ダンケルク

「ダンケルク」を観ました。

ダンケルク – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは、どこかから脱出した事がありますか?

やんちゃな子供だったら、経験あるかもしれませんね。

わたしは、大脱出をしたことがあります。

それはトイレ。

出られなくなったのです。

なんと、ドアノブが空回りして、開かない。

これは焦りましたよ。

「一生トイレにいるのか?」と。

窓は抜けられるような大きさじゃない。

トイレの向こう側には誰もいない。

孤立無援です。

それから、何とか出られたのですが・・・。

実は、そこの記憶がすっぽり抜けているのです。

よほどパニックになっていたのでしょうね。

恥ずかしい・・・。

今回は、海岸から脱出をしようと奮闘する男の物語“ダンケルク”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

1940年。

連合軍の兵士40万人が、ドイツ軍によってドーバー海峡に面したフランス北端の港町ダンケルクに追い詰められる。

ドイツ軍の猛攻にさらされる中、トミーら若い兵士たちは生き延びようとさまざまな策を講じる。

トミー「ダンボールはないのか?」

兵士「は?」

トミー「ゲームで見たんだよ。ダンボールに隠れて移動するのを」

兵士「ス、スネーク・・・?」

3.感想

おもしろかった。

ちょっと珍しい戦争映画でした。

戦地から撤退をする物語を、ここまでスリリングに描くとは。

この物語は3つのパートに別れています。

1・防波堤(1週間)

若い兵士トミーが、ダンケルクからあの手この手で脱出しようとします。

2・海(1日)

小型船ムーンストーン号の船長ドーソンと息子、ジョージ・ミルズの3人が兵士を救出に向かいます。

3・空(1時間)

戦闘機スピットファイアに乗り、ダンケルクへ向かうファリア、コリンズたちのパートです。

時間は、彼らがダンケルクで邂逅するまでを表しているのでしょうね。

それぞれのパートについて、感想を綴ります。

1・防波堤

トミーはギブソンと共に、何とかダンケルクから脱出しようとします。

ちなみに、このギブソンはイギリス兵士の死体から服をとり、それを着ていたフランス兵士です。

2人は、いろいろな策略を実行します。

けが人を担架に乗せ、順番を抜かして船に潜り込もうとしたり。

桟橋の下に隠れ、次の船に潜り込もうとしたり。

やっと、船に乗り込んで出港したと思ったら、ミサイルで撃たれ沈没。

この時、ギブソンが1人だけ別の所にいたのは、フランス兵士だとバレるのを恐れたからなのですね。

そのおかげでトミーは助かりました。

次に、打ち上げられていた商船に仲間と乗り込み、満ち潮で沖に出ようとします。

しかし、敵の攻撃と内輪もめで失敗。

この時、ドーソンの小船たちが助けてくれます。

結局、順番を守り、砲撃に耐えていた兵士たちの方が、先に助けられていたという皮肉。

なんかイソップ物語みたいだなと思ってしまいました。

でも、オープニングのような事があったら、心が折れますよね。

トミーは、さっきまで一緒にいた仲間たちが一瞬で全員殺され、銃弾をかいくぐって命からがら逃げたのですから。

そりゃあ、パニックになり、何がなんでもここから脱出しようと考えますよ。

2・海

このパートは切ない物語でした。

小型船ムーンストーン号の船長ドーソンは、自らダンケルクへ兵士を救出に向かいます。

本来なら軍に船を徴用されるだけだったのに。

なぜか?

ドーソンは、責任を感じていたのです。

自分らの世代が戦争を始め、若者たちを戦地へ送ってしまった事を。

あと、空軍で亡くなった息子の事もあったのですね。

この行動は勇敢ではありますが、悲劇を生んでしまいます。

彼についていったジョージが、事故で亡くなるのです。

若い世代に責任を感じて起こした行動で、若者が亡くなる。

ドーソンは、どう思ったのでしょうね。

唯一の救いは、コリンズが新聞社にジョージの功績を持ち込み、英雄になった事ですね。

兵士を救出した民間人の若者なのですから。

3・空

何と言ってもファリアがかっこいい。

彼のスピットファイアは、燃料計が壊れていました。

隊長とコリンズが離脱した事で、残量がわからなくなっていたのです。

ファリアは、ダンケルクへ向かうか、戻るかの決断を迫られます。

そこで、仲間を救うためにダンケルクへ向かうのです。

彼は、ガス欠で敵地に着陸します。

それから、情報を漏らさないために、スピットファイアを燃やします。

そして、敵に捕まってしまうのです。

なんて責任感の強い男だ。

ラスト。

トミーら若い兵士は、汽車に乗り込み、気が抜けます。

そして、罪悪感に襲われるのです。

彼らは負けて、救出され、撤退してきたのです。

責められると思い、新聞の記事も読めないですよ。

しかし、国民は違いました。

彼らを称え、温かく迎えたのです。

これには感動しました。

最後に、この物語は音楽が凄かったですね。

オープニングは無音。

それからは、ずっと不穏な音楽が流れているのです。

緊張感が半端ない。

ここまでずっと不安になる音楽が流れ続けるって珍しいですよね。

それが一気に転調します。

ダンケルクに救出の小船たちが現れたシーンです。

ここからは、一気に盛り上げていく。

そのままラストへ。

こうなったら、気持ちは持っていかれますよね。

上手いよなあ。

この作品の音楽は、すごく印象に残りました。

(Visited 19 times, 1 visits today)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存