ビー・デビル

「ビー・デビル」を観ました。

ビー・デビル – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは孤島へ行ったことがありますか?

わたしは幼い頃に行ったことがあります。

海で泳いだ記憶が・・・。

残念ながら、それだけしか思い出はありませんが。

また行ってみようかな。

イルカちゃんの浮き輪を持って。

今回は、孤島で踏んばって生きる女性の物語“ビー・デビル”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

都会で働く独身の女性。

彼女は、抱えているさまざまな問題を忘れるために弧島へ行く。

そこで、純粋で人のいい幼なじみと再会する。

「ひさしぶり」

「元気そうね」

その瞬間、2つの拳が交錯し、お互いの顔面を打ち抜く。

「衰えていないわね」

「あんたもね」

こうして、2人の伝説が始まる。

新連載「美少女鉄拳伝説 ボタンとバラ」

お楽しみに!!

3.感想

あぁ、心が痛い・・・。

これほど連続殺人鬼に肩入れした事はないです。

つらすぎる。

この作品って任侠映画や時代劇に似ていますよね。

主役が理不尽に耐えて、耐えて、耐えて、どうしても許せない事が起きて、悪党をぶったぎる。

この作品は、それにやるせない悲哀が加えられた感じです。

この物語の舞台は『無島』という島です。

この島には6世帯9人しか住んでいません。

キム・ボンナムというへウォンの友達と夫のマンジョン、10歳の娘ヨニ。

マンジョンの弟チョルジョン。

この島を取り仕切っているマンジョンの伯母と、その取り巻きの3人のおばさん。

島の生き残りのおじいさん。

これだけです。

この無島。

ものすごく男尊女卑です。

どうやら、昔、嵐で男が死んでしまった事故が起こったそうです。

その中で生き残ったのがただ1人、あのおじいさんだけだったのです。

男がいないと、島は廃れてしまう。

男を奉るようになり、極端な男尊女卑の風習が生まれたみたいです。

この島で、若い女がボンナム1人だけです。

当然のように、すべての攻撃が彼女に集中してしまう状況になるのです。

マンジョンには肉体的にも精神的にもDVを受ける。

伯母にはいびられ、働かされる。

チョルジョンにはレイプをされる。

もう、地獄です。

何回か脱走をしようとしたらしいのですが、無理だったようです。

本土と無島は船で渡るのですが、その運転手はトゥクスという島育ちの男。

ここで脱走を阻まれてしまうのですね。

ところで、島の半分は女性です。

伯母と取り巻きのおばさん達は、なぜボンナムを助けないのでしょう?

