リップヴァンウィンクルの花嫁

「リップヴァンウィンクルの花嫁」を観ました。

リップヴァンウィンクルの花嫁 – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは自分に自信がありますか?

わたしはないんですよ。

だから褒めてほしい。

褒めて!

誉めて!!

みんなわたしを称えて!!!

・・・

気持ち悪いですか?

わたしもそう思います。

今回は、自分に自信がない女性の物語“リップヴァンウィンクルの花嫁”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

東京で派遣教員をしている皆川七海は、鉄也とSNSで知り合った後に結婚。

結婚式の代理出席をなんでも屋のアムロ・レイに頼む。

しかし、間もなく鉄也の浮気が明るみに。

ところが七海が浮気をしたと義母に責められ、家を出ていくことになる。

そんな七海の境遇にアムロ・レイは激怒。

ガンダムに乗り込み、鉄也の実家に向けて出撃する。

「アムロ行きむぁーす!!」

3.感想

おもしろかった。

岩井俊二監督は、女性同士の物語を描くのが本当にうまいなぁ。

『花とアリス』を思い出しました。

途中までは、「これって黒木華にメイドをさせたかっただけでは・・・」と思っていましたが、最後は涙で前が見えませんでした。

この物語は、皆川七海と里中真白の物語です。

七海は自分に自信がない女性です。

自分の気持ちを人に伝える事が出来ません。

そのため、臨時教師の職も無くし、結婚にも失敗します。

人に愛された記憶がないのでしょうね。

両親も母親の駆け落ちで離婚していますし。

鶴岡鉄也の母親とのやり取りに彼女の性格が出ていました。

強く言い返せず、最後は泣き出し、しゃっくりで喋られなくなります。

人とぶつかる事が出来ないのです。

そんな彼女が里中真白と出会います。

まあ、安室行舛の仕組んだ事だったのですが。

真白の職業はAV女優。

そして、自己評価の低い女性です。

本人いわく「幸せの限界が来るのが早い」

こんな自分のために人が何かをしてくれる事がもったいないと思っているのです。

だから、安室は彼女のところに七海を送ったのでしょうね。

合わせ鏡のような2人ですし。

自分に自信が無い女と自己評価の低い女。

彼女たちは惹かれあいます。

七海は、自分にすべてをぶつけてくる真白に、精一杯答えようとしたのでしょう。

ある日、七海は、真白が「友達が欲しい」という理由で、メイドとして屋敷に送られた事を知ります。

さらに、真白が屋敷を借り、分不相応な家賃とアルバイト料を支払っている事も。

七海は決心します。

真白に忠告する事を。

「真白さん。私この仕事辞めます。だから、こんな家とか私なんかに無駄遣いしないでください。もっと自分を大切にしてください」

自分の意見を言えない七海が、これを言うのにどれだけの勇気がいったか。

しかし、言わなければなりませんでした。

友達だから。

それからは、2人はまるで恋人同士のように惹かれあいます。

しかし、真白は末期ガンでした。

七海を抱いたまま亡くなります。

彼女は、初めは一緒に死んでくれる相手を探していましたが、自分の事を愛してくれる七海を連れていく事は出来ませんでした。

七海はハンドルネームを『カムパネルラ』にしていました。

真白にとって、無償の愛を捧げてくれる七海はカムパネルラだったのでしょうね。

真白の葬儀に参列している女性たちは、有名なAV女優さんでしたね。

彼女たちが真白の生き様を語る事に意味があるのですね。

そして、圧巻は何と言っても真白の母親です。

真白の生き方を受け入れられなかった母。

遺骨を前に、ぶっきらぼうに焼酎をあおります。

しかし、その裏に見え隠れするやるせなさ。

そして、母はいきなり裸になるのです。

真白と母には空白の時間が長すぎました。

そうする事でしか、彼女は真白の人生を心底から感じる事が出来なかったのです。

その悲しみたるや・・・。

もう涙が止まらない・・・。

このシーンは素晴らしかったです。

七海は遠回りをしながら、少しずつ自分らしさを手に入れていきました。

それがよくわかるのが、パソコンで授業をしていた岡本とのやり取り。

話し方がどんどん変わってくるのです。

最初と最後では別人みたいです。

あと、安室行舛です。

胡散臭さ満載で暗躍する男。

七海を助けているようで、岡本母の別れさせ屋を引き受けていたり。

真白とは恐ろしい契約をしていましたしね。

しかし、不思議なものでラストには「なんかいい奴かも?」と思わされるのです。

あぁ、危ない危ない。

こんな事を言っていたら、安室に騙されるのかな。

「ランバラルの友達ですから」って。

しかし、アムロにランバラル、アズナブルって・・・。

どれだけガンダムが好きなんだ!?

安室行舛は「アムロ行きます」だし。

あの「アムロいきまーす」のスタンプ欲しいな。

今作のMVPは、みなさんと意見が一致するでしょう。

もちろん里中真白役のCocco!!

あの黒木華と対等にやりあったのはすごいですよ。

あんなに演技がうまかったんだ。

びっくりした。

そして、素晴らしかった。

あと、この作品は細かいところで笑わせてくれましたね。

まず結婚式の司会の人選。

あの人たちに頼んだら、結構包まないといけないですよね。

そして、1番大笑いしたのは重婚の男。

まさかの紀里谷和明!!

おもしろすぎるよ。

岩井監督のセンスが光っていました。

長々と書きましたが、結局言いたいのは・・・

黒木華の安定感はすごい!!

そして、かわいい!!

以上です。

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