ハクソー・リッジ

「ハクソー・リッジ」を観ました。

ハクソー・リッジ – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは全裸で懸垂をした事がありますか?

わたしはありますよ。

びっくりしましたか?

実はやった事があるのです。

もちろん外ではしていませんよ。

人生台無しになりますからね。

どこでやったのか?

みなさんの頭には謎でしょう。

それは・・・

実家のお風呂の脱衣場!!

なんと、わたしの実家の脱衣場には懐かしの『ぶら下がり健康器』があるのです。

これを使って、全裸で懸垂をしていたのです。

謎はすべて解けましたか?

今回は、全裸で懸垂をしていたマッチョを救う男の物語“ハクソー・リッジ”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

第二次世界大戦中。

デズモンドは、ある信念を持っていた。

それは、毎食後にポテトチップスを1袋食べるというもの。

軍隊に入っても、その意思を変えようとはしなかった。

彼は、この信念を守ろうとするが、最終的には軍法会議にかけられる。

その後、妻と父の尽力により、デズモンドはポテトチップスを携行して戦場に向かうことを許可されたのである。

3.感想

これって実話なのか。

びっくりですね。

すごいなぁ。

「良心的兵役拒否者(CO)」って初めて知りました。

簡潔に言うと、当人の良心に基づく信念で、戦争に参加することや義務兵役されることを望まず、拒否した者を言うそうです。

戦後生まれのわたしは、兵役を拒否する人と軍隊は交わる事が無く、接点がないと思っていたので、このような概念がある事に驚きました。

主役はデズモンド・ドス。

彼は宗教の関係もあり、良心的兵役拒否者でした。

しかし、時代は第二次世界大戦の最中です。

周りの人々が自分の国を守るために志願して戦争へ行くのに、自分は何もしないのか?

そのような思いを持つようになります。

あと、弟のハルが志願兵になった事も大きかったのでしょうね。

デズモンドは兵役を志願するのです。

彼の志望は衛生兵でした。

衛生兵となるにしても、軍隊のひととおりの訓練を受けないといけません。

その中には銃を撃つ練習もあります。

それは当然ですよね。

いざという時には、わが身を守る術を持っていないといけないし、仲間も守らないといけませんから。

しかし、デズモンドは銃を持つことを拒否するのです。

これには理由がありました。

アル中の父であるトーマス・ドスが母を殴り、銃を持ち出した時に止めに入ったデズモンド。

そこで銃を奪い、父に向けたのです。

もちろん撃ちはしませんでした。(心では撃ったと言っていましたが)

しかし、親に銃を向けるという行為。

心の傷は、どれほどのものか。

想像もつきません。

この出来事で、デズモンドは二度と銃を持たないと心に決めたのです。

それから、もう1つの出来事。

幼い頃、デズモンドとハルがケンカになりました。

それがエスカレートをして、レンガでハルの頭を殴ってしまったのです。

昏倒をしたハル。

この時の嫌悪感や自責の念もトラウマとして残っていたのでしょうね。

銃の訓練を拒否する事で孤立をしていくデズモンド。

軍としても、彼は志願兵なので、辞めさせる事もできません。

しかし、デズモンドは辞める気はありません。

ここまで観ていて、わたしも彼の行為は腑に落ちませんでした。

はっきり言って、ワガママにしか見えなかったですから。

チームの仲間の気持ちになってみてください。

「人を撃つ事に関しては、君たちに任せた。僕は汚れ仕事はできないから」

「僕は銃を持たないから、君たちも守れないよ。でも、君たちは僕を守ってね」

こう言われているように感じるでしょう。

誰だって人を撃つのは嫌だし、自分の身を守るのに精一杯ですよ。

デズモンドは、そこら辺をすべて丸投げしているわけですからね。

そりゃあ、仲間も怒るよ。

さらに、デズモンドは軍法会議の場で「皆は殺すが、僕は助けたい。人と人が殺し合う中で、1人くらい助ける者がいてもいい」と宣ってしまいます。

おい!!

仲間の気持ちを考えてやれよ!!

誰も好きこのんで戦争になんか行かないよ。

綺麗事も大概にしろよ。

わたしは、この時点で「こいつ嫌いやわ~」となってしまいました。

父トーマスの尽力で、デズモンドは銃を持つことなく、衛生兵になる事ができました。

わたしが思った事は「周りのみんなが優しくて良かったね」

特にジャック・グローヴァー大尉。

デズモンドの態度にイラッときてはいましたが、大人の対応をしていました。

こうして、デズモンドたちは戦地へ向かいます。

場所は沖縄のハクソー・リッジ。

調べてみると、浦添市の前田高地だそうです。

この作品は、日本との戦争なので、やはり複雑な気持ちになっちゃいますよね。

よりによって描写もリアルだし。

と思ったら、監督はメル・ギブソンだ。

エグいシーンをリアルに撮っちゃう人です。

本当にもう・・・。

話を戻して、わたしの気持ちはデズモンドから離れちゃっています。

「さ~て、こいつはどうするのだろう?」と、ちょっと意地悪な思いを持ちながら観ていました。

人を助けたいデズモンドに、現実が叩きつけられます。

目の前に広がる悲惨な状況。

彼みたいに純粋な人間は心が折れてしまうのではないか?

わたしは、そんな思いがありました。

しかし、逆でした。

デズモンドは、その純粋さをより濃くしていったのです。

仲間が引きあげた後も、負傷者を助け続けるデズモンド。

この行為は殉教者だからなのか。

それとも、本人の資質なのか。

どちらにしても尊い行為である事には間違いありません。

デズモンドは75人もの負傷兵を救うのです。

あぁ・・・。

これは、わたしの負けだ。

ごめんなさい。

彼の信念をなめていました。

こんな実績を残されたら、何も言えない。

負傷をし、担架に乗せられてハクソー・リッジを降りてくるデズモンドの姿は神々しかったです。

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