マンチェスター・バイ・ザ・シー

「マンチェスター・バイ・ザ・シー」を観ました。

マンチェスター・バイ・ザ・シー – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは16歳の少年の後見人になれますか?

わたしはどうだろう?

責任が大きいですよね。

子育てした事がないので、どれだけ大変かわからないし。

わたしには無理かも。

遠慮しておきま~す。

てへ!

今回は、16歳の少年の後見人になろうとする男の物語“マンチェスター・バイ・ザ・シー”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

ボストン郊外で便利屋をしている孤独な男リー。

彼は、兄ジョーの急死をきっかけに故郷マンチェスター・バイ・ザ・シーに戻ってくる。

「ひさしぶりだなぁ。しかし、ヒーローが凱旋したのに、誰も出迎えてくれないのか?」

そんなリーに近付く影が。

「リーのアニキ!!」

「おお!トラ太郎!!」

そこには猫のトラ太郎が。

猫の英雄リーの凱旋に、たくさんの野良猫が集まっていたのである。

ベンガル猫のリーは、猫たちの出迎えの鳴き声に包まれます。

そして、ゆっくりとその中を恍惚の表情で歩いていくのです。

3.感想

つらい・・・。

胸が締め付けられました。

悲しすぎます。

リー・チャンドラーは、ボストンでアパートの便利屋をやっている男です。

腕がよくて頼りになるのですが、失礼な口をきいてしまい、住人から苦情が多いようです。

ある日、マンチェスターに住む兄のジョーが亡くなり、リーは16歳になる息子のパトリックの後見人になります。

リーは、パトリックをボストンに連れて行こうとしますが、拒否されてしまいます。

パトリックは、今の生活を変えるつもりがないのです。

しかし、リーはマンチェスターに住む事はできません。

昔、この地で幼い3人の子供を火事で亡くしていたのです。

しかも、自分の不注意で。

この事件で心を壊してしまい、立ち直れないリー。

しかし、落ち込んでいた自分を助けてくれたジョーの忘れ形見を放っておく事もできません。

リーは、1人で静かに自分の心と戦うのです。

まず、パトリックです。

16歳で父親ジョーを亡くしてしまいます。

母であるエリースは、重度のアルコール中毒であり、消息不明でした。(後に登場しますが、養育は無理そうでした)

何とも不幸な境遇です。

そこには同情します。

しかし、「我が強すぎる!!」と思ったのはわたしだけ?

やはり、境遇が変わったら、環境も変わってしまいます。

そこは、ある程度は考えて受け入れなければいけないと、わたしは思ってしまいます。

リーの部屋で亡くなった3人の子供たちの写真を見つけた時に、少しはわかるかなと思ったんですけれどね。

16歳では、まだ無理だったのかな。

わたしが厳しくて、冷たいだけなのかな?

あまりにも自己中心的な考え方のパトリックに、ちょっとイラッとしてしまいました。

そして、リー・チャンドラーです。

最初から気になったのは、周りのリーに対する腫れ物に触るかのような接し方です。

ものすごく気を使っているのです。

それは、特にジョージに感じました。

これは、街の人々があの火事を知っており、それでリーが心を壊してしまった事を知っていたからなのですね。

そんなリーがパトリックの後見人にならなくてはいけなくなりました。

彼は、初めは断っていましたが、しぶしぶ引き受ける事に。

それは、ジョーに対する恩義があったのでしょう。

リーは、火事で子供を亡くし、妻のランディと別れます。

その時に助けてくれたのがジョーでした。

引っ越しを手伝ってくれて、殺風景な部屋にソファーとテーブルセットを用意してくれました。

リーは、そんなジョーの息子パトリックを放っておく事ができなかったのです。

しかし、問題が起こります。

リーは、子供を亡くしたマンチェスターから離れたいのですが、パトリックは離れるつもりはありません。

彼は、板挟みになります。

そんな時に、元妻のランディが現れます。

ランディは、新たな夫と結婚をして、赤ちゃんが生まれます。

ランディはリーに謝罪をします。

子供を亡くした時に、リーをさんざん責めた事を。

しかし、リーはこの謝罪に戸惑います。

彼は気付いてしまったのです。

ランディは苦しさの中でもがき、乗り越えようとして、何とか前に進もうとしている。

しかし、自分は立ち止まったままである事を。

彼女は、あの火事の一件を考えて謝罪をするほどなのに、自分はそれもできていない。

リーはランディの顔もまともに見られません。

彼は、1つの結論を出します。

自分にはパトリックの後見人は無理だと。

まだ時間が必要だと。

リーがパトリックに言った「乗り越えられない。つらすぎる。ごめんよ」という言葉。

これを口にするのに、どれだけ勇気が必要だったか。

でも、これを認める事は、リーにとって大きな1歩だったのです。

リーの背負っている物は大きすぎます。

彼がこれを乗り越えるには、まだまだ時間が必要でしょう。

でも、パトリックと船の上で過ごす事で、少しずつ乗り越えていくのでしょうね。

ラストにリーが言っていた予備の部屋。

いつか、そこに置いてあるソファ・ベッドには、パトリックが寝転がって彼女とイチャイチャしているのでしょう。

モテるからな~、パトリック。

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