ケンとカズ

「ケンとカズ」を観ました。

ケンとカズ – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは自動車を修理できますか?

わたしは苦手です。

1度、車がパンクした時にどうしたら良いか分からず、テンパってJAFに電話をした事があります。

ちゃんとトランクにスペアタイヤとジャッキがあるのにね。

それすらも知らなかった・・・。

情けない話です。

今回は、(表向きは)自動車修理工場で働く男達の物語“ケンとカズ”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

ケンとカズは自動車修理工場で働きながら、裏では覚せい剤の取引をしていた。

ケンは恋人の早紀が身ごもっており、彼女と生まれてくる子供のために人生をやり直そうと考えていた。

一方、カズは母親のことで問題を抱えていた。

ケン「カズ、俺は今の商売を辞めて、変なおじさん1本でやっていくよ」

カズ「それじゃあ俺はサッカーのレジェンドとしてやっていく」

3.感想

重い・・・。

救いがないよ。

ケンとカズは覚醒剤の密売人です。

ヤクザの藤堂の下で働いています。

あの自動車修理工場はマネーロンダリングのためなのですね。

まずはケンです。

彼の恋人である早紀が妊娠をしました。

ケンは、もうすぐ父親になるのです。

しかし、彼の仕事は危険なものです。

商売敵との抗争やケンカはしょっちゅうです。

実際、ケンも襲われていますしね。

ケガをして帰ってくるケンを見て、早紀は彼の仕事を疑います。

多分、ケンは自動車修理工と言っていたのでしょうね。

早紀はケンを信じられなくなり、家を出ていってしまいます。

この辺りが男と女の違いなのでしょうね。

ケンは、どんな方法であれ金を稼ぎ、ある程度の蓄えができれば幸せになれると考えています。

早紀は、ケンには子供に胸を張れる父親でいてほしいと考えていました。

ここですれ違いが起こったのです。

ケンは、カズに巻き込まれて、ヤバい商売に手を出してしまいました。

しかし、早紀との未来を考え、密売人を辞める決心をするのです。

次にカズです。

彼は母親から虐待を受けて育ちました。

今は、その母親と姉と暮らしています。

この母親、どうも若年性認知症のようです。

そして、ずっと死んだ夫(カズの父親)を探しています。

カズは、そんな母親に苛立ち、何度も殺そうとします。

しかし、途中で我に返り、殺せません。

怖いのは、姉がカズを止めないところです。

彼女も母親に虐待をされていたのでしょうね。

母親を殺したいカズ。

しかし、こんな事も言います。

母親を施設に入れたい。

自分が母親を殺せない事がわかっていたのでしょうね。

しかし、母親を施設に入れ、ずっと面倒を見てもらうには、莫大なお金がかかります。

そのため、カズは藤堂から隠れて覚醒剤のルートを作り、商売をするのです。

ケンとカズの商売は藤堂にバレてしまいます。

ケジメをつけないといけなくなる2人。

ここでかわいそうだったのが手下のテル。

藤堂に殺されてしまいました。

完全にとばっちりですよ。

テルの死にケンは動揺します。

彼は、テルを巻き込まないように気を付けていましたから。

藤堂はケンにナイフを渡し、カズを殺すよう命令します。

そこにカズの携帯の着信が。

相手はカズの母親でした。

ケンはそこで気付くのです。

カズは、自分と同じで、ただ家族を幸せにしたかったという事を。

そして、ケンは早紀に気持ちがわかってもらえたが、カズは母親に気持ちが届かないという事を。

ケンはカズを助けます。

しかし、彼は刺されてしまい、カズの腕の中で亡くなってしまうのです。

最後の車のシーン。

無くしたものの大きさを知ったカズの泣きそうな表情。

素晴らしいラストでした。

ケンとカズ。

2人の友情と転落を描いた良い作品でした。

まあ、何と言ってもケンとカズの顔が最高。

ケンの太い眉毛と大きな目。

カズのゴンタ顔。

キャラにぴったりハマっていました。

ケン役のカトウシンスケ。

カズ役の毎熊克哉。

要チェックや。

【追記】

監督インタビューで「ケンとカズ」は短編を膨らませたものだと言っていました。

その短編がありましたので、貼っておきます。

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