ルドルフとイッパイアッテナ

「ルドルフとイッパイアッテナ」を観ました。

ルドルフとイッパイアッテナ – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは迷子になったことはありますか?

わたしは方向オンチなので、よく道に迷います。

あれは不安ですよね。

わたしは一生このままではないか?

ずっとこの見知らぬ場所で過ごすのか?

やばいよやばいよ。

そして、見知った場所に出ると、ホッとして力が抜けるのです。

あぁ、頭の中に地図が描けるようになりたい。

今回は、ものすごい距離を迷子になった子猫の物語“ルドルフとイッパイアッテナ”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

ひょんなことから最愛の飼い主とはぐれてしまった黒猫のルドルフ。

偶然乗り込んだトラックに揺られて大都会東京にたどり着く。

ルドルフは、その辺り一帯を仕切るボス猫のドロンジョと知り合い、自分もインチキ商売をして生きる決意をする。

「お前は今日からボヤッキーと名前を変えるのよ。もう1匹、トンズラーという猫を連れてくるから」

3.感想

CGアニメと言えばピクサーとディズニー。

そこに「俺らもすげえのが作れるんだぜ」と日本の技術力を見せつける意欲作がでてきました。

猫がふわふわだよ。

リエちゃんの家に住む子猫のルドルフ。

おつかいに出かける彼女を追いかけます。

ひょんな事からトラックの荷台に乗り込み、一晩走り続け、気がついたらなんと東京にいました。

あぁ、ルドルフ。

もう帰られないじゃん。

東京をさ迷うルドルフは、大きなトラ猫と出会います。

このトラ猫。

この辺りのボスです。

名前はステトラ。

他にもボス、デカ、トラ、シマスケ、タイガーなどいろいろな呼び名があります。

ルドルフは彼の「オレの名前はいっぱいあってな」という言葉から、『イッパイアッテナ』と呼ぶようになります。

このイッパイアッテナがかっこいい。

ものすごく男前な猫です。

義理と人情(猫情?)がわかっているのです。

猫が惚れる猫ですね。

おもしろいのはルドルフと出会うシーン。

シシャモの奪い合いから2匹は出会います。

イッパイアッテナは、ボスとして、若い猫に1発かまします。

自分がボスだと刷り込むためですね。

ルドルフは怯え、シシャモを離します。

イッパイアッテナはその素直さにびっくり。

こいつは自分の敵にならないと考え、シシャモをルドルフに返します。

しかし、「1度あげたものはいらない」とルドルフはシシャモを置いて去ろうとします。

その瞬間、トラックにひかれそうになるルドルフ。

イッパイアッテナは彼を助けます。

彼はルドルフを一喝して、「もらっといてやる」とシシャモを食べるのです。

これは、ルドルフに自分に対する借りを作らせないためなのです。

これで貸し借りなしだぜって事ですね。

心をつかむのがうまい。

ルドルフは、イッパイアッテナと一緒に生活をする事になります。

このイッパイアッテナ。

猫の武器をよくわかっています。

その武器とは『可愛げ』

愛らしい見た目とかわいい鳴き声で、いろんな人々からエサをもらってまわるのです。

この時にいろいろな名前が付くのですね。

人それぞれに好きな呼び名をつけますから。

名前が多いということは、それだけみんなに好かれているという事です。

なかなかの戦略家です。

さて、この物語には1つの大きなゴールがあります。

それは、ルドルフがリエちゃんの家に帰れるかどうか。

ひょんな事から、リエちゃんの家が岐阜県岐阜市だとわかります。

今、ルドルフがいるのは東京都江戸川区北小岩。

猫が東京都から岐阜県に帰る方法。

そんな方法があるのだろうか?

人間でもなかなか難しい。

しかし、ルドルフとイッパイアッテナは、そんな難題をある方法で乗り越えようとするのです。

その方法とは『教養を身につける』

イッパイアッテナは、ルドルフに「教養の大切さ」について説きます。

彼はもともと飼い猫でした。

飼い主の日野さんは、アメリカに渡ることになり、イッパイアッテナが野良猫になっても生きていけるように文字を教えたのです。

イッパイアッテナは、今では新聞が読めるくらいの教養が身に付いているのです。

ルドルフは、彼から1年かけて文字を習います。

そして、岐阜へ向かう車を見つけながら、ヒッチハイクで帰って行くのです。

何だ、この方法!?

ありえないと思う人もいるでしょう。

でも、偶然乗った車が家の近くまで運んでくれたとか、東京観光に来たリエちゃんとたまたま出会って戻れたとかよりも全然良いじゃないですか。

イッパイアッテナがよく「絶望は愚か者の答えだ」と言います。

「もう無理だ」とあきらめずに自分が出来る事を探し、最大限の努力をして目標を達成する。

これは、何でもすぐあきらめて投げ出してしまうわたしのような人間には、グサグサ刺さりました。

1年ぶりにリエちゃんの家に帰ってきたルドルフ。

しかし、そこには新しい子猫がいました。

しかもルドルフそっくり。

それもそのはず、母親が一緒の弟だったのです。

リエちゃんは、すでに新しい子猫を迎え入れていたのですね。

しかし、これはリエちゃんを薄情だと責められないな。

ルドルフが帰ってくるのを1年待ち続け、寂しさに耐えられず飼ったのだから。

ルドルフは、自分の居場所はここにはないと悟り、リエちゃんの家を出ていきます。

最後に子猫に言った言葉。

「ぼくの名前はいっぱいあってな」

これは、野良猫として生きていく覚悟をした言葉だったのです。

東京に帰ったルドルフ。

何も聞かず迎えてくれたイッパイアッテナ。

号泣するルドルフ。

わたしもつられて号泣。

なんとも切ないシーンでした。

でも、外の世界を知ってしまったルドルフは、リエちゃんの家だけで暮らすのはもう無理だったような気がします。

イッパイアッテナと一緒にいろんな事にチャレンジしながら生きていく方が楽しいでしょう。

あぁ、わたしも教養を身に付けないとな。

イッパイアッテナ兄さんのようになりたい。

彼に弟子入りしようかな。

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