそこに安藤サクラさんと津川雅彦さんが来たのか。

撮影を見たかったなぁ。

そして、シゲルさんちでサワさんが食べていたカップラーメン。

金ちゃんヌードル!!

あれは、四国に昔からある有名なカップラーメンです。

わたしも好きで、昔からよく食べています。

美味しいんですよ。

ひろめ市場やサニーマートも出ていたなぁ。

四国らしい場所で撮影していたのですね。

最後に、安藤ファミリー。

この作品のスタッフ。

エグゼクティブ・プロデューサー 奥田瑛二

フードスタイリスト 安藤和津

原作 安藤桃子

主演 安藤サクラ

柄本明(安藤サクラの義父)

これは高品質なファミリー映画だよ。

なんちゅう家族だ。

すごいなぁ。

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