ドント・ブリーズ

「ドント・ブリーズ」を観ました。

ドント・ブリーズ – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは強いおじいちゃんと出会った事がありますか?

わたしはありますよ。

農業をやっているおじいちゃんは、体がすごく強かった。

わたしが持てないような重い物でもヒョイと肩に担ぐのです。

体の使い方をわかっているのだなと感心しました。

今回は、強くて狂っているおじいちゃんの物語“ドント・ブリーズ”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

街を出るための資金が必要なロッキー。

彼女は、恋人マネー、友人アレックスと共に、大金を持っているといううわさの目の見えない男の家に忍び込む。

だが、男は驚異的な居合い抜きを武器に彼らを追い詰める。

明かりを消され屋敷に閉じ込められた若者たちは、息を殺して脱出を図る。

男は仕込み杖を手に追いかける。

「ヤンキー VS 座頭市」近日公開!!

3.感想

おもしろかった。

ラストまで固唾を呑んで観てしまいました。

ロッキーとアレックス、マネーの3人は泥棒で稼いでいました。

これがまた質が悪い。

アレックスの父親はリミナル・ホームセキュリティという防犯会社を経営しています。

その顧客の家の鍵と、防犯解除のコントローラーを持ち出し、泥棒に入るのです。

帰り際には、窓ガラスを石で割って防犯ブザーを鳴らし、外部の犯行と見せかける手の込みよう。

そりゃあ成功しますわ。

彼らは、故買商のラウルから情報をもらいます。

陸軍の退役軍人で一人暮らしの男がいる。

彼は娘の事故で多額の示談金をもらっている。

この情報を元に3人は下見に行きます。

すると、その軍人は盲目だということがわかりました。

3人は示談金を奪いに泥棒に入ります。

しかし、この軍人は果てしなく強い老人だったのです。

わたしは、この作品を観ている間、不思議な違和感にとらわれていました。

それは、誰にも感情移入ができないのです。

普段は、登場人物に「がんばれ」やら「この人はいい結末を迎えてほしい」などの気持ちを持ちます。

しかし、この作品は誰も応援をしようとは思えなかったのです。

まずは、アレックス。

ロッキーに惚れており、何とか彼女と軍人の家から逃げようとがんばります。

一見、好青年に見えるこの男。

しかし、こいつは父親の顧客からターゲットを見つけ、泥棒をしているのです。

今回もなんやかんや言いながら、鍵とコントローラーを用意しているのです。

彼がいくらがんばっても、なんかすっきりしないんだよなぁ。

そして、マネー。

こいつについては、何も言うことはありません。

ただの下品なギャングです。

最後にみんなを逃がそうとしたところだけは、ほんのちょっと見直しました。

主役にあたるであろうロッキーです。

彼女は家庭に問題がありました。

母親がネグレクトのようで、幼い妹ディディと逃げたいと考えていました。

それには金がいる。

だから2人と一緒に泥棒をしていました。

かわいそうなロッキー・・・

ってなるか!!

軍人に立ち向かう戦うヒロインみたいになっていましたけど、彼女は泥棒ですからね。

命からがらで守ったリュックの中の100万ドルは、軍人の娘の命の示談金ですから。

ロッキーはお金を持って逃げ、ディディと共に旅立ちました。

軍人はもう追ってこないようです。

めでたしめでたし。

・・・でいいのか?

さて、問題の軍人です。

彼は娘を事故で無くしました。

盲目という事もあり、あまり外出もせずに過ごしているようです。

そこに3人組の泥棒が。

どうも軍人は彼らが入ってきた事をわかっていたような節があります。

じゃないとマネーの催眠ガスを防げないでしょう。

さらに3人の前に姿を現すシーン。

マネーが銃を撃った後に声をかけるのです。

そこで思い出されるのはアレックスの言葉。

「銃所持の侵入者は撃ち殺せる」

もしかしたら、軍人は3人のうちの誰かが銃を使うまで待っていたのでは?

正当防衛を成立させて、彼は臨戦態勢になったのだと思うのです。

わたしは、この軍人を応援していました。

盲目なのに強え!!

すげえよ!!

しかし、「あれ?」となり、軍人を手放しに応援できなくなる事実が判明。

なんと、家に女性が監禁されていたのです。

彼女は娘を事故で殺したシンディ・ロバーツ。

シンディは裕福な家庭ですので、示談金を払い、さらに無罪を勝ち取っていたのです。

それを軍人は許せなかったのか・・・。

かと思っていたら、とてつもなく歪んだ理由でした。

娘を奪った償いをさせる。

そして、もう1度娘を手に入れる。

なんと、シンディを妊娠させて、子供を産ませようとしていたのです。

あかん・・・

もう軍人を応援できない・・・

これで、わたしが感情移入をできる人はいなくなりました。

しかし、この軍人にとっては、娘の存在が生き甲斐だったのでしょうね。

帰還兵はPTSDで精神を病んでしまうと聞きます。

軍人の支えは娘だったのでしょう。

そんな彼女を奪われて、狂っていったのでしょうね。

ラスト、警察に助けられた軍人。

100万ドルを奪われた上に、ロッキーの事は隠さないといけなくなりました。

お金や彼女の事を話したら、シンディの事も表沙汰になってしまうからです。

結局、ロッキーの1人勝ちになりました。

この作品を観ながら、思ったことがあります。

それは・・・

「これってホーム・アローンだよな」

ケビンくんはあんなにマッチョではなかったけれど。

でも、家に侵入してきた泥棒を撃退するってところは同じかな。

ここまでなんやなんやと書いてきました。

結局、何が言いたいのかというと、おもしろかった!!ということ。

88分という短い時間でしたが、息をもつかせぬ展開でした。

しかし、約90分の映画って良作が多いなぁ。

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