シング・ストリート 未来へのうた

「シング・ストリート 未来へのうた」を観ました。

シング・ストリート 未来へのうた – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんはバンドを組みたいと思った事はありますか?

わたしは大学時代にありました。

夜中に友達と話をしていると、「バンドをやろう!」とワッと盛り上がりました。

わたしは立候補してドラムになりました。

そして翌日。

普通の日々に戻りました。

みんな冷めたんでしょうね。

バンド結成の話は二度と出ませんでした。

今回は、女の子に振り向いてほしくてバンドを始める男の子の物語“シング・ストリート 未来へのうた”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

1985年、ダブリン。

両親の離婚やいじめで暗い日々を過ごすコナー。

彼は、音楽好きな兄と一緒にロンドンのミュージックビデオを見ることが唯一の楽しみという14歳。

ある日、ラフィーナを見掛け、瞬く間に恋に落ちた彼。

思わず「僕の作るビデオに出ない?」と口走ってしまう。

慌てたコナーは、彼女を振り向かせようと、クールなマジックミラー号を借りるために奔走する。

なんのビデオだ!?

3.感想

若いっていいなぁ。

こんな事を思うわたしは年を取ったのだろうな。

そして、ブレンダン・ローラーに自分を重ね合わせてしまう。

コナー・ローラーは、両親の都合で学校を転校する事になります。

そこでバンドを組むことになります。

バンドを組むきっかけ。

それは一目惚れしたラフィーナと付き合うため。

男の子が何かを始めるきっかけなんて、モテたいからなんだよね。

ほぼ全員。

かっこつけて何か理由を作るけど。

素直になれよ~・・・って言いたくなります。

コナーはどんどん音楽にのめり込んでいきます。

すると、顔がどんどん変わっていくんですよね。

アーティストの顔になっていく。

そして発言も変わっていきます。

言葉がまるで一篇の詩のようになるのです。

ラフィーナとのやり取りなんて、詩を交換しているよう。

「”悲しみの喜び”を知って。それが愛よ。喜びと悲しみは一緒なの」

こんな言葉、わたし言ったことないよ。

この作品を観ていると、想像力の大切さがわかります。

1つ気付いた事があります。

それはアーティストの発言。

時々、すぐには理解できないような事を言いますよね。

アーティストは、常に想像力を働かせているから、普通の人がすぐにはわからないような言葉が出てくるのです。

なんとなくひとりで納得してしまいました。

コナーとラフィーナは、ボートでイギリスへ向かいます。

このシーンを観ていて、だんだんと涙が出てきました。

この涙は何だろう?

わたしは何に胸をうたれたのだろう?

そして、1つの結論に至りました。

これは『うらやましさ』です。

誰もが人生においてあきらめた夢があると思います。

才能が無いことに気付いたり。

家族に反対されたり。

家庭の事情で諦めざるを得なかったり。

わたしなんか、自分で勝手に理由を付けて、挑戦さえしなかったりしました。

しかし、コナーとラフィーナは、その若さと無鉄砲さで、自分の夢を叶えようとしているのです。

強引に。

わたしは、なぜ何もやろうとしなかったのだろう。

頭でっかちになって、あれこれ屁理屈こねて・・・。

2人の若者のキラキラした姿に、夢を捨てた自分が刺激され、涙があふれてきたのです。

そして、声援を送りたくなるのです。

行けー!!がんばれー!!と。

この物語の中でも、わたしと同じ気持ちを抱いていた人物がいました。

それがブレンダン・ローラーです。

彼は、芸術家を夢見ていました。

しかし、両親の反対にあいます。

さらに、ドイツへ行くための家出を計画していましたが、母親に見つかり諦めました。

夢破れし者なのです。

彼は、レコードだらけの部屋でくすぶっています。

もしかしたら、両親のケンカの声を聞かないようにするために、幼い頃からレコードばかり聴いていたのかもしれません。

そして音楽好きになったのかも。

コナーとラフィーナはボートでイギリスへ向かいます。

その手助けをしたのはブレンダンでした。

普通に考えたら、こんな計画は無茶です。

下手したら死んでしまいます。

しかし、ブレンダンはそれでも行かせました。

それは、夢を諦めてくすぶり続ける辛さが身に染みてわかっているからでしょうね。

だから、ボートを見届けながら、「やった!」とガッツポーズをしたのです。

わたしは、知らぬ間にブレンダンと自分を重ね合わせていました。

あと、コナーはエイモンと出会って良かったな。

絶対に盟友になるよ。

甲本ヒロトと真島昌利のように。

この作品を観た方のほとんどが思ったでしょう。

サウンド・トラックが欲しいと。

わたしも思いましたよ。

いい曲ばかりだったし。

何よりコナーの声がいいしね。

そのうち、サントラを聴きながら、優雅にコーヒーでも飲もうかな。

そして、若さのキラメキを感じよう。

あ、また泣いちゃう・・・。

(Visited 8 times, 1 visits today)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存