ハードコア

「ハードコア」を観ました。

ハードコア – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは、高いところから飛び降りた事がありますか?

わたしは、これができないのですよ。

幼い頃、公園で遊んでいた時に、ちょっと高いところがありました。

飛び降りる事ができるかどうかギリギリの高さ。

わたしは悩みました。

飛び降りてみて、自分の力を試してみたい。

でも怖い。

しばらく悩み、結局、飛び降りませんでした。

恐怖心が勝ったのです。

でも、今考えてみたら、英断でした。

これでケガでもしていたらと考えると・・・。

あの時の自分を褒めてやりたいです。

今回は、高いところや危ないところをスイスイ走り抜ける男の物語“ハードコア”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

見知らぬ研究施設で目を覚ましたヘンリー。

妻エステルが、肉体を激しく損傷してしまった自分に機械でできた腕と脚を取り付けていた。

だが、謎の組織を率いる男エイカンが乱入。

すさまじいパワーで施設を破壊した上に、エステルを連れ去ってしまう。

ヘンリーはハッと気付いた。

そして、心の中で呟いた。

「これだけ体を治してくれたのに、アソコは子供のままか・・・」

3.感想

いやぁ、疲れた。

残酷シーンが多すぎて。

しかも目の前で突然起こるし。

これは、ヘンリーの視点のみのアクション映画です。

今までに有りそうで無かった作品。

なぜ誰もやらなかったのか?

その答えは、この作品を観てわかりました。

完全にゲーム画面!!

すでにゲームでやり尽くされており、どこかで観たようなシーンばかりになってしまうのです。

そういう事だったのか。

なんてこった!!

しかし、これだけを取って、この作品が失敗だったかと言えば、そうとは言えません。

確実に、新しい映画表現の1つの扉を開けたと思うからです。

わたしが、この『ハードコア』を観て、感心したところがありました。

それは、ヘンリーがスリック・ディミトリを追跡するシーンです。

パルクールのように、壁の上に飛び降りたり、細い鉄骨を駆け抜けたり。

極めつけは、ワイヤーを握りながら、ビルから落下するシーン。

これらは絶対に見ることのない景色です。

わたしは高所恐怖症なので特に。

こんな視点を疑似体験できるなんて・・・。

実は、ここが大切だと思うのです。

わたしたちが見ることのできない景色を疑似体験できる。

しかも、その人の視点で。

こんな興味深い映像手法を放っておかない映画製作会社があるのでは?

わたしは頭に思い浮かんでいます。

ほら、あそこですよ。

ほらほら。

・・・

そうです。

マーベルとDCコミックスです。

もし、スパイダーマンの主観を映画にできたら?

アイアンマンは?

バットマンは?

スーパーマンは?

観てみたくないですか?

わたしは観てみたい。

アクションも残酷なシーンではなく、スカッとしたものにしてくれそうですし。

マーベルかDCコミックスが絶対に同じ手法で作りそうな気がするんですよね。

そういう意味では、この『ハードコア』は、良いチャレンジだったのではないかと思うのです。

この作品、残酷な上にストーリーもキツかったですね。

エイカンはサイバー兵士部隊を作ろうとしていました。

しかし、サイバー兵士を動かすには、怒りの感情を絡めた動機付けが必要。

そこで、ヘンリーが選ばれたのですね。

エイカンはエステルを使い、ひと芝居うちます。

ヘンリーにエステルが妻だと思い込ませ、目の前で彼女を誘拐するのです。

そして、ヘンリーに追いかけさせるわけです。

エイカンは、彼の経験を記録します。

これで怒りの動機付けのメモリーが完成。

このメモリーをサイバー兵士にインストールするのです。

結局、ヘンリーはサイバー兵士のメモリーを作るための実験体だったのですね。

なんて、悲しい・・・。

ヘンリーは、これから記憶を少しずつ取り戻していくそうです。

これもツラいですよ。

これだけハードな体験をしてしまったら、今の自分と昔の自分は折り合いがつかないだろうし。

ずっと苦しみ続けていくと思うのです。

救いがないよ。

この作品は、残酷シーンも多く、ツラい映画でした。

しかし、なぜかもう一回観たくなるのです。

不思議な魅力を持っていますね。

なんか、ずっと記憶に残る作品になりそうです。

【追記】

この作品の監督イリヤ・ナイシュラーが過去に撮ったミュージックビデオです。

「ハードコア」の原型の様です。

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