【百物語も】短編怪談大募集!【話が進む】

4 :名無しさん :2014/03/27(木)14:22:10 ID:???

暗くなるころあの海で

4.アガザミ

根室の標茶川にアガザミを見に行った。真っ赤な甲羅に大きな棘をもつ蟹で、数年に一度海から川にあがってくるという。月のない晩に待っていると、噂とは違って不思議な薄青さに染まった頭ほどもある蟹がぞろりと群れをなして沖からやってきた。何をめざしたものか、ただもくもくと砂浜を伝い、河口から上流へと昇っていく。捕まえると何かよくないことが起こるそうだが、それが何なのか町の誰に聞いても判らなかった。眺めているうちに、いつの間にか雲間から月が照らし、蟹はいっそう底光りするようだった。

5 :名無しさん :2014/03/27(木)14:34:58 ID:???

アガザミってググっても画像出てこないんだよな

ガザミの一種とは思うけどどんなカニなんだろう?

6 :名無しさん :2014/03/27(木)14:40:20 ID:???

暗くなるころあの海で

7.ウキモノ

新潟の村上は、日本海側では随一の鮭どころとして知られ、冬ともなると軒先に吊された鮭がひとつの風物詩となっている。古い城下町の趣きを残すこの地にはまた、それと同じくらい昔からウキモノという変わった言い伝えが残されている。

村上藩の藩士某が、お役目で島に渡ろうと沖にこぎだすと、霧のむこうに不思議な形をした大きなものが見える。岩礁のたぐいかと訝しんだが、動いているので何かの生き物のようでもある。近づいて真偽を確かめんとしたが、いつのまにか見えなくなってしまった。

何をするわけでもなく、この街の沖ではときおりこうしたものが浮かんでいるのだそうだ。

7 :名無しさん :2014/03/27(木)16:45:19 ID:???

地方都市のその地域だけで語り継がられているような話にワクワクする

8 :わんこ交戦中 :2014/03/27(木)18:14:07 ID:???

隣の家なんだけど、この家では犬を庭で放し飼いしてるんだわ。

この犬がよく吠えるんだわ。

別に誰かに向かって吠えてるわけじゃなく何も無い空間に向かって吠える。

ていうか空間に向かって戦闘開始したりもする。

その様子をうちの姉ちゃんが見て

「ああ、また来てるのね」

とボソリ。

また母ちゃんが見たときも

「今日は勝てるかな?」

とまたボソリ。

おい犬よ、おまいは何と戦ってるんだ?

9 :名無しさん :2014/03/27(木)23:07:31 ID:???

暗くなるころあの海で

9.ヨアガシアイベ

黄昏は、「誰ぞ彼」に由来する言葉で、要するに近づいてくる人物が誰なのか判然としない時間帯という意味合いをもつ。この時間帯はまた「逢魔が時」という別名も持っていて、彼方から正体も定かならず近づいてくるものの中に魔が潜むことを的確に表現した物言いといえよう。以下は、福島の閑散とした浜辺で偶然出会った少女から聞いた話である。

漁師町に生まれ育った彼女は、日が沈んだ直後の蒼く染まる浜辺が好きでよくその時間帯に浜辺を散歩するそうだが、そんなとき、ひと月に一度ほどの割合で奇妙な二人連れに出会うことがあるという。多くは知らない人間なのだが、彼女に関心を示すでもなく通り過ぎるその人物の後ろに、「奇妙なもの」が付き従っているのだそうだ。彼女の言を借りればそのものは「ほうぼう」という魚によく似ていて、ただ何をするでもなく人間と一緒に彼女の傍らを通り過ぎていくという。

地元では彼らを「ヨアガシアイベ」と呼ぶそうだ。少女は、日暮れの散歩を続けるうちにいつか自分にも「ヨアガシアイベ」がつくだろうと言っていた。

10 :名無しさん :2014/03/28(金)09:30:19 ID:???

暗くなるころあの海で

10.トドワラ

根室から知床に向かう海岸線の途中に、トドワラはある。果ても知らぬ海の湿原ともいうべき荒涼とした風景の中に立ち枯れた樹木が白骨のごとく林立し、さながら黄泉の光景である。

夕暮れ時ここにたつとごくまれにヌレオンナに会うことがあると聞いて早速尋ねてみた。

訪れる人もない湿原で、細々と渡された木の遊歩道に立ちつくし水平線に夕日がのっこりと沈むのを呆然と見送っていると、ほどなくヌレオンナが現れた。火を持っているか聞かれたので黙って手渡すと、むこうも黙って煙草に火をつけた。旅人の血を吸うという噂も聞いていたが、別にそうした剣呑さを感じさせることもなく、いつまでも黙ってそこにそうしている。日は没し、あたりはいよいよ暗くなってくるようである。

11 :名無しさん :2014/03/28(金)10:06:31 ID:???

暗くなるころあの海で

12.イソガキ

三浦半島は砂浜よりも岩場が多く、釣り人ならともかく海水浴等の遊びには向かない土地柄だ。

そんな土地にはそれにふさわしい話が残っているもので、以下は三浦に出かけた際、市役所の職員から聞いた話である。

昔からこの辺りでは、磯遊びや釣りに出かけるときは芋やカボチャを持っていけという教えがあるそうだ。もしそれを忘れると、岩場で急に猛烈に腹が減りだし、甚だしくはそのまま人事不省に陥ってしまうという。地元の人はこれを「イソガキ」と呼ぶ。

深山に分け入った旅人が急に目が回って倒れるという「ヒダルガミ」という話とよく似ている。

あちらは握り飯をもっていれば難を逃れられるのだが、なぜかこちらはイモタコナンキンだ。これも土地柄か。イソガキとは磯餓鬼なのだろうが、なぜ海に限った話なのかは判らない。

13 :夢見の古墳 :2014/03/28(金)11:55:37 ID:??? の前亡くなった曾祖父から聞いた話。

関西の長尾連山に広範囲にわたって古墳群があるんだけど、そのうちのどれかは知らないけど「夢見の古墳」てのがあったらしい。

まあこのネーミングは曾祖父のグループがかってに名付けたもので地元でも根付いてはいないんだが。

山ってのは時代を問わず子供たちの遊び場であり秘密基地でもある。

うちの曾祖父も子供の頃は山にしょっちゅう遊びに行ったんだが古墳を秘密基地にして仲間と遊んでいたとか。

そのうち仲間の誰かが「ここでうたた寝をすると必ず夢を見る」ことを発見した。

しかも「夢の内容は必ず覚えている」のだそうだ。

夢の内容はほとんどは関連性などはなくバラバラで普通の夢と言っていい。しかしキッチリと覚えている。

曾祖父たちは夢を見に行っては仲間たちと夢の内容を語り合って楽しんでいたそうだ。

そうは言っても赤ん坊や中高年じゃあるまいし、遊び盛りの子供ががそんな簡単に明るいうちからなかなか眠れるもんじゃない。

思案の末、酒飲めばすぐ眠れるんじゃないかと各自家から酒をかっぱらって集合。んで酩酊泥酔するもの続出。

結局まともに動けなくなってしまいそのまま古墳で一泊、村では子供たちが集団でいなくなったと大騒ぎ。

よく朝、明るくなってから山を降りると全員親から鉄拳制裁くらったそうだw

おまけに古墳が荒らされてはたまらんからと、以後古墳に行くことを禁じられてしまった。

曾祖父が最後に見た夢は「神輿で川を遡上してたらいつの間にか未来の村を進んでいた」という内容らしい。

ちなみに長尾連山はかなりの部分が造成されてしまい「夢見の古墳」が現存してるかどうかはわからない。

おわり

19 :名無しさん :2014/03/28(金)23:50:20 ID:???

>>13

この類の話は大好きだよ

14 :名無しさん :2014/03/28(金)12:30:19 ID:???

夢見の古墳って昔話みたいで素敵な名前だな

こういう素朴でオチもない話好きだ。

15 :名無しさん :2014/03/28(金)13:39:55 ID:???

俺はかなりの変態だ

どのくらい変態かというと、自分の性欲を満たす為に引越ししたくらいだ

先月からは女子大生が多く住んでいるマンションに越してきた

マンション内のゴミ捨て場すぐ隣の部屋が空いたのだ

ここならドアの覗き穴から誰がゴミを捨てにきたのか簡単にチェックできる

ゴミ捨て場の状態は頭に入れているので、顔さえわかればいいのだ

そう俺の性癖は他人のゴミ漁り

もちろん可愛い女限定だけど

おや、こんな夜中に誰かゴミを捨てにきたようだ

やった!いつもの美人さんだ

この人はほんとにタイプで一番お世話になってる

早速捨てたゴミを部屋に持ち帰る

何が出るかな?何が出るかな?

ん?ゴミ袋の中にまたゴミ袋

そのゴミ袋の中に更にまたゴミ袋

これは経験上パンツや下着の可能性が高いぞ・・最高だ

それにしてもどれだけ厳重にしてるんだ

何重にもなっているので俺はカッターで一気に引き裂きゴミ袋を逆さにして中身を出した

すると、ゴミ袋の中から薬指に指輪をつけた血だらけの左手がボトっと床に落ちた

20 :名無しさん :2014/03/28(金)23:56:49 ID:???

暗くなるころあの海で

14.アトゥイ

アトゥイとはアイヌ語で「海」を指す。冬になって沖が見渡す限りの流氷に覆われ、果て知らぬ平原のようになったころ、

アトゥイは現れるという。遙か遠い水平線のあたりに、人とも獣ともつかぬ灰色の影が立ち、沖から吹き寄せる風に乗せて

悲鳴にも似た叫びをびょうびょうと響かせるのだそうだ。網走では、厳冬期を迎えるころこのアトゥイの声を聞き、狂い

死にする者が後を絶たなかったとも聞く。

この地に生きる人にとって、アトゥイとは海そのものへの畏れに他ならなかったのだろう。網走の海では、今でもとき

おり、アトゥイと思われる声が街に響く。

21 :名無しさん :2014/03/28(金)23:59:15 ID:???

暗くなるころあの海で

15.ヤナムン

ヤナムンとは琉球方言で「悪霊」のことだ。もっとも現代語である悪霊という言葉の

もつ意味とは若干ニュアンスが異なるが。

琉球にはユタと呼ばれる巫女信仰が根強く残る。ユタは、カミダーリーという憑神状態

を経て一人前となるのだが、この時各地のウタキという聖地を半ば心神喪失しながら経巡る

のだという。昔、このカミダーリーの際、恩納村の海岸でヤナムンにあったユタがいたそうだ。

ヤナムンはユタを見るとともに海の底に行こうと語りかけてきた。ユタが嫌がると、

それでは代わりにお前の別れた夫のマブイ(魂)を連れて行こうといった。それをも嫌がると

ではお前たちのかわりにもっと多くのマブイをとってくるとしようと言い放ち、ヤナムンは

潮騒の向こうに消えた。

ただの言い伝えなので、ヤナムンが何のことを言ったのかは判らない。戦前の話であれば

何か判ったような気もするのだろうが、これは戦後の話だという。

22 :名無しさん :2014/03/29(土)09:19:34 ID:???

暗くなるころあの海で

17.ウミビッキ

今でこそ数も少なくなり幻の高級魚扱いだが、昔から秋田で冬の味覚といえば

ハタハタをおいて他にない。12月になって海が荒れ、冬雷が水平線を照らすよう

になると、ハタハタ漁の季節だ。八森の漁師たちは春までの稼ぎをこのハタハタ

に賭けて、荒れた冬の海に挑んでいく。

あるとき、いつものように六人漕ぎの木舟を繰り出し定置網にとりつくと、

ハタハタで一杯の網の中に奇妙なものが紛れている。取り上げてみると、灰青色

の不思議な角をもつ蛙だった。漁師たちは大変気味悪がってこれを海に捨てたが、

水揚げしてみるとやはりハタハタの群れにまじってこの蛙がいた。翌日、最初に

蛙を見つけた漁師が反対するのを振り切って5人で出漁したが、沖で雷にやられて

誰も戻らなかった。気がつくと、死んでいたはずの蛙はいつのまにか姿が見えなく

なっていた。

八森の港で漁師に聞いた話だ。ハタハタは神の魚(鰰)と書き、雷とともに来る

ので雷神の使いと考えられていたという。ハタハタの祟りなのかと考えたが、それ

では蛙が何だったのかまるで判らない。

23 :名無しさん :2014/03/29(土)09:21:31 ID:???

暗くなるころあの海で

18.シュクネギ

岩と岩の間にへばりつくようにして、その街はある。30戸程度の集落が、何か奇妙な生き物

のように融合し、もたれあい、人一人通れるだけの小路をはさんで一塊りになっている。唯一、海だけが開かれていて、周りはすべて山である。かつて日本海を千石船が行き交い、表日本ともいうべき活況を呈していたころ、壊れた船の部材を使って、この街は造られた。ただの磯としか見えない湾にでてみると、四国の御影石で出来た船つなぎが数百年のあいだここが港だったことを教えてくれる、そんな街だ。

はや暮れかけた冬の日差しになにがしかの寂寥を感じながら港で佇んでいると、後ろの小路にちらりと白いものが見えた。どうも女性のようだったが、判然としない。崖に目をやると、何という花か、黄色い百合にも似た花弁が一斉に揺れだした。足音が聞こえるのに、目をやるとちらりと白い影が見えるだけで一向に姿が判らない。何かを思い出しそうになったが、それより早く陽が沈んでしまいそうな気配である。街で唯一の喫茶店に橙色の灯りがぼうっと灯った。

24 :名無しさん :2014/03/29(土)14:07:52 ID:???

暗くなるころあの海で

20.オラブイオ

奄美に祖母が住んでいるという女が、酒に酔ったときふと思い出したように

「オラブイオ」という話をきかせてくれた。

五平という若者が磯で不思議な魚を見つけ魚篭に入れて持ち帰った。どうにも不思議な魚なので軒下につるして放っておいたところ、その晩遅く、外から何やら叫ぶ声がする。うとうとしながら聞いていると「こけけ。こけけ。」(こっちに来い)と言っていた。奇妙に思い表に出ると声はやんだ。どうも魚が喋ったように思えた五平は気味悪がって翌日魚を磯に放した。

その話を聞いた茂吉は五平の臆病を笑い、わざわざその魚を探して軒下に吊しておいた。案の定、夜になると魚が今度は「ずんばいこけけ」(いっぱいこっちに来い)と叫ぶ。茂吉が調子をあわせて「こけこんか」と外に呼びかけたところ、津波が押し寄せてきて村の半分が無くなってしまった。

奄美には浦島太郎に似た竜宮伝説も残っている。一夜にして村が消えるという浦島も、津波の記憶と関わりがあるのかもしれない。魚がどのように不思議だったのか聞こうと思ったが、女が寝息を立て始めたので結局聞き損ねた

25 :名無しさん :2014/03/29(土)14:09:02 ID:???

暗くなるころあの海で

21.ユルリ・モユルリ

吹き付けてくる飛沫があっという間に背中に凍り付く氷点下の海に船を出した。

波はときに4mを超え、垂直かと思えるほど傾いだ甲板からみると鉛色の壁がせまるようでもある。荒海に乗り出して2時間ほど、それまでただ灰緑色と白に埋め尽くされていた視界がふいに開けると、そこにユルリ島があった。

どれほど近寄っても氷山にしか見えない。氷柱にも似た氷の瀑布が切り立った島の四周をぐるりと囲んでいる。エトピリカの群生で知られる天然記念の島も真冬の今は動くものとてない。寂寞たる想いを抱きつつ引き上げようかと考えたとき、不意に重く固い響きをあげて氷柱が海に砕け落ち、どこにいたのか一群の鳥らしきものがきあきあと叫びながら飛び立った。冷水を浴びたような気分になって連れを振り返ると、灰色の眼の奥に一群の影がよぎって消えた。

ユルリとは、アイヌの言葉で「鵜のいる島」を指すという。

26 :名無しさん :2014/03/29(土)15:58:33 ID:???

面白い~

ワクワクする

28 :名無しさん :2014/03/30(日)08:24:17 ID:???

暗くなるころあの海で

22.オデレンセ

三陸といえば気仙沼が有名だが、それよりさらに北に向かった沿岸の行き止まりともいうべきところに大船渡はある。何の因果か列車も高速も内陸部を走っているので、ここにいくためには一度南下して回り込むか山の隘路を2時間ドライブするしかないという陸の孤島である。

娯楽といえば街に一軒のスーパーがすべてというこの街に友人夫婦が移り住んだ。

挨拶がてら訪ねると、三陸特有のリアス海岸に深い霧が立ちこめる中、うすぼんやりとヘッドライトを灯した車でやってきた。

「オデレンセ」聞き慣れない不思議な言葉で出迎えられた。もう昼近くだというのに、陽差しらしいものもなく街中が白く濁っている。どこを走っているのかさっぱり判らず、問いかけても返事が返ってこない。気がつくと車は人影もない海岸で止まった。

潮騒の音が聞こえるだけで、海らしきものはまるで見えない。「おでれんせ」海のほうから呼びかける声が聞こえた。

29 :名無しさん :2014/03/30(日)08:26:09 ID:???

暗くなるころあの海で

26.ホシタル

ニューギニアには蛍のなる木があるという。数本の樹木を蛍が覆い尽くし、一斉に明滅を繰り返す。先の大戦では、米軍が発光信号と見誤って迫撃弾を撃ち込み、日本軍は戦友の魂が来たのだと涙を流したのだそうだ。

6月に小笠原に来たのはそんな光景を期待してのことだったのだが、あいにくどこにも蛍は見えない。あれは南方の話だしなどと思いながら、夜の山道を海岸へ向かうと、足下に点々と緑色に光る茸が生えて海への道を照らしていた。

波打ち際では夜光虫が群をなし、差し入れた足の周りや砕ける波に連れて不思議な深い蒼に光り輝いている。ふと気がつくと、誰もいないと見えた浜に一人の女性が立ち、夜光虫の輝きに包まれていた。透き通るような白い横顔に見惚れていると、いつの間にか夜光虫が周囲を漂いだし、無数の蒼い光に囲まれて海そのものが光り出したかのようである。

夜光虫に照らされる彼女をみつめながら、なぜだか蛍の語源が星垂だったことを思い出した。

30 :名無しさん :2014/03/30(日)11:34:33 ID:???

暗くなるころあの海で

27.コノハナ

女がどこか連れていけとせがむので、西伊豆に繰り出した。太平洋側では珍しく海に沈む夕陽が見られるので、漫然と眺めるだけでもたいそう楽しいところだ。

着くと、例年にない暖冬のせいか既に桜が満開で、海縁の土手にも桜が群をなし、波間に白い花びらがたゆたっている。はや暮れかけた日差しはそれでも長閑なのに、時ならぬ強い海風に桜が舞い散り春の吹雪が海辺を包んでいる。

はらはらと舞い狂う桜を見に行った女がやがて帰ってきたが、どうも行く前と様子が少し変わったような気がして、落ち着かない気分である。女が何か呟いたが、波の音に紛れて何と言ったかは判らなかった。ふいに女が顔を寄せると、のぞき込むようにして接吻けてきたが、何故か砂の味がして驚いて押しのけるとけたけたと笑い出した。

31 :名無しさん :2014/03/30(日)11:35:43 ID:???

暗くなるころあの海で

29.テユイ

土佐の高知に手結と書いて「テイ」と読む不思議な名前の港がある。地元の者に由来を尋ねると面白い民話を聞かされた。

土地の若者が所用あって遠国に行かねばならなかったとき、独り残る女房が心配で正直者の親友に番を頼んだそうだ。その友人、何を考えたか夜ごと添い寝しながら女房の下腹に手で蓋をするものだから、不心得者も夜這いもできずにいたのだが、いつのまにやら女房の腹がみるみる大きくなってきた。しかしそこは正直者、心当たりもないのだからと泰然自若としていたのだが、さて十月十日を経ていよいよ出産となったとき、産婆が男の手をどけるとその手を掴むかのように手だけが腹からでてきたそうな。

そこから地名は手結となり、古名に「テユイ」と言ったものがそのうち「テイ」になったそうだ。生まれた手がその後どうなったかは伝わっていない

32 :名無しさん :2014/03/30(日)13:28:12 ID:???

あれは暗い雨の日だった

若い一人の女性が命を絶った

1枚の手紙を残して

俺はそれを彼女の家で見つけた

彼女は苦しんでいたのだ

そう、死んだはずの彼女が霊となって

何度も自殺を試み死ぬために憑依した

人間を何人も殺したそのことが、

手紙には連綿と書き綴られていた

次の瞬間、負の感情が心の底から沸き上がってきて、

「自殺しよう」、そう思った、俺がそばにあった

果物包丁を手に取ると「あなたのまんぽこに僕のちんぽこをいんぽこしていいぽこ?」

どこからともなく聞こえてきたアホらしいその声に俺は爆笑した

自殺なんてする気がなくなったのだ今思えばあの声は彼女に殺された人々の

霊の仕業だったのかもしれない。おかげで俺は生きている

あの手紙は処分する事もできず、その場に置いてきた。

この先、廃墟で宛先のない遺書を見つけたら注意してほしい。

俺の様な奇跡は二度と起こらないだろうから

33 :名無しさん :2014/03/30(日)13:56:21 ID:???

暗くなるころあの海で

30.フウソ

青森の竜飛岬といえば本州の最北端であると同時に日本海の激浪と強風の吹き付ける荒々しい土地としてつとに有名である。峻厳な岬の突端に立つと、鉛色の果てなき海原からごおごおと魂ごと浚っていきそうな風が吹いてくるのが何とも心地よい。

そこで一人の老婆と出会った。腰が深く曲がり、手拭いのため表情もはっきりと見て取れない。

何故かは判らず石仏を連想した。老婆が言うには、両の手とも冷え切ってしまって思うようには動かず、かろうじて足だけがいうことをきく状態で、土地の者はそれを「フウソ」というそうだ。

風に晒され続けるうちに、人もまた石となっていくのだろうかと思いつつ、老婆に別れを告げると、手ずから林檎を渡された。そのとき一瞬触れた老婆の手から、ひんやりとしたものが体内に入った気がして思わずはっと見上げると、いつのまにか老婆はまた岬の突端に立って何故か風に向かって大きく口を開けていた。

34 :名無しさん :2014/03/30(日)19:37:00 ID:???

暗くなるころあの海で

32.アカエイ

松島は霧が濃い。大小さまざまの島から成る入り組んだ内海に忍び寄るように霧がたちこめ、そのくせ空にはぽかりと赤い満月が浮かんでいるような晩には、決まってアカエイがばたばたと飛び回る音が聞こえるという。アカエイというのがいわゆるエイを指すものなのか知らないが、何故海中の生き物が空を飛ぶのか、また飛んだからどうだというのかさっぱり判らない。それで思い出したが、エドの随筆集に霧の立ちこめる晩、島を見つけて焚き火をしたところ一瞬にして島が海中に没し、巨大なエイの背中だったと判るという奇談があったが、こうしてみるとエイというのもなかなかに人を懼れさすものらしい。

35 :名無しさん :2014/03/30(日)21:08:16 ID:???

アカエイ本当に飛ぶらしいね

36 :名無しさん :2014/03/30(日)22:39:35 ID:???

アカエイが飛ぶのとか見たら怖いだろうなあ

もう写真だけでぞわっと来るわ

37 :名無しさん :2014/03/30(日)23:27:54 ID:???

これが飛んでる姿を見たら失神する

38 :名無しさん :2014/03/31(月)09:27:08 ID:???

暗くなるころあの海で

33.コウモリダコ

人の目の届かない遙か深い海の底にどんな生物が住んでいるのかはまだほとんど判っていない。時折地震などの天変地異の先触れとして深海の生物が陸に現れ、その奇怪な生態で人々を畏れさせることがあるにしても。

コウモリダコは海中探査で初めて存在が確認された稀少動物である。もっともたった数回の目撃例では稀少というにもほどがあるとも言える。全身紅く染め上げたような色彩で、短めの手足の間に長い外套膜を持つがゆえに、ちょうど蛸の頭に蝙蝠の羽が輪を描いてついているような不思議な形をしている。以前聞いたコロモダコという不思議な生き物によく似ているのでいささか驚いた。坊主の袈裟を着て蝙蝠のごとき羽を持つ不思議な小さな蛸が見る見るうちに手足で舟を絡め取り海中に没したという話だったが、当時は墨を吐くという連想からそうした話が出来たのだろうぐらいに考えていた。現実にそうした奇妙な生き物が写真に残されているのを見ると痛快という他ない

39 :名無しさん :2014/03/31(月)09:28:00 ID:???

暗くなるころあの海で

34.ガンツウ

明かりも途絶えた夜の尾道をさまよい、一軒の小料理屋に立ち寄った。ここでは蒸した蝦蛄がいい酒のあてであるそうだ。なるほどの珍味に杯を重ねていると、店主が蟹を出してきた。

このあたりではガンツウと呼ぶそうだが、同行者がちょっと不思議な顔をしたので気になり、何か委細があるのかと尋ねるとこの蟹には手をつけないほうがいいという。店主に問いただすと、今日は魚河岸に名物の蟹がなく、困っていたところ浜にいた見慣れぬ漁師から買い上げたものだとか。

奇妙な話だと思いながら店を出ると路上に一匹の蟹がいた。どこからきたものやらまるで判らない。同行者を振り返ると、なぜだか瘧にかかったようにぶるぶるとふるえだした。

40 :名無しさん :2014/03/31(月)09:31:26 ID:???

暗くなるころあの海で

35.ムナギ

三島に鰻を食いに出かけた。このあたりでは上物の鰻は胸の黄色さで見分けるんだそうで、ムナギとも呼ぶらしい。

生きている鰻の目に千枚通しを打ち、あっという間に腹を割き骨をはずしてしまう。その手さばきにはほれぼれとしたが、目打ちされる前の鰻が妙に活きがよくてたらいではねたその瞬間が何度も思い出されて、なぜだか胸のつかえるような気分がした。

食後の散歩と海にまで出かけると、暮れかけた春の日差しのなか、釣り人が奇妙なものを提げていた。よく見ると腹の黄色いまるまると太ったムナギである。鰻のシラスをとることはあっても海でこんなムナギがとれるなんてと釣り人も訝しんでいた。また胸のつかえる気分がしてムナギを見ることに耐えられず、立ち去ろうとしたのだが、釣り人が一緒についてきそうな気配を見せて私を慄かせた。

41 :名無しさん :2014/03/31(月)10:09:12 ID:???

こっちのオカ板で一番面白いスレ

42 :名無しさん :2014/03/31(月)18:29:24 ID:???

このスレ、いい感じだわ

43 :名無しさん :2014/03/31(月)23:45:00 ID:???

暗くなるころあの海で

36.アーケガンシーレガン

新潟に「マリンピア日本海」という水族館がある。市内からほど近いところではあるが、強風吹き付ける日本海に面していて近くには何もないモーテルのような立地なので、バスで乗り付けたりするとなにがしかの寂寥感を抱かずにいられない、そんな場所にぽつんと建っている。

私が訪れたその日はたまたま年末の平日で、閑散とした館内にBGMだけが遠く響き、中央のホールに据えられた巨大なクリスマスツリーの周りにも人影一つ見あたらなかった。何を期待してこの場所にきたのか自分でも判然としないまま、呆然とロビーの椅子に座りあと30分で閉館というアナウンスを聞いていると、アナウンスの向こうにかすかに「アーケガン、シーレガン」と囁く声が聞こえる。何のことかと耳をすますとだんだんに声が大きくなって来るようである。ふとみると、入り口にほど近いところに白い服を着た若い女が立っている。

今度ははっきりと声が聞こえた。確か「赤いの、白いの」という意味だと考えているといつのまにか女の足が私の目の前にあった。

44 :名無しさん :2014/03/31(月)23:46:34 ID:???

暗くなるころあの海で

38.ウグメ

長崎は五島列島のはじに小値賀島はある。知らないうちは「こねが」だと思っていたが、実はこれで「おじか」と読むのだ。この島の漁師の間に「ウグメ」という話が伝わっている。

大漁に喜ぶ漁船が勇んで港に帰ろうとしていると、見張りが前方に瀬があることを告げる。

船頭には見えないのに見張りは絶叫して回頭を指示する。そのうち前方に白波が立っていることに慌てた船頭が面舵を切り、何故か船は端から見ると安全な航路をはずれて瀬につっこんでいき、そのまま座礁沈没してしまう。

柳田国男によると、ウグメは産女が転化したものらしい。死産に伴う女の妖怪が、なぜ長崎

では海のあやかしになったのかは私にも判らない。

45 :浜名湖の怪 :2014/04/01(火)00:38:29 ID:???

112 :浜名湖の怪 :2014/03/31(月)20:39:28 ID:Xv8hM2Fnm

こんまえ浜名湖に行った時のこと。

ここは溺死した少女の幽霊やら、事故死した亡霊出没やら、はてはウナギの幽霊まで出るとゆう心霊ポイントばい、今回遭遇したとはそげなんれともちごうとる、

俺と友人とでゴムボートで繰り出したん風に流しゃれながら釣りしとると突然

ガツッ

ボートがなんかにぶつかったとよ。

船底が水底に擦ったとかと思い湖面ば見るとここはかいなり深い場所やったとよ。

俺らはボートに破損が無い事ば確認し流木かいなんかにぶつかったかいなぁと首ばかしげたとよ。

そいけんちょこっとの間して

ガツッ

またなんかと接触したばいうやけん。

なんばいなんばいと見渡すも周囲にはなんもなか。

そぎゃんことがなん度か繰り返しあったとよ。

そいで夕方になり突然

モワッ

目の前の水面が盛り上がったとよ。

湧き水か?と思い水面ば見て俺らは息ばのんやけん。

ボートの真下になんかいる!

大きしゃは俺らのボートよりも遥かにでとね。たぶんやけど5メートルは超えとる!

目ば疑い見直すもやはりなんかいるとよ。

ばってんこぎゃん巨大な生物が浜名湖におるか?これはもばってんて生物やなくて霊とか妖怪の類いなんや・・

そん巨大ななんかはジワジワと底へ沈んでいきやがて消えたとよ。

オチとか無いんやけど霊とか妖怪とかほんまにいるのかもなぁ・・と考えしゃしぇられた一日やったとよ。

バス釣り板 「バス釣りのえずか話」より転載

46 :名無しさん :2014/04/01(火)08:48:36 ID:???

暗くなるころあの海で

39.イソナデ

大型の客船で青海をたち、小笠原を目指して航行していたときの話だ。大島を通り過ぎるあたりで、日が暮れかけ、空と海が鮮やかな橙に染まった。何か不吉な影のように大島が黒々と横たわり、それ以外はみな同じ色に輝いている。しばらくその壮麗な光景に魂を奪われていたのだが、ふと視界の隅に黒い奇妙な影が映った。

巨大なそれは、一瞬海中に潜ったとみるとまたすぐ凄い勢いで海上に躍り出た。何か魚類の尾のようにも見えた。しかし途方もなくでかい。針のような鱗のような尖ったものがぎらりと輝いていた。あっと思ったときには、またもとの通り静かな海面に戻っていた。

あれが昔から伝わるイソナデというものだったのかもしれない。今でも不思議な記憶だけが残っている。

47 :名無しさん :2014/04/01(火)08:49:35 ID:???

