アシュラ

「アシュラ」を観ました。

アシュラ – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは部下に横柄な態度を取られたらどうしますか?

一喝します?

静かに注意する?

何も言えない?

わたしは、そんな態度をされたら笑ってしまいます。

どうしてかと言うと、 一生懸命に背伸びをしているように感じるからでしょうね。

態度の悪さは本人の評判が落ちるだけなので、何とも思わなくなったのです。

年を取ったもんだ・・・。(しみじみ)

今回は、どんどん横柄になっていく部下に戸惑う男の物語“アシュラ”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

アンナム市の市長という立場を利用して、利権をむさぼるパク・ソンべ。

刑事のハン・ドギョンは、妻の治療費稼ぎを理由にその処理を請け負っていた。

ソンベ「おいドギョン、これの後始末を頼む!!」

ドギョン「へい。どんなもので?」

ソンベ「見てくれよ、これ」

ドギョン「ほほう。かなりやらかしましたね。これは落ちるかな?」

ソンベ「もう、いつもカレーうどんを食べた後は大惨事だよ」

ドギョン「任せてください。染み抜きは得意なので」

市長検挙に燃える検事キム・チャインは、ドギョンを脅迫して捜査への協力を迫る。

ドギョンは市長と検事の間に立たされてしまうのである。

ドギョン「このカレーの染み、なかなか取れないなぁ」

3.感想

いやあ。

何とも言葉が出ない・・・。

ひさびさの皆殺しパターンでした。

この作品、語るところは1つだけでしょう。

そう、パク・ソンベ市長!!

もう、この人に尽きます。

いいキャラでしたねぇ。

ソンベはアンナム市の市長です。

様々な仕掛けで人心を掌握していき、その裏では部下に汚れ仕事をさせているのです。

この仕事をしていたのが、刑事のハン・ドギョン。

ドギョンは、余命わずかの妻ユニを救うためにお金が必要だったのです。

ちなみにソンベとユニは腹違いの兄妹。

だから、ソンベはドギョンにとって義兄になるのです。

まあ、このソンベ市長。

人心掌握の化物です。

近くにいる人は彼の魅力に取り込まれていくのです。

わかりやすい例がムン・ソンモ。

彼は、ソンベと付き合う内に、どんどん兄貴だったドギョンに対する態度が変わっていきます。

偉そうになっていくのですね。

これは、ソンベに魅了されていき、ドギョンが小さい男に見えてきていたのです。

そして、ソンモはソンベに信頼されているドギョンに対して嫉妬をします。

尊敬するソンベの関心を自分に向かせたいのです。

それがテ・ビョンジョの殺害に繋がったのですね。

ソンベは、ソンモのこの気持ちを知っており、うまく利用していたのでしょうね。

ソンベと対峙する相手として、キム・チャイン検事が出てきます。

彼がまた人望がない・・・。

部下も慕ってないですし。

そりゃあそうです。

彼のやり方は脅迫、暴力ですから。

しかも自分は手を汚さないですしね。

ソンベは、割と自分も汚れ役をやるのですよ。

混乱した会議を収める時には、自分の股間に水をかけてバカになったり。

集会では頭を自ら切ってヒーローになったり。

それが魅力になっていくのでしょうね。

多分、キム検事はそれが出来ないタイプ。

あと、ソンベはアメとムチをうまく使っています。

ドギョンに対しては、ユニの治療に対する援助。

ソンモには、納得するだけの給料を払っていたようです。

まあ、ドギョンの立場になったら、脅迫、暴力のキムよりもソンベに気持ちは傾いてしまいますよね。

ラスト、ウン室長の葬式。

ドギョンとソンベは対峙します。

そして、ソンベは「ユニについてはあきらめろ」という内容の事を言います。

この時、ドギョンはすべてをぶちまけて終わらせる決意をしたのでしょうね。

ドギョンの行動の根本はユニでした。

そして、ソンベとの繋がりはユニの存在だけ。

そこを切られたら、ドギョンにはソンベを助ける理由が無くなるのです。

これは、ドギョンの心を読めなかったソンベの大きなミスでした。

こうして、皆殺しの結末に向かっていくのです。

ソンベはサイコパスだったのでしょうね。

これはサイコパスに振り回された人々の物語だったのかもしれません。

まあ、何にしてもソンベに始まり、ソンベで終わった彼一色の作品でした。

演じたファン・ジョンミンは素晴らしかった。

(Visited 11 times, 1 visits today)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存