ジョーカー・ゲーム

「ジョーカー・ゲーム」を観ました。

ジョーカー・ゲーム – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは“正義感”から大失敗をした事がありますか?

わたしはありますよ。

ある日、正義感から、怪人と戦うためライダーキックの練習をしていました。

助走をつけ、木に向かってジャンプしてキックするのです。

しかし、ジャンプキックをして降り立った時に、落ち葉に足を取られました。

次の瞬間、魂をネロとパトラッシュと一緒に持っていかれそうになったのは、言うまでもありません。

今回は、正義感から人生が変わってしまった男の“ジョーカー・ゲーム”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

東京・陸軍士官学校で、兵士の訓練が行われています。

雨の中、重装備で走る訓練生。

「おらぁ!!そんな事じゃあ、欽ちゃんの仮装大賞で満点とれねえぞ!!」

上官の激がとびます。

必死で駆け出す訓練生。

しかし、ひとり倒れ込み、起き上がれません。

「立てこらあ!また19点で涙を流したいのか!!」

それでも訓練生は起き上がれません。

そこに、眉毛が整った若者が駆け寄ります。

「この者、非常に高熱で!!」

上官に訴える眉毛の若者。

「知るかボケぇ!!高熱だからって欽ちゃんはおまけしてくれねえぞ!!」

上官は眉毛の若者を投げ飛ばします。

「這ってでもいけ!バニーガールからメダルをもらえねえぞ!!」

倒れ込む訓練生に、長渕キックをおみまいする上官。

眉毛の若者は、長渕キックを止めようと、上官にクロスチョップをかまします。

吹っ飛ぶ上官。

車に後頭部を打ち付けます。

「バニー・・・ガー・・・ル・・・」

崩れ落ちる上官。

取り押さえられる眉毛。

クロスチョップがきれいに喉に入った上官は、死亡してしまいます。

上官殺害は重罪です。

眉毛の若者は、死刑の判決がくだされます。

ライフルの前に、木にくくりつけられ、目隠しをされている若者。

眉毛がきれいに整っています。

「最後に言い残すことは?」

そう聞かれた眉毛の若者は、

「覚悟はできている。目隠しをとってくれ」

と答えます。

とうとう死刑の時間がやってきます。

「銃を構えぃ!!」

目を閉じる眉毛。

「撃てー!!」

しかし、銃声がしません。

代わりに軽やかなステップ音が聞こえてきます。

「今日の我が軍は実に愚かだ。仲間をかばうものを処刑するとは」

眉毛の若者は目を開きます。

そこには、男がステップを踏みながら近付いてきています。

「まさに愚行の極み」

そのステップはどこかで見たことがあります。

「状況に絶望し、無駄死にを受け入れるか。あるいは生きたければ残された道はただひとつ」

あのステップは・・・阿波おどりだ!!

「スパ~イ」

阿波おどりのステップで眉毛の目の前に立つ男。

「D機関の結城だ」

こうして、眉毛はスパイになるのです。

3.感想

いやー、よかったですね。

原作は未読なので、読みたくなりました。

まず、D機関の設定。

軍部の中で、「わが日本国軍が負けるはずがない」とイケイケな上層部に対し、諜報の大切さを訴える結城。

この対立軸は面白いですね。

日本がどうなっていくかわかっているだけに、上層部が滑稽に見えてしまい、また、ラストの結城のセリフがもの悲しく聞こえてしまいます。

しかし、嘉藤の観察力と記憶力は凄すぎるでしょう!!

彼の才能は先天的なものなのか、それとも生い立ちによる後天的なものなのか・・・。

謎ですね。

そして、出る杭は打たれるものです。

民間人ばかりの訓練生の中に、元軍人で能力がある者が入ってきたら、まわりはおもしろくないのでしょうね。

しかし、そこで発砲事件を起こした小田切は、ラストから考えると、どこから計画だったのでしょうね?

わざと嘉藤を挑発してD機関を去ったふりをして、上層部の発言を録音したのでしょうか?

すると始めからになりますね。

そうだとしたら、恐ろしいヤツですね。

嘉藤は、二度処刑されかけます。

一度目は上官殺しで、二度目は英国諜報部の拷問を受けた時にです。

どちらも「何か言い残すことはあるか?」と聞かれます。

その時に、汗がツーッと伝って、足の上にポタッと落ち、答えます。

しかし、その答えは全く違います。

軍人だった彼は、「覚悟はできている」と死を覚悟した答えをし、スパイになった後の彼は、助かるため二重スパイを持ちかけます。

“死”より“生”を選ぶようになったのですね。

D機関の「死ぬな殺すな」の精神がそうさせたのでしょう。

しかし、最後の大爆発では、誰も死ななかったのかな?

リンは、結局何者だったのでしょうね?

訓練を受けている感じがします。

そして、身体にナイフを隠しすぎです。

いずれ、正体が分かるのでしょうか?

そして、嘉藤はリンを救おうとして、何度もピンチになっています。

よっぽどリンのハニートラップが強烈だったのでしょうか。

ダイナマイトバディだし・・・。

入江悠監督の初メジャー作品ですね。

今までの作品と違い、エンターテイメントで突っ走っています。

監督は「今作は失敗できない」とラジオで語っていました。

これは、大成功でしょう。

入江悠監督のファンとしてはうれしいです。

これからも楽しい映画を期待しています。

(Visited 100 times, 1 visits today)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存