暗くなるころあの海で

40.アヅイイナウ

シャラと呼ばれる浜の先には、コタンのものがアッコロカムイと呼んで畏れる巨大魚が住んでいた。

それを見たというエカシの話によると、そのもの大きさが60尋を超え、鰭だけでシャラの浜を覆うという。鯨を数匹一度に丸飲みにするというこのカムイにあるときコタンの若者数人が挑んだが、誰も帰ってはこなかった。

アッコロカムイは全身紅く光り輝くため、海や空が紅くそまる海上には決して漁に出てはならぬと固い言い伝えが残っている。このものはまた何故か海の神レプンカムイへの捧げ物としてアヅイイナウ(海木幣)という別名ももつ。シャラとは現在の砂原(さわら)を指すという。

48 :ファイル01 :2014/04/01(火)21:49:04 ID:???

ミスターMは最近悩んでいた。

窓から外を眺めるとワンピースの清楚な美しい女性がこちらを見ている。

目と目が合うと彼女は優しく微笑んでくれる。

しかしそんなことはあり得ない。

絶対にあってはならならい。

なぜならここは隔離された研究施設、施設の外には絶対に人はいない。

では彼女はいったいなんなのだ?

いわゆる日常から隔離されこの施設から出ることもできずすでに5ヶ月。

閉塞空間での長期滞在では精神に異常をきたす人もいるそうだが私は弱者ではなかったはずだ。

- ポッ・・ -

ポッ?まるで鳥の声のような何かが頭の中に響いた。

ハッとして窓から外を眺める。

優しい笑みを浮かべ彼女が歌っている・・?

- ポッ・・ポポッ・・・ポポポポッ・・ -

うわあああああああああ!

「どうしたミスターM!」「なにがあったの!?」

同僚たちが何事かと飛んで来た。

「窓の外に人がいる!」

ええ!?と驚く一同。

皆いっせいに各窓から外を眺めるもそこにはいつも通りの沈黙した世界が広がる。

「ミスターM、あなた疲れてるのよ・・少し休んだ方がいいわ」

心配そうな顔でミス.Sが気遣ってくれる。

「ありがとう、そうさせてもらうよ」

俺は自分のベッドに戻り目を瞑った。

ところが

- ポッ・・ポポッ・・・ポポポポッ・・ -

彼女の歌声が頭から離れない。それは抗うことのできない美声、天使の歌声とはこういうものか?

ミスターMは窓から外を見た。あいかわらず彼女は優しい微笑みでそこにいた。そして俺に手を差し伸べている。

合いたい、彼女と直接手を合わせたい!押さえきれぬ欲求!俺は施設の外に出ようとした!

「何をしているんだ、ミスターM!』

羽交い締めにして俺を止めたのは同僚のミスターWだった。

「離してくれ、彼女が、彼女が俺を呼んでいるだ!」

「駄目だ、ハッチを開ければ全員死ぬぞ!」

「うわあああああああ!」

時間が経ち次第に落ち着きを取り戻す。

「ちなみにどんな人が外にいたんだい?」とミスターGが聞いてくる。

ミスターMはこれまでのことを詳細に説明する。

「君が見たのはもしかして神とか天使とかそういう類いかもしれないな」

「ミスターM、あなたやっぱり疲れてるのよ・・次の船で国へ帰った方がいいわ」

「長期滞在ではよくあることです。グレムリンに揶揄われたとでも思って気にしない事です、HAHAHA」

しかし東洋の島国から派遣されたミスターWだけは神妙な顔をして、「八尺様・・か」そう呟いた。

彼に問うと彼の祖国の都市伝説に八尺様という人形モンスターが最近話題になっているとのことだった。

一ヶ月後、向かえの船が付き研究施設を去る日が来た。

窓の外の彼女は相変わらず優しい笑みを浮かべてくれたがどこか寂しそうだった。

ここは地表より400Kmの空の彼方、

国際宇宙ステーション

空の怪談 第一話「無限空間から微笑みを」

49 :名無しさん :2014/04/02(水)07:03:37 ID:???

暗くなるころあの海で

41.ウバトウイ

桜島を正面に見据えて暮色の磯の浜を歩いていた。夏の錦江湾だというのに、海水浴に興じる人々もまばらで、妙に物寂しい雰囲気ではある。早くから海の家で一杯聞こし召していたせいで、ほろ酔いの足取りも砂にとられ、おぼつかない様子でふらふらとしていると不意に後ろから「うい」と声がした。

振り向いても誰もいない。閑散とした海水浴場がぼんやりと広がるばかりである。再び前をむいて歩き出すと時をおかずまた「うい」と聞こえた。

「ウバトウイ」という物の怪だそうだ。宇婆が「うい」と呼びかけるから「ウバトウイ」という、何だかたちの悪い冗談みたいな名前である。それでは宇婆とは何なのかというと、物の怪であることしか判らない。これでは禅問答ではないか。

50 :名無しさん :2014/04/02(水)07:04:41 ID:???

暗くなるころあの海で

42.ヨライ

土手は浜に向かってなだれ落ちるように傾斜し、人の背丈よりやや高い松をまばらに生やしてどこまでも続いている。私は提灯ひとつ灯してうすぼんやりとした明かりの中を土手に沿って歩いていた。

磯まで辿り着いたとき、不意に土手の方から鳥の鳴くような声がひときわ高く響いて、潮騒しか聞こえない静寂を破った。冷水を浴びせられたような気がしてはっと振り返ると、磯の岩の上にぼんやりと影のようなものが座っている。

待っていたとそのものは言った。どこかで聞いたことがある声のようにも思えた。ヨライだ、と考えたが、ヨライというのが何を意味するのか思い出せない。それほど暗くもないのに、いくら目をこらしてもそのものの輪郭がぼやけてはっきりとした像を結ばなかった。何か言わなければとあせり、口を開くと自分の喉から先ほど聞いた鳥の叫びと同じ音が飛び出した。

51 :名無しさん :2014/04/02(水)07:05:49 ID:???

暗くなるころあの海で

43.サスケネ

その女と知り合ったのは、福島の相馬海岸だった。夕暮れ時ともなると女は決まっていつもの小料理屋にふらりと顔を出す。私とひとこと、ふたこと言葉を交わすとあとは二人静かに杯を重ねて時間が過ぎていく。潮騒とともに暗い海から寄せてくる風だけが店を訪うものの全てだった。

その晩はなぜか女がなかなか来なかった。片づかない気分で杯を乾し、ぶらりと磯の散歩をすると、突堤のところに女が一人で立っていた。どうしたのか声をかけたが、ただにっこりと微笑むだけで答えようとしない。不意に大きな波が寄せ、慌てて身を避けた一瞬、女の声で「サスケネ」と言ったのが聞こえた気がした。振り返ると、女の姿はかき消したように消えていた。

サスケネとは土地の言葉で「大丈夫だよ」という意味だ。女の消息は杳として知れない。

52 :名無しさん :2014/04/02(水)21:33:34 ID:???

暗くなるころあの海で

44.イセコヤマ

あなたはえずい人だから、と昔女に言われた。何度聞いても意味は教えてくれなかった。

その女がもうだいぶいけないというので、病院を訪ねることにした。

病室で見る女は雪のように白い肌をしている以外はまったく普通に見え、これでも助からないのだろうかと訝しく思ったが、妙にぎらぎらと光の強い目で見つめられると、やはり駄目なのかという気もした。女はイセコヤマが吹いてくると譫言のように繰り返した。故郷の伊勢で海から吹いてくる南西風をそうよぶらしい。海から遠く離れた病室で故郷の海を感じているのかとちょっと女が哀れに感じた。すると女は静かな目で私を見返し、やっぱりえずい人だと言った。

それから二三日して女は亡くなった。それ以来なぜだか時折町中でも潮の香りを感じることがある。えずいという言葉の意味は今でも判らない。

53 :名無しさん :2014/04/02(水)21:34:56 ID:???

暗くなるころあの海で

45.サダチ

高知の大堂海岸に行って来た。太平洋の荒波が断崖を洗い、ごうごうと海を渡って風が吹き寄せてくる。眼下には観音岩と呼ばれる孤岩が塔のごとくそそり立ちあたりを睥睨していた。

空にわいた黒雲がみるみるうちに空を覆い、俄に激しく重い雨粒を叩きつけてきた。

どこか雨宿りするところはないかと辺りを見回すが、果ても知れぬ絶壁と森がどこまでも広がるばかりで隠れるところもない。しょうことなしに雨に打たれていると、どこからきたのか一人の男が傍らにたち、ぽつりとサダチと言った。土佐の言葉でにわか雨のことらしい。無言のまま二人で雨に煙る海を眺めるうち、なぜだかその男が観音岩のほうから来た気がしてはっとすると、男がまたぽつりと「いつまで続く」と呟いて私の目を覗き込んだ。

54 :悪霊に憑かれた時の相談窓口 :2014/04/03(木)03:00:03 ID:???

寺・僧侶

お寺の除霊は効果が期待できない。ていうか寺に相談に行っても気休め程度にしかならない。

ただしお経が書いてあるお札を頂いた場合は多少効果が期待できる。

なお除霊に特化した寺や僧侶はカルトが入ってる場合があるので注意が必要。

神社・神主・巫女

神社はどんなヘボな神主のお祓いでも多少は効果ある。極端に言えば霊は信じていなくても神は信じている神主でも効果あり。除霊の内容は厄払いとだいたい同じ。

お祓いの料金はだいたい4000円くらいから。料金を弾めば他の神社からも応援が来てより高位の神職を呼んで来たり巫女神楽など組み入れたりしてパワーアップする。

ようは神社の場合は金次第で効果がかなり期待できる。

除霊に特化した神主・巫女の場合はさらに期待できる。最大パワーはその神社の祭神による。

古式ゆかりの神社の中には代々伝わる特殊な除霊術などもあるが、消防署に許可を貰ったり村の自治会やら青年団やらに手伝ってもらったりとかして、

とんでもなく大規模な祭りごとになる場合もあるので注意(ダンジリや神輿を出したりして数百万単位で金が飛ぶ場合もある)

霊感商法(偽)

悪徳霊感商法に手を染める者の中にも少なからず本物の霊能力者がいるが、彼らは見て見ぬ振りをして金だけさらって退散するので注意。

もちろんほとんどが無霊能力者なので全く役に立たない。

必ずそのうち「念や気を込めた壷や塩」とやらを売り込み始める。

いずれにせよ百害有って一理なし。

霊感商法(プロ)

極まれに本物の除霊師がいて能力は人それぞれ。

料金の相場は無いがやる気がそがれない程度に支払おう。もちろんボッタクリもいる。

霊能者(素人)

除霊師ではなくいわゆる「見える人」「感じる人」である。

ただ存在を確認できるというだけなので不安を煽るだけで全然役に立たない。見える幅も人それぞれだ。

中には全然見えてないのに見えてるふりをする構ってちゃんもいる。可哀想なので相手になってあげよう。

実は一番確実なのが犬を飼うことで、柴犬みたいな和犬を一匹飼ってりゃだいたい大丈夫だ。

本気で吠えりゃほとんどが消滅する。

もちろん個体差があって霊や怪の感知能力や退魔能力に差はある。

ちなみに雌犬は特に家に巣くう悪霊を追い払うのが得意のようだ。

霊の気配を察知する程度の能力。悪霊レーダーがわりに。

55 :名無しさん :2014/04/03(木)11:22:35 ID:???

暗くなるころあの海で

46.シチニンミサキ

ミサキ、というものをご存じだろうか。

もちろん知っている。岬のことだろうとあなたは思うだろう。だがさにあらず、ここでいうミサキとは海で死んだもののことを指す。ミサキに災いを受けることはイキアイと呼ぶすそうだ。場所は愛媛県である。

この土地には七人ミサキという言い伝えがある。時化の海で助けを求めた若い漁師七人に対し、土地の者は二重遭難を恐れて救いの手を差し伸べなかった。それから30年もたったころから、この海域では遭難が相次ぐようになり、いつしかシチニンミサキと呼ばれるようになったという。

真偽のほどは判らない。七人というのは伝説でよく繰り返される言い回しだ。また別の存在として天ミサキ、海ミサキというものもあるが、こちらは正体すら判然としない。岬はもしかしたらミサキの転化したものなのかもしれない。ミサキは御陵か御霊とでも書くのだろうか。

56 :名無しさん :2014/04/03(木)11:32:31 ID:???

暗くなるころあの海で

47.ガラッパ

ガラッパとは聞き慣れない言葉だが、九州の方ではいわゆる「河童」をさしてこう呼ぶこともあるそうだ。普通河童と言えば川のもののけを想像するが、ガラッパには海にまつわる話が少なからずある。

あるとき漁師が浜で網を繕っていると、海から上がってきたぬらぬらとした青いものが話しかけてきた。ガラッパと名乗るそれは、自分は厄よけに作られた藁人形で、河口で引っかかったまま海に行けないので助けてほしいと懇願する。漁師が河口を覗くと果たして一体の藁人形が川岸に漂っていた。海に流してやると、そのまま藁人形はゆうらりゆうらりと沖に漂って

いったという。

雛祭りの雛とは、厄災をしょって川に流される身代わりのことを指しているという。古来、多くの形代がそうして海に流されてきたのだろう。

57 :名無しさん :2014/04/03(木)16:27:50 ID:???

海のシリーズなかなか味わい深いね

許可とって動画作りたくなる

61 :名無しさん :2014/04/04(金)07:09:02 ID:???

>>57いいよ

58 :ハイエナに「性器」捧げた男性 :2014/04/03(木)21:43:01 ID:???

【4月3日 AFP】アフリカ南部のザンビアで、20代のマラウイ人男性が性器と足の指3本をハイエナに食べられる出来事があった。

男性が治療を受けたマラウイとの国境の街チパタ(Chipata)の病院が2日、明らかにした。

地元メディアによると、男性は心霊治療師から体の部位を捧げれば金持ちになれると言われ、自らの体を犠牲にしたという。

男性は国営紙タイムズ・オブ・ザンビア(Times of Zambia)に「心霊治療師から裸になるよう指示された茂みに行くと、ハイエナがやってきて私の足の指を食べ始めた。

しまいには私の男自身も食べられた」と語った。

病院発表によると、男性は3月31日に退院した。継続的に傷口を消毒する必要があるが、容体は安定しているという。

ザンビアには、同国のタバコ農園での働き口を求めて隣国のマラウイから多くの人々が国境を越えてやって来るという。

【2014年4月3日 AFP】

http://www.afpbb.com/articles/-/3011697

59 :名無しさん :2014/04/04(金)07:07:14 ID:???

暗くなるころあの海で

48.ヒカルカオ

その日、船は沖合で強い潮と霧で方向を見失い漂流していた。こういうときは慌てて無駄に体力を使う者から死んでいくもので、慣れた漁師たちは朝を待って皆寝ていた。

夜も更けたころ、太吉という漁師がふと何かの気配を感じて目を覚ました。

あたりはいつのまにか霧も晴れ、強い潮の流れも失せてしんと静まっている。

暫く自分がなぜ目が覚めたのか訝しんでいたが、ふと気づくと虚空に光る顔がぽかりと浮かんでいた。

顔はふうらり漂いながら漁師たちの顔を順に覗き込んでいるようである。

太吉は寝たふりをしながらそれを見ていたが、幸いにも太吉のところにはやってこずやがて水平線の奥の闇に飛んでいってしまった。翌朝太吉が他の漁師を窺うと、皆喉を食い破られて死んでいた。

例によってこの話には何の注釈もない。静岡の漁師から聞いた昔語りだ。

60 :名無しさん :2014/04/04(金)07:08:49 ID:???

暗くなるころあの海で

49.モウレイ

帝国海軍において、輸送という任務がつとに軽視されていたのは有名な話だ。

大東亜戦争全般において海陸併せて兵の損耗率が十数%だったのに対し、徴用された民間船員の実に四十数%が海の藻屑と消えた事実からも、それは察せられる。武器ももたず、攻撃されればただ死ぬしかない戦場で彼等は戦っていた。

その日も、南方へ向けての輸送船団を引き連れてたった一隻の駆逐艦が護衛の任についていた。既に制海、制空権を奪われた海に漕ぎ出したこの作戦は死出の旅路と呼ぶにふさわしいものだった。

日も暮れ、海上に霧が出て視界不良となったが、船団は潜水艦回避の「之の字運航」を続けていた。ふと駆逐艦航海長が後続すべき輸送船がいつのまにか前方に回り込まんとしていることに気がついた。艦長は即座に増速を命じたが、追い付くどころかむしろ引き離されそうである。無線封鎖の上にこの霧で発行信号にも応答がない。そのうち、甲板の水兵が海がおかしいと騒ぎ出した。漆黒の海は血のようにねばつき、あやしくぎらぎらと波打っている。艦が機関停止して様子を見ると、暫くして後方霧の彼方から僚船がやってくるのが視認された。前方の

船影がなんだったのかついに確認はできなかった。

公式戦史には残っていないので、この船団がどれを指すのか、その後彼等がどうなったのかは判らない。終戦時、かろうじて無事に残された船は戦前の二割に満たなかったという。

62 :名無しさん :2014/04/04(金)07:16:19 ID:???

50.ムガサリ

なにぶんにもあまりに昔のことなので曖昧模糊として記憶自体がはっきりとしていない。

また、その時に見たことと、後年自分で想像したこと、人づてに聞いたことなどが縺れ合い、絡まり合って自分の記憶の中に固まりとなってぼやけていく中に、不思議とその時の女の姿だけが明瞭な像となって立ち現れてくる。

山形の由良海岸は、正面に白山島を眺める日本海に面した鄙びた海水浴場だった。もう初秋といってよい浜は人影もまばらで、子供心にももの淋しく、低く垂れ込めた雲に塗りつぶされるように重い波は一日眺めていても心踊らされるものではなかった。家族旅行のつもりで親戚を訪ねてきたものの、連日の天気で浜遊びもできず、子供の無聊を慰める磯蟹もなぜだかその日は掃いたように姿を消していた。幼い私がなんだか片付かないような気持ちで砂を枝で掻いていると、不意に「ムガサリ」という叫びが土手から聞こえた。

見ると、黒い紋付きに身を固めた数名の男が、口々にムガサリと呼ばわりながら土手を行き過ぎようとしていた。奇怪な語調もさることながら、その男たちの奇妙に表情に乏しいその様子にむしろ興味を抱き、私はしばらく男たちの一団についていくことにした。そのうち、男たちは浜のはずれにぽつんと一軒建つ古い二階建ての日本家屋に吸い込まれていく。

長い土塀の続く中に、粗壁の落ちたところから壁骨の木舞竹が見えていた。門からそっと棟を覗いてみたが、森閑として人の気配もない。子供のこととてさして気にすることもなく門から庭に回ってみたが、やはり家はひっそりと静まり返って、先ほどの一団がどこに消えたものか皆目判らなかった。浜を遠巻きに取り巻いた山々が、日暮れに近くなった空に食い込んで、いつのまにかあたりをいっそう暗く沈めていくようであった。

そのとき初めて気がついたのだが、開け放たれてしかし暗く落ち込んだような座敷の中央に何か白いものがわだかまっているのが見えた。はじめは羽織か掛け布団かとも思われたが、よくみるとそれはじっくりと動きながら次第に大きくなっていくようでもある。夕方の、不思議に明るい曇った空の下を、何か大きな鳥が二羽、はたはたと翔んでいった。私は、自分の顔の白けて来るのが判った。

不意に大きな犬の吠え声が響き、はっとすると、座敷の中央に白い打ち掛けをかけた女の座っているのが見えた。どうやら伏せていたものが身を起こして私を見たらしい。暗いせいか、いくら目を凝らしてもどんな表情をしているのか皆目判別ができない。ただ、赤く紅をさした口元だけが見えるのみである。今のうちにどうにかしなければと思ったが、何をどうすることもできずただ目を据えて眺めていると、今にもその口が何かをいいだすかのように開きかけた。

その後どうなったのか、その家が何だったのかはまるで覚えていない。聞いたところでは「ムガサリ」とは婚礼を意味する言葉で、最近は絶えてみないが、昔は婚礼や葬式などの際親族が街々を呼ばわって歩いくこともあったらしい。後日親戚に尋ねてみたが、この時期婚礼はなかったというのみで、それ以上のことは何も教えてもらえなかった。

63 :名無しさん :2014/04/04(金)15:06:11 ID:???

むかさり絵馬って山形だったな

内陸のほうだったような

64 :名無しさん :2014/04/05(土)09:17:54 ID:???

暗くなるころあの海で

51.アメフリホンゾン

その日もまた、雨が降っていた。いつ果てるともなく銀砂のごとく舞い落ちる雨滴を眺めながら、そうして灰色に煙る海に面していると、地の果てに来たような寂寥が一層深まっていくようでいっそ心地よかった。もう間もなく日も暮れようという頃合いで、真っ白に垂れ込めていた雲が心なしか朱鷺色に染まっている。後ろに控えていると思われる山のほうから、奇妙に甲高く、それでいてしゃがれているような鳥の声が響いてくる。

ホトトギスだな、と思ったが、宿の仲居は「ホンゾンですね」と何気に呟いた。ああ、この島ではそう呼ぶのかと思ったが、続けて「アメフリホンゾン」と聞こえたので、妙にひっかかった。何でもこの辺りではホトトギスが鳴くと雨が降るというので、そうした言い方をするらしい。なぜホトトギスと雨が対になって語られるのか聞こうと振り返った時、鴨居のあたりに不思議な青いオタマジャクシのようなものが漂っているのが見えた。あれは何だろうと考えているうちに、また鳥の叫び声が聞こえた。オタマジャクシめいた奇妙なものは、それをきっかけにふいっと消えた。

仲居に問いかけようとしたら、いつの間にか彼女の姿もなくなって、ただ薄暮の部屋が寒々しく残されているばかりである。階段の下を覗いてみたが、ただ暗闇が広がるばかりで森として人の気配も感じられなかった。

65 :名無しさん :2014/04/05(土)09:19:09 ID:???

暗くなるころあの海で

52.ヱンゼ

その日は何だかはっきりとしない天気で、波は穏やかなのだが薄暗い灰色の雲が遥か水平線までうねうねと繋がり、単調な気色を見せていた。釣果のほうもさっぱりあがらず、昼時分を過ぎたばかりではあったがそろそろ港に引き上げようかと考えはじめたころ、ふと沖合にやった目の先に、何だか奇妙な黒いものが映った。

ゑんぜだ、と気が付いて総身の毛が逆立った。気が付くと、ゑんぜはするすると船に近付いてきて、いつの間にか釣り糸に触れんばかりのところまできている。機関に火をいれ、釣り糸をあげる間もなく慌てて浜を目指して船を疾らせた。ぶつかるような勢いで汀に乗り上げ、沖を振り返ると、ゑんぜは船を追いかけて一町ほどのところまで迫っている。家に駆け込んでもなお、ここまで追ってくるのではないかという思いが離れず、その晩は家中の灯火を絶やさなかった。

翌日浜に向かってみると、頑丈な船腹が引き裂いたように抉られていたそうだ。島根を旅した際、知り合った漁師の息子から聞いた話で、なんでも戦後すぐの頃のことだという。ゑんぜとはどういうものか訊ねたが、その男もよくは判らないとのことだった。

66 :名無しさん :2014/04/05(土)09:19:56 ID:???

暗くなるころあの海で

その小路に入ると、空気まで変わったような気がした。くすんだ板塀が続く向こうに、造り酒屋の大きな蔵がいくつも並んで見える。車の通れぬ狭い路地は石畳で覆われ、迷路のように入り組んで視界を妨げた。そろそろ暮れようかという頃合いで、見上げると懐かしい黒い電柱に吊るされた裸電球がぼんやりと橙に輝きはじめ、はや薄青く染まりつつある街角を浮かび上がらせている。

電柱に記された地番が読めず、通りすがりの老婆に尋ねたところ「鞆」と書いて「トモ」と読むらしい。かつての街道筋かと思われる太めの路地を曲がってまっすぐ歩くと、つきあたりに海が見えた。

近付くと、海の底に向かって石段が下り、そのまま海中にと没している。港と思われるそこには、巨大な石灯籠が屹立しこれもまた橙の火を灯していた。人気も絶えてただ広場に面した時代がかった郵便局にあるポストだけが私と二人ぼんやりと立っている様は妙に薄ら寂しく、なんだか愉快な気分で石段に腰掛け暮れ行く海を眺めていると、傍らにいつの間にか浴衣姿の少女が腰掛けていた。

その石段は「ガンギ」といい、江戸の昔からそこにあるという。この港の小さな入り江はその頃から少しも形を変えていないらしい。まるで海という劇場に向かって階段桟敷が広がるようなその光景に心奪われ、少女の灯す線香花火にしばしつき合っていると、そのうちに海からのそのそと小さな灰色のものが石段を這い登ってきた。ああ、このための石段なのかと合点がいったように思えて少女を振り返ると、いつのまにか少女の姿が消え、石灯籠だけがちろちろと燃えている。灰色のものはそれが当たり前のように私の傍らに腰掛けた。

67 :霊視ビデオカメラ :2014/04/05(土)17:44:21 ID:???

うちの親父の遺品にS社から発売されていたT○900というビデオカメラがある。

モノクロビューファインダーでHi8方式のビデオカメラでもうヘッドが死んでて録画も再生も困難なんだが、こいつには他のビデオカメラにはない特徴がある。

それはこのモノクロビューファインダーで見ると本来人間には見ることのできないものを捉えることができることだ。

ただ残念なことにファインダー越しに霊体だかなんだかを確認できてもいざ撮影すると何も写っていない。

親父は最初機械的なノイズか何かだと思っていたのだが、ある日人型の霊のようなものが映ったことがあり、これはノイズではなく霊の類いだとわかったそうだ。

元々はそんな機能は無かったのだが、親父が旅先で盗難に合い、その後犯人が奇跡的に捕まり戻ってきたのだが、その時にはすでに霊視カメラになっていたそうだ。

現在このカメラはバッテリーが死んでしまい、ビデオカメラステーションに直接接続しないと駆動しない。

いつか生きてるバッテリーか電源アダプターを入手して、あちこち霊視散策してみたいものだ。

68 :名無しさん :2014/04/06(日)08:04:15 ID:???

暗くなるころあの海で

53.トモ

その小路に入ると、空気まで変わったような気がした。くすんだ板塀が続く向こうに、造り酒屋の大きな蔵がいくつも並んで見える。車の通れぬ狭い路地は石畳で覆われ、迷路のように入り組んで視界を妨げた。そろそろ暮れようかという頃合いで、見上げると懐かしい黒い電柱に吊るされた裸電球がぼんやりと橙に輝きはじめ、はや薄青く染まりつつある街角を浮かび上がらせている。

電柱に記された地番が読めず、通りすがりの老婆に尋ねたところ「鞆」と書いて「トモ」と読むらしい。かつての街道筋かと思われる太めの路地を曲がってまっすぐ歩くと、つきあたりに海が見えた。

近付くと、海の底に向かって石段が下り、そのまま海中にと没している。港と思われるそこには、巨大な石灯籠が屹立しこれもまた橙の火を灯していた。人気も絶えてただ広場に面した時代がかった郵便局にあるポストだけが私と二人ぼんやりと立っている様は妙に薄ら寂しく、なんだか愉快な気分で石段に腰掛け暮れ行く海を眺めていると、傍らにいつの間にか浴衣姿の少女が腰掛けていた。

その石段は「ガンギ」といい、江戸の昔からそこにあるという。この港の小さな入り江はその頃から少しも形を変えていないらしい。まるで海という劇場に向かって階段桟敷が広がるようなその光景に心奪われ、少女の灯す線香花火にしばしつき合っていると、そのうちに海からのそのそと小さな灰色のものが石段を這い登ってきた。ああ、このための石段なのかと合点がいったように思えて少女を振り返ると、いつのまにか少女の姿が消え、石灯籠だけがちろちろと燃えている。灰色のものはそれが当たり前のように私の傍らに腰掛けた。

69 :名無しさん :2014/04/06(日)08:05:37 ID:???

暗くなるころあの海で

54.トゼンネ

何でも年の頃六、七歳と思われるおかっぱ頭の少女の手を引いて薄暗い海岸べりを歩いている。

午後も大分遅いと思われるのに、水平線まで厚い雲に覆われて日が差す気配もなく、いつの頃合いなのかいっこうに判らない。見上げると灰色にたれ込めた部分と黄色に染まった部分がうねうねと果てもなく続き、鰻の腹を思わせる模様を描いて何とも気味が悪い気配である。

なぜか少女はしくしくと泣き続け、ときおりトゼンネと呟いていた。言葉の意味は判らないなりに、なんだか胸を衝かれる想いがして足を速めたが、さりとて自分がいったいどこに向かおうとしているのか、そもそもこの少女がどういうものかについては何も思い当たるところがなかった。

やがて、浜に一人の女が立っているのが見えた。この少女の母だろうかと思ううちに、ぱっと少女が手を離すと「あいがとぐぁし」といって女の元に駆けていく。手を離された自分は、不意に錘りがとれたかのようで体がぐらぐらとした。女はじっとこちらを伺っているようで、ぐらぐらと体が浮かぶように感じながら私はその目に射すくめられていた

178 :名無しさん@おーぷん :2014/06/01(日)00:39:36 ID:???

>>69

徒然無ぇ、

70 :名無しさん :2014/04/06(日)08:07:15 ID:???

暗くなるころあの海で

55.イニンビー

沖縄の久米島といえば、行ったことがなくても焼酎の名前などでご存じの方もいるだろう。東シナ海に面し、ほとんど日本とは思われないこの南の果ての島でイニンビーという不思議な話を聞いた。

島にはヒヤジョウパンタと呼ばれる断崖絶壁がある。夏に訪れれば美しい珊瑚礁を見晴るかす雄大な景色が楽しめるが、実は荒涼と風の吹きすさぶ寂しい荒れ野という形容がしっくりとくる最果ての地で、この先に人が住まない無限の海が広がることをまざまざと感じさせる場所でもある。この丘にたつと、海原にはての浜と呼ばれる不思議な島めいたものが見える。青緑色の海の中に突然草一本ない砂浜だけがぽかりと浮かび、なるほどはての浜なのだなと感じられるが、秋、独りでこの地に立つとごくまれにはての浜に立つ女を見かけることがあるという。

女はたいてい白い単衣を着て、水字貝と呼ばれる大きな棘を広げた異形の貝殻を持って立っているのだそうだ。今にも海に呑まれてしまいそうな砂州に、船らしきものも寄せずに独り立ち尽くす女を見かけたら、決して目を合わせてはいけない。そんな晩には必ず、沖を一群の漁り火めいたものが列をなして通り過ぎるのが見えるという。女と目をあわせ、イニンビーと呼ばれるその沖の火を見てしまった者は、大概どこかへ失せてしまうと島の者は言っていた。

イニンビーは遺念火と書く。いつか女の姿を見たいとたびたび訪ねてみるのだが、どうやら私にはその資格がないらしい。消えてしまった人々がどこにいってしまったのかは誰に聞いても判らなかった。

71 :名無しさん :2014/04/06(日)08:12:03 ID:???

