光をくれた人

「光をくれた人」を観ました。

光をくれた人 – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは、孤島で生活できますか?

しかも1人です。

わたしはどうだろう?

割と孤独でも大丈夫だと思うけれど。

でも、何日かしたら不安に襲われそうですね。

もし、孤島で生活をする事になったら、ぬいぐるみを持っていこうかな。

ぬいぐるみを抱きしめ、歯をくいしばって不安に耐えます。

今回は、孤独な灯台守が究極の選択に悩む物語“光をくれた人”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

1918年。

トムは戦争から帰還するものの、心は深く傷ついていた。

その後、彼は灯台守の仕事に就く。

彼は孤島ヤヌス島に渡り、3か月の間一人で生活する。

そして正式に採用されたトムは契約のために町に戻った。

そして、ジェリーと出会う。

トムとジェリー始まるよ~!!

3.感想

いやあ、グレース(ルーシー)がかわいい。

仕草のひとつひとつにキュンキュンするわ。

そりゃあ、取り合いになりますね。

ヤヌス島の灯台守であるトム・シェアボーン。

彼は、イザベル・グレイズマークと結婚をして、幸せに暮らします。

しかし、子供には恵まれず、2度の流産を経験。

心が傷付いてしまいます。

そんな時に、ボートが流れ着きます。

そこには赤ちゃんと男の死体が。

トムとイザベルは、死体を埋葬して、赤ちゃんを自分の子供として育て始めるのです。

このような物語は昔からよくあります。

生みの親 VS 育ての親

ドラマなどで、やり尽くされているパターンです。

そこで、「光をくれた人」です。

この作品の面白い点は、倫理観に焦点を当てているところ。

身許のわからない赤ちゃんを見つけた時にどうするべきなのか?

赤ちゃんの親がわかったらどうするべきなのか?

そこを深く描いているのです。

トムは理性的な判断をしようとします。

赤ちゃんを見つけた際には連邦灯台保全局に報告をしようとしますし、母親がわかった時には連絡をしようとします。

しかし、イザベルは逆でした。

自分たちで育てようとするのです。

これは、2度目の流産をした後という事もありました。

家には赤ちゃんグッズも用意されていましたし。

神様からのプレゼントと都合良く解釈してしまったのでしょう。

トムは押し切られてしまい、赤ちゃんにルーシーと名付け、育て始めるのです。

ふとした偶然から、トムはルーシーの母親を知ってしまいます。

ハナ・ポッツというお金持ちのご令嬢。

ボートの男はハナの夫フランク・レンフェルトでした。

やがて、イザベルもこの事実を知ります。

トムはルーシーをハナに返そうと言いますが、イザベルは納得しません。

しかし、トムは両親の呵責に耐えられず、ハナに手紙とガラガラを送り、ルーシーの事がバレてしまうのです。

ここからイザベルの暴走が始まります。

自分とルーシーを引き離したトムを恨み、フランク殺害の罪を被せたのです。

フランクが見つかった時には、すでに亡くなっていたので、これは冤罪です。

イザベルの振る舞いは、まるで被害者のよう。

わたしは、彼女のこの行動にドン引きしてしまいました。

それに引き換え、ルーシー(グレース)の母親であるハナ・ポッツが出来た人でした。

だから余計にね・・・。

ハナにとっては、一連の事件は不幸な出来事でした。

彼女は何も悪いことをしていないですしね。

それなのに、わが子に母親と認めてもらえないのは辛いですよ。

また、亡くなった夫のフランクも出来た人でした。

ドイツ人だった彼は、大戦後という状況で、人からキツく当たられていました。

ある日、ハナにこう問われます。

「あなたはつらい目にあってきたのに、いつも幸せそうだわ。なぜ、そうなれるの?」

フランクは、こう答えました。

「1度、赦すだけでいい。人を恨むには、いつもそのことを考えなくては(いけない)。不快なことを決して忘れずに。疲れてしまう」

すごい人だ。

人を赦す。

これは、わかっていてもなかなかできませんよ。

器がデカいよフランク。

わたしは、トムとイザベルよりも、ハナ・ポッツの方がルーシー(グレース)を育てるのに良いんじゃないかと思っちゃいました。

そして、わたしの気持ちが冷めてしまうのです。

こうなってしまったら、イザベルがどう動いても「気付くの遅いよ!」となっちゃいました。

全部の罪を被るつもりだったトムが健気でかわいそうすぎるし。

彼は、戦争で生き残った事を汚点のように考えていましたから、この行為を罪滅ぼしのように考えていました。

それを利用されたようにも思える。

イザベル何だかなぁ。

童顔なので幼く見えるけれど、実際はいい年齢だと思うし。

もっと大人としての理性的な判断ができないのか。

それを考えると、ルーシー(グレース)がハナの元で新たな人生を歩めたのは良かったのかな。

この作品は、周りの人も魅力的で目を引きました。

まず、ナッキー巡査部長。

何気に出来る人です。

行方不明のルーシーを見つけましたし。

彼は、トムの考えもすべてわかっていたんじゃないかな。

キラッと光るキャラでした。

そして、ラルフ船長。

トムときちんと向き合い考えてくれていたのは彼だけでしたね。

トムはラルフがいてくれて良かったですよ。

そして、ハナの父親セプティマス・ポッツ。

ハナがグレース(ルーシー)の事をどれだけ愛していたか、さりげなく教えるというナイスアシストをしていました。

良いおじいちゃんだ。

ラスト。

トムを尋ねたルーシー。

ルーシー・グレース・ラザフォードと名乗っていました。

セプティマスの提案通り、2つの名前をつけているのは素敵でした。

幼い頃の出来事が彼女の心の傷にならなかったのは、ハナが「人を赦す」という事をきちんと教えたのでしょうね。

よかった、よかった。

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