自分たちも辛い目にあったと思うのだけれど。

やっぱり、自分たちは我慢したのだから、お前も我慢しろという考えになっちゃうのかな。

そうだとしたら、悲しいですね。

こんな毎日をおくるボンナムに事件が起こります。

なんとマンジョンが娘のヨニに手を出している事がわかったのです。

ヨニもマンジョンに気に入られようと、男に媚びるような思考になっています。

「これはまずい!!」と考えたボンナム。

ヨニと2人で、売春婦のミランの手を借りて、島から逃げようとします。

しかし、トゥクスの華麗なブロックで失敗。

マンジョンにボコボコにされます。

そういえば、チョルジョンにどこかへ連れていかれたミラン。

そのまま、どうなったか描かれず・・・。

やはり、レイプされて殺されたのか・・・。

ボンナムを助けようとマンジョンに立ち向かうヨニ。

しかし、マンジョンに投げ飛ばされ、頭をぶつけて亡くなってしまうのです。

これでキレたボンナム。

おじいさん以外の人々と、トゥクスを殺してまわるのです。

命を奪われなかったおじいさん。

噛めば噛むほどバカになるという蔓菜の葉を、ずっと食べています。

過去に何かあったのか、まるで現実逃避をしているようでした。

彼は、ボンナムを助けないかわりに、彼女には何もしなかったのでしょうね。

島の人々を殺し、本土に渡ったボンナム。

その姿は、初めてしたのであろう変な化粧に、へウォンが着ていたワンピースでした。

彼女は30年間、化粧をした事がなく、一張羅も持っていないという事ですね。

さらには、男性に優しくされて戸惑っています。

これだけで、彼女がどんな人生を歩んできたのかわかります。

そして、船に乗る前に、殺した島の人々の墓を作り、おじいさんにご飯を作ってきたボンナム。

彼女の最後の優しさも切ないのです。

さて、この物語の主役であるチョン・へウォンです。

彼女の性格を一言で表すと「冷たい人」。

まず、無島に帰るきっかけになった事件です。

仕事でトラブルを起こしてしまいました。

お婆さんへのお金の貸し付けを強く断ったへウォン。

それを、彼女がいない間に、後輩のジスが貸し付けをOKするのです。

お婆さんがかわいそうだと。

この一件については、わたしはへウォンが冷たいとは思いません。

って言うか、わたしは何回もへウォンと同じような体験をしています。

そして、ジスみたいな奴もいました。

これは傷付くし、腹が立つのですよね。

だから、個人的にジスみたいな奴はムカつくのです。(苦笑)

こういう事って、一時の感情に流されて温情を持ち込んじゃうと、後々トラブルになる事が多いんですよね。

「あの時は良かったじゃないか!何で今回はダメなんだ!」とか。

「あの人は優しかったけれど、あんたは鬼だ!!」とか。

自分の仕事を引き継いだ人や、仕事仲間が大変な事になっちゃうのです。

話が逸れました。

へウォンは、休憩中、トイレに閉じ込められてしまいます。

これを、ジスの仕業だと思い、人前でいきなりビンタ!!

しかし、犯人は掃除のおばちゃんだった!!

こうして、へウォンは停職になってしまうのです。

一連の流れから考えると、彼女は冷たい上に感情的。

多分、今までもトラブルを起こしていて、敵が多いのでしょう。

へウォンは無島でも同じ感じでした。

一見、ボンナムと仲良くしているように見えますが、心は開いていません。

島の掟や汚い部分を知っているので、その中で生きてきたボンナムを見下しているのでしょうね。

わたしがへウォンに好感を持てないのは、この部分なのです。

幼い頃の白い縦笛の一件。

へウォンが口をつけた縦笛に、そのまま口をつけるボンナム。

しかし、ボンナムが口をつけた縦笛は、一回服で拭いて口をつけるへウォン。

ボンナム、傷付くわぁ。

でも、へウォンはそのまま口をつけるボンナムを見て、自分に心を開いてくれている事を知ります。

だから、キスをしたのでしょう。

これで、ボンナムはへウォンを親友だと確信します。

そして、その後の男子との事件。

ボンナムは、へウォンを逃がし男子と戦うけれど、殴り倒されます。

いたずらをされるボンナム。

これをへウォンは目撃してしまいます。

この時、へウォンの心の中に、ボンナムを見下す気持ちが生まれたのかもしれません。

そして、へウォンは本土に渡り、ボンナムは無島に残ります。

これらから、へウォンは無島の嫌なところを全部ボンナムに押し付けているように見えます。

要領の良いへウォンと要領の悪いボンナムと言うのかな。

現代に戻り、無島に帰ってきたへウォンは、事件に巻き込まれていきます。

ボンナムは、へウォンを親友と思っており、守るような行動をします。

しかし、へウォンはボンナムを見下しているため、彼女を助けるような行動はしません。

そして、決定的だったのがヨニの事件です。

へウォンは、すべてを目撃していたのに、ボンナムを見捨てるような証言をしたのです。

こうして、へウォンはボンナムに命を狙われる事になります。

もしかしたら、へウォンはなぜボンナムに殺されそうになっているのか、わかっていなかったかもしれません。

ただ、ボンナムがおかしくなったと思っていたのかも。

へウォンがボンナムの気持ちを理解したのは、血まみれの白いリコーダーを渡された時なのかもしれません。

ボンナムの自分に対する思いを。

裏切られた悲しみを。

そして、部屋でボンナムの手紙を読んで、途方にくれるのです。

しかし、ボンナムの殺され方は切なかった。

親友になるきっかけだったリコーダーで刺されるなんて。

でも、へウォンの膝枕で亡くなったのは唯一の救いだったのかな。

やはり、人につらく当たったり、恨まれたりしても何も良いことはありません。

人に優しくですね。

それをしみじみ感じました。

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