暗くなるころあの海で

56.ナミウチ

またどこからともなくざあっという音が木霊し、うららかな秋の空を通り過ぎていった。

聞きようによっては風に揺らぐ竹林かとも思われるが、のんびりとした田園の見渡す限りにそんなものはないし、海鳴りにしても海から離れたこの村でそんなものが聞かれるとは思えない。こう晴れた空の下でこんな音を追いかけているとどこか狸囃子めいて滑稽で、知らずうきうきとした気分になってきた。

地元静岡ではこの音をナミウチと呼ぶ。何かは判らないが神様のたぐいだという者もいる。音に惹かれて歩き続けたがいっこうになくなる気配も近付く気配もない。そのうちに、小さな古びた社にたどり着いた。

誰もいないがらんとした社で立ち尽くすと、遠からずまたざあっという音が通り過ぎた。

気になって社をのぞくと、年の頃五、六歳と思われるおかっぱの少女が何か小さなつづらを持って立っている。なんだろうと思って見続けるうちに、少女の持つつづらが幾分開きかけているように思えてはっとすると、急に後ろで一際大きなナミウチが聞こえて、強い潮の香りがあたりに立ちこめた。

74 :名無しさん :2014/04/07(月)06:36:47 ID:???

暗くなるころあの海で

57.ショカンノージャ

八丈島といえば誰知らぬもののない流人の島だが、現代では1時間ほどの空の旅でついてしまう釣りの島であって、伊豆に釣りに出かけるよりもずっとお手軽な遊び場に過ぎない。

であるから、「鳥も通わぬ八丈の」という風情を味わいに訪れても出迎えるのは名物くさやと焼酎ぐらいなものだ。

その日は折悪しく天気も悪く、釣りを趣味としない身にはこれといってやることもないので、旅館で傘を借りて街をぶらついてみたのだが、行き交う人もなく、海もなんだかうすぼんやりとした紗幕に包まれて、どうにも気の滅入る光景であった。気まぐれに入った茶店でビールの大瓶を注文し、なすこともなくしばらく杯を重ねていると、やけに鋭い目つきをした胡乱な男が向かいの席につき、こちらをじっと眺め始めた。どうにもいたたまれない感じがして席を立とうかと思ったのだが、なぜだか男の目に射すくめられたかのようで席を立つことができない。不意に男が「ショカンノージャ」と呼びかけてきた。「知っているだろう」という意味の島言葉なのはしっていたが、何のことを言っているのか判らない。

すると男がその気配を察したのか、怒っているようにも見えて、ますます縮こまっていると、自分でも意識しないままに「ショッキャ」と呟いていた。

75 :名無しさん :2014/04/07(月)06:37:55 ID:???

暗くなるころあの海で

58.トンチブ

佐渡にはたらい舟というものがあって、素人では満足に漕ぐこともできないのだが、熟練した漁師の女房などはこれで波の荒い佐渡の海をすいすいと渡っていく。船のように舳先というものがないので進む方角も波に逆らうのも乗り手次第という中々にひやひやする乗り物ではある。

あるとき佐吉という漁師の女房おしまがこのたらい舟で海藻なんぞをとっていると、海から目も口もないただ白い餅のようなものがぬっとばかりに現れてたらいにのしかからんばかりにやってきた。たまたま節分ということもあり、たらいに豆を乗せていたおしまが慌ててこれを投げ付けると、その餅の固まりのようなものは怯んだ様子を見せてたらいの周囲をうろつき、やがてとぷんと海に潜って二度と浮かび上がってこなかったという。

浜に戻ったおしまが古老に尋ねるとそれはトンチブだろうとの話だった。トンチブとは、土地の言葉で狢のことらしいが、なんでわざわざ山の狢が海に化けて出るのか、あるいはよく判らないものに適当な名前をつけただけの話という気がしないでもない。

76 :名無しさん :2014/04/07(月)06:39:09 ID:???

暗くなるころあの海で

59.ガランサー

そのあたりは海にほど近いとはいえ一面の枯田であり、なぜ取り残されたようにぽつんと竜宮社があるのかどうにも不思議である。周辺をぶらついてみたが、ただ山の端までさわさわと枯野が広がるばかりで、社の由来を示すような立て札ひとつあるわけでない。昼間とはいえ、この農閑期では通りがかる人とてなく、なんとも寂しい風景にその社だけがなんだか片付かない様子で鎮座しているといった格好である。

ふと気付くと、かろうじて目の届くところに老婆が独り座り込んでなにやら藁を編んでいる風が見えた。何の気なしに話しかけて社の由来を聞いてみると、何でもこのあたりは昔海だったものを干拓したらしいが、その際に齢十九の娘を人柱として埋めたのだという。社は娘を祀って建立されたもので土地の者はガランサーと呼んで恐れているのだそうだ。

老婆は藁を器用に編んで人形を作っている。社に目を戻すと、いつの間にか薄灰色の狐が社の影からこちらを見ていた。老婆は別に驚くでもなく人形を編み続けている。狐は徐々に増えているようにも見える。誰独り通ることのない枯田に老婆と狐と社だけが風に吹かれている。

77 :名無しさん :2014/04/07(月)23:40:00 ID:???

面白いな

78 :名無しさん :2014/04/08(火)06:49:44 ID:???

暗くなるころあの海で

60.ケンムンウマツ

昔鹿児島の奄美にはケンムンと呼ばれる不思議なものが住んでいたそうで、何か奇妙なものを見聞きしたときあれはケンムンだと口々に語ったらしい。

伝わる話では、旧暦の4月頃、産卵にくる海亀の見張りに漁師が夜浜に出ると、ガジュマルの木に大きさ三寸ほどの真白い火の玉がほわりと灯り、いぶかしく見るうちに火の玉はみるみる三尺ほどにもふくれあがるや数百の玉となって飛び散ったという。

ケンムンとは木の精らしい。前述のような美しい話も残るのだが、また別の話では、隣家の人妻に恋した男が旦那を海に誘い出して沈めてしまい女に求愛したところ、島に残る大樹に両腕を回せるならお前の求愛を受けようというので喜んで腕を回すや否や、両腕を木の幹に打ち付けられそのまま男は呪詛の声をあげながら死に、その怨霊がケンムンとなったという血腥い話も伝わる。学校の裏手に生えた老松に、夜毎青白い火が灯るのを「ケンムンウマツ」と呼んだという話も今に残る。沖縄のキジムナーとよく似た話が多く、ガジュマルの精霊という意味合いがあったのだろう。ケンムンがどんな姿形だったのかはよく判らない。

79 :名無しさん :2014/04/08(火)06:51:25 ID:???

暗くなるころあの海で

61.ブレナキ

薄暮れの町並みながら行き交う者とてない。最前から破れ帽子で釣り竿をかついだ大柄な老人の後ろをずっとついて歩いているのだが、浜に沿って歩くばかりで一向に海に向かう気配を見せないのが不思議であるといえば不思議である。遠くで犬が吠える声が聞こえるのだが、耳をすますとその声がものすごい勢いで駆け回っているようにも感じて、どこに犬がいるのか

どうにも判然としない。何度か老人に話しかけてみるのだが返事はなく、ただ大変近しい間柄だという気分があるばかりで、老人が誰なのか思い出せない。

不意に老人が「あれをごらん。チュンタマシだ」と言って立ち止まった。

指差す方を見ると、空ばかり幾分か明るい中に既に暗く沈んだ海の上に、青白くどことなく寂しげな火がふうらりふうらりと漂っていた。やがて火は風にあおられるように海におちるとそれきり消えてしまった。はっとして振り向くと老人の姿はどこにも見えず、ただ遠くで鳴く犬の声が数を増やし谺のように響き渡るばかりである。奇妙に寂しいような、それでいて微笑ましいような片付かない気持ちで水平線を眺めていると、そのうちにぴたりと犬の声がやみ、変わって黄色のぎらぎらした月がぽかりと海の上に浮かんだ。

80 :名無しさん :2014/04/08(火)06:55:36 ID:???

暗くなるころあの海で

62.イゲ

家に入ると、女が夕餉の支度をして待っていた。誰かにこうして待たれるというのも存外気ぶっせいなもので、しょうことなしに上着を脱いで卓に着くもののどうにも落ち着かず片付かない気持ちである。やがて女がビールを盆に乗せて持ってきたが、なぜだか生温い上に気が抜けたようでもあり、酌をする女が胡乱な目でこちらを覗き込むのがどうにもやりきれなくて、何だか胸がわくわくとする。献立は魚の煮付けに法蓮草の煮浸しと浅蜊のみそ汁で、魚は何でも目の前の海でとれたものだというが、一匹まるまる皿の上に横たわっているのに、どうにも見覚えのない奇妙な形をしていた。箸をつけてみると特にいやな味もせず口の中でほろほろと身が崩れていくのだが、このままこうしていると何かまずいことが起こりそうな気が頻りにして、そのくせ帰ろうと口に出せずそのまま黙々と食べ続けた。不意に、喉の奥に大きな固まりがつかえたようになって、声も出せず唸っていると、女が「イゲだね」と言って笑い、すいと糸の切れたように立ち上がって部屋を出ていってしまった。慌てて涙をこぼしながら女の後を追って座敷を出ると、どこまでも続く渡り廊下にぼんやりと橙の灯が灯り、その向こうに暗い海が広がるばかりで人影とて無い。女に申し訳ないような、それでいて女が怖いような妙な気分で、声も出せずに廊下に立ち尽くした。

81 :名無しさん :2014/04/08(火)13:50:20 ID:???

イゲのその後が気になる・・

82 :名無しさん :2014/04/09(水)07:47:59 ID:???

暗くなるころあの海で

63.オリントウ

愛知県知多の沖合に、「おりん島」と呼ばれる小島があるという。何でもあまりに古い伝説が元なので、今では地元でもよほどの古老でもないとその呼び名すら知らないがと前置きされた。

須佐の浜におりんと言う名の老婆が住み着き、海女の真似事をして暮らしていたという。

そんな離れた場所に老婆が独りでいるものだから、村の者も何とはなしに奇妙に思ってあまり近寄らなかったそうだ。ところがあるとき、おりんが村の網元のもとにやってきて不思議な話を始めた。昨日漁に出ると、大きな蛸が船にへばりつき、ぬらりと足を一本差し込んできておりんを海に引きずり込もうとしたという。すかさずおりんがその足を切り取ると、蛸はまた海中に戻っていった。今日になってまた船を出すと、同じ蛸が再び襲ってきて、今度も足を切り取ったのだとか。足は切ってもうねうねと動いて大層邪魔なので、浜に埋めてしまったと語りおりんはからからと笑い転げた。その様子があんまりにただごとでなく、心配した網元は明日は漁を控えろと忠告したが、おりんは鼻で笑って相手にせず、漁に出続けた。七日目までそんなことが続き、村人が遠巻きに眺める中、おりんは八日目の漁に出た。すると、沖合で一本しか足のない蛸が船に取り付くや、おりんをつかんであっという間に海に引きずり込んでしまった。騒いだ村人はおりんを探したが、簪一本見つからなかったという。

そのおりんがもっぱら漁場にしていた島をいつしか皆「おりん島」と呼ぶようになった。

今でも古い人は、この近くでは蛸をとらないという。

83 :名無しさん :2014/04/09(水)07:49:04 ID:???

暗くなるころあの海で

64.タイノシマ

伊勢湾口に位置する神島は、三重県の最東端にあたり、伊勢にとっては「沖の島」として信仰の一部をなす重要な島である。この神島には、今でも語り伝えられる「タイノシマ」という不思議な伝説がある。

かつて、神島よりさらに沖合に大きな島があり、そこには数百人の暮らす村も大寺院もあって一大集落を形成していたが、あるとき不意の大津波でなんと島ごと水没してしまったという。今となっては島の名前も定かではないが、このとき滅んだ村にちなんでこの島は永く「絶えの島」と呼ばれていたそうだ。このとき、かろうじて災害を逃れた者のうち、11の家族が神島に移り住み、6家族が知多半島の内海に移り住んだので、その土地は「引っ越し」と呼ばれ、やがて「吹越」に変わったと伝説は伝えている。

気の遠くなるような年月の果てに伝説も忘れられ、「絶えの島」はその海域が鯛の良い漁場として知られたことからいつしか「鯛の島」と呼ばれるようになった。生き残りの家族たちが現在でも血筋を残しているかどうかはあいにくと聞きそびれたが、まるでアトランティスのようなこの伝説を聞くにつけ、海底に沈んだ村がいつの日にかその全貌を現してくれることを願ってやまない。

84 :名無しさん :2014/04/09(水)07:50:44 ID:???

暗くなるころあの海で

65.イラ

すぐ手の届きそうなところに対岸が見えているため、ここが海であるということが中々実感できない。大小様々な船が波を蹴立ててひっきりなしに往来し、さながら大きな街道に面しているようで、迫力がある。下関が交通の要所であるということは現代でも変わっていないらしい。

港をぶらついていると、作業服を着た男が一人でタモのようなもので海から何かをすくいあげていた。近付いてみると、半透明のものがうずたかく積み上げられている。

何ですかと尋ねると「イラだ」と返された。船のスクリューが巻き込んで困るのですくいあげているという。なにげに海に目を転じると、半透明のクラゲがはるか沖合まで溢れかえっている。何とはなしに総毛立つような光景で、なぜこんなにもいっぱい居るのかにわかには判らない。はっと気付くと、男がいつの間にか海に入り、いっぱいのクラゲの間から笑って手を振っている。あたりを見回しても人の姿が見えず、あれほど迫力のあった船の往来も途絶えて、ただ強い海風の吹き渡る湾に、吹き寄せられるようにどんどんとクラゲが増えていき、そこに浮かぶ男の周りがだんだんと白いもので埋め尽くされていった。男が手招きを始めたが、なぜだか足が動かず、男に据えた目線を動かすこともできず、ただ立ち尽くしたままクラゲと男を見続けた。

85 :名無しさん :2014/04/10(木)07:42:55 ID:???

暗くなるころあの海で

66.ヘンミイ

これも長崎を旅した折聞いた話だ。何百年も前から伝わるへんみい墓という場所が岬の近くにあって、時折そこから夜中に明かりを灯した船が出漁する様が見られるらしい。そんなことがあった時は、翌日から激しい時化に襲われ悪くすると人死にが出るらしい。またこの地には奇妙な船の言い伝えもあって、霧の濃い夕暮れなどに、先を走る小舟に気がついて跡を追うと、必ず瀬に乗り上げて船を割るというので、幽霊舟と呼んで霧の濃い日には他船に近づかないよう気をつけるという。

へんみいという呼び名が不思議で印象に残ったのだが、それが個人の名を意味するのか、それとも何かの場所を告げる言葉なのかは話してくれた漁師にも判らなかった。

また、何百年も伝わる話といいながら、その場所には何も墓らしいものもなく、なぜそこを「へんみい墓」と呼ぶのか、考えてみれば奇妙な話ではある。

86 :名無しさん :2014/04/10(木)07:44:10 ID:???

暗くなるころあの海で

67.シラミユウレン

愛媛を旅したおりに土地の老人に聞いた話だ。

宇和島では、「シラミユウレン」という不思議なものが時折目撃されるという。

夜の海にむかって舟を漕ぎだすと、沖合の海中で不意に光りだすものがある。

何だろうと思っているとその海中の怪しい光はいつの間にか舟に近づいてきて泳ぐように舟の周りをぐるぐると廻るのだという。別にそれ以上何をするわけでなく、そのうちにさらなる沖合へ消えてしまうのだが、灯り一つない海の上では大層気味の悪いものだそうで、古い漁師などは沖合で死んだ仲間の魂だといってそんな晩は漁をやめてしまうのだとか。

その老人は、歳経たクラゲが光るのではないかと、自信なさげに付け加えた。

自分の親父の頃はそれこそ毎晩のように見られたそうだとも。名前の意味も聞いてはみたが、土地の言葉というわけでもなく、はっきりとは判らないようだった。

87 :名無しさん :2014/04/10(木)07:45:47 ID:???

暗くなるころあの海で

68.カキショウ

牡蛎殻が足の裏でぺきぺきと乾いた音をたてて崩れていく。岸からは相当離れている筈なのにどこまでも遠浅の海が広がり、そこにぽっかりと島のように浮かんで見える平原が、見渡す限り牡蛎の屍骸で埋まっていた。

空はうねるように灰色の雲に覆われ、水平線のあたりがやけに白々と明るい以外は夕暮を思わせる色に世界を染め上げている。明るいところと雲の境が濁った黄色に縁取られ、それがうねうねとはるか岬のむこうまで続いている。時折海鳥の声が聞こえる他には船の汽笛ひとつ聞こえず、ただ足元で牡蛎殻がぺきぺきと割れる音だけが響いてなんとも陰鬱な気分である。

ふと気になって牡蛎のひとつを手に取ってみると、空であったはずのそれはずっしりと重く、中に何かの卵と思われる奇妙なものがびっしり詰まっていた。

喉の奥に小石が詰まったような気分がして、慌てて牡蛎を投げ捨てたが、見渡す限りの牡蛎殻に紛れてしまって、もうどれが今の牡蛎なのか判別できない。岸に戻ろうと振り返ると、岸壁のところにこれも判別できない暗い服を着た一団がじっと固まって、何やらこちらを伺っているようでもある。そのうちに潮が戻ってきたと見えて、徐々に平原は沈み始めたが、岸の一団は散る様子もなくなおじっとこちらを見ているようである。私はなぜだか一歩も動けず、足元を浸し始めた波に洗われながら岸に背を向けて沖を見ていた。

はるかな沖では雲から灰色の紗幕が垂れて雨が降り始めているようだった。

88 :名無しさん :2014/04/11(金)06:43:28 ID:???

暗くなるころあの海で

69.ボウコン

そもそも冬に雷が日常的に発生する地域というのが実に珍しいのだが、その数が尋常でないことで、日本海は世界的にも有名である。そんな荒れた海に面する富山で、ボウコンの話を聞いた。

荒れる冬の海はまた豊穣の海でもあって、沖に遠雷が轟くと漁師はこぞって命懸けで船を漕ぎだす。生きてかえれば莫大な富をもたらすが、命を落とすものもまた多い。そういう船には、決まって舳先に不思議な黒い陰が立つという。

漁師たちは、その陰を「ボウコン」と呼んで恐れる。ボウコンは亡魂の謂いであろうか。船が沈みながらもかろうじて生きて帰った漁師にボウコンのことを訊ねてみたが、ただぽつんと立つ陰が見えるばかりで、それが何をするということなかったらしい。

89 :名無しさん :2014/04/11(金)06:48:31 ID:???

これで十年前に書き溜めていた物語はいったんおしまい。

友達に頼まれてホームページに書いていたものだけど、長いこと彼のサイト自体休眠していたんで久しぶりに晒してみた。

百物語で100まで行こうかと思っていたが他の仲間が更新しなくなったらサイト運営に興味なくしたみたいで自然放置されてしまった。

そのうち時間とれて気が向いたら新作投稿する。

少しでもおーぷんが賑わうよう願います。

90 :名無しさん :2014/04/11(金)15:51:51 ID:???

>>89

ご苦労様でした。

新作楽しみにしております。

93 :名無しさん :2014/04/14(月)13:47:29 ID:???

>>89

どうもどうも

楽しかったよ

91 :名無しさん :2014/04/14(月)02:56:12 ID:???

小学一年生くらいの時だったか、家族で旅行に言った時のこと

宿泊先のホテルで一人で館内探検してて屋上に出てさ

そいで高いところから海見てて興奮してたらさ(俺、山育ちだから海みるだけでワオー!って気分高揚するんだ)

“ゴト”って音がして振り向いたけど誰もいない

そのかわり自分の後ろ1メートルほどのところに大人の握りこぶし程の石が・・さっきまで無かったのに

周囲には誰もいないし近くから石を投げるほどの建物も無いし”え?え?”ってパニくって奇声上げて館内に戻ったわw

その石っていうのが隕石とか言うんじゃなくて普通の花崗岩って感じの石だったよ

いったいなんだったのかな

それとこれはネタなんだけどその館内に戻ったら不思議な有料望遠鏡があってさ

でもその望遠鏡が外じゃなくてホテルのロビー側向けて固定されてるんだ

すごく気になって100円入れて除いてみたらさ

外国人のヌード写真がパラパラと映ったw

あの望遠鏡はいったいなんだったのか、ていうかあんなもん置いとくなw

やっぱり奇声あげて部屋に逃げ帰ったよw

今から30年近く前の話です

出典 おーぷん2ちゃんねる オカルト板

「異世界と言うか、平行世界から来たけど話をしよう」

92 :名無しさん :2014/04/14(月)03:28:08 ID:???

小学生の頃。夜寝てたら、呼吸も出来ないくらいの強烈な金縛りに襲われた。

カーテンの隙間から、小学3年生くらいの少年が、宙に浮いて私を見下ろしてた。

それからかな・・・。実家に霊が集まりだしたのは・・・。

霊能者が言うには父が連れてくるらしい。温厚で人柄がいいから連れてきちゃうんだってさ。w

94 :ホリック :2014/04/20(日)16:24:06 ID:???

怖い話じゃないけど、2年前だったか、琵琶湖に行った時の話。

友人は40アップ50アップをガンガン釣ってる。

俺は子バスばっかり。おかしい、なぜグッドサイズが来ない・・

風が吹き湖面にさざ波がたった。それが幸いしたのか湖面の変化にバスが活性したか!?ついに俺にも巨バスの当たりが!

格闘数分、無事ランディング、計ってみると70センチはありそうな巨バス!?

やたー!ばんざーい!

という夢を見た。

時刻は午前4時、俺はそれから車に乗り込み友人と合流して琵琶湖に向かう。

道中、

「俺、70センチのバスを釣る夢見たぜ!ありゃ絶対正夢になるぞw」

「へー、そりゃ凄いな」

なんて話しながら途中コンビニにより弁当なんかを買う。

再び車に乗り込み琵琶湖へ。

「おい、これやるよ」

「おう、サンキューな」

友人から缶コーヒーもらった。

午前6時、琵琶湖レンタルボート屋着。手続きを済ませ出航。

もう朝から爆釣モードで40センチ級をガッツンガッツン、時々50アップも混じる!

友人の方は釣れないこともないが子バスばっかり。

正午過ぎ、琵琶湖の名物とも言える風が吹き出した。

湖面にさざ波が見えた時、友人がヒット!強烈な手ごたえ、格闘数分、無事ランディング、計ってみると68センチ!

うぉおおおおお!スゲー!仲間内じゃ新記録じゃん!

95 :ホリック :2014/04/20(日)16:24:29 ID:???

帰りの車の中、

「いやー凄かったなオマエ!68センチだぜ、68センチ!」

「実はな・・」

「んん?」

「実は昨日ネットでホリックってアニメ見てな・・」

「んんん?」

「その話が他人の正夢を代価を払って買うって話でな・・」

「んんんん?」

「だからおまえに缶コーヒーおごってやったんだ。」

「へ?」

「だから夢の代価に缶コーヒーを・・ま、シャレのつもりだんだがw、偶然にしちゃでき過ぎだなw」

「は、ははは、なんだよそれ、おおおおまえ案外こここ子供っぽいんだな、ぐぐぐ偶然に決まってんじゃんw」

ちくしょう、あの68センチ、絶対俺が釣るはずだったやつだ!そうに違いない!

俺は友人を呪った。

Zzzzz

友人眠りに入る。時々寝言こいとる。ていうかうなされてるし。悪夢でも見てるんか?

サービスエリアで小休止、自販機の前で

「おまえうなされとったぞ、悪夢で見たんか?」

「そういやなんか夢見たような・・ああ、パチスロで出しまくってる夢見たわ」

俺は迷わず友人に缶コーヒーをおごった。

ゴキュンゴキュンとコーヒーを飲み干してから

「んでパチスロで勝った金を強盗に奪われたあげく刺された。」

「てめえ返せ!今すぐ吐き出せ!」

幸いにして夢は正夢にはならず、バス釣り後の最初のパチスロは8万円の大負けで済んだだけだった。

ああ、刺されなくてよかった。

おわり

転載元「バス釣りの怖い話」

96 :黒だんじり :2014/04/23(水)14:36:51 ID:???

怖いっていうか何なんだろう?って話。

今年10月頭(2013)、友人の誘いでバス釣りライギョ釣りに行った時のこと。

場所は明かせないけど廃村にある池(というか沼?)で、ここは友人のルーツの地とか。

この日のメンバーは俺と友人、それに友人の親父と爺様と曾爺様。

二台の車(キューブとトラック)で分乗して現地到着。

俺と友人は早速ライギョ釣りを始める。

ここは廃村なだけあって全くスレておらず、ライギョがボコボコアタックしてくる。

大型も数多く生息していて80センチオーバーもゴロゴロしていそうだ。

結局70センチオーバーがこの日釣った最高サイズだったけどね。

で、その間友人の親父さん・爺様・曾爺様はなんやかんや作業してた。

途中端折るけこの廃村には「ダンジリ小屋」があって日干しのために外に出したんだよ。

このダンジリがなんか普通じゃないっていうか真っ黒なんだわ。

その黒ダンジリを前に親父さんと爺様と曾爺様がお払い?を始めたんだよ、神社なんかでやるやつっぽいのを。

でさ、帰り際にダンジリを小屋に戻したわけだけどその際に小屋の四方内側外側に御札を貼り付けたんだ。

「何の御札ですか?」って聞いたら期待通り「封印の御札だよ」って答えが素で返ってきた。

もしかしてこのダンジリは厄いのかなぁと思った。

これでおしまい。オチ無しですまない。

今度暇なときにでも友人にでも聞いてみよう。

転載元

おーぷん2ちゃんねる「バス釣りの怖い話」

97 :殺人衝動 :2014/04/26(土)13:46:13 ID:???

昔、和歌山の沖磯でグレ釣りしてたときのこと。

その沖磯は非常に小さく2人で定員だった。

で、同行者と仲良く並んで釣りしてたんだが・・

「昔この磯で人が死んだの知ってるか?」唐突に同行者がかたりだした。

何を言い出すんだこいつわ?と思いつつ「知らんな。そうなのか?」

「あの時もこんな感じで並んで釣ってたのさ、そして俺は海に突き落とされた」

「・・・?」

「なぜおまえは俺を殺したんだ?」

こいつは一体なにを言ってるんだ?

「いや、おまえちょっと待てよ?」

「だまれ、おまえが俺を殺したんだ殺したんだ殺したんだ殺したんだ殺したんだ」

怒気とも殺気ともわからぬ禍々しい気に押され思わず後ずさる。

「おまえも死ねえええええええええええええ!」

襲いかかる同行者。

ひらり♪ 軽やかに身をかわす俺。

そして勢い余って

– どっぽ~ん –

同行者落水する。そして自動膨張式のライフジャケットが開いて・・

「な、な、なんじゃこりゃ~!?」

我に返りプカプカ浮いてる同行者。流されないうちに釣り竿に捕まらせて引き上げた。

「何が起きたか全く覚えてないんだが・・」

もはや釣りどころでなく携帯で渡船に連絡つけて帰った。

戻る途中「俺、誰か殺したっけ?」そんな有りもしない記憶を探ろうとしてなんだか誰かを殺したような気分になってきた。

やばい感じがしたのでそれ以上考えるのはやめた。

おわり

転載元

おーぷん2ちゃんねる 釣り板  「【怪談】 釣りにまつわる恐怖体験 【事件】」

98 :名無しさん :2014/04/26(土)13:58:11 ID:???

93番目かな…?

実体験というか、近隣の奇妙な話を書いてもいいだろうか

99 :弁天様の使い :2014/04/26(土)14:04:23 ID:???

>>98です、とりあえず書きます

場所は伏せられないから最初に言っておく

千葉県柏市から東京上野までの間の常磐線沿線のお話

上野には有名な不忍池の弁天様がおられるが、千葉県柏にも布施弁天という弁天様がいらっしゃる

この二社は古来より強い結びつきがあるとされた

その中の有名な話が『弁天様の使い』

江戸の頃から、白無垢を着た娘だの、純白の蛇だのが不忍池と布施の間を往来しているという

その経路というのは、今のJR常磐線と同じなのだ

100 :弁天様の使い :2014/04/26(土)14:13:13 ID:???

ある日、常磐線を通る貨物車が、何かを撥ねたというので緊急停車した

機関士がすぐさま確認に出ると、線路には純白の大蛇が血を流して横たわっている

機関士は弁天様の使いが白蛇だと知っていたので危機感を覚えたものの、その時少しばかりダイヤが乱れていたこともあり、機関士は強引に運転を再開した

そこで悲劇は起きた

運転中の機関士の首に『何か』が巻きついたかと思うと、一瞬にして彼の意識を奪った

当然貨物車は暴走、停止信号を無視して脱線した。

更に後続の列車も次々と事故に巻き込まれていき、結局死者160人を出す大惨事となってしまった

101 :弁天様の使い :2014/04/26(土)14:22:39 ID:???

これがかの有名な『三河島事故』である

事故後、駅近隣の寺に慰霊観音像が建立されたが、これは事故の死者だけでなく、弁天様の使いたる白蛇の慰霊も兼ねているという

しかしその後不忍池での霊験話がぴたりと止んでしまったというから、その影響は大きいものである

更には今でも、霊感ある人が夜の常磐線に乗ると白無垢の女性や白く細長い影を目撃することがあるという

しかしそれは使い魔として霊験あらたかであった頃の彼の者ではなく、悔恨と呪怨に満ちた表情を浮かべる魔物と成り果てている

弁天様は財産を司る

もしも彼女への信仰なく、また使い魔たる白蛇の恨みを知り憐れむ事もなく、常磐線沿線でギャンブルをしようと考えている者は注意してほしい

瞬く間に諭吉が吸われてゆくことだろう

おしまい

102 :>>98-101 :2014/04/26(土)14:38:51 ID:???

さて… 東葛地域の霊験話をしたところでもう一つ、今度は私の体験談

もう十年以上前になるか、死体遺棄事件があった

ばらばらにされた死体がギターケースに詰められ、川縁に捨てられていたのである

実は、その死体を発見したのは私の友人であり、偶々川の近くで遊んでいたら見つけたという

しかしその日以降、霊感ある私はその友人の背後に男性の霊が憑いていることに気付いた

私自身は昔から霊は見えていたので驚きはしなかったが、この霊はかなり自我が強いと見え、他の同級生にも見えていたらしい

103 :>>98-101 :2014/04/26(土)14:42:10 ID:???

その日から、友人は徐々に素行不良な少年になっていった

元々やんちゃな性分ではあったが、当時の小学生にしては珍しく金髪に染めたり、性格も苛烈になっていた

他の同級生は気づいていなかったが、その姿は彼の背後霊と実によく似ていた

さすがに私もこれはまずいと思ったが、小学生時分の私には除霊などわかるはずもない

悲運な事に、近隣に除霊ができる大人もいなかった

その間にも友人は表情まで変わり、すっかり不良少年になってしまった

104 :>>98-101 :2014/04/26(土)14:44:59 ID:???

しかし、ある日を境に背後霊はいなくなり、そして友人も元の年頃なやんちゃ坊主に戻った

私は、その背後霊がギターケースの死体の者であると思っていたが、そうではなかったのだ

それは犯人の生霊だったのである

おそらくはその犯人が逮捕された事で生霊がいなくなったのだろう

これにて一件落着と胸を撫で下ろした私だったが…

実はまだ悲劇は終わってはいなかった

105 :>>98-101 :2014/04/26(土)14:54:26 ID:???

