後妻業の女

「後妻業の女」を観ました。

後妻業の女 – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは婚活パーティーに参加した事がありますか?

あれは、なかなか難しいと思います。

短い時間に自己アピールをして、相手に「また会いたい」と思わせないといけないのですから。

ちょっと思うのが、この自己アピールができる人ならば、婚活パーティーでなくても相手を見つけられるような気がする・・・。

いや、すみません。

独り言です。

今回は、婚活パーティーで財産を持つ男を狙う女の物語“後妻業の女”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

妻に先立たれた中瀬耕造は、婚活パーティーで年下の女性・小夜子と出会う。

「好きなことは読書と夜空を見上げること」

中瀬は、そういう彼女と付き合います。

やがて病に倒れた耕造は他界。

娘の中瀬朋美は、内妻におさまっていた小夜子から公式証書遺言状を見せられます。

遺産は全て小夜子に渡り、遺族には一切残らない!!

ただ、中瀬が隠していたエッチな写真は朋美に譲ると。

父の死に疑念を抱く朋美。

エッチな写真を握りしめ、小夜子を倒すために立ち上がった。

3.感想

怖い。

怖いなぁ。

お金は人を狂わせるんだなあ。

これは、後妻業という犯罪を繰り返す武内小夜子と柏木亨の物語です。

後妻業とは何か。

それは、金持ちの後妻になり、夫を殺して遺産を奪うという犯罪です。

おお、怖い。

柏木は結婚相談所の所長をしており、婚活パーティーを開いては、小夜子と金持ちをくっつけます。

そして、小夜子が公正証書を作っては、夫を殺しているのです。

さて、この作品を観終わって、わたしが思った事。

それは、何とも腑に落ちない、すっきりしない感情です。

息子の岸上博司に首を絞められた小夜子。

その死体をトランクに詰め、捨てようと車に乗せていた柏木と岸上。

そこに巡回中のパトカーが。

岸上は逃げ、柏木はピンチに。

トランクを開けられたら、一気に事件です。

警官がトランクを開けると・・・

なんと元気な小夜子が!!

彼女は、気を失っていただけなのです。

助かった柏木はガッツポーズ。

こうして、小夜子と柏木は、また婚活パーティーを開いて、獲物を狙うのです。

・・・

え、これでいいの?

2人はお咎めなし?

被害者が可哀想すぎるよ。

父親を殺された上に、財産も根こそぎ持っていかれているのですから。

しかし、被害者である西木尚子は、「私らがお父さんに寂しい思いをさせへんかったら、こうはならへんかったかもしれん」と言い出す始末。

いやいやいや、それと犯罪は別問題では?

そして、探偵の本多芳則です。

彼は、「悪党にはセンスがいる。あんたのセンスはピカイチや」と柏木を認め、去っていくのです。

いやいやいや、何でだよ!!

お前、お金を騙され、太ももを撃たれ、散々な目にあっているじゃない。

柏木のどこにそんな認めるところがあったんだ?

なんか、物語の途中から、不穏な感じはありました。

小夜子と柏木をヒーローにしようとする感じが出てきたのです。

しかし、それは無理な話。

小夜子と柏木には同情をする余地がないからです。

映画で犯罪者をヒーローにする場合、彼らなりの正義があり、同情をする理由が必要です。

でも、小夜子と柏木にはそれがない。

だから、「彼らは今日も元気に犯罪を繰り返しています」と言われても、不快感しか残らないのです。

「よし、またがんばれ!」とはならないのです。

まあ、監督の狙いがそれだったのなら、わたしは手のひらで転がされているのでしょうね。

今回、ひさしぶりにハートに刺さるキャラクターがいました。

小夜子の息子の岸上博司です。

彼は、いくらお金をせびっても出さない小夜子に吠えます。

「親と子は一蓮托生や!雛にエサやるんが親鳥の責任ちゃうんか!」

ここまで来ると清々しい!!

見事な親のすねのかじりっぷり。

ちなみに彼は30歳です。

いやはや・・・。

彼は、どうも刑務所に入っていたみたいだけれど、何をやらかしたんだろう?

最後に、小夜子のこの言葉で締めましょう。

「通天閣や・・・。通天閣どころやない、スカイツリーや!!」

ありがとうございました。

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