少女

「少女」を観ました。

少女 – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんには親友がいますか?

わたしですか?

いません。(キッパリ)

親友の定義って何でしょうね。

どこまで出来たら親友なのでしょう?

それがわからないのです。

なんか親友ってハードルが高いです。

みんな友達にいろいろ求めすぎてないかなぁ。

一緒にいて楽しい時間を過ごせれば、それでいいと思うのだけれど。

今回は、親友のためにがんばる女子高生の物語“少女”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

親友の死体を目撃したという転校生の話を聞いて以来、由紀は人が死ぬ瞬間を見たいと思うようになる。

高校2年生の夏休みにボランティアを始めた彼女。

そこで思う存分、死ぬ瞬間を目撃する事になる。

そのボランティアとは・・・。

「子供がスーパーマリオメーカーで作ったコース すべてクリアするまで帰れません」

由紀は、いつ帰れるのかわからない中、マリオの死を見続けるのであった。

3.感想

後味わるっ!!

しかし、さすが湊かなえ。

最後は全部繋がっていきました。

うまいなぁ。

これは桜井由紀と草野敦子の物語です。

2人とも辛い境遇です。

由紀は左手に傷があります。

これは、幼い頃に祖母を殺そうとして、叩かれてつけられた傷。

習っていた剣道を辞めなくてはいけないほどだったので、かなり深い傷だったのでしょう。

ある日、彼女は一心不乱に小説を書きあげます。

「ヨルの綱渡り」という物語。

しかし、この小説を教師の小倉一樹に盗られてしまうのです。

敦子は、剣道の日本一になった少女です。

5年連続優勝の実績を買われ、推薦で高校進学。

しかし、試合で左足を痛めます。

このケガをきっかけに、剣道部からいじめられる事になるのです。

実は敦子の左足はすでに治っています。

しかし、剣道部に関わらないようにするため、わざと左足を引きずって生活をしているのです。

「ヨルの綱渡り」は小倉の名前で賞を獲ります。

小倉はクラスに小説のコピーを配り自慢。

由紀がいるのに。

しかも、彼女に「俺から吸収したことを、よく形にしたな」と言い放つのです。

小倉すげえ!!

どれだけ面の皮が厚いんだ・・・。

怒りに震える由紀。

小倉のパソコンを盗み、中身を確認します。

すると彼と星羅という生徒のHな動画が!!

小倉、なんて奴だ・・・。

由紀は、その動画を流出させるのです。

これにより小倉は停職。

さらには電車に飛び込み自殺をするのです。

2人の学校に紫織という転校生がやって来ます。

この紫織がくせ者です。

なんと、電車で痴漢冤罪を作り出し、恐喝をしていたのです。

敦子は、その協力者にさせられてしまいます。

夏休みになり、由紀は難病の子供たちの小児科病棟で、敦子は老人ホームでボランティアをする事になります。

由紀は太一と昴という少年と友達になります。

因果応報という言葉を小さい頃から刷り込まれてきた由紀。

死に対してこだわりを持っていました。

悪人は死ねばいい。

死ぬ奴には、何か理由がある。

わたしも死にたい。

しかし、太一と昴に出会う事で、その気持ちが揺らいでいきます。

ある日、由紀は太一に頼まれ事をされます。

昴が成功率7%の手術を受ける前に、父親に会わせたいのだそうです。

彼を捜してくれないかと。

由紀は昴の父親を捜します。

そこで出会った滝沢という男。

彼から情報がもらえそうです。

しかし、この滝沢。

怪しい・・・。

案の定、体を求めてきました。

滝沢の魔の手をくぐり抜け、見つけ出した昴の父親。

それは敦子の老人ホームで働いていた高野孝夫でした。

高野は紫織の恐喝にあい、痴漢冤罪で家庭が崩壊していました。

昴と高野は紫織の被害者だったのです。

高野と昴の涙の再会。

しかし、高野が抱きしめたのは太一。

由紀が太一だと思っていた少年は昴だった。

なんと、太一と昴は由紀を利用していたのです。

名前を交換して、太一の病気にかこつけて昴の父親を捜させたのですね。

なぜそんな事をしたのか?

それは昴が父親に復讐をするためでした。

昴に腹を刺されて崩れ落ちる高野。

由紀はパニックになります。

さらに、自分の罪が襲ってきます。

祖母を殺そうとした事。

左手の傷。

小倉の自殺。

この状況は自分に対する因果応報なのか?

リアルな死が目の前に広がっています。

発狂する由紀。

しかし、由紀に手を差しのべる者が。

敦子です。

彼女は由紀の手を引いて走り、外に連れ出してくれたのです。

幼い頃、そうしてくれたように。

狭い世界にとらわれず、外を見る。

敦子は由紀に「世界は広い」と教えてくれるのです。

一見、由紀が強くて敦子は弱そうに見えますが、実際は逆なのでしょうね。

敦子の何か起きた時に動ける瞬発力は、由紀のために身に付いた力なのかもしれません。

由紀の書いた「ヨルの綱渡り」

モデルは敦子だと言っていましたが、実は由紀本人なのかもしれません。

由紀と敦子の仲は深まりました。

まさに親友。

刺された高野は助かり、昴に寄り添っています。

すべて丸く収まった。

めでたし、めでたし

・・・とは、なりません。

滝沢が強制わいせつ罪で逮捕されました。

彼の娘は、なんと紫織!!

これにより紫織がいじめの標的になってしまいます。

そして、彼女はメールで遺書を残し、自殺をしてしまうのです。

紫織には親友がいました。

それは小倉が手を出していた星羅。

紫織が見た親友の死体とは、映像流出を苦にして自殺した星羅だったのでしょう。

つまり、由紀が小倉への復讐のために流出した映像。

あれがすべての引き金だったのです。

まさに因果応報。

ラスト、原稿用紙に「綱渡りは終わったのだ。」と書き、「了」と書く前に暗転します。

まだ、因果応報は終わっていないという意味なのでしょう。

由紀は、紫織のすべてを知った時、また苦しむのでしょうね。

はぁ。

キツイなぁ。

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