西遊記〜はじまりのはじまり〜

「西遊記〜はじまりのはじまり〜」を観ました。

西遊記〜はじまりのはじまり〜 – Yahoo!映画

1.玄奘について

この物語は、玄奘が三蔵法師になり、天竺へお経を取りに出発するまでを描いています。

玄奘は“妖怪ハンター”です。

そして、“妖怪は心が魔に侵されている者で、魔を追い払い善だけを残せばいい”という師匠の教えを守っています。

彼は、村を襲う沙悟浄に立ち向かうのですが、その方法は、敵の前に座り、ひょうたんの楽器を使い、わらべ歌を歌うのです。

いい声で。

相手が目をそらすとそこに顔を持っていき、目を見つめながら更に歌うのです。

そう、彼の武器はわらべ歌なのです。

どうも、わらべ歌は、“内なる善を呼び覚まし、心の中の悪に勝つ”らしいです。

そして、彼は沙悟浄にボコボコにされます。

玄奘のわらべ歌は、なぜ効かないのか。

師匠によると、“何か少し足りなかった”らしいです。

この師匠も曲者で、ズラをつけたおデブです。

そして、悪を祓い、善を残すという説明の際には、毒蛇の毒牙を抜き、逃がしているのです。

いやいや・・・その毒牙がないと、蛇は獲物を捕れないんじゃないの?

玄奘は、猪剛烈(猪八戒)を倒すために、孫悟空に助けを求めます。

そして、戦いの末に段を愛している事を知り、足りない物の“大いなる愛”を手に入れ、三蔵法師になるのです。

しかし、“わらべ歌300首”が“大日如来経”になるとは。

このような愛のストーリーを、ものすごいCGとバカバカしいコメディで味付けしています。

2.孫悟空について

日本で“孫悟空”といえば、絶大な人気のヒーローです。

ドラゴンボールの影響もありますが、わたしは堺正章さんの孫悟空のイメージが強いです。

この映画に出てくる孫悟空は、ただの小汚いおっさんです。

そして、師匠曰く“狡猾で陰険で根に持つタイプ”だそうで、さっそく玄奘をだまそうとします。

自分は改心したと言い封印の札を剥がしてもらおうとしたり、それが通じないと脅したり。

段が来たら、慣れた感じで口説こうとしたり、ダンスをしたり。

なんか、遊び人みたいです。

しかし、封印が解かれ、元の猿の姿に戻ったら凶暴です。

妖怪ハンターを次々に惨殺します。

悟空・・・こわいよ・・・。

ここで描かれる孫悟空は、三蔵法師の弟子になる前の姿です。

だから、大いなる愛を知らず、やりたい放題暴れています。

三蔵法師の弟子になった孫悟空は、安田大サーカスの団長さんに見えて仕方ありませんでした。

3.チャウ・シンチー監督について

この監督の良いところは、バカらしい事を大真面目にやるところです。

拳法でポーズをとっている武闘家の後ろに虎を出したり、地球を見下ろす巨大な仏様が、孫悟空に右手を振り下ろすと大爆発が起こったり。

チャウ・シンチー監督は日本の漫画が好きなのでしょうか?

One pieceのルフィのギア3みたいな技が出たり、ドラゴンボールのサイヤ人のように大猿に変身したりするシーンがあります。

影響を受けている感じがします。

また、バカらしくて大真面目な映画をどんどん作ってほしいです。

個人的には、空虚王子と花びらをまく4人のおばちゃんが好きでした。

おばちゃんが王子を全然尊敬していない感じが、素敵でした。

そして、猪剛烈の人間の姿が、美男子なのに顔がテカテカ(油のせい?)しているのも芸が細かくて良かったです。

“小林サッカー”が久々に観たくなったなあ。

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