共喰い

「共喰い」を観ました。

共喰い – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは、ウナギが好きですか?

わたしは好きですよ。

蒲焼きなんてたまらない!!

タレが染みた白米を、蒲焼きと共にかき込みたいです。

しかし、1つ問題が。

ウナギって高価なんですよねぇ。

食べる機会があまりありません。

悲しい現実。

あぁ、ウナギ・・・あなたはどうしてウナギなの・・・。

今回は、ウナギでいろいろな事を表現して、想像させられる物語“共喰い”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

昭和63年。

高校生の遠馬は、父と父の愛人・琴子と暮らしている。

実の母・仁子は家を出て、近くで魚屋を営んでいた。

遠馬は父と琴子の狂暴なセックスをしばしば目撃。

遠馬「今日はチアガールか・・・。昨日はバニーガールだったのに・・・」

遠馬は、父の血が自分に流れていることに恐怖感を抱いていた。

そんなある日、遠馬は幼なじみの千種とのセックスで、バイオレンスな行為に及ぼうとしてしまう。

遠馬「すまん!このナース服を着てくれないか!!」

3.感想

重い・・・。

そして残酷な物語でした。

『血』って哀しいですね。

これは、父親の血に悩む息子の物語です。

息子の名前は遠馬。

高校生で、千種という彼女がいます。

父親の事を嫌っていますが、似てきてしまった自分に戸惑っています。

そして、遠馬の父親。

ダーティな親父。

名前は円(まどか)です。

全然、丸くないですが・・・。

セックスの事しか考えていない男です。

しかも、その最中に女性を殴るという性癖の持ち主。

女性を物としか思っていない最低な奴です。

しかし、彼はこの物語の主役。

わたしたちは、遠馬の向こう側に透けて見える円の物語を観せつけられるのです。

この円という男。

セックスの事ばかり考えており、暴力性が高いという事は、オスとしての本能が強いのでしょう。

自分の血(遺伝子)を残すことに躍起になっているように見えます。

お腹の中に子供が出来たら、殴らなくなるみたいだしね。

琴子のお腹をずっと撫でているところを観ても、その気持ちは強いようです。

しかし、円がいくらたくさんの女性とセックスをしても、結局、生まれているのは遠馬だけでした。

なぜか?

それは、子供を産むというのは、女性の能力だからです。

円はセックスができても、女性の協力がないと子供はできないという事を、きちんと理解していなかった。

遠馬の母親である仁子は、左手のない自分を受け入れてくれた恩もあり、遠馬を産んだのでしょう。

次の子供は、円の血を残す事を嫌って、中絶したという話がすべてを物語っています。

円は、自分の血を残したいのに、女性に暴力をふるうという矛盾した行動をしているのです。

獣ですね。

結局、円は仁子の左手の義手で刺され、殺されてしまいました。

遠馬を産むきっかけになった左手で殺される。

これも皮肉ですね。

そして、遠馬です。

チラッ、チラッと彼の言動に見え隠れする円の血にハラハラさせられます。

遠馬が自発的に行動する時って、セックス絡みばかりですしね。

千種に会いに行くのは、セックスしたい時だし。

暴力で怒らせた時にも、電話で言う事は「やりたい」だし。

わざわざバスに乗って、逃げた琴子に会いに行きセックスしたり。

なんか「若いから」だけでは済まない感じがします。

そして、円のように首を絞めながらのセックスに快感を覚えたような節もあります。

おいおい大丈夫か・・・。

本当に千種と幸せにやっていけるのか?

もしかしたら、円と仁子も初めはこんな感じだったのかもしれません。

しかし、どこかでタガが外れてしまった。

はたして遠馬はどうなるのか?

彼は、ずっと円の血から逃れられないのかもしれません。

観賞後は不安だけが残りました。

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