なんとその生霊、およそ五年の歳月を経て、当時中学生であった友人に再び憑き始めたのだ

私は彼とは違う中学校に越境したので、彼と再び会ったのは当時の担任教師の辞校式の場であったが…

生霊はあの日よりも更に過激な風貌に変わり、友人のみならず、その周囲にまで多大な霊障を及ぼしていた

結局、その後友人がどうなったのかはわからない

音沙汰ないので死んではいないだろうが、近所を通ってもなかなか見かけないので、ひきこもりにでもなってしまったのだろうか

聞けば、その辞校式の日、幾度にも渡った犯人の再審請求が遂に棄却され、刑が確定したらしい

死刑囚となった犯人は今も服役中だが、どうやら無期懲役ではないらしい……

彼の者が再び世に解き放たれた時、生霊を作り出す程の彼の憎悪はどこまで暴走するのだろうか

今でも不安でならない

おしまい

106 :名無しさん :2014/04/26(土)17:00:51 ID:???

>>98-101

代償が凄いね、くわばらくわばら・・

>>102-105

タイトルを付けるとすれば何がいいかな?

107 :>>98-105 :2014/04/26(土)19:55:03 ID:???

書いた者です

タイトルはご自由にお決めください……実体験なので如何とも言えないので

ちなみに私自身は今はもう彼と会う事もないからか生霊の影響は受けずに済んでおります

108 :予知夢に挑戦! :2014/04/26(土)21:35:43 ID:???

予知夢・・

2回ほど見た事あって、1回目は受験で落ちる奴を見た。

2回目は地震の震度と震源地を見た。

一回目は、高校の合格発表の前日に見たんだ。

天も地も無い真っ白な空間に「落ちる掲示板」てのがあって。

んで、そこに一つだけ番号が書かれてた。

翌日合格発表見に行ったら、本当にその番号は落ちてたw

2回目は、割と最近。

夢の中でスマホから地震警報が流れた。具体的な音声付で。

「これより、栃木に震度5の地震が来ます」…だったかな?

で、起きてリビング行ったらテレビでその情報が流れてた。

去年の末か今年の最初の方だったと思う。

今は意図的に見れないものかとゆるーく挑戦中ですw

出典 おーぷん2ちゃんねる オカルト板

「異世界と言うか、平行世界から来たけど話をしよう」

112 :名無しさん :2014/04/27(日)23:29:44 ID:???

『弁天様の使い』と『背後霊は犯罪者』を書いた者です

新たに私の地元、千葉北西部に関するお話を入手したので語ります

お聞き頂ければ幸いです

113 :名無しさん :2014/04/27(日)23:40:31 ID:???

柏レイソルの本拠地、日立グラウンド

行った事がある方はお気づきになったでしょうか、あの正門前、緑ヶ丘交番前交差点に佇む石碑に

あれはその昔、野馬除土手……つまり、野良の馬や猛獣が村へ侵入するのを防ぐための土手であった事を示すもの

即ち、それそのものはただの道標塚でしかないのだが……

ここから、日立グラウンドに向かって左側の道を少し行くと、枝垂れ桜の咲く場所がある

本来土手に木を植える行為は、土手が荒れやすく、崩れやすくなることから忌避されている

では、何故そんな所に、しかも桜などが植えられているのか

この理由は、近隣住民ですら知らない事が多いのだが、実は深い理由がある

114 :名無しさん :2014/04/27(日)23:46:56 ID:???

戦後直後の時代

その地域は空襲などの被害もなく比較的平穏であったが、若者が戦争に駆り出された結果、地主の跡継ぎがいなくなり横領されてしまった土地が存在する

その経緯に関しては色々と問題になるため書く事はできないが……

野馬除土手の辺りは大地主がいたのだが、ここも例によって跡取りが戦争で散ってしまった

病を抱え余命幾許もない地主は、土地を手放すまいと弁護士を集めたりと奔走した

しかしその甲斐もなく、結局地主は死んでしまった

土地は横領されてしまうか……と思われたが、何故かこの土地を欲しがる者がいない

その理由は、ある日突然姿を現したとされる、あの枝垂れ桜の所為であった

115 :名無しさん :2014/04/27(日)23:58:48 ID:???

古より陰陽道において桜は『陰木』であり、庭にあると縁起が悪いとされる

更には枝垂れ桜などその筆頭であり、家運や金運を著しく吸い取るという

しかも桜は根を深く伸ばすため植樹がしにくく、しかし切り倒してしまうのも罰当たり

その為、誰もその土地を得ようとはしなかったのだ

……そんなある日、地主の縁戚にあたる男がここを訪れた際、何気なく散り際の桜の花弁を見遣ると、何故か一箇所に積もっている

怪しいと思いその場所を掘ると、なんと戦争で消息不明になったはずの地主の跡取り息子の遺体が、軍服を纏い埋まっていた

男は驚いたが、きっとこの息子の父に対する孝行であったのだろうと考え、息子を丁重に葬ると共に自らがこの地を受け継いだ

その男こそ、当時の日立製作所社長・倉田主税である

後に日立製作所のサッカー部はこの地に本拠地を移し、現在の日立グラウンドを建設

そして日立製作所サッカー部は後に柏レイソルになるのである

116 :名無しさん :2014/04/28(月)00:02:16 ID:???

今ではこの事実を知る者も少ないのだが、2011年にレイソルが快挙を達成した際、一部のサポーターの間で語り草になったという

時は流れども、歴史・沿革を知るということは大事な事なのである

おしまい

117 :名無しさん :2014/04/28(月)00:07:22 ID:???

蛇足……

オカ板住民ならご存知かもしれないが、陰陽道においては全てのものに陰陽がある

木も勿論陰陽が存在し、桜は陰木の代表として有名で、柳などは陽木である

陰と陽が同時に存在するのが良いと考える陰陽道の考えは今も日本人の心に深くかかわっている

柳の下に幽霊がいるのも陰陽、桜の下で宴会をするのも陰陽

なんとも、知れば興味深いものである

118 :名無しさん :2014/04/29(火)06:30:37 ID:???

>>117

なーるほど。安吾の桜の森の満開の下もなんとなくそういう気分反映してるのかもね。面白い話乙

120 :ちーばくん :2014/04/29(火)22:48:35 ID:???

ご存じの方も多いでしょう、有名な心霊スポット『八柱霊園』。

様々な体験談が語られる事の多い場所ですが、実はオカルト的な意味では八柱霊園は安全な墓地の部類に入ります。

そもそも危険な墓場というのは、例えば無縁仏の墓であったり、管理人不在の整備されていない墓が殆どなのです。

八柱霊園はそのアクセスのしやすさ、歩きやすさ、程よい郊外の静寂感と相まって、有名になったのでしょう。

しかして、本当に怖い心霊スポットというのはあまり有名にならない場所にこそあるものなのです。

その一つ、某所にある『首塚』。

その存在自体は割と有名で、建立したのは後の江戸城主・太田道灌。

文明十年、1478年に起きた千葉孝胤との酒井根合戦の跡で、道灌は敵味方関係なく死体を丁重に葬ったと言われている。

さて……これから語るのは私の実体験ですが、私自身霊との遭遇は度々あるので恐怖感は薄いかもしれません。

予めご了承くださいませ。

121 :ちーばくん :2014/04/29(火)22:55:53 ID:???

私は知り合いの家を訪ねており、その首塚の近くを通った。

太田道灌の手厚い葬儀のおかげで、首塚の辺りにうろつく霊は気性も穏やかだ。

しかし、ふとある道路に入った途端、寒気がした……どうやらはぐれ者の霊がいるらしい。

私はその日、その道の近くにある知り合いの家に泊まる予定だったので、しばらく道を観察する事にした。

夜になると、たしかに数体ほど、新しめの魂魄(何故そう断言できるのかといわれると曖昧だが…)が漂っている。

しかし暫く観察していると、首塚の方面から鈴の音が聞こえてくる。

音に導かれるように、霊たちは首塚の方へと向かったのだが…

突然、金属音のような鋭く不快な音が響いたかと思うと、霊たちが身を翻し逃げてゆく。

私はその様子が気になり、翌朝、知り合いと共に詳しく調べてみる事にした。

122 :ちーばくん :2014/04/29(火)23:04:38 ID:???

その知り合いもまた霊感のある人物で、時折見かける『霊が逃げる』光景には彼女も疑問を持っていたという。

そこで、彼女と共に私は首塚のある敷地の管理人(警備員経由なので時間は要したが)に事情を話した。

管理人の方が言うには、鈴の音というのは度々聞かれるが、金属音と霊が逃げるという光景には出くわした事がないという。

管理人の方は偶然にも居合を心得た方であった。

件の金属音はどうやら刀を擦り合わせる、即ち『鎬を削る』音が近いらしい。

……ここからは私の推測に過ぎないが、彼女と共にある仮説を打ちたてた。

太田道灌は埋葬の際、敵味方なく一緒に葬ったという。

もしかしたら、武者の霊たちは未だ争っているのではないか。

気性が穏やかであるのは対外的なモノで、実際には『浮遊霊も逃げ出す程』禍々しい怨念が未だ残っているのではないか。

これを解明すべく、私は彼女の家にもう一泊し、そして今度は道のすぐ脇で観察した。

123 :ちーばくん :2014/04/29(火)23:12:40 ID:???

鈴の音は聞こえてきた。そして、金属音。

私たちは首塚のある方を双眼鏡で見遣り、観察する。

霊は見えた。しかしそれは異様な光景であった。

錆びついたような色合いの日本刀が数本、刃を下に向け、円を描いて宙を舞っている。

漫画『BLEACH』の殲景・千本桜景巌の光景を思い浮かべてもらえればわかりやすいかもしれない。

その中央にあるのは、小さなお堂であった。

首塚ではない事に驚きつつも、私と彼女はもう暫く観察を続けた。

その時、昨日のものとは違う浮遊霊が一体、その近くを通りかかった。

すると、刀はその例の方に鋩を向ける。霊は慌てて逃げ出す。

夜毎現れるその刀の群れは、その小さなお堂を敵対者から守っているように、少なくとも私と彼女の目には映ったのである。

124 :ちーばくん :2014/04/29(火)23:20:30 ID:???

翌朝、管理人の方にお堂の件を話すと、その方は神妙な表情で語ってくれた。

そのお堂は首塚と対を為す『刀塚』の跡で、合戦で殉じた者の武具を纏めて祀ってあるという。

実は管理人の方もその正体に気付いていたらしい。

あの刀の群れは、『付喪神に憑かれた刀が持ち主を喪った為に、拾ってもらうのを待ち続けている』ものなのだそうだ。

刀たちを意識的に見た者は付喪神に試されるらしいとのこと。

だから、金輪際あの浮遊する刀を見かけても絶対に気にかけてはいけないとも念を押された我々であった。

八百万の神とはいうが、成程悲惨な運命を辿るのは人魂だけではないようだ。

しかし、もし仮に私たちがあの様子を観察している事が刀の付喪神たちに悟られてしまっていたら。

もしかしたら、私たちも危なかったのかもしれない。

人間の霊より動物霊の方が恐ろしいのは言葉が通じないからだという。

そういう意味では、物体の霊、付喪神の残留思念などは最たる危険なモノなのだろう。

皆さまも、そういったモノにはお近づきにならないよう……。

おしまい

125 :名無しさん@おーぷん :2014/04/30(水)14:46:35 ID:???

>>120

この内容なら洒落怖でも通用しそうw

126 :霊視士 大山傑士 :2014/05/01(木)02:27:52 ID:???

霊視士 大山傑士 「序章」

私の名は大山傑士(おおやま たけし)。周りの者はみな私の事を「オッサン」と呼ぶ。

私にとって不幸だったのは小学生の頃クラスに大山という子がもう一人いたことだ。

そいつは「オーヤン」と言うあだ名がついた。だがフケ顔の私に付いたあだ名は「オッサン」だった。

あいつさえいなけれ私のあだ名は「オッサン」ではなく「オーヤン」だったはずだ、悔しい。

あれ以後、私のあだ名はずっとオッサンである。最近ではあだ名に年齢が追いついたせいでシックリくるのがなんか悔しい。

それはさておき、

私はいわゆる「見える人」である。

神社の宮司や寺の住職は私を「霊視士」と勝手に位置付けてくれちゃってる。

物心つく頃には普通の人間には見えないものを視覚的に認知できた。

人によって見方感じ方というのはそれぞれのようで、脳に直接映像が流れる感じも入れば普通に視野に入ってしまう人がいる。

私の場合は後者にあたるのだが、さらに私の場合は視野に入って来た情報を意図的に脳内でコントラストを高めるような処理をすることで見えにくい弱霊でも感知できる。

ようするに私は見える幅が他の霊能力者や見える人と比べて桁外れに広いのだ。

ただし、私は見えているだけで対象の正体とかわからないし除霊なんかも当然できない。

とは言え霊の類いを確実に見れる私の能力はある種の職業の方には受けがいいようで、地元の神社や寺で時々呼ばれることがある。

神社の宮司も寺の住職も霊能力者ではないが(気配くらいは感じるらしいがアテにならない)、神事や法事においては本人以外の力を借りてそこそこ霊力を発揮できるようで除霊もそれなりに効果ある。

ただし本人達は除霊が巧くいったかどうか私抜きには確認できないのだがw

というか、そもそも除霊を頼みにくる人達で本当に霊に憑かれているケースなんかほとんど無い。

相談者をコッソリ見て何も憑いていないことを宮司や住職に告げると彼らはニヤリとする。

「調べたところ何かの霊に憑かれているとか霊症にかかっているということは一切ございません。何もしなくても問題はございませんが、もし気になるようでしたらお祓いいたしますが如何しますか?」

こう言われると

「じゃあお願いします」

とほとんとの人は応じてしまう。その割合実に9割以上!これで相談料+お祓い料をゲットである。

ボロい商売だがこちらは嘘は吐いていない。極めて健全な商売である。

しかし中には本当に憑かれてしまったケースもありこちらはチトやっかいだ。

そういった私の体験談を酒を飲みながら書き連ねいていこうと思う。

127 :霊視士 大山傑士 :2014/05/01(木)02:28:49 ID:???

霊視士 大山傑士 第一話「桜の季節」

私の名は大山傑士(おおやま たけし)。周りの者はみな私の事を「オッサン」と呼ぶ。

日本が最も華やかで美しい季節「春」・・

でも美しい期間は桜舞う短い期間のみ、その後は華やかではないが新緑の美しい日本へと変化していく。

まあ、無理矢理言葉を作るのは止めましょう、理屈抜きに桜は良いもんですわな。

同居している母方の婆様が信州の生まれで高遠城や三峰川の桜の話をちょくちょくしてくれまして、

そんなに美しいなら婆様が生きてるうちに一度花見がてら里帰りさせてあげようかと言のですが、「しんどいからいい・・」と寂しい顔して呟くだけ。

今年で99歳になるうちの婆様だが、最近弱気になりがちなのが少々気になる。

それはさておき、

うちの近所にはまるまる桜だらけのS山がある。

下の方は公園で上に上ると展望台と霊園があって年中何かと人が絶えない山である。

ある年、農会の花見でS山の公園に場所の仲間一人と確保に行ったときの事。

ここは桜の季節は超人気スポットなので週末の場所確保は至難の技だ。前日の夜に夜桜花見客が帰った後に入れ替わるように場所を確保しなければならない。

ところで桜の木も古木となると時折何かが憑いている事がある。まあ憑いているのか巣くっているのかはわからない。

桜の木自体が祭壇的な役割を持ち野良神を呼ぶのかもしれないがまあ実のところ解らない。

わからないこと尽くしだが一介の一見える人の俺にはなんとも判断しようがない。

この公園には2つの何かが存在している。

一つは雲のようなモコモコしたもので桜の花に沿って纏わり付いている。

もう一つは四足動物のような何かが桜の古木を登ったり降りたりしている。

この二種は仲が悪いようでモコモコが四足動物の巣くう桜の木の枝に侵入するやいなや、四足動物がダーと枝を伝って威嚇して追い払う。

まあ一種の縄張り争い的な何かって感じだ。

で、この四足動物の桜の下で宴会してるグループの酔っぱらった一人が突然、

-えろえろえろえろぉ、うげぇぇぇぇぇぇ!!!-

と吐いた。

その直後、もの凄い殺気というか怒気を四足動物が発した。

少し間を置いてそのグループは何故か殴り合いの喧嘩をはじめ、シラケムードの中かたづけだけはキッチリして帰っていった。

間髪入れずに場所を確保しようとする仲間。しかしそれを俺が阻む。

「オッサン、なんで止めるんや」

「いや、ゲロ臭そうやろ?もう少し待って他の場所にしようや」

そんな僅かなやり取りの間に別のグループの場所取り係が占拠した。

結局2時間程待たされたが別の場所の確保に成功、その場で夜を明かした。

翌日、朝9時頃に農会のメンバーがやってきて花見を楽しんだが、例の四足動物の下に陣取ったグループは殴り合いの喧嘩をしていた。

128 :霊視士 大山傑士 :2014/05/01(木)02:30:38 ID:???

霊視士 大山傑士 第二話「除霊失敗」

私の名は大山傑士(おおやま たけし)。周りの者はみな私の事を「オッサン」と呼ぶ。

私自身は自ら入信した宗教とかは無い。

が、我々日本人とは面白いもので生まれるとすぐ地元の神社の氏子になり、なぜか死んだ後はお寺のお世話になる。

まあ生粋の神道関係者やキリスト教信者、カルト宗教信者はどうか知らんが。

世の中いろんな宗教があるが、今のところ私が深く関与しているのは地元の神社とお寺だけですんでいる。

それはさておき、

今日は昼過ぎから地元の寺の住職から除霊の誘いが入っている。

面倒くさいが誘いに付き合えば、後で住職のおごりで飲みにいけるので断りはしない。

昼過ぎに寺に着いて相談者をこっそり覗く。

– あ、これアカンやつや –

今回は今までのような相談者の思い込みではなく本当に何か憑いていた。

守護霊とやらの可能性も否定はできないが、相談者になんらかの被害が出ているところを見ると恐らく守護霊ではない。

除霊でガッポリお金が入ると思っている住職にそのことを告げると明るい顔はみるみる曇っていった。

とりあえず憑いているモノの視覚的な特徴をメモして渡す。

住職はメモを見てからもっともらしい説明を相談者にする。

そしてダメ元で除霊が始まった。私は隣部屋の相談者の死角になる位置からこっそり覗き見する。

うん、たしかに相談者に憑いているものは反応はしているし多少苦しんでいるのかもしれない。

が、やっぱり全然ダメで追い払えない。そりゃそうだろう、この住職は実は除霊の修行などほとんど積んでいないのだから。

除霊が終わりかけた頃に住職に×のジェスチャーを送る。

「残念なのですがとても強い霊が取り憑いており拙僧の力では追い払えませんでした」

そう言ってお帰りいただいた。

こういうケースの場合、相談料・お経料を取らないところが悪徳霊感商法とは違うところだ。

残念だが今日は飲みに行けないようなので家に帰って仕事をした。

129 :霊視士 大山傑士 :2014/05/02(金)01:44:58 ID:???

霊視士 大山傑士 第三話「パチンコ屋にて」

私の名は大山傑士(おおやま たけし)。周りの者はみな私の事を「オッサン」と呼ぶ。

私は若い頃パチンコ屋によく打ちに行った。

私が20代後半の頃はまだ現金機が主流でパチンコ台のスペックも楽しく遊べるものが多かった。

今のようにリーチがかかってから1分以上も時間を費やしたあげくハズレるなんてバカスペックではないし千円で15回転~20回転しか回らないようなボッタクリ釘調整でもなかった。

90年代は一回の出玉平均2400発前後・LN制1000円あたりの平均回転数30回転前後(等価交換無制限遊戯でも25回転前後)・保留玉連チャン有り・・店も客も確かに共存していたのだ。

フィーバークイーンIIやエキサイトジャックのような面白い台でまた遊びたいものだが、今の時代はヤヤコしい上にボラれる一方で楽しめないから嫌いだ。

それはさておき、

ある夏の日の晩、熱帯夜でたまらんかった私はパチンコ屋に涼みに行くことにした。

昔と違いパチンコを打つことなどしない。

待ち客のための大型テレビの前で持ち込んだビールとツマミを店にバレないようにチビリチビリと飲み食いしながら野球中継に集中する。

いやもしかしたら店にはバレているのかもしれないが見て見ぬふりをしているのかもしれない。

その野球も早く終わり時刻は21時を回ったころ・・

– 頃合いだな –

私はパチンコ客を観察する。

パチンコ客もこの時間帯になると色が分かれだす。

勝って余裕な者、ちょい負け・ちょい勝ちで一安心な者、大負けして熱くなっている者、逆に青くなっている者、発狂している者・・

人それぞれいろいろな思いを巡らせているのだが基本は良くない思念だ。

そんな負の思念を発散させている連中が大勢いる場所で、奴ら邪霊の類いが集まってこないはずがない。

見渡せば居るわ居るわホールは邪霊の巣窟と化している。

ホール内を歩きまくり泳ぎまくるそれら邪霊(実際は何かはわからんが)を、まるで水族館で魚を見る感覚で眺めた後、

最後のビールを一口ゴクリと喉を鳴らせて飲み干し店を出た。

家に帰ると家族にタバコの臭いが染み付いた私を露骨に嫌そーな目で見られたが無視して風呂入って寝た。

130 :霊視士 大山傑士 :2014/05/03(土)02:40:06 ID:???

霊視士 大山傑士 第四話「精霊と害虫」

私の名は大山傑士(おおやま たけし)。周りの者はみな私の事を「オッサン」と呼ぶ。

宮司や住職は私を霊視士と勝手に位置付けてくれちゃってるが私の本業は園芸農家だ。

パンジーやベゴニアのような花苗からポトスやドラセナにガジュマルなどの観葉植物まで幅広く生産している。

それはさておき、

うちで生産しているガジュマルは「キジムナー」という赤い神の子供の姿をした精霊が宿る樹と言われている。

しかしながらウチでも長くガジュマルを生産してきたが未だにキジムナーさんとやらには遭遇したことはない。

かわりに遭遇するのは「カイガラムシ」「ハダニ」などの害虫ばかり。

まあ害虫対策はしっかりしているのでそうそう大きな被害にはならない。

しかし発生したのなら当然薬剤で駆除する。

駆除と言えば聞こえは悪く無いですが要は虫の大量虐殺ですな。

で、ここからが私にだけ起る弊害で、死滅させた直後より何やらガジュマルにポツポツしたモノが見える。

最初は害虫の生き残りかと思ったが、よーーーーーーーく見ればそうではなくコイツらには実態が無い。

早い話、虐殺された害虫の霊ぽい何かのようだ。

まあこれらは弱霊のようで死後数分~2日ほどで成仏(?)して消えて無くなるからいいのだが。

ところで前述の精霊キジムナーだが実はこれ沖縄の精霊らしく、いくらガジュマルを生産しているとはいえ本州にはいるわけないのだ。

いつか沖縄旅行にでも行く日があれば目にすることもあるかもしれない。

131 :名無しさん@おーぷん :2014/05/03(土)10:07:39 ID:???

私もたまに霊を正しい場所に送り返す役をやらされるんで書こうかな。

実は霊と呼ばれる、ほとんどは人を攻撃する気持ちなど無い。

さまよえる霊は意外と人の多い場所にいる。

ゲームセンターとか、病院、コンビニ。

他には、その場所に執着があっている時も。

そのうちのひとつ。

或る日、高校の通学途中で交通事故で亡くなった子がいた。

普段買い物に行く道でもあるので、意識を合わさないようにしていた。

合わすと、くっついてくるので。

しかし、事故現場に供えている花束を見つけ、可哀想に思い意識を自然と合わしてしまった。

その子はオイオイ泣いている。

「高校を卒業したら働いて親孝行するつもりだったのに死んでしまって親に申し訳ない」そう言っていた。

なんて良く出来た子なんだと思いながらも正しい場所に送り返した。

どうやら、職業も決めていたそうなので同じ高校に通う自分の子供に言った。

「明日、学校側からの話で、その子の就きたかった職業言うよ」

やはり、その子の夢として、その職業が語られたらしい。

親思いの本当にいい子だった。(生きている時は知らないが)

本当は、その子の親御さんに言ってあげたいけど、頭がおかしい人に思われるのでカキコ。

132 :131 :2014/05/03(土)10:49:45 ID:???

親戚のお葬式の話を思い出した。

親戚の奥さんが病気で亡くなった。

その親戚の自宅で49日の法要の日。

その家の仏壇の横に、すでに亡くなった親戚2人と死んだ当人がいる。

この3人は生きている時は仲が非常に悪かった。

死んだら、どうやら協力し合うようだ。

その3人は私を見て「来たっ」って感じで笑っている。(私を待っていたみたい)

死んだ当人は心配事があるらしく、いそいそと私の傍にきた。

話によると、奥さんが死んで、喪主である旦那の方が相当まいってしまって食事もとっていない。

病気になるんじゃないかと心配で死んでも死にきれないと私にうったえる。

私はというと「ちょっと待ってよー。ここでそれを言えと?ムリムリ私変な人扱いされる」

黙っていたら、喪主の旦那が私の隣の席に。(そうくるかー)

次に他の親戚が「この人落ち込んでロクに食べてないのよ」と言いだした。

ようやく、なぐさめに自分の考えとして色々話す。

次はお墓に行く事になったんだけど、死んだ当人の娘と同じタクシーに乗車。

ここでも自分の考えとして伝える。

こうして見えない所で霊は人をおびきよせる工作をする。

そこのお寺では、人の形のお餅を切って、参列した人の体の悪い所を死者に持って行ってもらう。

参列した人は自分の悪い部分のお餅を持って帰り食べる。

私は当時腰を痛めてたので腰のお餅を食べて今は何ともないようになった。

133 :ちーばくん :2014/05/03(土)22:02:03 ID:???

>>131を読んで思い出した話をばひとつ…

この話は私が大学生の時

同じ学科の生徒…仮にAとしよう、彼には守護霊が憑いていた

その霊は先祖とかそういうモノではなく、おそらく何処かで拾ったモノなのだろう

Aも少しばかり感じていたようで、「俺には守護霊が~」などと得意げにしていた

しかしある日、突如Aは体調を崩した

最初は熱と倦怠感程度だったが、次第に症状は悪化、リンパ腫やら発疹やらが目立ち始めたらしい

私はAの家に見舞いに行った

数日ぶりに彼と再会した時、私はその症状の原因を知る事となった

134 :ちーばくん :2014/05/03(土)22:12:48 ID:???

自称・守護霊は着物姿の女性であった

絢爛な装飾品に横兵庫と呼ばれる髪型……その背後霊の正体は花魁だったのだ

そしてAの症状は梅毒だったのである

どうやらAは何かの時に花魁の霊を憑けてしまったようだ

当初は相性もよかったので沈静化していたものの、大学入学などで環境と心理が変化したことでAと霊の相性が悪くなったらしい

私がすぐに馴染みの寺にAを連れ込んだので事なきを得たが、それ以来Aは暗い性格になってしまっている

守護霊と呼ばれる存在には「守っている」意識などない

いうなれば波長の+-が偶々合っていただけにすぎないのである

皆さんも、守護霊がいる、いると言われた場合には注意してほしい

もしかしたら、あなた方の心理状態が変われば、彼らはあなたに牙を剥くかもしれない

おしまい

147 :名無しさん@おーぷん :2014/05/06(火)14:21:48 ID:???

>>133

霊の相性不一致による霊症か

そのまま相性よければそのうち花魁霊とエロシチュに突入できたかもw

135 :霊視士 大山傑士 :2014/05/04(日)03:41:42 ID:???

霊視士 大山傑士 第五話「食料品売場」

私の名は大山傑士(おおやま たけし)。周りの者はみな私の事を「オッサン」と呼ぶ。

好物はカレーで嫁に無理言って毎週金曜日には必ずカレーにしてもらっている。

ちなみに私は自衛隊関係者ではなく園芸農家である。

それはさておき、

ある日、嫁とスーパーへ食料品を買いに行ったときの事。

カレーの具材を主になんやかんや買い物カゴに放り込んで行く。

ここで「ん?食料品??」とピンと来た人もいることだろう。

なんせここには殺された獣・殺された魚・乾物となってミイラ化したスルメなどたくさんの非業な最後を遂げた生物が陳列されている。

当然そこに居座る霊たるや天文学的な数に登るはず。

だが安心していい、スーパーの食料品売場には霊の類いはほぼ皆無。陳列している食品に憑いてる様子もない。

だいたい魚や動物を食ったくらいで霊に取り憑かれて霊症にかかるならとっくに人類絶滅している。

まあなんにせよ牛や豚の霊などスーパーで見た事など一度もない。

だがしかし!畜産業者や屠殺業者はどうなんだろうか?・・・とも思ったが、彼らの商売が続いてるということは家畜の怨霊などとは無縁なのだろう。

でも知ってる人は知ってるんだけど、牛さんが屠殺される時って自分が殺されると悟るとガチで涙を流すんだよね、恨んで悪霊になったりしないんだろうか?

まあそういう事を知ってはいるけど思い出さないようにしている。

ああ、今日のカレーは肉が柔らかくて美味しいなぁ。

136 :名無しさん@おーぷん :2014/05/04(日)08:47:23 ID:???

>>135

昔から伝わる話で、肉牛扱っている家に角の生えた子供が出来た話しを読んだ事あるわ。

137 :名無しさん@おーぷん :2014/05/04(日)08:52:24 ID:???

見える人の能力も様々なんで面白いね。

ちーばくんの守護霊の話恐い。

138 :名無しさん@おーぷん :2014/05/04(日)19:16:48 ID:???

まあ守護霊なんて腰落ち着けた野良幽霊だもんなぁ・・

139 :霊視士 大山傑士 :2014/05/05(月)00:47:11 ID:???

霊視士 大山傑士 第六話「ダンジリ」

私の名は大山傑士(おおやま たけし)。周りの者はみな私の事を「オッサン」と呼ぶ。

私はダンジリ祭りが好きだ。と言っても我が町のダンジリ祭りが好きなだけで他町のダンジリにはあまり興味ない。でも岸和田ダンジリだけは大好きだけどね。

で、ダンジリというと岸和田ダンジリを真っ先に思い出して走り回る様を連想されるかもしれないが、多くの地域のダンジリは概ねゆっくりと練り歩く。

元々多くがその町というか村の五穀豊穣と無病息災を願いゆっくり練り歩く秋の儀式の一環のようなので、むしろ岸和田や南河内のように走り回ったり夜遅くまで替え歌を歌いまくったりするのは特異なのかもしれない。

あとダンジリというものは神輿とは立ち位置が少々違うような感じがする。

神輿が氏神(産土)のマイカー的存在(所有者は神社)なら、ダンジリは氏子が用意した氏神専用車(所有者は氏子)って感じだろうか。

実際の管理運営は別にしてニュアンス的には。

それはさておき、

私の町は結構歴史があり伝統ある祭りがおこなわれ秋には町内をダンジリが練り歩く。

昔と違い多くの町村では農地から宅地へと代わり田畑が住宅に変わっていく中で、ど田舎の我が町においては田畑は健在で秋の祭りでダンジリが練り歩く大義名分の「五穀豊穣祈願」は決して形骸化していない。

ところでこのダンジリに憑いている・・と言う言い方はいささ失礼かもしれないが、祭りの最中のダンジリには神社の神霊、つまり氏神(産土)が乗っておられる。

これは宵宮や本宮の神事(奉告祭・安全運転祈願祭)の際に本殿からダンジリに移られるのだが、それが神輿の発輿祭のように神霊本体が全て乗り移られるのか、分霊されて乗り移られるのかはちょっとわからない。

ただハッキリしているのは神霊が乗られたダンジリはズッシリ重く感じる。そして私のような見える者には時おり眩しく映る。

ただ最近、多町の祭りにおいてダンジリにそうした眩しさが全く見られないものが出始めている。

ぶっちゃけ言うと、その地車には神霊が乗っていない。神霊の乗っていないダンジリはただの動く木箱にすぎない・・と言えば言い過ぎになるが実際そうだから仕方がない。

どういうことなのかと少し他町のダンジリに張り付いて調べてみたところ概ね5つのパターンがあった。

パターン1:最初から神霊が乗っていない

朝の神事の段階ですでに乗っていない・・というかこれは神霊の乗車拒否か?

