トランボ ハリウッドに最も嫌われた男

「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」を観ました。

トランボ ハリウッドに最も嫌われた男 – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは脚本を書いた事がありますか?

わたしは脚本ではありませんが、物語は書いた事があります。

本当に難しいですよね。

頭の中で状況を思い浮かべても、それを文章に出来ないのです。

書けば書くほど難しさを実感しました。

作家や脚本家ってすごいですよ。

今回は、次から次へと傑作を作り続けた男の物語“トランボ ハリウッドに最も嫌われた男”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

着実に脚本家としてのキャリアを積んできたダルトン・トランボ。

しかし、下院非米活動委員会への協力を拒否したことで投獄されてしまう。

トランボ「おい。お前は何をやったんだ?」

謎の男「俺か?俺はちょっと暴れちまってな」

トランボ「暴行か?」

謎の男「実は、ハロウィンの時に渋谷へ行ったんだよ・・・マリオの格好をしてな」

トランボ「マ、マリオ?」

マリオな男「すると、目の前にクッパがいたんだよ。マリオ的にはクッパを見たら踏みつけるだろ?」

トランボ「踏み・・・つけ?」

マリオな男「そうしたらクッパではなく、クッパの格好をした男だったんだ。だまされたよ!!」

トランボ「だ、だまされ・・・?」

みなさんもクッパの格好で街を歩くときには気をつけましょうね。

3.感想

いやあ、興味深い物語でした。

ハリウッドの闇に手を突っ込んでいましたね。

これが出来るってすごいですね。

脚本家としての才能を持ちながら、共産主義者だったために、表舞台に出ることが出来なかったダルトン・トランボ。

ローマの休日

黒い牡牛

スパルタカス

栄光への脱出

ジョニーは戦場へ行った

パピヨン

彼の作品を少し列記しただけでも、ものすごい人だとわかります。

アカデミー賞を2回受賞していますからね。

本当にすごい。

この作品を観ていて、わたしはトランボが高い理想を持っている人に見えました。

そして、それを実行しようとしている事も。

その結果、彼は投獄までされてしまいます。

彼は、なぜそこまで出来たのでしょう?

それは、脚本家としての実力に自信があったからでしょう。

どれだけドン底に落ちても、この腕ではい上がれると信じていたのです。

しかし、わたしはトランボのこのやり方は怖く感じました。

絶対に周りの人々が不幸になるからです。

トランボには才能がありました。

しかし、周りの人々はそうではありません。

トランボの理想に共感はしても、彼に付いていって生活を破綻させるわけにはいかないのです。

わかりやすい例がアーレン・ハードです。

トランボの近くにいながら、離婚をして、借金まみれになってしまいました。

彼の寂しい葬儀は観ていられなかった。

また、エドワード・G・ロビンソン(エディ)もそうですよね。

彼は俳優をしていましたが、仕事を干されてしまいました。

再び仕事を始めるには、トランボ達を裏切らないといけなかったのです。

理想を追及すればするほど人は離れていく。

トランボは孤独だったでしょうね。

そんなトランボにとって、大きな幸運はクレオと結婚した事でしょう。

このクレオ。

すごくできた奥様ですよ。

トランボが仕事に没頭しすぎて、大切な物を見失い、家庭が崩壊しそうになります。

そこでの夫婦喧嘩。

いや、あれは夫婦喧嘩ではありませんね。

クレオの説諭です。

まず、トランボを褒め、思い違いを正し、このままならどうなってしまうかを教える。

これらをカッとなって怒るでもなく話をするのです。

すごいですよ。

これをやられたら、夫は手も足も出ません。

実際に、この後ニキに会いに行って話をしていますからね。

結局、一言「すまなかった」と謝れないのがトランボらしいのですが。

トランボはクレオと出会えた事に感謝しないといけないよ。

この物語は「スパルタカス」で大きく時代の流れが変わります。

どんな圧力を受けようとも、良い作品は認められ、世に出ていく。

これは素晴らしいですよね。

カタルシスを感じます。

この展開に、なんだか「この世界の片隅に」が思い浮かびました。

ラストのトランボのスピーチ。

高い理想を持ち続けていたトランボは、やっと自分の納得できる場所までたどり着いたのでしょう。

そして、周りに目を向けて、癒しの時間を過ごすのでしょうね。

いやあ、すてきな作品でした。

「こんな人がいたんだ!!」という実在の人物の驚くような物語はおもしろいですね。

ただ、同じ人生を送りますかと言われたら、断固としてお断りしますが・・・。

現金な奴で申し訳ないです。

てへ。

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