山河ノスタルジア

「山河ノスタルジア」を観ました。

山河ノスタルジア – Yahoo!!映画

1.はじめに

みなさんはダンスが得意ですか?

わたしは苦手なのですよ。

リズム感がありませんので。

自分の頭の中ではEXILEのように踊っているのですが、端から見ると、ただもがき苦しんでいるようにしか見えないようです。

本当にダンスの上手い人がうらやましい。

今回は、ダンスに始まりダンスで終わる物語“山河ノスタルジア”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

1999年、山西省汾陽の小学校で教師を務めるタオは、実業家のジンシェンと炭鉱作業員リャンズーから求愛されていた。

「私と結婚したければ、次に言う物を持ってきなさい」

タオは2人に告げます。

「まず、ジンシェン。あなたは○○○○の頭に乗っているカツラを」

ジンシェンは深く頷きます。

「次にリャンズー。あなたは●●●●の履いているシークレットブーツを」

リャンズーは微動だにしません。

「さあ、お行きなさい!!」

タオのかけ声に弾かれたように、2人の男は飛び出していくのです。

3.感想

まさか『Go West』で泣くとは。

何とも言えない郷愁に誘われる作品だ。

母親と話したくなりますね。

これは、タオという女性の物語です。

1999年。

タオは、男友達のジンシェンとリャンズーの2人とよく遊んでいました。

しかし、仲の良い男女が3人集まると、ある問題が必ず起こります。

そう、それは三角関係!!

当然のようにタオにも発生。

タオは、2人とはずっと友達関係でいたかったのですが、そうはいかない。

ジンシェンが強引な猛アタックをしてきたのです。

さらに、ジンシェンとリャンズーの間にも微妙な力関係がありました。

ジンシェンは経営の才覚がある実業家です。

リャンズーは炭鉱の作業員。

しかも、ジンシェンはリャンズーの務める炭鉱を買収するのです。

端から見ていると、タオはリャンズーと気が合っているように見えました。

でも、リャンズーはジンシェンにコンプレックスがあるようでした。

リャンズーは身をひいて、去ってしまうのです。

結局、タオはジンシェンと付き合う事にします。

その報告を聞いた父親の反応が良かった。

「そっちを選んだか・・・」って感じでした。

父親もリャンズーがおすすめだったのですね。

まあ、ジンシェンはリャンズーを殺そうとしてダイナマイトを用意するような奴だしな。

そして、物語は2014年。

おもしろいのは、ここでタイトルが出るのです。

さらに、画面比率も変わり、画質もきれいになります。

監督は、1999年の物語は当時の映像技術で撮影していたのですね。

確かに雰囲気が出るしね。

あと、細かいところでは、武具(槍かな?)を持って歩いている、青いジャージの少年。

きちんと成長して、同じ青ジャージで歩いているのにはクスッとしました。

15年間、きちんと鍛練していたのかな?

タオは案の定、離婚していました。

1人息子のダオラーは、成功したジンシェンが引き取っています。

タオは、父親が亡くなったため、7才になったダオラーを葬儀に出席させるために呼び寄せます。

初めは戸惑っていたダオラーですが、徐々にタオに心を開いていきます。

葬儀が終わり、ダオラーは帰ることに。

ジンシェンはジェット機で帰らせるつもりでしたがタオは拒否。

ダオラーと列車で旅をするのです。

父親の亡くなった停留所に寄り、タオの好きなサリー・イップの曲を聴いて。

タオはダオラーと一緒にいる時間を長く持ちたかったのでしょうね。

ダオラーにとってもこの旅は大きかったようです。

かわいそうだったのはリャンズー。

彼は長年の鉱山の仕事で肺を患っていました。

さらに治療するにもお金がない。

結局、タオに借りる事に。

リャンズーは体を治し、妻と子供と共に幸せに暮らしていてほしいですね。

さらに2025年。

ダオラーはメルボルンの大学で学んでいました。

ジンシェンは中国語しか話せないため、中国人のコミュニティに入り浸っているようです。

英語しか話せないダオラーと、中国語しか話せないジンシェン。

今までどうやってコミュニケーションをとってきたんだ?

グーグル翻訳か?

そういえば、ダオラーが使っていたiPadとiPhone。

かっこよかった。

未来のiPadは、本当にあんな感じになりそう。

しかし、ジンシェンの家の中は、そんなかっこいい物だけではありません。

部屋には銃がゴロゴロ。

どう見ても物騒で荒れた生活です。

ダオラーは今の生活に不安を感じています。

そんな彼は恋をします。

相手はだいぶ年上の先生。

親と変わらないくらいです。

ダオラーは、この先生と恋人同士になります。

しかし、彼は現実にぶち当たります。

彼女を恋人だと紹介できるのか?

ダオラーがかなり年上の女性に惹かれた理由。

これはどう見ても母親タオへの憧れですよね。

2014年の時点ではジンシェンには後妻がいたようです。

しかし、今はどう見ても1人者。

うまくいかなかったのでしょうね。

ダオラーは母親の愛に飢えていたのでしょう。

そして、7才の時のタオとの思い出にすがって生きていた。

ダオラーは、ジンシェンから自立して、自由になりたいと行動を起こしました。

しかし、もう1つ自由を勝ち取らないといけなかったのです。

それは、母親からの自立。

ラスト、先生から言われた「あなたは自由よ」という言葉。

ダオラーは、先生と別れる決心をすると共に、母親からの心の自立をするのです。

その決意は、遠くにいるタオに届きます。

ダオラーの気持ちを感じとったタオ。

これで、彼女の子育ては終わりを告げたのです。

タオは雪の舞い散る中、外出をします。

子育ての終わった彼女は、独身の頃に戻り、ダンスを踊るのです。

『Go West』を。

(Visited 9 times, 1 visits today)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存