なぜこのような事が起きるかわからないが、どうも農地が少ない地区には多い感じがした。

パターン2:越境すると神霊が消える

ダンジリには隣接地区と顔合わせするために越境したり、時にはより遠くに進むことがたまにある。

こういうパターンの時は神霊が途中喪失されることがあるようだ。つまり神霊の途中下車。

ようは神社の受け持ち区域を度を超えて離れると少々マズイみたいだ。

パターン3:そもそも最初から神社に神霊がいない

これが一番最悪なパターン。どんな理由によるものかは知らないけれど、氏神(産土)が神社から居なくなってしまっている。

最初から居ないのだからそりゃダンジリに乗せようがない。しかしありえるのか、そんなこと!?

日本の神々はけっこうアバウトだから氏子の信仰があんまり無くても居なくなったりはしない・・ハズ。

でも現実に居ないのだからどうしようもない。

パターン4:なぜか神事を受けずにダンジリを曳航している

過去に分村やら枝分けした地区のダンジリに時おり見られる。

本来所属している神社へ何らかの原因で宮入できなくなった場合など、神事無しでダンジリ曳航することがあるようだ。

パターン5:そもそも神社に属していない

ふつうの神社ではなく寺や権現に属する非常に珍しく希有なダンジリ。なので神道の神霊など乗っているわけがない。

ただ神霊とは違う何かが見える。もしかしたら権現様の類いなのかもしれない。

「うちのダンジリと神社に限ってそんなことあるわけないwww」

とタカを括ってるあなた!

余裕かましてると氏神(産土)にソッポ向かれるかもしれませんぜ!

140 :名無しさん@おーぷん :2014/05/05(月)15:33:36 ID:???

>>139

神様も人に頼られないと、神社からいなくなっちゃうって聞いたことある

141 :名無しさん@おーぷん :2014/05/05(月)16:08:38 ID:???

まじか

142 :名無しさん@おーぷん :2014/05/05(月)16:29:28 ID:???

年寄りが神事以外でダンジリを出すなっていう理由がわかったような気がする。

143 :名無しさん@おーぷん :2014/05/05(月)18:32:07 ID:???

地方自治体がよくやってるだんじりカーニバルとか神道を無視する行いしてると

そのうち神罰くだって事故とかおきそうだなw

144 :霊視士 大山傑士 :2014/05/06(火)01:31:25 ID:???

霊視士 大山傑士 第七話「結界」

私の名は大山傑士(おおやま たけし)。周りの者はみな私の事を「オッサン」と呼ぶ。

うちの町の神社の歴史は古く祭神も複数祀られている。

「割と有名な大社の分霊」と「渡来系武将の末裔の剣豪が神格化した神霊」の二つの神様でかなり強いらしく、どれくらい強いかと言うと、

「うち神様はめちゃくちゃ強い!そんじょそこらの物怪など神社に近づくことすらできんのだ、うはははは!」

と酔っぱらった宮司が飲み屋のネーチャンに力説するくらい強いらしい。

これが飲み屋の客に尾ひれが付いたりして拡散されて言っているらしく極普通の神社の癖に除霊相談が結構な頻度で来る。

まあこれ以上詳しく話すと特定されるのでこの辺で黙っておくことに。

それはさておき、

ある日、うどん屋でミックスうどんを食べていると宮司から急な除霊相談が入ったから今すぐ来てくれと連絡が入った。

うどんを全部食って店主と雑談してから神社へ向かう。

神社に着くと宮司が鳥居の外で待ち構えていた。どうやらもうすぐ相談者が来るそうだ。

聞けば依頼者の同僚が見える人とかで、「何か悪いモノに取り憑かれている」とか言われたらしい。

で、思い当たる事が多すぎるので思い切って高い金払って除霊を試みた。でも除霊しても除霊しても見える同僚曰く「全然追い払えてない」との返事しか返ってこない。

途方に暮れてヤケ酒飲んでたところを飲み屋のネーチャンにここを教えてもらった。

・・・などと経緯を聞いてる間に依頼者がやってきた。なるほど、確かに何か憑いてる。

それにしても貧相で陰の薄そうな人だなぁ・・それになんか心持ちビクビクしている?

その依頼者、開口一番「すみません、今20万円しかないんですがこれで足りるでしょうか?」ときた。

宮司と顔を見合わせた後に笑った。出張料込みでも今まで10万を超える除霊料金なんぞ取った事が無い。

それを告げると依頼者は安堵の表情を浮かべた。なんでも今までの除霊師達に計100万以上ボッタくられたとか。

とりあえず取り憑いてるモノの見た目をメモしてそっと宮司に渡し、立ち話しててもしょうがないので社務所へ向かった。

その途中、鳥居をくぐった瞬間「パシッ!」と依頼者に憑いていたものが弾けて消滅した。

あまりにも影の薄い依頼者だったが、憑いていたのもこれまた影の薄い弱そうなモノだったからなぁ・・まあなんとなく予想はしていた。

その事を宮司に告げて私は家に返った。

翌日の晩、宮司から誘いがあって飲みに行った。

昨日の依頼者の件を聞くと、「相談料除霊料合わせて1万円頂戴した」、「依頼者から「同僚曰く、憑いてたものが居なくなった」と報告があった」とか。

–ふうん、私以外にも見える人ってやっぱりいるんだな、–

そう思いながら焼酎をグイと飲んだ。

145 :霊視士 大山傑士 :2014/05/06(火)01:35:29 ID:???

霊視士 大山傑士 第八話「除霊士転じて」

私の名は大山傑士(おおやま たけし)。周りの者はみな私の事を「オッサン」と呼ぶ。

世の中には様々な職業があるが除霊を専門にしている人もいるようだ。

全ての除霊屋を疑うつもりはないけれど、どうも胡散臭さがプンプンしてならない。

なんか「おまえが言うな」って声が聞こえてきそうだけど。

それはさておき、

前回の依頼者がまた相談に乗ってほしい欲しいと宮司から連絡があった。

また何かに憑かれたのかと思い行ってみると依頼者と宮司が私服で待っていた。

とにかく一度自宅の方に来て家に何か憑いていないか見て欲しいとのことだ。

なんでも以前に関わっていた除霊事務所から「このまま放置していると悲惨なことになる」との警告されたとか。

とりあえず依頼者の家まで依頼者の車と宮司の車で向かう。

依頼者の家に着いて家の周りや中を見て歩く。

宮司が「特になんにも感じんなぁ・・」とポツリ。俺も注意して見てるけど特に危なそうなのは何も見えない。

結論、異常なし。

そのことを依頼者に告げると件の除霊士がもうすぐ来るとか言い出した。

もう面倒くさいから帰ろうとするとお礼は弾むからと強引に引き止められてしまった。

半時程して黒塗りの糞高そうなベンツで乗り付けて除霊士他一名がやってきた。

依頼者を見るなり「悪霊の勢いが増している、このままでは遠からず命を落とす」と、なんかトンでもないこと言い出した。

依頼者に「ウソウソ信じるな」のジェスチャー送るもパニくってオロオロするのみ。

さらに私たち二人に向かっても「あなた方にも女の生霊が憑いてる、このままでは確実に災いをもたらすだろう」とほざいた。

その間に除霊士の従者がテキパキと除霊の準備を始める。

もう呆れて帰ろうとすると我々の分も初回無料で除霊してやるからじっとしてろ!と命令しやがった。

ピキッ#て来てそれならヤってもらおうじゃないかとドカッと座り込んだ。

そして除霊開始・・の前にどんな除霊をするのか宮司が尋ねると「生霊死霊除金縛法」だと答えた。

宮司にコソっと何それと聞くと「早い話がよく無い霊を降伏させる法」と非常に解りやすく簡潔に答えた。

「こりゃ密教だな」とマジマジと除霊士を観察する宮司。

除霊が始まって5分もした頃、従者が何やら髑髏(ドクロ)を供えだした。

宮司がアレ?て表情をしたそのすぐ後、除霊士が

「ノウ・モラチノウチラヤ・ダモガリチエイ・マカヤキヤシテイ・アバキヤエイ・・ナンタラカンタラ・・」

と長いのを唱えだす。

突然「ちょ、ちょっと待てい!」と血相かえて割って入る宮司。

なんでも除霊士が唱えたのは密法の「鬼子母神現身髑髏使役秘法」ってやつで髑髏を供えると強力な呪いがかかる外法らしい。

てことはこの除霊士は依頼者に対して除霊どころか呪いをかけてたってこと?・・なんとエグイことしよるなぁ。

内容をバラされて一瞬たじろぐ除霊士、いや呪術士と言うべきか?そのあと逆切れして悪態つきながら帰っていった。

それにしてもさすが宮司、宗教が違うのによく知っとんなぁと感心した。

世の中、偽除霊士・除霊詐欺士はおそらくたくさんいるのだろうけど、まさか除霊依頼に呪いをかける呪術士がいるとは夢にも思わなかった。

それからは呪術士は二度とこなくなったそうな。

146 :名無しさん@おーぷん :2014/05/06(火)08:36:23 ID:???

>>145

わぁ一番アカンやつじゃん

こういう呪術師ほど、人に地獄へ落ちるとか、お前呼ばわりするよね

傲慢で人に命令的に指図する

自分がヤバいとこと繋がってる事に気付いてない

つか、呪術師の時点で霊も可哀想な目に遭いそう

最近ここ面白いんで毎日見てる

他の人の話も面白い

149 :名無しさん@おーぷん :2014/05/07(水)09:00:29 ID:???

自分が一時期テレビ局に勤めてたときの話、その時はオカルトやらの全盛期で自分の

いた局も例に漏れずそういうのを作っていた。でそういうのを撮っていると

少なからず怪異に遭遇する、だからうちの局はそういうのに対処できる人を

必ず連れていく規則がある。

その人(以後Yさん)の除霊についての話、初めて除霊を見たのはとある旅館の取材の時

旅館について開口一番に「あーやばいかも」とYさんが監督に話してて、その日は

大事をとって一日様子見、その夜は景気づけに軽く宴会して寝た。

次の日にYさんと監督が取材箇所のの下見に行って

Yさん曰く「本当に居るし気が立ってるからやめたほうがいい」と、監督としては

(幽霊は出なくていいから)仕込みも入れて、それっぽいものが撮れればいいと言う主義なんで

やめようと言う事になって上に連絡(それほど予算もかかってないし、ほかにも候補があった)

だけど説明中に、監督が口を滑らせてしまい「絶対本物撮って来い!」って言われて撮影強行。

昨日や今日の事もあって、スタッフ全員乗り気じゃないけど給料もらってるし嫌々ながらも

撮影開始、途中までは順調に進んで撮影も中盤まで行って裏方は出るらしい大広間に機材を

設置し始めて俺もそっちの手伝いをしてたら、機材を運んでいた音声さんが立ち止まったまま

「うっ・・・うっ・・・うっ・・・うっ・・・」って言いながらその場でユラユラと体を

揺らし始めて、近くに居た俺は「気分でも悪くなったのかな?」って思って音声さんが

持ってた機材を安全な場所に置いてから(薄情とか言うなよ?糞高い機材だったから壊したらクビですむかどうか)

大丈夫ですが?ってきいたんだけど、無反応でゆれ続けてる。一瞬からかってるのかな?って

思ったんだけどその音声さん、昔の職人みたいな性格の人で冗談も言わない人だったから

あ、これはやばいかもってすったり名前呼んだりしたんだけど変化なし。

騒ぎを聞きつけて他のスタッフも集まってきてちょっとした騒ぎになって

スタッフがYさんを呼びに行って取材は一時停止、旅館の一室借りてお払い開始

自分はYさんのお払いを見るのが始めてだったから正直わくわくしてた。

最初にYさんの指示で憑かれてる音声さんを俺と、アシスタントの二人で(なぜか立とうするのを)強引に座らせて

Yさんが前に来て何をするかと思えば、神社なんかでするように「パン!」って手を合わせてを何回か繰り返した。

そのたびに音声さんの肩が「ビクッ」ってあがる、それを4.5回繰り返してYさんが

「ん?だめか、そのまま押さえててね」って言って音声さんの背後に回って、背中から半歩引いた位の距離に立って

「ん?」っとおもったら思いっきり振りかぶって「スパーーン!!」って背中におもいっきり平手?

その瞬間ありえない位の衝撃で音声さんが正面に吹っ飛んで、あまりの事で俺もアシスタントも

押さえきれずに、音声さんは正面の座布団の山に前のめりに突っ込むかたちに

はたから見るとすっごい間抜けにみえるんだけど自分もアシスタントもポカーンとしてた

、だっていくら振りかぶったって言っても平手打ちでそんなに吹っ飛ぶはずない

変な例えになるけどドロップキックでもされたような衝撃だった

Yさん曰くこれで除霊完了、音声さんもすぐ目を覚ましてその後は何事もなく撮影終了

(ちなみに撮影した部分にはそういうのゼロ)

その後聞いたけどYさんの除霊はぞれでいいらしい、昔から大半の霊は手を打つだけて

払えて、それてもだめなやつは力いっぱい叩けば払えるらしい

あと、それが本業じゃなくて本業は家具かなんかの職人やってるそうだ

俺は、局もうやめちゃったけど、Yさんとはよく飲み行ってる

以上乱文失礼 読み直してみると色々ひどいな

150 :名無しさん@おーぷん :2014/05/07(水)11:48:19 ID:???

>>149

やっぱり体験談は面白い(興味深い)ね、ありがとうです。

157 :ちーばくん :2014/05/10(土)12:11:08 ID:???

亀レスですが>>149

私も除霊に近い事をする時は似たような事をします

特に言葉の通じない動物霊相手などならば交渉は不可能なので

151 :名無しさん@おーぷん :2014/05/07(水)12:35:59 ID:???

あれ、自分の知り合いの見える人も同じ感じで除霊するんだけど?

まだ22だし違うよね

自分の知り合いは殴るしw

152 :霊視士 大山傑士 :2014/05/08(木)04:24:53 ID:???

霊視士 大山傑士 第九話「痴呆」

私の名は大山傑士(おおやま たけし)。周りの者はみな私の事を「オッサン」と呼ぶ。

ここだけの話、昨日なぜか家中で婆様と私だけで過ごした。

子供達はキャンプ、嫁様は婦人会の旅行、親父とお袋は老人会の旅行。

婆様は決して寝たきりではないが、解除添えが必要で目が離せない。

老人介護というものは実際にやってみないとキツさは理解できない。普段は嫁様とお袋様に任せてはいるが、かなりストレス溜まっていることだろう。

それはさておき、

うちの向かいの家の爺ちゃんがボケた・・・らしい。

らしいというのは、なぜか客に対しては普通に接しているのだが、家族だけになると異様な行動・言動をとるという。

この爺ちゃんは子供の頃からいろいろと世話になってる人で、だんだん壊れていくのが悲しくて仕方がない。

ある時、用があって件の爺ちゃんの家に言った時に若奥さんが疲れきった表情でボヤいた。

最近は認知症が進んだ上、痴呆も進み自室や縁側で一人でしゃべって一人で怒っていることが多いそうだ。

うちも他人事じゃないよなぁと思いつつ爺ちゃんに挨拶していくことにした。

爺ちゃんは縁側で何も無い空間に向かって話しかけていた。

ほらね、あの調子なんですよ・・と若奥さんのうんざりした顔。

でも実は一人なんかじゃなかった。

爺ちゃんはよくわからない何かに向かって議論の真っ最中のようだ。もっとも相手の声とかは私には聞こえず見えてるだけなんだが。

そして私の姿を見るや爺ちゃんはソレに向かって私の自己紹介をした。

しょうがないので「あ、ども」とお辞儀をすると向こうもお辞儀をした。

どうやらコミュニケーションは可能なようだが、面倒は嫌だし別に死神とか悪霊とかでもなさそうなので早々に退散した。

若奥さんは「すみませんね、合わせていただちゃって」と申し分けなさそうに言った。

爺ちゃんの家族の人達は爺ちゃんのことをボケたと思っているかもしれないが、どうもボケたのではないようだ。

それどころか、あれだけしっかり議論できれば当分ボケることもないんじゃないだろうかw

私は今は見えるだけの人だが、歳を重ねれば爺ちゃんみたいに霊と会話ができる日が来るのかなぁ・・と、ぼんやり思った。

153 :名無しさん@おーぷん :2014/05/08(木)16:12:35 ID:???

お辞儀ウケたw

154 :霊視士 大山傑士 :2014/05/09(金)00:16:13 ID:???

霊視士 大山傑士 第十話「隣の奥さん」

私の名は大山傑士(おおやま たけし)。周りの者はみな私の事を「オッサン」と呼ぶ。

「地縛霊とは、自分が死んだことを受け入れられなかったり、自分が死んだことを理解できなかったりして、死亡した時にいた土地や建物などから離れずにいるとされる霊のこと。あるいは、その土地に特別な理由を有して宿っているとされる死霊。」

上記はウィキペデアからの引用。

死んだ事を理解できなかったり受け入れなかったりして地縛霊になるのは何となくわかる。誰だって死にたくはないもんだ。

しかしその場所に特別な理由を有して地縛霊になるというのはどんな理由だろう・・

現代社会においては生前にパソコン内部に保存していた如何わしい写真や動画などを守るために地縛霊になる例もあるかもしれない。

それはさておき、

あるとき住職にも除霊の相談が来たとかで こちらの都合も聞かずに向こう自らやってきた。

そのまま車に乗って依頼者の家に向かう。

依頼者の家について車を邸内に止める際に ガツ ふち石に車をぶつけた。

フェンス越しに、お隣の家の奥さんと思われる人が驚いた顔をしたあとクスクスと笑っていた。

バツわるそうに軽く会釈をすると少し驚いた顔をしたあとに会釈を返してくれた。

感じの良さそうな人だなぁ、ごっつ好みや・・とか思いつつ家の中に入ってさっそく調査。

依頼者は毎晩金縛りにあい、女の幽霊の夢にうなされると言う。

しかし何にもいない。依頼者に何か憑いてるというわけでも無い。家にも庭にも何も無い。

肝硬変でも発症してて単にヒキツケでも起こしてるだけなんでは?と思って依頼者に問うとそんなことは無いという。

家の2階に上がり窓から下を見下ろす。隣の家の庭も視界に入り奥さんがコチラに気付いてニッコリと微笑んだ。うーん、ええ女や。

でもなんか違和感。なんだろう、この不自然さ?

隣の家は雨戸が全部閉め切られ、庭もよく見れば雑草が生えまくっている。かつては花鉢で賑わっていたであろう玄関の花も全て枯れている。

まさか、まさかまさか、ありえるのかそんなこと!?いくら私が見える人だからって、こんなにクッキリハッキリと見えたことなど一度もない。あれは生きてる人とほとんど変わらないんだが!?

慌てて住職を呼んで俺の指差す方向に何かいるか確認してもらう。

最初は何もおらんと言っていた住職だが思わず二度見して目をシパシパしている。どうやら一瞬うっすらと何か見えたようだ。

見えない人でも見えてしまうほど安定して括られている霊・・となると地縛霊ってやつか?それもかなり強いやつ!?

向こうも自分の存在を完全に確認されたと認識したのか嬉しそうに笑顔で手を振っている。

そして人差し指を自分の顔に向けた後、今度は自分の真下を指差す、そして最後に依頼者に向けてバキューンと拳銃を打つジェスチャー、よく見れば奥さんの立ってる所だけ土の色が違う。

なんとなくわかったような気がした。

そのことを住職に告げると少し考えてから依頼者に説明に言った。

住職は

「あなたや家には何も憑いていない、何も問題は無い。ただ隣の庭から女性の霊がずっとあなたを見ているようだが」

と説明すると一瞬こわばった顔をしたのちに、「問題が無いのならもういい」と料金を倍払ったのち追い出されてしまった。

帰り際に住職が奥さんに「よければお経を唱えて成仏させてあげましょうか?」と見えていないくせに問いかけた。

奥さんは首を横に振ってから深々とお辞儀をした。・・そう住職に伝えると住職もお辞儀をして私たちはその場を去った。

半年ほどしてから近くを通りかかったが、依頼者の家も奥さんの家も更地になっていた。

155 :名無しさん@おーぷん :2014/05/09(金)05:58:20 ID:???

>>154

これは後味悪いなぁ

犯人は捕まってないのかな

156 :霊視士 大山傑士 :2014/05/10(土)00:47:36 ID:???

霊視士 大山傑士 第十一話「微霊能力者」

私の名は大山傑士(おおやま たけし)。周りの者はみな私の事を「オッサン」と呼ぶ。

実は私は「常人には見る事が難しい霊」なんかが見えてしまう「見える人」である。

中々この「見える能力」というのは面倒なもので無視していいようなモノも思わずよけてしまい周囲に人に「?」と思われたりすることもシバシバある。

いっそのこと、どうでもいいような霊など見えなくなれば楽なのだが。

それはさておき、

もう大分前の話だが、うちの圃場の前の農道は小学校の通学路になっている。

その通学中の小学生の中に面白い子がいた。

最初気がついたのはその子が小学二年生か三年生くらいだったか。

「○○の後ろに悪霊がいるぞ、エンガチョ切った!」

「うわ、みんな離れろ、エンガチョ切ったw」

とか、

「あの電柱の陰に地縛霊がいるぞ、みんな目を合わすな!今から俺が成仏させてやる!」

「ひえええ、成仏してくださいナムナム・・」

とか

「畑のオッサンのまわりにオーブが!」

「あのオッサン、悪霊やったんや!」

(ハッ、なぜ俺のあだ名がオッサンであることを知ってる!?)

とか。

どうも一人見える少年が混ざってて霊が見えたと大騒ぎして周囲を沸かしているようだ。しかーし、その少年がワーワー言ってる対象に霊など居ないんだが?

長い事観察したが、どうも霊が見えたというのは嘘で遊んでいるだけのようだ。たまに本物の霊が浮遊してたりするが少年は全く気がついてないので本当は無霊能力なのだろう。

やがて月日が経ちその少年も6年生くらいに成長した頃、彼は相変わらず「ぎゃああああああああ!」と騒いではいるが周囲の子供達はもう反応しなかった。

それどころか

「おまえもういい加減にそれやめろよ」

「うざいぞ、帰ってからやれよ」

と迷惑がられる始末。

少年は誰からも相手にされなくなっていた。それでも自分の存在をアピールするために来る日も来る日も大騒ぎする少年だった。

オオカミ少年の末路だなぁ・・トボトボ歩く少年を見てなんとも言えん気分になった。

その少年があるときピタリと足を止めて一点を凝視して固まった。

そして一拍置いて「で、出た!悪霊だ!」少年の悲鳴。

それに対する周りの子供達の冷淡な態度。みんなしてスルー。

まあいつも通りの反応だ。ただ一つ違うのは今回は本当に霊が存在していることである。

霊は少年に見つけられてよほど嬉しかったのか彼の方に凄い勢いで迫っていく。

「た、たすけてええええええええええ!!!」

猛ダッシュで逃げる少年。しかしこれはどういうことだろう?

以前は霊が目の前にいても気付きもしなかったのに今回は少し離れた場所の霊を確実に確認している。霊能者として開眼したのだろうか。

後日、いつもの通学路で珍しく何かの霊が漂っていた。そこへ例の少年が歩いていたが気付かずにスルーしてしまった。

・・・ああ、なるほど、そういうことか。ようするに少年は見えるレンジが少ない微霊能力者なのだ。ある程度強い霊的存在でないと見えないようだ。。

少年は小学校を卒業するまで相変わらず大騒ぎしていた。

中学に上がってからは通学路が違うようで全く見かけなくなったが相変わらずなんだろうなと思った。

数年後、どこかの高校の修学旅行にて

「うわああああああ、悪霊がいっぱいいるぅ!やめろ、こっちくるなぁぁあああ!」

「この野郎、何が悪霊じゃい、楽しい気分に水をさしやがって!」

ドカッ、ガスッ、

「見えないやつはいいよな、おまえらには俺の苦悩は永遠にわからん!」

「まだ言うか!」

バキッ、ドゴッ、

「ひでぶっ!」

158 :ちーばくん :2014/05/10(土)12:12:59 ID:???

さて今回は最近の私の実体験でも書きましょう

以前言いました通り、私は常日頃から見えているので恐怖感という物は読み取りづらいと思いますので悪しからず

159 :ちーばくん :2014/05/10(土)12:31:48 ID:???

つい先日ですが、私は所用あって東北の方まで車で出かけた

用事を済ませ帰路に着いたのは7時頃、そこから高速を走り続ければ千葉まで帰る頃には深夜になってしまう

休憩にと途中で立ち寄ったSAでの出来事

煙草を買い、少し離れた場所にある喫煙所へ向かった折

よくあるボックスタイプの喫煙所なのだが、当然深夜なので誰もいない

その代わり、幽霊が一人いた

金髪に染めた若い男性であったが、顔の半分がぽっかりとない

しかし特に危害はなさそうだったので、私は幽霊と相席することにした

彼は事故で死んだらしく、顔半分が有る筈の虚空は削り取られたような形だ

おおよそ、バイクに乗っていて柱にでも突っ込んだのだろう

もう恨みなど無いのか、或いは早々に諦めたのか、少し呆けたような表情を浮かべていた

私は彼と反対側のベンチに、つまり立て灰皿を挟むような形で座り、煙草に火を着ける

紫煙の中、彼が無気力(当然だが)な瞳でこちらを見つめている

私が見えている事も気づいているのだろうが、話しかけるでもなく私は煙草を短くしてゆく

160 :ちーばくん :2014/05/10(土)12:41:12 ID:???

煙草を吸い切り、私は喫煙所を後にすべく立ち上がる

その時、今まで何もしてこなかった彼が、少し揺らめきながらこちらに近づいてきた

彼の視線は私の方に向いている……が、私を見てはいなかった

そして彼がゆっくりと右手で指差したのは、私が持つ煙草の箱であった

……成程、彼は死してなおニコ中だったのである

私は煙草の箱と百円ライターをそのまま喫煙所に残し、立ち去ることにした

その後彼が煙草を吸えたのかは知らないが、ぎりっとドラムを回す音が微かに聞こえたのでなんとかなったようだ

改めて煙草を買い直しに売店に入った時に店員の方に

「あそこの喫煙所、お化けが出るって有名なんですよ……大丈夫でしたか?」

などと聞かれたが、私は

「大丈夫でしたよ」

とだけ言い残し、マルボロを胸ポケットに入れて車に戻った

駐車場から出る時、僅かに見えた喫煙所にはどこか穏やかな表情の彼の姿が見えていた

……場所は伏す

おしまい

161 :ちーばくん :2014/05/10(土)12:45:11 ID:???

実害のない幽霊は数あれど、あそこまで穏やかな幽霊は見たことがない

そういう意味では新鮮な体験だった

彼に限らず、幽霊が出たからといって恐ろしいモノだと断定してはいけない

こちらも穏やかに対応してあげれば、あちらも決して危害を加えようとはしないはずだ

幽霊に出会ってしまった時に大切なのは、普通の対人関係と同じ、相手を理解してあげようとする事

そして話せるならばしっかりと話し、無理ならば「ごめんなさい、私にはどうしようもありません」という意思を示すのが良い

162 :名無しさん@おーぷん :2014/05/10(土)21:48:42 ID:???

タバコ吸いたさに地縛霊になるとは・・

163 :霊視士 大山傑士 :2014/05/11(日)01:28:40 ID:???

霊視士 大山傑士 最終話「続・桜の季節」

私の名は大山傑士(おおやま たけし)。周りの者はみな私の事を「オッサン」と呼ぶ。

時の経つのがえらく早く感じる今日この頃。

じっさい時の経つのは早いもので10年20年30年なんてすぐに過ぎてしまう。しかもたちの悪い事に歳を重ねる程に時間の過ぎ方が加速していくような気がする。

まあこれは老化により濃密な時間を過ごせなくなってるせいもある。

え?濃密な時間を過ごせないってどういう意味かって?それは自分で歳を重ねて感じるようになる日までのお楽しみってことで。

それはさておき、

とある年の桜の季節のこと、平日の昼間からS山公園に桜見がてらに散歩に行った。

前に話した通り、ここには二つの霊だか妖怪だかわからない「何か」が巣くっており互いに激しく縄張り争いをしている。

四足動物型と雲型のやつで桜の生気を食らっているのか、それとも桜を守っているのかはわからない。

まあ観察してる限りは人間にたいしては大きな危害は加えないようだ(桜に向かってゲロ吐いたりしない限り大丈夫)。

適当なところでヘタリこんで持参したカップ酒とスルメで一人花見をはじめる。

するとどこからか ー ワン! ー 甲高い犬の声が聞こえた。振り返れば少年が子犬を連れて散歩中のようだ。

が おや? と思い重い腰をあげて少年と子犬の方に歩いていった。

生後4ヶ月くらい柴犬の幼犬だろうか、しきりに何かに向かって吠えまくっている。

私は思わず声に出てしまった。

「ほぉ、それが見えるか」

突然言葉をかけられ私の方を向く少年。

「何が見えるんですか?」

少年の問いかけ、私は

「なんだかよくわからないものが見えるよ」

と答える。

「幽霊とかですか?」

「さあ、なんだろうね。わしには見えてるというだけでその正体まではわからんよ」

「どんな形ですか?」

「なんかモコモコして雲みたいなやつだよ」

なんか胡散臭いオッサンだな・・ という目で私の方を見る少年。

それならと

「犬連れて向うの桜の方にいってみな」

「行くとどうなるんですか?」

「さあ?吼えるか逃げるか尻尾ふるかどうなるかはわからんw」

なんなんだと、まだ空中に向かって吼えている子犬を引きずって桜を目指す少年。

が、途中から子犬が自ら走って桜に向かった。

しかし途中でピタリと止まり全力で桜に向かって吼えた。

少年はなおも桜に近づこうと子犬をひっぱると

キャイン!

子犬は情けない声で鳴いてその場から逃げようとした。

少年はまた私のところに戻って聞いてみた。

「いったい何が見えてるんですか?」

「動物ぽい何かだな。でもよくわからん。クッキリと見えるわけじゃないんだし、見えても正体わからんだろうな。ワシはオカルトの専門家じゃなくただ見えるだけだから。」

そういって私は去った。

早いものであれから10年が経ちまた桜の季節。

件の公園にてカップ酒で一杯やってると青年が柴犬の老犬を連れて散歩していた。

もしやと思い注視してると ーガウッ!ー 老犬のひと吠えで雲型のヤツが三分の一ほど消滅した。

ギョっとしてさらに見続けると今度は四足動物型の方に向かって ーワンッ!ー とひと吠え、別に敵意は無いようだ。

向こうもなんか挨拶代わりに吠えてる感じがする(聞こえないけど)。どうやら仲が良いらしい。

それにしても随分な霊能犬に育ったいたもんだ、今度宮司や住職の除霊の手伝いでも頼んでみるかな・・などとぼんやり思い耽りつつカップ酒をグイと飲み干し公園をあとにした。

しかし、その後 老柴犬に会うことは二度と無かった。

164 :霊視士 大山傑士 :2014/05/11(日)01:30:17 ID:???

