造られた殺人

「造られた殺人」を観ました。

造られた殺人 – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは、上司に報告した事が間違っていた場合、どうしますか?

素直に謝りますか?

それとも・・・

報告を真実にするため、偽装工作をしますか?

多分、素直に謝る方が楽なのでしょう。

しかし、偽装工作も楽しそうですよね。

絶対にダメだし、のっぴきならない状態に追い込まれるでしょうが。

でも、スリルがありそうです。

なんて破滅的な考えだ・・・。

今回は、誤報により引くに引けない状態に追い込まれる男の物語“造られた殺人”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

記者のホ・ムヒョクは離婚と解雇の危機にあった。

そんな最中、不倫スクープを入手。

「やった、貝殻つなぎを撮ったスクープだ!!」

しかし、その貝殻つなぎの写真は、実はカップルが手に持っていたホタテ貝であったことがわかる。

スクープは誤報だった。

そんな事情を知らない報道局の上司はムヒョクに続報を迫る。

「早く貝殻つなぎの続報を持ってきな!」

事件の捜査にあたる刑事はムヒョクを疑う。

「ん?この写真。手を繋いでいないんじゃないか。これはホタテ貝では?」

そんな中、不倫スクープの目撃者が出現、さらには誤報をなぞるような事件が発生するのだった。

3.感想

うーん・・・。

発想はおもしろい。

だけど、練り込みが足りない気がします。

記者のホ・ムヒョクがニュースで誤報を流したために、連続殺人事件に巻き込まれていくストーリー。

ウソが本当になっていくところは、とてもおもしろい。

連続殺人犯が出てきてから、さらにおもしろさがアップします。

しかし、何かが引っかかる。

細かいところが気になってしまうのです。

まず、オ班長ら警察です。

いくら何でも無能過ぎる。

「ムフー」と記者をにらみつけるだけ。

さすがにここまで無能に描かれると、ストーリーに信憑性が無くなってしまいます。

次に、マスコミ。

性格悪すぎ。

スクープと言いながら、連続殺人事件の情報を勝手に流しすぎ。

まず1番に考えないといけないのは、犯人を捕まえて、これ以上被害者を出さない事だと思うのだけれど。

警察の邪魔をしているだけにしか見えない。

視聴率だけが全てではないでしょう。

あ然としたのはペク局長の言葉。

「ニュースにおいては、何が真実で何が偽りか、決めるのは視聴者なの。彼らが信じれば、それが真実よ」

おいおい・・・。

これって責任逃れの言い訳じゃないか。

あと、視聴者を煽動している事を暗に認めちゃっているし。

これを決め台詞っぽく格好をつけて言うものだから・・・。

興醒めでした。

最後に妻のスジンの件。

連続殺人犯ハンと廃墟で出会ってしまい、ピンチになります。

彼女がハンの事を何かおかしいと気付くシーン。

「しかも妊婦でしょう?」と言われたからのようです。

多分、脚本的には、ハンはムヒョクを調べていたので、妻が妊娠している事を知っている矛盾を表現したかったのでしょうね。

でも、スジンは見るからに妊婦さんですよ。

彼女と関係ない人が見ても「あ、妊婦さんだな」とわかるくらい。

この事件のあと、すぐに出産するし。

なぜ、これを引っかかりにしたのだろう。

あと、父親が違うかも問題は必要ですか?

これは別にいらなかったのでは。

最後に親子鑑定の結果を燃やすシーンを入れたかっただけでしょう。

ペク局長の例の決め台詞を聞いたムヒョクが「真実は自分で決める」と心を決めたところでエンディングにしたかったのでしょうね。

しかし、ペク局長の言葉がわたしには全く響かなかったので、冷めてしまいました。

この物語の柱となるストーリーはおもしろいのです。

しかし、枝葉の部分が全然練り込まれていない。

本当にもったいない。

残念でした。

わたしには合わなかったのでしょうね。

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