ハドソン川の奇跡

「ハドソン川の奇跡」を観ました。

ハドソン川の奇跡 – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは、きれいな人に突然キスをされたり、ハグをされたりした事はありますか?

たぶん、びっくりしますよね。

いきなりされると。

わたしはされた事がないので、気持ちはわかりませんが。

うらやま・・・いや、心の声は出さない方がいいですね。

今回は、いきなり英雄になり、美女にキスやハグをされた男の物語“ハドソン川の奇跡”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

真冬のニューヨークで、安全第一がモットーのベテラン操縦士サレンバーガー機長は、いつものように操縦席へ向かう。

しかし、イヤな予感が過る。

「もしかしたら、飛行機は無事に離陸したものの、マンハッタンの上空わずか850メートルという低空地点で急にエンジンが停止してしまうかもしれない」

これは虫の知らせなのか。

そこで彼が下した決断は、虫の知らせを見なかった事にするというものだった。

ポジティブシンキング!!

3.感想

いやぁ、すごく胸にくる作品だった。

あのハドソン川の不時着のニュースは今でも覚えています。

川に浮かぶジェット機は、ものすごい衝撃映像でしたからね。

さらに全員無事だったという事実。

機長の腕の良さが話題になったものです。

奇跡の不時着を成功させたサリー(サレンバーガー)機長は、副操縦士のジェフ・スカイルズと共に国家運輸安全委員会(NTSB)の調査を受けます。

国家運輸安全委員会の言い分は、あんな危険な方法でなくても、もっと安全に着陸できたのではないか?というもの。

わたしは、この安全委員会の話を聞いている時、ずっとツッコんでいました。

「お前の言っている事は結果論や!!」

確かに事故の検証は大事です。

同じような事故を防ぐために。

あと、保険の問題もあるのか。

でも、犠牲者を出さなかった立役者を追い込むのは、あまり見ていて気持ちよくない。

よくいるんですよね。

結果論だけの人。

あとからは何とでも言えるのです。

その立場に自分がなったら、同じ事ができるのか?

わたしにはその自信がない。

だから、結果論にイライラしてしまうのでしょうね。

わたしは、国家運輸安全委員会にフラストレーションをためながら、サリーが憔悴していく姿を観ていくことになるのです。

サリーが見た悪夢。

それは、街中にジャンボ機が墜落するというもの。

彼は絶対に街中に落としたくなかったのでしょう。

なぜならば、ビルにジャンボ機が突っ込むというシーンをアメリカ国民に見せたくなかったから。

どうしても911を思い起こさせてしまう。

ハドソン川に機体を向けたのは、そんな考えもあったのかもしれません。

そして、不時着を成功させたサリーは、急に英雄に祭り上げられてしまいます。

驚きとまどう彼。

周りが自分の姿を見て浮かれています。

サリーは、それから悪夢や不眠に悩まされます。

彼は怖かったのでしょうね。

なぜかというと、今の状況はとても危険だからです。

サリーは英雄です。

しかし、国家運輸安全委員会に「機長の判断は正しくなく、もっと安全な方法がありました」なんて発表されたら・・・。

人によっては、サリーを悪党呼ばわりするかもしれません。

感情が反転した時の怖さを、彼はわかっていたのでしょうね。

そして、国家運輸安全委員会の公聴会が開かれます。

わたしのフラストレーションもマックスです。

そこで、サリーは『人的要因』という言葉で安全委員会を論破します。

そうだよね!

その通りだよサリー!!

見事にわたしのフラストレーションも解消。

最後に、事故から不時着するまでの208秒が流れます。

それを観たら、サリーとスカイルズがどれだけ手を尽くし、ハドソン川に降りるという決断をしなければならなかったかを実感させられます。

この作り方はうまいなぁ。

そして、休憩を取り廊下に出たサリーとスカイルズの言葉に感動するのです。

エンドロールでは実際の写真とサリー夫妻のスピーチがありました。

これを観ると、この奇跡がどれだけ偉大な事だったのかとわかります。

そして、涙があふれてくるのです。

余談ですが、サリーが夜にジョギングをしているシーンで、おもしろい看板を見つけました。

それは『グラン・トリノ』の看板。

言わずと知れたクリント・イーストウッドの名作。

彼の顔も大きく出ています。

イーストウッド・・・。

自分の作品に過去作を入れ込むなんて。

遊び心があるなぁ。

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