霊視士 大山傑士 「あとがき」

私の名は大山傑士(おおやま たけし)。周りの者はみな私の事を「オッサン」と呼ぶ。

私にとって不幸だったのは小学生の頃クラスに大山という子がもう一人いたことだ。

しかも中学生・高校生・大学生ともに「オッサン」のあだ名は継承され今に至る。

一度でいいから「たけっさん」とか「たけ」とか、なんなら「傑」の文字から「けつ」とかでもいい、違うあだ名で呼ばれてみたかった。

まあ最近は本当の意味で「オッサン」になってしまったから流石にどうでもよくなってきた。

かっこ良いあだ名は次に生まれて来る時に期待しよう。

それはさておき、

「霊視士 大山傑士」はいかがでしたでしょうか。

実はこの物語は私がかつて2ch.netに投稿した「霊能犬ゴロ」に登場する「見えるオッサン」のサイドストーリーです。

残念ながら「霊能犬ゴロ」は、2ch.netが転載禁止となり、自分で書いたログでさえ転載不可能になってしまいましたので紹介はできません。(まさか自分で書いた読物が閉ざされる日が来るなんて夢にも思いませんでした orz)

御機会ございましたら、そちらも合わせて御一読されますと幸いに思います。

長らくの御付合いありがとうございました。

165 :名無しさん@おーぷん :2014/05/11(日)06:54:12 ID:???

お疲れ。まあ旧はさておきscで

転載すればいいんでね?

166 :名無しさん@おーぷん :2014/05/11(日)07:31:52 ID:???

もう終わりなの?

残念

面白かったです

167 :名無しさん@おーぷん :2014/05/13(火)10:32:52 ID:???

オッサン面白かったよ!ありがとう

168 :ちーばくん :2014/05/13(火)21:21:31 ID:???

大山傑士シリーズ、じっくり読ませていただきました

おもしろかったですよ

169 :ちーばくん :2014/05/13(火)21:27:05 ID:???

さて、では今日も私からお話を

これは千葉ではなく、東京の少し有名なお話です

オカ板住民はご存じかもしれませんが、書かせていただきます

170 :ちーばくん :2014/05/13(火)21:35:03 ID:???

東京葛飾区、南蔵院という寺院の江戸時代のお話です

ある呉服問屋の男が荷運びの最中、この南蔵院の境内で休んでいた

しかし男は疲れが溜まっていたからかその場でぐっすりと寝てしまう

目を覚ますと、品物の反物がなくなっている

男は慌てて奉行所に飛び込んだ

当時の南町奉行所はかの有名な大岡越前守忠相が担当していた

呉服問屋の男が忠相に事情を話すと、なんと忠相は

「不届き者は南蔵院の地蔵である」

などと言い出し、部下の者に地蔵を縄打って白洲へ引き出せと命ずる

被害者の男は勿論、岡っ引き一同もその命令に首をかしげながら、命じられた通り地蔵を引いてくる

忠相は地蔵を白洲に置き、そのまま普段と同じように判を開始した

この情報にはさすがに驚いた江戸っ子たち、野次馬が奉行所の周りに集まってくる

171 :ちーばくん :2014/05/13(火)21:40:00 ID:???

すると忠相、頃を見計らい奉行所の門扉を閉めると、野次馬に告げた

「天下の奉行所に押し入るとは不届き至極、罰として反物一反を提出せよ」

野次馬たちは氏名や住んでいる長屋まで記録された挙句にようやく返される

数日後、集まった反物を調べると盗品の反物が見つかる

名前と長屋まで記録されていた為に犯人は呆気なく御用となり、芋づる式に盗賊団までも一網打尽

忠相は地蔵を使い真犯人を炙り出したのである

この一件以降、南蔵院の地蔵はしばられ地蔵と称されるようになった

願い事を縄に託して地蔵に結ぶと願いが叶うという

願いが叶ったら感謝の意を表しながら縄を解けば、更に幸せを得られると噂になったのであった

172 :ちーばくん :2014/05/13(火)21:50:20 ID:???

さて……ここからは時代を現代に戻す

南蔵院のしばられ地蔵に肖ろうと、日本各地で似たようなしばられ地蔵がたくさんできたという

しかし忠相は白洲の後に地蔵に非礼を詫びて丁重に祭り上げたが、無数に作られた《偽物たち》はそうもいかない

これは私の知り合いBの体験談

Bは実家が九州(詳しい場所は伏す)にあり、その近くにも江戸時代の流行に乗せられたしばられ地蔵があった

しかしその地蔵は元々普通の道祖神、適当に縛られた挙句にそのまま放置されていたらしい

なんでも一番古い江戸時代の頃の縄がまだ残っているという

近隣住民もただの道標としてしか見ていない、哀れな地蔵様なのだとBは言っていた

数年前の冬頃、Bが実家に帰ると、なんとその地蔵がなくなっていた

親に話を聞いたところ、いつの間にかなくなっていたという

重いし、つまるところただの石と縄の塊なので盗まれたという事もないだろう

ある日気付いたらなくなっていた地蔵に近隣住民はなんとも思わなかったが、Bだけは何か嫌な予感を感じたという

173 :ちーばくん :2014/05/13(火)22:03:52 ID:???

気になって調べてみると、住民がなくなった事に気付いたのは彼が実家に到着する僅か数日前

生来の野次馬気質のBは地蔵の行方を徹底的に探した

折しも時期はお彼岸……というか、本来Bが帰った理由も彼岸の墓参りなのだが

Bは目撃者の捜索などを一日かけて行った

残念ながら目撃者も情報も皆無だった

ただでさえ知られていない地蔵、なくなったところで誰も気にしないのだ

Bは休憩がてらバス停のベンチに座り、ビールを飲み始めた

その時、ふとベンチの反対側を見ると、板の隙間に何かが挟まっている

縄であった……しかも相当古く、半ば朽ちかけている

Bはそのバス停付近を徹底的に捜索し始めた

すると出るわ出るわ、古びた縄があちらこちらに散乱していた

しかもその縄は全て”解かれた”縄ではなく、”結ばれたままの”縄だったという

つまり、縄の中から地蔵だけが忽然と姿を消したのである

お彼岸が終わり、Bが実家を発ったその僅か数日後、彼の実家の近辺では古い血筋の家の者が次々と失踪するという事件が起きた

もしかしたら地蔵は遂に縄の拘束を潜り抜ける方法を発見し、不届き者の子孫たちに復讐を開始したのではないか

そう語るBもまた、地域では有名な古い農家の跡取り息子

彼がその数か月後に忽然と失踪したのは、偶然だろうか

彼の失踪を実家に伝えようとしても、家の電話に誰も出なかったとは大学の教授の談である

数年経つが、彼は未だに見つかっていない

おしまい

174 :ちーばくん :2014/05/13(火)22:07:25 ID:???

失踪事件に関しては調べたらわかるかもしれないので書きます

・2年前

・M県西部

・10人ほどが失踪

・全員が地元の人間で、未解決

ご存じの方はいらっしゃるでしょうか

まぁ、私はとばっちりが嫌なので深入りしないようにはしていますが…

175 :名無しさん@おーぷん :2014/05/17(土)05:31:25 ID:???

なんというか横溝正史のミステリー小説の元ネタにされるような話ですなぁ

176 :幼きゴーストスイーパーの冒険 :2014/05/20(火)18:53:07 ID:???

たしか小学四年生頃、当時アニメでゴーストスイーパー美神を見てた僕たちアホの子3人衆の話です。

ある時、将来の職業はみんなで除霊事務所を開いてゴーストスイーパーになろうと決心しました。

そのためにゴーストスイーパーとしての装備を充実させようってことになって、まず神社の裏山に精霊石を堀りに行きました。

もちろん精霊石なんてあるわけないですが、奇麗な感じの石を何個か見つけて精霊石としました。

その後は各自家に戻って各々アイテムを探してきました。

親友Aは仏壇から線香とロウソクとマッチ、それとお経の書いてる教典。

親友Bは割り箸で作った十字架とタマネギ(ニンニクのかわり)と大根おろし。

そして僕は神社の手水鉢の水を満載に入れた薬剤噴霧器と塩を2袋。

さあこれだけの重装備をしたからには除霊なり妖怪退治しなくてはなりません。

ちょうど僕たちの住んでた町には一件空家があります。しかも住む人がみんな孤独死すると言う曰く付き物件。

僕たちアホの子3人衆はとうぜん空家に除霊に向かいます。

空家についた僕たちアホの子3人衆、気分はすでにゴーストスイーパーです。

この空家はおそらく戦前か戦後間もない頃に立てられた物件のようで木造二階建ての旧き昭和住宅で何か出そうな雰囲気がギュンギュンします。

さあそれでは除霊開始!

親友Aの攻撃、

親友Aはお経を唱えようとした、しかし書いてある漢字が読めない!

親友Aはしかたなくナンマイダーを連呼した、しかし空家には効果がない!

親友Aはロウソクと線香に火を着けた、しかし空家は反応しない!

空家の攻撃、風向きが変わった、親友Aの目に線香の煙が襲いかかる!親友Aは混乱している!

親友Bの攻撃、

親友Bは十字架を使った、しかし効果はイマイチだ!

親友Bはタマネギと大根おろしを使った、しかし効果はイマイチだ!

空家の攻撃、親友Bの目にタマネギの刺激物質が襲いかかる!親友Bは混乱している!

僕の攻撃、

僕は空家の周りに塩を撒いた、空家を結界に封じ込めた!

僕は薬剤噴霧器を使った、玄関周りを聖水で浄化させた!

と、ここまでやったとき、

ガタガタ!

突然家鳴りが始まりました。

「うわー!」

ビックリして腰を抜かすアホの子3人衆。

「せ、せ、精霊石、はよう!」「食らえ精霊石!(物理)」

引戸の玄関に命中、パリーン!ガラスが割れます。この精霊石、効果があったのか家鳴りは収まりました。

しかし次の瞬間

「コラー!」

オッサンの野太い怒鳴り声!

振り向けば鬼の形相の自治会長さん、その後ろに警官・・・なんか近所の人が警察と自治会長さんに通報したみたいです。

その後、自治会長さんに怒られた後、親を呼び出された上、警察にも怒られ、空家の家主も来て謝され、家に帰ってから親に殴られ、翌日学校で校長室に呼び出され怒られ、あげくに二度と除霊ゴッコはしないと約束させられました。

僕たちのゴーストスイーパー事務所開業の夢は夢のまま終わってしまいました。

それにしてもあの時の家鳴りは何だったのか未だに謎のままです。

今では空家は立て直され平成の住宅が建っていますが妙な噂話とかは無いようです。

終わり

177 :名無しさん@おーぷん :2014/05/23(金)00:27:13 ID:???

【不幸を招く男】

現在進行形の実話です。レスは不要。

私は昔から何かの団体の代表になると何故か周囲で大量に葬式が出る体質。

どうも中学校で親父とお袋が死んだ頃からなんかおかしくなった。

以下羅列

中学のときクラスの班長就任→班の半分(三人)が家族の誰かが死亡

高校でクラス会長(委員長)就任→クラスの約半分が家族の誰かが死亡

高校で生物部部長就任→6名の部員全員が家族の誰かが死亡、ついでに顧問の先生が交通事故死

大学で美食サークル代表就任→20人近い会員の大部分が家族の誰かが死亡

レストランに就職して店長になる→店舗の従業員全員が家族の誰かが死亡

結婚して一家を構える→嫁と娘が帰省→嫁両親もろとも交通事故死

町内の青年団長→奇跡的に団員の家族の葬式は5件に留まる しかし町内は週刊葬式と言われる程葬式発生

そして現在、某町郷土祭保存会の就任を迫られる。

さて受けるべきか、蹴るべきか・・

179 :冷たい脚 :2014/06/24(火)03:46:43 ID:???

今年99歳を迎える大正生まれの婆様から聞いた昭和初期の田舎での話

うちの婆様は終末期のガン。

大腸がんからの再発で現在肝臓をがん細胞に食い荒らされてボロボロの状態だ。

足は浮腫(むくみ)が出ており私は日々婆様の足をマッサージして不快さを緩和している。

最近マッサージしていると婆様がちょくちょく尋ねてくることがある。

「私の脚は冷たいか?」と。

実際のところ婆様の脚は冷たくなりやすい傾向にあり、足を毛布で包むなりして暖かさを保っている。

「いいや、暖かいもんだよ」

そういうと婆様は

「そうか・・」と安堵のため息を漏らす。

なぜそのような事を聞くのかと尋ねると

「私が子供の頃は脚のムクミと冷たさで病人の死期を探っていた。死期が近い病人へ誰かが見舞いに来た時も必ず脚を触って確かめていたものだ。そして『もうそろそろみたいだな』と村内で噂してまわったものだよ。」

「お婆ちゃんは今のところは大丈夫みたいだよ」

私は婆様と話すときは嘘と本当の狭間で色々と悩まされる。

「昔は今と違って医学は発達してなかったからね、死人が生き返るなんてこともあったんだよ。」

「うぇ?」

婆様のとんでもない言葉に変な息を吸ってしまった。

「それはいったい?」

「ちょくちょく通夜で死人が生き返ったんだよ。」

「え?え?え?」

大日本帝国版ゾンビ!? グレートジャパン・オブ・ザ・デッド!?

話を聞いてみると死んだと思ってた病人が実は生きてたり、酷い時には弱って意識が無くなった病人をどうせすぐ死ぬからと葬式をあげたケースがあったようだ。もちろん東京や大阪のような都会ではなくとあるど田舎の話。

「それエグイなぁw」

「まったくだよ、でもそんないい加減さも時が経つとともに無くなっていったけどね。」

婆様の話は続く。

「昔は今と違って桶の中に死人を入れて土葬にしたんだけど、やはりここでも死人が生き返ることがあってね」

「あ、やっぱり。」

「死んだらその後に身体が固くなるから本当に死んだかわかりそうなもんだけど、死人が生き返るような家ってのはわからないんだろうね、誰も仏さんに触ろうとしないから。」

「で、土葬したあとで村の役職さんたちが見回りに行くんだけど墓に耳を澄ますと微かに助けを呼ぶ声やカリカリと桶を引っ掻くような音が・・」

「うわぁ・・」

「慌てて墓の家のものを呼びに行くんだけど、死人が生き返った家の人ってのは決まって面倒くさそうな顔して来るんだよ。」

「www」

「それで墓の前で村役とあーだこーだと時間を引き延ばすんだ、そうやって時間を稼いでもう一度死んでくれることを待つんだよ。」

「それでほとんどの場合はそのまま、なにしろ生きたまま埋葬したなんてことがバレれば家の名に傷がつくからね」

「ところが悪いことはできないもので翌日には村中に広まり疑惑の家としてネタ話にされちゃうんだよ」

「悪いことはできないなぁ・・」

「そんな噂の中で家がうまく廻っていくわけないだろう?数年するとそんな家は離散状態になるわけ。それを見て世間は仏さんの呪いだとかまた噂になるの」

「ああそうそう、一応だけど私の実家では生き返りは一回もなかったからね!(どやっ」

「いや、そんなこと自慢されても・・というか生き死にの話はもうやめない?」

私はなんだか婆様の死がより近づくような怖さを感じて強引に話を終わらせた。

「じゃあ何のお話をしようかねぇ・・」

「南京大虐殺と慰安婦問題の真実とか、実際はどうだったの?」

「随分と固いことを聞くんだねぇ(笑)あれはねぇ・・・」

驚くべき衝撃の真実!その内容はいつかまた別の機会に・・

おわり

180 :名無しさん@おーぷん :2014/06/24(火)06:59:38 ID:???

>南京大虐殺と慰安婦問題の真実

そこだけはしっかり聞いておくようにw

181 :名無しさん@おーぷん :2014/06/26(木)08:01:54 ID:???

もうすぐ百話だ!

186 :般若心経 :2014/07/16(水)17:11:22 ID:???

うちは分家だ。

分家では普通はそんなに仏さんを抱えることはあまりないのだろうが例外もある。

うちの場合は親父が早くに他界している。

ちなみに死因は急性アルコール中毒。噂では町内団体の旅行でピンクコンパニオン相手にワカメ酒イッキを繰り返してぶっ倒れたらしい。(当事者のオッサン達は誰も真実を教えてくれない)まあこの下りはどうでもいい。

さらにうちには母方の祖父・祖母・叔母の仏さんも抱えている。

親父が早死にしたせいで収入が絶たれた我が家を支えたのは母方の祖父と祖母だった。

その祖父と祖母も近年に他界してしまった。二人とも死因は自然死。普通に夜に寝てる間に逝ってしまった。

なお叔母については叔母が幼少の頃に病気で亡くなっており成り行き上うちの仏壇に祀っている。

ところで檀家に入っていない我が家はお盆には寺に連絡してお坊さんに来ていただいている。

前もって連絡していないとお坊さんは来ない。

それで、去年のお盆にやらかしてしまった。

うちは母・俺・妹の三人家族だが誰も寺に連絡しなかった。

当然坊さんは来ない。

まあこんな年もたまにはあるか・・とか思ってたら母と妹が神妙な顔をしている。

ちなみに母と妹は見える人で亡くなった祖母も見える人だった。どうやら祖母方の遺伝らしいが俺には何も見えないところを見ると女にのみ発現するのかもしれない。

それでどうしたのかと二人に尋ねると我が家の仏様達がスッゲー機嫌悪い顔してるという。

どうやら坊さん来なくてお経を読んでくれないことに御立腹らしい。

仕方が無いので母が寺に電話するも予約が一杯で盆の期間中にはこれそうにないとのこと。

結局盆明けに来てくれるということになり仏様達(ホトケーズとでも呼ぶか?)に報告したが相変わらずご機嫌斜めな様子。

もう放っておこうと俺が仏間を出ようとすると、何故か何も無い畳の上でつま付き転んでしまった。

妹が青い顔しているので問うてみると「逃がさへんでぇ〜〜」と親父の霊が俺の足首を掴んだらしい。どうやら仏ではなく悪霊化しつつあるようだ。

ほとほと困り果てて考え抜いた末、一計を案じた俺はノートパソコンを自室から持って来てYoutubeにアクセスした。

そして般若心経動画を探して再生した。もちろん液晶ディスプレイに写る般若心経を家族で一緒に読み上げる。

我が家の悪霊化寸前のホトケーズは一瞬戸惑ったようだがだんだん怒りを沈めて和やかな表情になった。

動画が終わる頃には普通の仏様に戻った。

あー、やれやれ、これで一安心とホッとしていた俺の目にある動画のサムネイルが止まった。

【初音ミク】般若心経ポップ【PVつき】

・・・・・・

これって効果あるんだろうか・・

とりあえず動画を再生すると明らかに戸惑う我が家のホトケーズ。

その後はフンフン♪と聞き惚れていたそうな。

どうやらボカロの読経は一定の効果があるようだ。

そして盆が終わる頃にはホトケーズは墓への見送りを待たずに居なくなってしまった。

翌日、寺から坊さんが来てお経を唱えてくれたがすでにホトケーズは去ったあと、あんまり意味が無かった。

おわり

188 :名無しさん@おーぷん :2014/07/18(金)00:53:09 ID:???

昔あった唯一の恐怖体験

私は普段からオカルト話だとか心霊番組が好きで、毎年夏になると放送する心霊番組なんかも毎回見逃さずにチェックしているようなオカルトマニアでした。

その夏も例外なく心霊番組を見ていたところ

ふと某ラジオで話してた心霊系の話を百物語形式で収録してある本のことを思い出し、

次の日の昼には図書館に借りにいきました。

家に帰って早々にその本を読み始めると一番最初のページに細い髪の毛が1本挟まっていました。

本に髪の毛が挟まっている事も珍しいことでもないのでどんどん読み進めて行くと、また髪の毛が1本挟まっています。

その後も数ページ読み進めるとまた髪の毛が挟まっています、これが何度か続きました。

読んでいる本の内容だけに少し気味が悪くなりましたが、あまり深く考えずにどんどん読み進めていきました。

本も残すところあと20話ほどとなったころ少し眠くなってきたので、またあとで読もうと思い一度本を置き昼寝をしました。

目を覚ますと時刻は深夜0時を少し回った頃、

妙な時間に寝てしまったなと思いつつ続けて眠ることも出来なかったので本の続きを読むことにしました。

1話読み、また1話とどんどん読み進めていくとやっぱり数ページごとに髪の毛が挟まっています。

気味が悪いなと思いつつもあと少しで読み終わると思い読み進め、ついに最後の話になりました。

そのまま最後の話も読み終わり本を閉じようとしたときドサッと数十本の髪の毛が本の隙間から落ちてきました。

その本は次の日にすぐに図書館に返却しにいき髪の毛が大量に挟まっていたと言いましたが、図書館の人が言うには返却される度に毎回ページの間に忘れ物などがないかチェックするのであり得ないとの事でした。

189 :名無しさん@おーぷん :2014/07/18(金)21:13:04 ID:???

サブイボたった・・

190 :微妙な展開 :2014/07/24(木)21:50:16 ID:???

ある平日の朝、友人(♀)から連絡が入った。

「母が悪霊に憑かれた」

友人(♀)は自称見える人だ。本当に見える人かどうかはわからない。

友人(♀)には様々な霊体験エピソードがある。もちろん証明されたことは一度も無い。信憑性はわからない。

その友人(♀)からSOSの電話が入ったのはとある夏の早朝。とりあえず車で友人(♀)の自宅へ向かう。

友人(♀)の家に着いて母殿の様子を見ればなるほどただならぬ状態だ。虚空を眺めブツブツと呟きマトモに歩くことすらできない。

友人(♀)によるとただならぬ黒い影が母殿を覆っているという。

悪霊に取り憑かれた人間というものを初めて目の当たりにして何をどうすれば良いのかわからない俺。

友人(♀)は除霊したいので母を車に乗せてネットで調べた仏教系の除霊事務所に連れて行きたいらしい。

それからが大変だった。母殿はマトモに歩けないのでまず布団に寝かせて玄関まで引きずって運ぶ。

それからなんとか背負って車に運ぼうするも妙に暴れて玄関先で転倒、しかもヨダレをたらしまくりで俺の首筋がベチョベチョ。

ご近所さんに見つかりナンヤナンヤと野次馬が集まりだす。友人(♀)が「母が悪霊に憑かれてこれから除霊に行く」とご近所さんに説明、野次馬にネタを投下して無駄に場を盛り上げる。

結局ご近所さんにも手伝ってもらって母殿を車に乗せて無事出発。途中レンタルショップにより車椅子を借りた。

やがて友人(♀)が指定する除霊事務所とやらに着いた・・が、しかし・・

そこは白と金と黒を基調とする仏教系建造物のいかにもアレな新興宗教の寺院だった。

受付を住まして施設内ロビーに通され問診票を渡され質問事項に記入していく。そのうち係の者が来て問診票を渡し個室に案内された。そこで問診をしてどうやら動物霊に憑かれている可能性が高いと説明を受けた。

それから本堂らしき場所に通され何やら雰囲気だけはいっちょ前のオッサンが登場。

ハッキリ言って俺はこの手の輩は全く信用していない。どうせインチキ祈祷で法外な金額の請求が来るに違いないと思った。

そのオッサンに友人(♀)が成り行きを改めて説明する。そしてオッサンは母殿を観察したのちこう言った。

「すぐに救急車を呼びましょう」

予想外の返事に面食らう俺と友人(♀)。

問診で動物霊と説明を受けたと言うとオッサンはそれは誤診だったとあっさり謝罪した。

それでこの症状は一見憑きモノのようにも見えるが明らかに脳の障害による異常で恐らくは脳梗塞だろうとのこと、一刻も早く病院に運ばないと取り返しの着かない事になると説明された。

予想外の展開に狼狽している俺ら、やがて救急車がやってきて俺ら一行は救急病院に搬送。母殿の検査結果はオッサンの言う通り脳梗塞だった。

治療を受けて幸いにして母殿は一命を取り留めたが軽い運動障害が残ってしまった。が、それもリハビリでおいおい回復するだろうとのことでひとまずは安心だ。

その後、除霊事務所にお礼に向かった。そしてオッサンと面会してお礼をしようとするときに衝撃の言葉を食らう。

「あなたのお母様には何も憑いていない。だがしかしあなた自身に何か良く無いモノが憑いているようだ。霊が見えると思い込んでいる人は自身が憑かれていることが多いがあなたはその典型だ。この先どうなるかはわからないが出来れば今のうちに除霊されることを御勧めしたい。」

結局友人(♀)はその場で除霊を受けることにした。なお除霊の料金は8万円。安いのか高いのかイマイチ判断がつかいない。

除霊が終わり説明を受ける。

「憑いていたモノは除霊できました。今後は霊が見えるなどとは思わないことです。でないとまた新たな良く無いモノに憑かれてしまいますよ。」

なんとも厳しい言葉を頂戴して俺らは除霊事務所をあとにした。

現在、友人(♀)は厳しく忠告されたにもかかわらず相変わらず霊が見えると吹いて回っている。

俺はもうこいつはダメだと割り切り距離を置くことにした。

それにしてもあの除霊事務所のオッサンは本物の霊能力者なのか詐欺師なのか、あまりにも微妙な展開なので判断できない。

俺自身が霊など信じていないから受け入れられないだけかもしれないけどね。

まあ母殿が助かったのはオッサンのおかげなので結果オーライなのだろう。

191 :名無しさん@おーぷん :2014/07/31(木)21:52:44 ID:???

案外そういうのが本物なのかもな。

見たことはないけど。

192 :名無しさん@おーぷん :2014/08/11(月)23:59:29 ID:???

自称見える人は要注意ですな

194 :名無しさん@おーぷん :2014/08/12(火)02:18:38 ID:???

途中で書き込んでもた(´・ω・`)

あるネトゲで怪談大会しててその主催の人が語ってい た話がなかなか怖かった。

人間というものは生きていると、その生活というか、 生きざまが身体に出てくるということがあります。 意地の悪い人は意地の悪い顔つきになる、怒りっぽい人は怒りっぽい顔になるとよういいますけど、その通りと思います。

特に手というのは嘘がつけないもので、職人さんの手はやはり仕事が染み付いた立派な手をしておられます。

うちの近くにある古武道の師範の手は分厚く立派なものでした。

その師範が自分の手の一分を指して

「人を殺めたもんにはこういうのが出てくる。戦争の時に出来たが、まだ消えへん」

そんな事があるんやろかと思ってましたが、うちのじいちゃんが死んだ時に手を見てみると、その特徴がありました。じいちゃんも戦争に行った人なので、あの世代の方々はそういうことを抱えて生きてらしたのだとしみじみ思いました。

その特徴ですがここでは教えられません。

分かりにくいっていうのもあるんですが、オフ会でお会いしたときに私が困りますので。

195 :名無しさん@おーぷん :2014/08/12(火)19:13:50 ID:???

業を背負った者の手か・・

深いね

196 :山の追跡者 :2014/10/01(水)00:23:36 ID:???

親父から聞いた話。

40年ほど前に山岳キャンプに仲間数人と行ったときの事、かなりの山奥で何者かの追尾を受けた。

どうやら野生動物のようで距離を開けてずっと着いて来ている。

しかし足音はすれど正体はわからない。

やがて夕刻になり不気味に思いつつも適当な場所でテントを張った。

テントは一人一つずつでかためて設営。

食事をとりその後に就寝・・するとテントの周りを何者かが徘徊する気配。

親父達は緊張して一睡もできず朝を向かえた。徘徊していた何者かは居なくなっていた。

明るくなったところで一人を見張りにして二人が就寝、その後交代。

昼を回ったところでテントをたたみ先へ向かう・・ところがまたもや何者かに追尾される。

とにかく開けた場所を求め親父達は河原へコースを変更、幸いにも上天気なので雨による川の増水は無さそうだ。

少々早いが河原にテントを張り一晩過ごすことにする。

持って来た渓流竿で魚を釣り今夜のオカズを調達する、魚影が濃いおかげで大漁だ。

飯盒で飯を炊き釣れた魚は塩焼きにした。実にうまい。

そして夜・・またしても何者かがテント付近を徘徊している。

親父は勇気を出してテントから外を覗いて見ると月明かりに照らされ姿を表したのは巨大な単眼を持つ異形の存在!?

月明かりにより巨大な目が不気味に緑色に光っていたそうな。

親父によると目の大きさは人間のコブシ大で顔は人間に似て顎がシャクレ気味、ちょうどジャイアント馬場を単眼にしたような顔で、胴体はイノシシのような大型犬のような・・・ようは四足動物の形態だ。

ヤツと親父の目が合い固まってしまう親父、緊張のせいなのか金縛りにあったのかはわからないがとにかく動けない。

そいつは外に放置していた朝飯用の焼き魚を全て食い荒らし、「ゲフゥ」とゲップをして満足そうな笑みを浮かべたのち暗闇に消えていったという。

翌日、仲間に報告するとなんだかよくわからんがヤバそうだという結論になり引き返すことになった。

帰りの道中でも途中までは追尾されたようだがいつの間にか気配が消えていたそうだ。

この話を聞いて単眼症の野生動物ではとネットから単眼症の画像を引っ張りだして親父に見せたがもっと人間的な輪郭だという。

昔の日本の山々にはリアルに魔物がいたのかもしれない。

終わり

197 :自殺本レビュー :2014/10/13(月)21:04:56 ID:???

「まさに自殺のAtoZです。」2012/4/19

人間が「自ら死に至る」方法がどれだけあり、どのような手順があるのか、そういう点に興味がある方におすすめです。

私は薬物自殺による身体への影響と作用等が知ってみたく購入いたしました。結果それ以外のジャンル(投身などもあります)も面白く解説してあり、とても知識になりました。

5つ星のうち 5.0 4 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

「自殺も一つの答え 」2007/12/20

この本は自殺の方法がかなり詳細に書かれている。

自殺するときぐらいは一番自分にあった死に方で死にたいと思うのは、当たり前のことだ。その方法が詳しく書かれているこの本は自殺志願者にはとてもありがたいことだと思う。

この本を読んで自殺するかしないかはあくまでも読者しだいで、ただ「自殺はしちゃいけないこと、自殺の方法が詳細に書いてありあたかも自殺を推奨するようなこんな本は出版さるべきではない」といった批判はやめて欲しい。

筆者も述べているが、生きていることがつらいのならば自殺するのも一種の答えだと思う。実際に日本では毎年3万人以上の自殺者がいて、その数は増加傾向にある。

「生きていればいいことあるさ」この言葉にはなんの根拠もない。今より更につらい状況になるかもしれない。もしこれからの人生に多くのつらいこと、いやなことに直面すると思われる場合はもしかしたら早めに自殺することも必要なのかもしれない。

5つ星のうち 5.0 60 人中、42人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

「私のレビューを読んで欲しい。」2011/11/4

私には自殺をしようと思う人のきもちはわからないです。 しかし、自殺をしても、また同じような境遇に生まれてこなければならない、人は課題をもって生まれてきて、それを乗り越えるために生まれてきている、と私は江原さんの本を読み知りました。

輪廻転生するようです。 楽になりたくて自殺をしても、魂は死なないので、楽にはなれず、逆に苦しむそうです。

私は自殺をしたいほど苦しんでる方に江原さんの本を読んでいただきたいです。 そして今起こっていることに全て意味があり、自分が生まれてきた意味がないと思わないでいただきたいです。 みんな生まれてきている意味があります。

わかりもしないのに、なにをきれいごとを、と思うかもしれませんが、生きたもん勝ちです。 逃げないでたちむかってほしいです。 自分のために。

5つ星のうち 3.0 72 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

「首を吊りました。」2010/6/6

レビューにて高い評価を得ていたため、最後の救いと思い、この本を古本屋で探し、知識を得て、結局救われず首を吊り自殺未遂をしました。

-中略-

何度か自殺未遂をしましたが、23歳の今、私は死ななくてよかったと思っています。自殺を促す恐れがあるこの本に私は賛辞を送ることはしません。

屋根のある部屋、寝床、安全な水、平和を維持している日本。それだけでも大きな大きな感謝に値します。悲観的になることはありません。小さな喜びが、きっとあるはずです。この本に救いを求めるのはやめましょう。

5つ星のうち 1.0 138 人中、60人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

「人生について」 2014/3/27

まさか自分がこのような本を読むことになるとは思いませんでした。社会は本当に厳しく日々、生活するだけで精一杯の毎日の現実。この繰り返しに何の意味があるのだろうと思います。

また利用させてもらいます。有難う御座いました。

5つ星のうち 5.0 4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

(また・・利用・・だと・・?)

「楽にしねた」2014/5/16

とても楽に死ぬことが出来ました!この本には感謝しています

5つ星のうち 5.0 14 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

(え?)

「役に立ちました。」2014/6/28

20年も前ですが、私はこの本を参考にして、無事成功しました。目的を達成することができました。

今では天国のような生活をしております。病気も何にもありません。

本当にありがとうございました。

5つ星のうち 5.0 7 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

(お、おう・・?)

おわり

198 :名無しさん@おーぷん :2014/10/14(火)14:43:50 ID:???

ネット回線はあの世にも開通されていたか

これで安心して死ねるなw

199 :名無しさん@おーぷん :2014/10/15(水)07:23:52 ID:???

学生時代の話。

夜、部屋の外で「キィン、キィン」と金属音が鳴ったから

「?」と思ってカーテンを開けると、窓に真っ白な全裸の男がへばりついていた。

掌と膝、それに頬を窓ガラスに押し当て、目玉をぎょろぎょろさせていた。

咄嗟に窓をバンッと叩くと、はらりと落ちた。

ちなみに、部屋はマンションの5階。

すぐさま窓を開けて下を覗き込んでみたが、下の路地には誰もいなかった。

そのまんま男が墜落死していたら、それはそれで怖いけど。

窓には、手と膝、頬の痕跡がべったりと残っていた。

まるでガラスに焼き付いたかのように、いくら拭いても取れなかった。

ある日、遊びに来た友人の指摘で、手の痕跡が両方とも右手であることに気付いた。

Jガイルかよ、スタンド攻撃かよとか言って笑っていたが

その日の夜、その友人から電話がかかってきた。

「うちにも出た、Jガイル」

友人は窓ガラスを叩く勇気が出ず、しばらく窓に張り付いた男と見つめあってしまったらしい。

そのうちペタペタと上階に上がっていってしまい、

その後どうなったかは分からない、という。

ただ、友人の窓には手や膝の痕は残されていなかったそうだ。

その話を電話で聞いて「また、こっちにも来るんじゃなかろうな」と心配になり

カーテンを開けてみた。白塗りの男はいなかったが、ふと見ると

その日の夕方ぐらいまでは、あれほどしつこくこびりついていた手や膝の痕跡が

綺麗さっぱり消えていた。

それだけではない。

事前に窓を撮影した写真までも、確かにくっきりと写っていたはずなのに

いつの間にか、ただの窓ガラスの写真に変わっていた。

自分にはその後、何も起こっていないが

件の友人は別の日に「巨大化したあの男が、ビルの壁面をわしわしと登っていくのを見た」と

不愉快そうな顔で言っていた。

「それで?」と尋ねると「もういいだろ」と、ひどく不機嫌になった。

以来、その話をすると極端に不機嫌になるようになったので、あまり言わないことにした。

何が何だか未だにさっぱり分からないが、

最初に聴こえた「キィン、キィン」という金属音が何だったのかも分からない。

全裸の白塗りの男に金属要素など全くなかったから。

200 :名無しさん@おーぷん :2014/10/22(水)21:28:44 ID:???

そういや山奥のダムとかで時々「キィン、キィン」という響きが聞こえるときがある。

あれもなんなんだろう・・

201 :名無しさん@おーぷん :2014/10/26(日)22:22:36 ID:???

入院した時のこと、

真夜中にウンコしたくなってナースコールした。

そいで看護婦さんに連れらて広い個室トイレに行ったんだけど、

なんかドアの内側に紙でかたどった人型?にマチバリが10本くらい突き刺さってた。

人型には知らない人の名前が・・

看護婦さん、「最近ちょくちょくあるんですよね・・気にせず用を足して下さい。終わったらナースコールしてくださいね。」とのこと。

看護婦さん、人型をそのままにしてナースセンターに帰っちゃった・・・

個室には俺と人型が・・・

結局出るものも引っ込んでしまい、ナースコール呼んで病室に戻った。

帰る途中、とある病室に人型に書かれていた名前と同じ名の札がかかっていた。

でもその札は2日に外された。

一体何が有ったのか非常に気になる・・

202 :名無しさん@おーぷん :2014/11/03(月)10:30:19 ID:???

高校生のとき、両親不在の夜。

夕飯を食べ終わって、皿を洗っているとき

パキン、パキンという音が家中に響き渡った。

単に家がきしんでいるだけといえばそれまでだが、いわゆるラップ音とも言えば言えるわけで

怖いなあ、と思いつつ洗い物を続けていると

視界の隅に人の手のようなものが映った。振り返ったが誰もいない。

いよいよ怖くなってきたが、同時に「兄かもしれない」と思った。

兄は私が物心つく前に病気で死んでしまっていたのだが

常々「幽霊でもいいから会いたい」と思っていた。

兄だったら別に怖くないし、むしろ嬉しいぐらいだが

兄ではない何者かが家の中にいるとすると、物凄く怖い。

私は皿を片付けながら、半ば冗談で声に出して歌った。

「お兄ちゃんだったら嬉しいなぁ~♪ 違ったら怖いなぁ~♪」

それを何度か繰り返しているうちに、いきなり首筋の毛が逆立った。

振り返ると、目の前に顔が浮かんでいた。

「ざぁ~んねん♪」

唇は動いていなかったが、確かにそいつの顔から女の声が聞こえた。

ぐしゃっと上下に押し潰したような顔で、髪は爆発したようにモシャモシャしていて肌は黒く汚れている。

男か女かも分からなかったが、声からするに女だったと思う。

胴体は見当たらなかったが、やたらと細い、虫の脚みたいな腕が二本、頭の脇から突き出していた。

気がつくといきなり朝になっていて

私は普段着のまま自分の部屋の布団の中にいた。

夢だったのかどうか未だに分からないが、

夕飯を食い終わって皿を洗って、片づけて、振り返ったら首があって、布団の中で目が覚める、と

記憶は連続しているので夢とは思えない。

それにしても、怖いものを見てゾッとするなら話は分かるが

ゾッとしたので振り返ったら怖いものを見た、というのは後にも先にもそのときだけだ。

205 :名無しさん@おーぷん :2014/11/06(木)03:26:07 ID:???

>>102

>いよいよ怖くなってきたが、同時に「兄かもしれない」と思った。

>兄は私が物心つく前に病気で死んでしまっていたのだが

>常々「幽霊でもいいから会いたい」と思っていた。

叶わぬ願いだけど気持ちは痛いほどよくわかるわ

206 :ちーばくん :2014/11/15(土)01:56:00 ID:???

久々に…

寅さんの縁の地として知られる、東京下町にある『柴又帝釈天』

私も家の宗派の関係上毎年行くのだが、ある年に寺務さんから聞いた話

よくある寓話系のお話です

ある日とても敬虔な青年が参道を歩いていると、突然大きなムカデが飛び出してきて彼を襲った

身体に纏わりつかれて青年は倒されるが、ムカデは毘沙門天(帝釈天内に祀られている)の使いである為反撃できない

彼が反撃しないのを見ると、ムカデはゆっくりと彼から離れ、言う

「すまなかった青年、少しお主を試させてもろうた。お主の信心は本物よ」

ムカデは本当に毘沙門天の使いで、その信心深さを認められた青年はその日以降瞬く間に成功し、大きな商店を構えた

青年はその後も帝釈天を参拝し続け、そしてその度に成功していった

207 :ちーばくん :2014/11/15(土)02:06:54 ID:???

これを聞いた近所の軽薄な男、自分もあやかろうと普段は行かない帝釈天を参拝する

その帰り道の参道で、やはり大ムカデが現れて男を襲った

どうせすぐに離れると高を括っていた男だが、ムカデはいつまで経っても離れようとしない

そればかりか、猛毒の牙を剥いて噛みつこうとしているではないか

「畜生、こいつは偽物か!」

男は怒り、懐に忍ばせていた短刀でムカデの胴を裂き脱出、這う這うの体で家に帰る

しかしその夜、家で寝ていると枕元に気配が…

ふと目を覚ますと、果たしてそこにいたのは大ムカデであった

腹からまるで人間のような赤黒い鮮血を滴らせ、猛然と男を襲う

そして一瞬にして彼の腹を裂き、臓物を引きちぎって殺してしまった

「利益の為の刹那の信奉など無意味千万、ましてや得物を持ち参拝するなど言語道断である」

男が最期に聞いた声は、毘沙門天の怒りの声であった…

毘沙門天は商売繁盛も司るが、それ以上に仏教有数の武者である

毘沙門天を怒らせればただでは済まないのだ

…という話を聞かされて以降、私は自分の守り神や家の宗派の寺以外は行かなくなったなぁ

成田山新勝寺のお不動様などは私の守り神様なのでよく行く

208 :ちーばくん :2014/11/15(土)02:19:21 ID:???

さてと…次はそんな成田山新勝寺に関するお話を

お不動様、もとい不動明王は結構騒がしい事が大好きで、成田山の境内では毎年『太鼓祭り』なども開催されている

特に人々の熱気というものが好きらしく、この太鼓祭りの時には『誰が打っているかわからない太鼓の音』が聞こえたりもする

ただし『場を弁えない者』に対しては非常に厳しいというのもまた有名だ

さて、この成田山が直接経営している学校が『成田高校』である

高校野球に詳しい方は聞いた事があるだろう、最近の千葉の強豪のひとつだ

成田高校卒のプロ野球選手というと、ロッテの唐川が有名である

この唐川が高校で活躍していた時期、成田高校は大変温厚な人が多く、更にお寺の関係者も応援に来るとあっていつも厳かな雰囲気が客席に漂っていたという

それでも熱い事が大好きなお不動様の御加護であろうか、唐川は高校卒でプロ入りし、先発ローテに入る活躍をしている

唐川自身信心深く(というか父親が寺務なので)、2010年ロッテが優勝した際にはロッテファンも成田山にお参りに行ったとかなんとか

209 :ちーばくん :2014/11/15(土)02:33:03 ID:???

さて、当の2010年

成田高校はその年も甲子園に進んだ

エース・中川の気迫のピッチングにプロ入りも囁かれていたが…

実はこの年、成田高校は大いに荒れていた

今でも甲子園や予選が行われたマリンの球場関係者に話を聞くと、土足で席に立ったりゴミを残したりと観戦態度は非常に悪かったという

更に唐川が活躍した事で、幸か不幸か大して信心深くもない者たちが大量に入学した

これがお不動様の怒りに触れたのだろうか…

その年のドラフト会議、勿論目玉の中川の下にも大勢のマスコミが駆けつけるが…

なんと、大方の予想に反して中川を指名する球団はなし

千葉出身者を多く取って地元密着をアピールするようになっていたロッテですら(この年は鎌ヶ谷出身の清田選手も活躍していた)完全無視

プロに行けると高を括っていた中川は無論進学などできず、その後エネオスに入社

しかし一年目で肩を壊してしまうなど散々な結果に終わり、今では殆ど音沙汰ない

罰が当たったのか、実力不足だったのか

どちらにせよ、高飛車になっていいことなどないのである

210 :名無しさん@おーぷん :2014/11/26(水)01:19:44 ID:???

中川には少し同情w

211 :名無しさん@おーぷん :2014/11/30(日)00:43:12 ID:???

雪女のシーズン・・

212 :名無しさん@おーぷん :2014/12/25(木)22:50:57 ID:???

今年のクリスマスもまた独りきり・・

これが怪談でなくてなんなんだと言いたい

213 :名無しさん@おーぷん :2014/12/26(金)00:26:14 ID:???

突然息子の学校の先生から呼ばれた

進級出来るかどうかの瀬戸際だと

希望大学DF判定

今年初めてゾッとした

オカルト

214 :名無しさん@おーぷん :2014/12/27(土)10:45:07 ID:???

>>213

オカルトと思い込みたい気持ちはわからんでもないw

215 :名無しさん@おーぷん :2014/12/29(月)23:07:52 ID:???

子供の頃、前の自宅の二階で着物を着た女性の幽霊?らしきものを複数見た

中学に入り見なくなり ある出来事により幽霊とか概念だけなんだなと思っていたけど

大人になってその話を母親にした時、自分以外にも前の自宅で見た人がいるらしい

ただ 何を見たかについては 誰も母親に教えてくれなかったらしく自分から聞いたのが

初めてだったようで すごく驚いてはいた

216 :新築賃貸マンション :2015/01/10(土)15:25:52 ID:???

新築物件ってのは霊が出るなんてことはなかろうと思ってたらそんなことなかった。

その新築賃貸マンションは駅から近いこともあってオープンと同時にすぐ全室入居だった。

俺たち夫婦も借りて住むことになった。

1週間ほどしてからだろうか、毎晩深夜2時頃「コツーン。コツーン。」と甲高い感じの足音が聞こえるようになった。

そのうちその階層の住人同士でも話題になり気味悪がられた。

住人の中には正体を突き止めようとビデオカメラを設置したりもしたが何も写っておらずますます気味悪がられることに。

音がするようになり2週間もすると住人も深夜2時頃になると神経を尖らせるようになり、その中でとある住人が「足音、もしかしてベランダ側からしてませんか?」と意見が。

いや、それはありえない、俺たちの借りてる部屋は三階なのだから・・と思いつつもその晩はベランダ側にも注意して神経尖らせた。

そしてまた深夜2時・・

「コツーン。コツーン。」

例の足音が聞こえだした・・と同時に

「キャー!」

と遠くで悲鳴が!

続けざまに

「うわ、わわわああ!

「ぎゃああああ!」

とこれまた悲鳴が!どうやら奥の部屋の住人が次々悲鳴を上げているらしい。

「コツーン。コツーン。」

そして足音は俺の部屋の前に・・たしかに足音は廊下ではなくベランダから聞こえるような気がする。

食い入るようにベランダを注視する俺と嫁、

やがてベランダに現れたのは・・・看護婦っぽい人!?

その看護婦っぽい人がこちらを見てニタァと微笑みかける、同時に嫁の絶叫!

満足そうな顔して看護婦っぽい人はどうやら隣の部屋のベランダへ、しばらくして隣の部屋からも絶叫が・・

結局その階の住人全員が絶叫の渦へ。

翌日から不思議なことに足音もしなけりゃ看護婦っぽい人も現れなくなった。

通りすがりの悪戯好きな看護婦の霊だったのでは・・と住人の皆で思った。

オチは無い。

217 :名無しさん@おーぷん :2015/01/12(月)22:07:46 ID:???

肉塊

近畿圏の某山中の話

と言っても恐怖体験や霊とかじゃないんだが

秋にキノコ狩りにいったときのこと、山の斜面をずり落ちてかなり下まで滑った

そこで目にしたのは牛くらいの大きさのブヨブヨした肉のような塊

なんだこりゃ?と思って某で突いたり息を吹きかけたりするとビクビクッと反応する

その日はそのまま帰って翌週の休日に今度はデジタル一眼カメラを持って肉塊のある場所に向かった

しかし肉塊は無くなっており、そのかわりに黄色い粉が飛散した痕があった

あれはいったい何だったのか・・

218 :オルガン :2015/01/18(日)22:46:09 ID:???

1990年代、今は消滅したAVメーカースタッフ3名が某廃村へAV撮影現場の下見に行ったときの出来事。

かなりの山奥で道路が雑草や樹木で消えかかっており到着には困難を極めた。

予想以上に時間がかかったがなんとか廃村に到着したがすでに日が暮れかかっておりおまけに天気も崩れてきた。

スタッフ一同は見晴らしもよく建物もまずまずしっかりしている廃校で一夜を明かす事にした。

スタッフの中には万屋的な者がおりピッキングで校舎の鍵を開け侵入する。

すでに廃村・廃校になってからかなりの月日が経つわりには校舎のコンディションは驚く程よい。

とりあえず宿直室を探して入り状況確認、約八畳ほどの広さの和室に押し入れには布団がギッチリ、幸いにも布団は使えそうだ。

持参したカセットコンロを含む調理器具と食材で飯を食う。

腹が満たされたところで布団を敷いて横になる。

「うちでも桜木ルイか豊丸みたいなビッグ女優でねーかな」

「いやルイちゃんは歓迎だけど豊丸は勘弁してくれw」

「うちみたいな弱小制作会社じゃ無理無理w、30過ぎのオバハンにセーラー服着せてる時点で終わっとるわw」

などと今後の会社に方向性ついて真剣に熱い議論をしてたところ、

「・・・ん、なんか聞こえない?」

「?」

「?」

耳を澄ませば微かに何か聴こえる。これは・・オルガン?

「オルガン・・・だよな、これ? ヾ(;´・ω・)ノん~??」

「たしかに・・・(´・ω・`)ゞウーン」

「あー俺は聴こえない!なんーにも聴こえない!((((;´・ω・`)))ガクガクブルブル!」

三人布団被って必死で耐えていたが、このオルガンの演奏がなんか変っていうかヘタすぎる。

「この曲って何だったっけ?」

「あー、そういや聴いた事あるな何だったかな」

「あー、なんかモヤモヤするわ、しかも間違ってばかりだし、ヘッタクソだな」

デー→ デー↑ デー↓ デー↓ デー↑ デー↓ デー→

弾いてるのはずっとこれの繰り返し、しかも微妙に間違える。だんだん怖さは薄れイライラモヤモヤが積もりだす。

とりあえず正体を突き止めに行こうってことになり探索に行く事になった。

しかし不思議なことに音源を突き止めることができない、どこから音が流れて来ているのかよくわからないのだ。

こういうのは音楽室だろってことで一同音楽室を目指す。

一応音楽室を見つけたが中からオルガンが鳴ってる気配はない、が、それでも一応中に入ってみるとオルガンは有った、でも誰かが演奏していた気配は無し。

というか音楽室に入った瞬間から今まで聴こえていたオルガンの音が止んだ!?

スタッフの一人がオルガンに歩み寄りおもむろに弾いてみた。

デー♪

ああ、この音だ間違いない。

そいつがそのまま

デー→ デー↑ デー↓ デー↓ デー↑ デー↓ デー→

と完璧に弾く。

一同、-おお、それだそれ!なんの曲だったかな?-

調子に乗って何度も弾くスタッフ。

デー→ デー↑ デー↓ デー↓ デー↑ デー↓ デー→

デー→ デー↑ デー↓ デー↓ デー↑ デー↓ デー→

デー→ デー↑ デー↓ デー↓ デー↑ デー↓ デー→

するとどこからか

「ねえそれ嫌み?」

と拗ねた子供らしき声が・・

えっ!?周囲を見回すAVスタッフ達、しかし誰もいない・・・ビックリして奇声上げて宿直室に逃げ帰った。

その後はオルガンの音は鳴り止んだ。

219 :オルガン :2015/01/18(日)22:46:33 ID:???

翌朝、廃村ならびに廃校の現場調査開始、水道が停止しているものの井戸が有り水の調達は可能、AV会社には撮影可能の報告。

なお備考として「廃校の音楽室は霊症の可能性有り」と添えするも監督が面白いから音楽女教師モノでいこうと企画が上がってしまった。

撮影が始まり特に何も起こるでもなく撮影は順調に完了した。

そしてビデオ編集にて音楽所教師役のAV嬢と男子高校生役の30代AV男優の絡みのシーンにてマジマジと凝視している子供の姿が・・

こんなものが写っていてはビデ倫に通るとは思えず必死で編集して作品はなんとか世にリリースされた。

しかしその後が修羅場で女優と男優が精神を破綻し疾走、AV会社もなんやかんやと業績右肩下がりで目出たく倒産した。

なお女優はそのご謎の焼死体で発見された。

そしてその後問題のマスタービデオが裏世界に流出、子供の姿もバッチリ写っていたそうで恐ろしいことにそのビデオを購入してしまった人は大なり小なり精神が犯されてしまったそうだ。

その上、時は流れ世間はWindows95ブームをきっかけに急速に広がるインターネットの世界、件のビデオも90年代終わり頃にリアルムービーでWWW(ワラワラワラではなくワールドワイドウェーブ)にてリアルムービーにて登場。

当時のリアルムービーは画質も大したことはなく子供を確認するのは困難だったようだが不幸にも確認しちゃった人はやはり精神を病んでしまったらしい。

現在動画配信の環境は格段に向上しており万が一視聴してしまえば間違いなく精神が崩壊してしまうものと思われる。

もし90年代の音楽所教師モノのAVと遭遇してしまった時は十分に御注意を・・・

なお例の曲名は結局分らずじまい・・というか有耶無耶になってしまったそうだ。

220 :名無しさん@おーぷん :2015/01/27(火)22:28:48 ID:???

結構楽しいスレじゃん

221 :神霊写真入門 :2015/01/28(水)03:04:54 ID:???

オカルトの師匠から聴いた話。

オカルトの師匠曰く神霊番組なんかでクッキリ写っている霊はマレな部類かほとんど偽物だ。

ほとんど霊は人間にも機械にも捉えることはできない。

しかし少数ながら人間の目には感知できない程度に発光たり光を屈折するタイプのもがいる・・・らしい?

光を発っしたり屈折させるのならカメラで捉えることができる。

ではその方法は?

師匠に聞いてみると次の通り

・カメラの設定をISO12800以上

・同じ場所でシャッター速度をいろいろ変えてみる

・できるだけ暗い場所、どんなに明るくても月明かり程度まで

・霊のいる場所で写す

注意すべき事として

・撮った写真は必ずその場で霊が写っているかを確認し、同じくその場で写した画像データは消去する。

・絶対にデータを持ち帰ってはならないし、プリントアウトなど言語道断。

これは画像データに霊が分霊し憑かれる可能性があるからとのこと。

もしうっかり消し忘れて持って帰ってしまったときは速やかに最寄りの神社へ向かいデータを消去した上お祓いを受けること。

なお寺でのお祓いは効果は期待できないが密教系なら除霊可能とのこと、ただし密教系の除霊は似非モノが多いので注意。

興味のある方は自己責任でお試しを。

そうそう、大事な事言い忘れてた。

画像データは絶対にネットに拡散しないように!

225 :名無しさん@おーぷん :2015/02/18(水)11:12:24 ID:???

>>221

・カメラの設定をISO12800以上

・できるだけ暗い場所、どんなに明るくても月明かり程度まで

そりゃ日中でISO12800で写せば画面まっ白けですがな

222 :名無しさん@おーぷん :2015/01/28(水)12:46:28 ID:???

iPhoneやスマホじゃ無理か

223 :名無しさん@おーぷん :2015/02/01(日)00:56:42 ID:???

今は無くなったけど某パチンコ屋での話。

まだ保留玉連チャン機がギリギリ置いていた頃の時代なんだけど、その店は立地的な不利からあまり流行っていなかった。

で、その人気な店で平日の朝から売ってた時、なぜか突然ドヤドヤと見慣れない客が一斉に入ってきて俺の打ってたシマを埋め尽くして打ち始めた。

すると皆10分もしないうちに全員大当たり&連チャン!

なぜか俺は大当たりすらしなかったが。

その人ら1時間ほど打っで出すだけだしたのち実にあっさりと撤収していった。

ポカーンとする俺を含む常連客。

皆ヒソヒソと「この店裏モン使ってたんや」と囁いた。

翌日、いつものように朝から打ちに行くとなぜか神社の神主さんが昨日の怪しいシマをお祓いしてた。

お祓いが終わると同時に開店。

常連客はどういうこっちゃ?と首をかしげた。

しばらくすると昨日の連中がまた大挙して押しかけた。

しかし今度は誰も大当たりせず。連中はわずか10分で見切りを付けて去っていった。

またしてもポカーンとする俺を含む常連客。

店の店長によると当時オカルト攻略を専門にするプロ集団だそうで近畿圏で猛威をふるったグループらしい。

ちなみにその後その店は「必殺機」というパチンコ台を導入したが、これが失敗だったのか連日大赤字を垂れ流してついに閉店してしまった。

ただ常連客達は「絶対計画倒産や!」と囁き合った。

224 :名無しさん@おーぷん :2015/02/06(金)09:08:03 ID:???

パチ屋ネタついでで

近くのパチンコ屋のスロットコーナーでのことです。

珍しく常連客以外の客が多かったんですが、そいつらが一斉に立ち上がりシマの中央に集まりました。

んで何事かと思ったら集まった連中、不自然に携帯で電話かけたり、クシで髪をとかしたり、背伸びしたり・・・

なんか合掌してスロット機にお経となえる者まで!?。その間わずか30秒くらい。

私はお経を唱えていたスロット機に目をつけました。神霊攻略法かなんかでスロット機で念を注入したんじゃないかと確信したのです。

試しに打ってみた結果・・

特に爆裂もせず普通に2万円負けました。

あれはいったい何だったのか・・

226 :名無しさん@おーぷん :2015/02/18(水)11:13:12 ID:???

>>224

普通にゴト集団なのでは・・

227 :名無しさん@おーぷん :2015/03/02(月)12:06:28 ID:???

パチンコはオカルト攻略法って多いよな

228 :名無しさん@おーぷん :2015/03/07(土)20:24:22 ID:???

パチ屋の常連客のオバハンの勘はあなどりがたい・・

反対にオッサンの勘のアテにならんことw

229 :名無しさん@おーぷん :2015/03/21(土)15:42:11 ID:???

なんか怖い話ないの〜?

230 :寺生まれのガイドライン :2015/04/07(火)20:52:22 ID:???

面接官「特技は除霊とありますが?」

寺生れ「はい。除霊です。」

面接官「除霊とは何のことですか?」

寺生れ「破ぁ!!です。」

面接官「え、破ぁ!!?」

寺生れ「「はい。破ぁ!!です。悪霊に大ダメージを与えます。」

面接官「・・・で、その除霊は当社において働くうえで何のメリットがあるとお考えですか?」

寺生れ「はい。悪霊に憑かれても祓えます。」

面接官「いや、当社には悪霊に憑かれてる輩はいません。」

寺生れ「でも、神社や教会よりも勝ってますよ。」

面接官「いや、勝つとかそういう問題じゃなくてですね・・・」

寺生れ「敵全員を消滅させるんですよ。」

面接官「ふざけないでください。それに消滅って何ですか。だいたい・・・」

寺生れ「消滅です。浄化とも言えます。浄化というのは・・・」

面接官「聞いてません。帰って下さい。」

寺生れ「あれあれ?怒らせていいんですか?やりますよ。除霊。」

面接官「いいですよ。やって下さい。除霊とやらを。それで満足したら帰って下さい。」

寺生れ「破ぁ!!」

面接官A「・・・」

面接官B「・・・」

面接官C「ぎゃああああああ!!」

寺生れ「運がよかったな。一人憑かれていたので祓ってやったぜ。」

寺生まれってスゴイ!俺たちはあまりの興奮に身体が震えた。

でも採用は見送った。

231 :ユートピアのガイドライン :2015/04/07(火)21:26:36 ID:???

面接官 「特技はユートピアとありますが?」

ロシア人「はい。ユートピアです。」

面接官 「ユートピアとは何のことですか?」

ロシア人「除霊です。」

面接官 「え、除霊?(またかよ)」

ロシア人「はい。全裸で行う除霊です。悪霊に大ダメージを与えます。」

面接官 「・・・で、そのユートピアは当社において働くうえで何のメリットがあるとお考えですか?」

ロシア人「はい。悪霊に憑かれても祓えます。」

面接官 「いや、当社には悪霊に憑かれてる輩はいません。それに人前で全裸になるのは公然わいせつ罪ですよね。」

ロシア人「でも、神社や教会や寺生まれよりも勝ってますよ。」

面接官 「いや、勝つとかそういう問題じゃなくてですね・・・」

ロシア人「敵全員を硬直させるんですよ。」

面接官 「ふざけないでください。それに硬直って何ですか。だいたい・・・」

ロシア人「硬直です。呆然とも言えます。呆然というのは・・・」

面接官 「聞いてません。帰って下さい。」

ロシア人「あれあれ?怒らせていいんですか?やりますよ。ユートピア。」

面接官 「いいですよ。やって下さい。ユートピアとやらを。それで満足したら帰って下さい。」

ロシア人「(ヌギッ)びっくりするほどユートピア!びっくりするほどユートピア!びっくりするほどユートピア!(ペシペシッ)」

面接官A 「・・・」

面接官B 「・・・」

面接官C 「・・・」

ロシア人「運がよかったな。すでに誰かが除霊した後のようだ。」

面接官 「帰れよ。」

232 :名無しさん@おーぷん :2015/04/12(日)19:51:57 ID:???

昨日近所の友人と神社に願掛けに言った時、境内でDVD-Rを見つけた。

なぜかエロ動画の入ったDVD-Rと断定した友人はよせばいいのに持って帰った。

その晩、友人宅前に救急車がやってきて泡吹いて意識不明の友人を乗せて行った。

今日、病院に見舞いに行くと友人はずっと意識不明のままだった。

友人の家族に聞くとパソコンの前で泡を吹いて倒れていたそうだ。

もしかして例のDVD-Rのせいかとも思ったがひょっとしてただの癲癇だったのかもしれない。

意識が戻れば聞いてみよう(戻ればだが)。

236 :名無しさん@おーぷん :2015/04/29(水)15:14:35 ID:???

ユートピアは一応本当に効果あるから侮れない

237 :名無しさん@おーぷん :2015/05/02(土)09:16:32 ID:???

311のときのお話です。

モロに見た話なのでご注意ください。

311の直後、避難所になった近所の学校にお手伝いに行きました。

夫は教員で、自分の学校の避難所運営で帰宅できないので、

ひとりでいるより集団でいるほうが安心だったので、単純にお手伝いに行った次第。

当時はまだ高速も閉鎖されており、遠方から身柄引受に来る人が真夜中に来たりするので

運営スタッフも24時間体制で対応してました。

震災2日目の夜、たまたま夜番の人が1人足りなかったので、いい経験かと私は朝まで

避難所のお手伝いをすることにしました。

停電している上、灯油もないため、わずかな灯りを囲んで皆毛布に包まって起きて

あれこれ喋ってました。

時間ははっきり覚えてないけど、真夜中、昇降口の外に人影が見えたので

あ、誰か来た!と昇降口の扉に向かいました。

親子3人が手荷物もなく、薄汚れた格好で昇降口の外に佇んでます。

扉を開けて「こんばんは、寒いから中へどうぞ(当時、雪が積もってました)」と声をかけました。

しかし応答がありません。というより反応がないの。

あれ?と思って、どうされました?中に入れますよ。食べ物もお分けできますから、というけど

全く反応がない。

すると後ろから、どうしたの?とスタッフの声が。

いや、この方々がね…と改めて見ると…。誰もいませんでした。

スタッフの方いわく「突然、あなたが昇降口に行くからトイレかと思ったんだけど

何か喋ってるから、あれ?と出てみたら、あなた闇に向かって話してたよ…」

冷静に考えると、当時は停電、街灯もなし、昇降口の足元だけ小型のランタンがあっただけです。

外に立ってる人が薄汚れた格好なんて、わかるはずもないんですよね。

平時なら怖い!と騒動になるんだけど、当時、ああいう状況だったから

私を含め、みなさん冷静に手を合わせることができました。

以上です。

引用元

【百物語】奥様が経験した怖い話

240 :名無しさん@おーぷん :2015/05/30(土)04:05:49 ID:???

私の住んでるアパート、都内にしてはかなり家賃が安いおんぼろで、出るんですよ、ゴキブリが(笑)

その日も深夜に茶色くてテカテカしてて今まで見たことないぐらいおっきいゴキブリが出て。

そのままほっといて寝れないじゃないですか。

だけどその時、殺虫スプレーを切らしてたんですよね。

だから箒片手に追い回したんですよ。

散々追っかけて、やっと仕留めた〜と思って箒どけたら、何がいたと思います?

人間だったんですよ。

ちっちゃい裸の中年男性。

そのおじさんがぐちゃぐちゃの内臓を撒き散らして呻いてるんですよ。

私が箒で潰したのは、確かにゴキブリだったはずなのに。

何がなんだかよくわからないけど、とにかく写真!と思って携帯を取りに行ってるうちに影も形もなくなっちゃってましたね〜。

ほんと、なんだったんですかね?

241 :名無しさん@おーぷん :2015/06/15(月)02:56:32 ID:???

いやいや、そこは写真じゃなくて警察と救急車でしょw

242 :名無しさん@おーぷん :2015/06/15(月)09:00:10 ID:???

いやいやいや、そこは240さんが病院に掛かるべきでしょ?

243 :名無しさん@おーぷん :2015/06/16(火)13:54:00 ID:???

最近解決したばかりの私の体験を書こうと思う。

こういうのに書き込んだことがないから、乱文になって長くなるかもしれない。

両親から聞く話によると私は生まれた時から何度も死にかけて、その度なにかしら後遺症は残ったとしても生き残る。私は今まで事故などは数え切れないくらいしてきて、心肺停止や長期間の意識不明になっている。

例えば、母が私を出産する時は予定の3ヶ月早く陣痛が始まり、腹から出ても呼吸をしていなかったらしい。

でも、なんとか呼吸をして一命は取りとめたらしいけど未熟児の為、左手に重度の障害を持って生まれ、生後一年近くは呼吸器で生死の境を何度も行ったり来たりしていたらしい。

244 :名無しさん@おーぷん :2015/06/16(火)13:57:55 ID:???

申し訳ないが、何個かに分ける事になりそうです。

245 :名無しさん@おーぷん :2015/06/16(火)13:58:45 ID:???

誰にも言っても信じてもらえないが、私は胎内にいる時からの記憶がある。その記憶はというのは、真っ暗な場所に丸まっているのだが「お前は生まれるな、お前の家系を不幸にしてやる」など俺の事をひたすら呪うと言ってる声がひたすら聞こえていた。

246 :名無しさん@おーぷん :2015/06/16(火)13:59:20 ID:???

だから、世間一般の胎児の記憶がある人とは違い、暖かい氣持ちではなく、、怖くとても寂しく寒い記憶だ。

だから逃げるように胎内から出たんだと思う。でも、母の胎内から出た時に最初に見たのは医者とかの顔ではなく、ぼさぼさの髪で、痩せこけた血涙を流した女の人だった。呼吸器の中での記憶はないのだが、怖かったという感覚は強烈に覚えている。

247 :名無しさん@おーぷん :2015/06/16(火)13:59:57 ID:???

そこから記憶は一気に飛んで、次の記憶は3歳くらいになる。

私は左手の障害で半年間病院に入院をしていたのだが、よく幽霊なとに憑かれる事が多く、その度父方の祖母にお世話になっていた。祖母の家系は代々霊媒師的な仕事を生業にしていて、私はその血を濃く遺伝しており、今でも日常的に幽霊や妖などを見ている。

248 :名無しさん@おーぷん :2015/06/16(火)14:02:11 ID:???

記憶がはっきりしてきた頃に胎児の時に見た女の人がいつも私を遠くから見ている事に気付いた。しかも、その女の人が近づくと必ず病気や事故を起こす。私から10m近くまで近づくと必ず後遺症は必ず残るくらいの災難が降りかかる。

私の両親は新興宗教を信仰しており、こういった心霊は一切信じてはいなく流石にこの家に居たら長くは生きられないと思い、父方の祖母の家に居候する事になった。

居候する時に祖母と祖母の仕事を手伝っている叔父に聞いたのだが、私の家系は代々祟られているとの事。

249 :名無しさん@おーぷん :2015/06/16(火)14:04:16 ID:???

話に聞くと、呪術的な事をし始めた先祖は当初は雨乞いなどの人の為になる善行を行っていたそうだが、年月を過ぎるにつれ段々と人を呪ったりする悪行をするようになり、人を呪う為に近隣の村や身寄りのいない女性を生贄にし、呪術を行っていたらしい。

250 :名無しさん@おーぷん :2015/06/16(火)14:05:22 ID:???

その数が100を超えたあたりから家系の誰かが、呪われ短命で終わる事が増えたらしい。

私が見た女の人は先祖に生贄として殺された女性の怨念が集合体として私を殺そうとしているとこ事。

251 :名無しさん@おーぷん :2015/06/16(火)14:06:26 ID:???

しかも、何百年も呪い続けて祖母の家系が払う事は出来ずとも丁重に鎮めているため、怨念の集合体の中にも元は女性の為母性らしきものが生まれ憑く人間を守り始めた一方、ロウソクの火が最後大きく燃えるように呪いも一番大きくなっているらしい。

252 :名無しさん@おーぷん :2015/06/16(火)14:06:46 ID:???

私は日本で起きて大きな災害はほとんど体験しているが、その度に死にかけてはいるが生き残っている。

253 :名無しさん@おーぷん :2015/06/16(火)14:07:20 ID:???

そうして、私は呪われながらも守られているという不思議な霊に長年憑かれていたのだが、先月の終わりにそれが終わったのだ。

何故かというと呪いの力が最後の力を振り絞り私を本気で殺そうとし、守る力だけでは抑え込む事が出来なくなり、それと最後の全面的に戦わなければいけなくなった。

254 :名無しさん@おーぷん :2015/06/16(火)14:08:55 ID:???

4月の始まり頃になんとなく私や祖母などは感覚的に分かり、準備をしてきた。一ヶ月は大学を休み、四隅を盛り塩をし、神社などでよく見る稲妻の形をした紙を貼った祭壇がある祖母の家の祈祷室に隠らなければいけないのだが、その時に全ての体毛を剃らなければいけない。

255 :名無しさん@おーぷん :2015/06/16(火)14:09:02 ID:???

尚且つ自分ではなく他人にやってもらわなければいけなかった。理由としては私自身の防御では効かない可能性があり、他人がした方が守る確立が上がるからだそうだ。

256 :名無しさん@おーぷん :2015/06/16(火)14:10:46 ID:???

しかし、それをしてくれたのは、祖母ではなく二つ年上の叔父の娘さんだった。娘さんは祖母の全盛期以上の霊能力があり、尚且つ人徳が高すぎるくらいあるため、守護としては最適であった。

257 :名無しさん@おーぷん :2015/06/16(火)14:10:52 ID:???

思春期は過ぎたとはいえ、女性関係があまりなかった私からしたら身内からしても美人すぎる娘さんの前で全裸は恥ずかった。

258 :名無しさん@おーぷん :2015/06/16(火)14:11:18 ID:???

私はその娘さんを長年惚れていたので、その人にやってもらうのは躊躇ったのだが、祖母は笑いながら死にたくなければ恥を捨てろと言われ、泣く泣く剃ってもらったのだが、正直一番辛かった。

259 :名無しさん@おーぷん :2015/06/16(火)14:11:45 ID:???

髪も眉も全ての体毛を剃った後は、梵字のような物を身体中に書かれた。その後はひたすら祖母と娘さんが守るように座りひたすらお経を唱えたのだが、しばらくすると盛り塩はどす黒く変色し、部屋はボルターガイストが起こり始めるのだか、構わずひたすらお経を唱えていた。

それが一ヶ月続いたのだが、最後の1日だけは違い、2人がお経を唱えているのだが、私には聞こえずひたすら女の人が悲しそうな声を上げ、部屋の外にいるのがはっきり分かった。

260 :名無しさん@おーぷん :2015/06/16(火)14:13:01 ID:???

私も長年憑かれているので、感覚が少しリンクしていたのかとても悲しくそしてとても恨めしく思え何度も自分の首や体を掻きむしったのだが、お経が聞こえて始めるとゆっくりとその感覚がなくなっていき、最後は私の意識が途切れてしまった。

261 :名無しさん@おーぷん :2015/06/16(火)14:14:32 ID:???

意識を失っている間、夢の中で私に憑いていた集合体が2人になっており、直感で私を呪おうとしているのと守ろうとしている人に分かれているのだと理解した。

262 :名無しさん@おーぷん :2015/06/16(火)14:14:57 ID:???

私は2人を見る事しか出来ずにいた。私はただひたすら申し訳なさとありがたさを感じ、2人に祈っていたら、2人が段々と透けて消えていくのが見えた。

2人が消えた直後、私は意識を取り戻し1ヶ月以上意識を失っていたと教えられた。

263 :名無しさん@おーぷん :2015/06/16(火)14:15:23 ID:???

夢のことを祖母に説明すると、怨念の集合体は怨念は完全に沈静化し、あと数年きちんと祀ってやれば、成仏するとの事で、守ってくれていた方は無事に成仏したとこ事だ。

264 :名無しさん@おーぷん :2015/06/16(火)14:15:46 ID:???

生まれてからずっと憑かれていたものがいなくなり、すっきりしたのはあるのだが、まだ違和感を感じて毎日を過ごしています。

下手で信じられないような話を見てくれた人にお礼を言いたいと思います。

265 :名無しさん@おーぷん :2015/06/16(火)19:36:32 ID:???

楽しめました、長文お疲れさまでした

とても上手に演出されていますが、どうしてもディテールに残る雑さが気になってしまいました

挙げ足をとる意図は本当に無いのですが、密教としての演出といった意図は面白かったですが、やはり祝詞とお経の扱いなどは現実をベースに創作された方が、より一層演出が光ってくるのでは無いでしょうか

偉そうな評論になってごめんなさい

でも、とても楽しかったです

266 :名無しさん@おーぷん :2015/06/22(月)00:26:39 ID:???

産まれると同時にトラウマ背負うのってやだなぁw

267 :ひとりにらめっこ :2015/06/22(月)00:51:30 ID:???

やり方

鏡の自分相手に何度もニラメッコをする。

一回する度に鏡に写る範囲の外に一旦出ること。

ニラメッコのやった回数は把握しておくこと。

人それぞれだが一定間隔で鏡の写る画像に実際と異なるものが写るので注意して見ること。

その一定間隔(個人差有り、10回程度の人もいれば数千回周期の人もいる)の回数をきっちり把握すること。

変化が訪れる回には真剣にニラメッコに勝ちに行くこと!

ここで勝てばなんか嬉しい(嬉しいだけで何も無い)

しかし負ければ鏡の自分がドッペルゲンガーとなって貞子のように鏡から出て来て本物と入れ替わろうとする。

なので負けた場合は速やかに鏡を破壊するかペンキで鏡を塗りつぶすこと。

ちなみに万が一入れ替わったドッペルゲンガーは概ねオリジナル(本人)よりも身体能力に優れ頭もよく家族・友人思いのカリスマ性もある上位互換であるので周囲の人々は喜ぶことが多い。

268 :名無しさん@おーぷん :2015/06/22(月)00:55:28 ID:???

>>267

どうぞお医者さんへ

269 :名無しさん@おーぷん :2015/06/22(月)17:10:53 ID:???

俺が小三くらいまではよく二歳下の妹と家の中でかくれんぼして遊んでた。

二人とも自分ちのことなんか知り尽くしてるから毎回あっという間に見つかるんだけど、俺は絶対に見つからない場所を知ってた。

2階の寝室の押入れに布団が片づけられてるときに、崩さずうまいこと登ると押入れの天井板に手が届く。

一番隅の板はまな板くらいの大きさで横にずらすと天井裏が覗ける。懐中電灯を持って入り、中から天井板を戻せば見つからない自信があったが、どうしても入れない事情があった。

カビっぽい匂いとホコリ、ヘンな虫がいそうってのも大きかったんだけど、一番の理由は天井裏に階段があったこと。

板をずらして顔を覗かせたところから2メートルほどの場所に手すりのついた下り階段があった。手すりには神社とかでお祓いに使う棒の先に蛇腹?に折った紙がみたいなやつがたくさん結んであった。

上半身まで出して懐中電灯で照らすと下へ向かう階段の踏板までちゃんと見えた。

さっき言った理由と天井裏に階段がある意味が分からないこと、薄気味悪いのもあって一回も入れなかった。

何度か親にそのことを聞こうとしたこともあるけど、その話を妹に聞かれて隠れられたら見つけられそうにないし、それでかくれんぼに負けたら癪に障るので誰にも聞かず話さず自分だけの秘密にしてた。

中三になったとき、俺と妹の部屋を作るためにリフォームして壁や天井を引っぺがす工事をしたんで、そのときなんとなく確認したら階段なんてなかった。

よく考えてみたらあるはずない。天井裏から階段があったとしたら寝室に必ず繋がるはずだから。

リフォーム後は寝室だった場所に妹の部屋ができ、押入れはクローゼットになった。

もちろん天井板も張りなおされて、今じゃ天井裏を覗く手段はない。

今俺は大学四年生で、これはつい先週の話になるんだけど、リフォームのとき同じく2階に作られた俺の部屋のクローゼットを開けた。

卒業旅行の準備でのスーツケースを取り出すためだったんだけど、クローゼットの天井板なんかズレてる気がした。

普段注意して見るとこでもないから、もともとこうだった気もするし、そもそも天井板は一枚でがっちりとめられてた気もする。

けど、今たしかにズレているように見えるし、普段見れない天井裏を覗けるチャンスかもしれないので、スマホの懐中電灯機能を使って中を確認してみた。

顔を出した位置から5メートルほど先、妹の部屋のクローゼットの少し先の位置に階段が見えた。

一気に子供の頃に同じものを見た記憶が蘇って、よくあるオカルト話とかを思い出して怖くなった俺はすぐに天井板を戻して親のところに行った。

意味が分からないとか、そんなわけないとか言って全く相手にされず悔しかったので、証拠写真を撮りにもう一度天井裏に顔を覗かせたら、今度は何もなかった。

親にはくだらない嘘をついたと思われたみたいでどれだけ詳細に話しても信じてもらえない。

つい先週のことだからなんとも言えないけど、今の段階ではとくにおかしなことも起きてない。

270 :名無しさん@おーぷん :2015/06/22(月)17:52:33 ID:???

有名な心霊スポット、

慰霊の森がある県。

そこのとある地区で起きた実話という触れ込みで聞いた話。

ある若い夫婦は妊娠はするものの、

長子が3歳になる前に亡くなったあとは

検査では異常がないにも関わらず、

流産や死産が続いていた。

ようやく無事に次子が生まれたが、

長子の早逝していたこともあり、

ある程度名の知れた地元の拝み屋のような人に相談に行ったらしい。

拝み屋が言うには、何者かに祟られているということ。

(確か蛇だった気がするけど忘れました。ごめんなさい)

(さらに旦那さんの家系か、奥さんの家系かも忘れました。すいません)

何もしないままなら5歳になる前に死んでしまうと言う。

どうすればいいのかと聞くと、とにかく水に近づけるな。

水難の可能性を排除して、5歳を過ぎれば大丈夫だと言う。

確かに長子は水難事故で亡くなっていたこともあり、

夫婦はようやく授かった子の無事の成長のため、

お風呂を始め、洗顔や歯磨きに至るまで、

水を少しでも使用する場合は付き添ったりして、

とにかく注意して、慎重に拝み屋のアドバイスを実行した。

そのかいあって、次子は5歳の誕生日を迎えた。

盛大にお祝いしようと誕生日当日には、

親戚縁者を招いての誕生日パーティーが開かることになった。

招待客が到着するのを待っている間に、

電話が鳴った。

和室で子供と遊んでいた母親は、

念のため部屋を見回し、麦茶のはいったコップを持って電話に向かった。

到着が少し遅れると言う親戚からの連絡だった電話を終え、、

子供が遊んでいる和室に戻った母親が見たものは、

押し入れに頭を突っ込んで死んでいるわが子だった。

押し入れのふすまには、波打つ海の絵が描かれていたそうだ。

271 :名無しさん@おーぷん :2015/06/26(金)08:56:13 ID:???

>>267

全国各地にポツポツと似たような話あるな

俺は同じシチュでジャンケンで勝ち負けが発生するのを聞いたことがある

>>269

怪談登れば確実に異世界にいけそう

平行世界の家とクロスオーバーしたのかもね

>>270

押し入れに頭をつっこんで死ぬってどういう・・

272 :名無しさん@おーぷん :2015/07/04(土)20:27:16 ID:???

〈 1 〉

大学の頃の話。

当時、同じサークルで1学年上の先輩にBというのがいて、適当な性格のためどこへ行っても人との付き合いが自然と浅く広くという感じになる俺にしては珍しく、割と親しくしていた。

趣味が同じだったんだ。もうとっくにやめたが、その趣味というのが特殊で、それについて人に語ったり話を共有できる機会が本当に無く、

当時はそれがつまらなくストレスで、周りに同じ事をしている人間が全くいないと思い込んでいたから、Bが自分と同じ趣味をやっていると知った時は本当に嬉しかった。

趣味について話し相手が欲しかったのはBも同じだったんだろう、俺以上に嬉しそうで、Bも俺も楽しくなってしまってついつい遅くまで話し込んだ。

そんなことから始まって、Bと俺は先輩後輩というより、完全に同級生の友人同士のように付き合うようになった。

それから半年ほど経った頃だったか、Bが疲れたような顔をしていることが多くなった。

気になってどうしたのか何回か訊いても、話したくないのか答えてくれない。

その時俺は、あまりしつこく訊いてもよくないと思い、必要なら言える時にまた話してくれるだろうと、それを待つことにした。大学やバイトでそこそこ忙しく、自分のことに集中したい思いもあった。

そんな中、しばらくして、Bについて妙な噂を耳にするようになる。ぽつぽつと囁かれるあやふやで噂ともつかないような短い話の要点を言えば、

Bが一人暮らしをしている大学近くのアパートで、近所の放置子らしき子供に纏わり付かれて参っているということのようだった。

その時には、気付けばBの姿を全く見なくなっていた。最近大学に来ていないと聞いた。

その日の内にどうしているのかBのアパートに様子を見に行きたかったが、言い訳をすれば忙しく、少し疲れてもいて、結局Bに会いに行ったのはその数日後の夕方だった。

一緒に食べようと思い側にある中華料理屋で炒飯と餃子を一つずつ買って、Bのアパートのインターホンを押したが、誰も出て来ず、物音もしない。

出掛けているのかもしれなかったが、何だかそこで無性に不安が込み上げてきて落ち着かず、何度もインターホンを押して、外から声を掛けて名前を呼んでみたりもした。

寝ていて出ない可能性も考えたが、この際多少の迷惑を掛けても、Bが大丈夫か、顔を見て確認しておきたかった。

少しの間そうしていても相変わらず部屋の中からは物音一つせず、Bが出て来る様子もないので、やっぱり留守か、とBのことが気になりながらも仕方がないので帰ろうと、身体の向きを変えたその時だった。

ドン!と大きな音と、足もとに少し響くくらいの振動を受け、衝撃に面食らって思わずその場に硬直して立ち尽くした。

少ししてショックを受けていたのが僅かにマシになり、混乱した頭で、俺がインターホンを何回も鳴らしたり部屋の中に向かって声を掛けたのを、

近くの住人がうるさがって床か壁でも力任せに殴ったのだろうという考えに辿り着いた。音や衝撃を感じた距離からおそらく、Bの部屋のすぐ左隣に住む住人だろう。

俺はそろりそろりと、息を潜めて音を立てないように気を付けながら、しかし一刻も早くその場から逃れようと、できるだけ足早に階段の方へ向かった。

おっかない人がいるなと、何度かアパートの方を振り返りながら、小走りに俺はその場を立ち去った。

〈続く〉

273 :名無しさん@おーぷん :2015/07/04(土)21:45:42 ID:???

〈 2 〉

それから、Bを大学で見かけた。

よかったと内心ほっとしながらも、何だかやつれたBの姿に素直に喜べず、

Bが今まで見たことのないような硬い表情でいるので声を掛けそびれてしまって後悔した。

Bを知る共通の知り合いに、噂の件でストレスを抱えているにしてはBの姿は痩せ過ぎな気がする、事態をよく知らないが、そんなに酷いのか、

それとは別に、身体にどこか悪いところがあるんじゃないのか、といった考えを話した。

その時、その知り合いから聞いた話では、俺がBのアパートに行ってから後日、

噂の放置子のような子供の纏わり付きをやめさせようと、Bとよくつるんでいる知り合い数人でBのアパートに行ったそうだ。

まず、そいつがどこの家の子供かつきとめようということになった。周りを探し回ったり人に尋ねたり、交代で一日中Bの部屋やその周り、アパートを見張ったりした。

Bがそうしてくれと頼んだわけじゃなく、だから何だかばつが悪いのと、逆に迷惑にならないように、できるだけこっそり静かにやったらしい。

当たり前だが、Bと親しくしていたのは俺だけではなく、Bの知り合い達もBのことを心配していたんだ。

それで、結果だが、そんな子供はBの住むアパートにいなかった。周囲の家々にも、それらしき子供は見当たらなかったと。

そう言えば、そもそもBの住むアパートは単身者用のつくりだ。確認したところ、家族連れは住んでいなかったらしい。

その子供がアパート外から来ていて見つけられなかったのかもしれないが、よく考えると一人暮らしの大学生が放置子に纏わり付かれるなんていうのも不思議な話だと。

Bのことを疑うわけではないが、確かに、と頷けた。

つまり、放置子は存在しておらず、最初からBが精神か身体かに何らかの不調を抱えていて、そういう話になったのかもしれない、ということだった。

愕然とした。

Bはまれに大学に来てはいたが様子は元には戻らず、変に歳をとったような容姿になっていて、

最初は心配していた人達も噂のこともあり不気味に思うようになったのか、みんなBから離れていった。

酷なことを言うようだが、俺にも自分の生活がある。

俺もBを避けるようになった。

ある日自分の部屋の掃除をしていて、Bの本を借りっぱなしだったことに気が付いた。

それは最初の方に書いた特殊な趣味に関する本で、そう簡単に手に入るものでもない。

やってしまったと思いながら、本を返すために俺は本当に最後だと思いBのアパートを訪れた。

インターホンを押す。Bの声で返事があり、空いているから勝手に入ってくれと言われ、

躊躇したが大切な本を借りっぱなしにしたことへの罪悪感が勝り、その場に置いてとっとと退散、というのはやめておいた。

ドアを開ける。中は想像と違って綺麗に片付けられていたが、あまりにも物が少ないように感じた。生活感がほとんどない。

部屋の真ん中にある低い机の向こう側に、こちらの方を向いて、脚を崩した格好でBは座っていた。

本当に老けて、やつれていて、本当に病気ではないかと思ったが、

Bが嬉しそうに笑うのが今やひきつれたように不気味な嫌な感じの表情になっていて、悪いが怖くて早く帰りたかった。

机の上にBの本を荒っぽく置いて、じゃあ、と一言だけ言おうとした時、ゴトン!と大きな音がして、

ガラッとBの部屋の押し入れが空き、押し入れの上の段からボサボサの黒髪の後頭部がこちらの方に倒れ込むのが見えた。

顔は見えず、白い身体の2、3歳くらいの子供のマネキンのようだった。薄汚れて汚く見えた。

Bはひきつれたようににやにや笑っていて驚いた様子の一つもなく、

俺は次の瞬間全力でドアの方へ外目掛けて走った。

外に出た瞬間、ドン!と、聞いたことのある音と振動が来て、心臓が止まるかと思ったが転がるように走り抜け階段を下り、アパートを離れた。

それからBの姿を見ていない。

あれ以来、押入れと、狭い和室のアパートがトラウマになった。

あれは一体何だったんだろう?

274 :名無しさん@おーぷん :2015/07/04(土)22:43:10 ID:???

私が住む地域には、物心ついた時から教えられる決まり事がある。

一つは、川で遊んでいて、人間の指の生えた生き物を見つけたら、すぐ大人に知らせること。

二つ目は、それが見つかったら、その夜から一週間は家の戸をすべて、雨戸まで締め切ったり窓を塞いだりして、

一切外が見えないようにして寝ること。夜だけ。

子供はいつも以上に早く寝床に就かなければならず、部屋の外に出るのも許されない。

その期間内の夜中にもよおしたら、念のため用意して置いてある容器などに、部屋の中で用を足さなければならない。

二つ目のようにしなければならないのは、近くの或る山からそれが降りてくるから。

それは、わさわざ害をなすことはないが、人が見ると魂が吸われてしまい、植物のように生きることになる。

神様でもなければ、魔物でもない、ただそこに棲んでいる怪異のようなもので、名前はなく、付けてもいけないという。

あやふやなものに名前を付け、おそれを持って人が呼べば、悪いものになりかねないからだそうだ。

それが降りてくる数日前に、合図のように、山のふもとにある川の或る特定の範囲で、人間の指が生えた生き物が見つかる。

見逃しそうなものだけど、なぜか必ず誰かが見つけて知らせるようになっている。

地域の人間も気を付けて、大体の時期が来れば見つけるように尽力するけれど、それが人間に見つかるように合図を送っているんだろう。

数年に一度、犠牲者というのか、うっかりだったり故意にだったり、それを見てしまう人がいる。

もぬけの殻になってしまったその人達は、地域のお寺に隔離される。それからどうなるかはわからない。

私はそれの声を聞いたことがある。幼い頃に、そんな話は嘘だと言って、外に出ようとした従兄の横で。

引き戸を少し空けたところで、彼はそれを見たのだろう。

私は完全に引き戸のカゲにいて、見ることはなかった。

羽虫の羽音を集めて甲高い男の声にしたような声だった。

275 :名無しさん@おーぷん :2015/07/04(土)23:23:15 ID:???

俺の兄貴がさ、10歳の時に亡くなったんだけど、凄く変わった変な奴だった。

癖みたいによく、静かにスッと人に向かって指をさすことがあって、

何してんのそれ?って訊いたガキの頃の俺に真っ黒い影がしがみついてるから、って答えてた。

で、兄貴が指さした人間が死ぬんだよな。大体、指さされてから1カ月以内か。

兄貴は道行く知らない人でも真っ黒い影がしがみついてたらもれなく指さしてたみたいで、

指さした時点から二度と会うこともなく、それからその人がどうなったかわからない人が多かったんだけど、

確認できる分にはみんな死んでたな。

近所のじーさんばーさん数名とか、大人も。あと、兄貴の同級生だった奴の妹も。

兄貴は交通事故で死んだんだけど、その3日前に父親を指さした。俺の目の前で。かーさんはその時いなかった。

父親は知ってたんだ、兄貴が指さした人間が死ぬことを。

指さされた時、本当に血の気がひいて真っ青な顔してて、俺はそんな父親の姿を初めて見たのもあって、恐ろしくて立っていられなくなりそうだった。

何だかんだ大好きな父親が死ぬんだぜ?

それから死ぬ前に兄貴が言ってた。真っ黒い影がしがみついてるってのは嘘なんだと。

自分が指をさすから人が死ぬんだと。

ある期間に決まった人数や、時には決まった人を指ささなければならず、そうするように生まれてくる前に会った人に言われたと。

俺はもうこれからいつ父親が死んでしまうのかといっぱいいっぱいで、馬鹿にして笑う力もなかった。

まぁその次の日に兄貴が死んだ。

兄貴が死んで落ち込むどころの話じゃなかった父親も、後を追うように亡くなった。言っておくが、自殺じゃない。

これは俺のただの推測だが、兄貴は父親を指ささなければならず、あの後すぐ自分に向かって指をさしたんじゃないかと思う。

兄貴も父親のこと大好きだったんだ。

276 :名無しさん@おーぷん :2015/07/05(日)06:23:18 ID:???

うーん、モヤモヤするw

279 :名無しさん@おーぷん :2015/08/08(土)00:53:56 ID:???

連日の猛暑が異常すぎて怪談レベル・・

280 :名無しさん@おーぷん :2015/08/15(土)22:51:52 ID:???

会社帰りに携帯電話が鳴っていることに気づく。知らない電話番号からだったが、とりあえず電話を取る。

「どちらさまでしょうか?」と尋ねたが、「予約を承りました。」と一言、ぷつりと切れてしまった。

はてな?と、しばし路上で首を傾げていると、どん、と体に強い衝撃が走り、目の前が暗くなる。

気が付くと、私はレストランの待合席のような場所で座っている。

周りを見渡すと、自分の後ろに、まばらではあるが何人か座っている。

しばらくして、ウェイターがやって来て、「ご予約の宮崎○○様でしょうか?」と尋ねてくる。

宮崎○○とは確かに私のことだが、いや、レストランなど予約した覚えはない。

「いいえ。」と一言答えると、「左様でございますか。では、お出口はあちらになります。またのお越しを。」と、ウェイター。

案内をされた出口を出ると、外は真っ暗で何も見えない。慌てて振り返ると、今出てきた扉もない。

とたんに怖くなって、目をつむってその場にうずくまっていると、まぶた越しに光を感じる。

ゆっくり目を開けると知らない天井が目に入ってくる。視界の端ではナースが、慌てているのが見える。

医者が私の診察を終え、一段落ついたところでナースから話を聞くと、どうやら私は車に跳ねられ、10日間意識不明だったという。

ふと携帯電話の着歴をみると、10日前に知らない番号からの着信を見つける。

はて、確か予約を承ったとか言ってたな..と、電話の内容を思い出す。

「ああ、と言うことは、あの待合席は..」

ところで、誰が私を「予約」したのだろうか。

281 :名無しさん@おーぷん :2015/08/16(日)10:18:19 ID:???

地獄の釜が開くから盆に海には入るなって話は誰しも聞いたことがあると思う

山も正直お勧めできない

ただどこもかしこも危険な海とは違って、山には絶対的に危険な場所がある

霊道といわれる霊の通り道

普段は敏感な人なら何か感じるかもしれないが程度

しかし盆になるととたんに大量の霊の通り道になるため危険度が増す

盆に山に入って虹色の柱が見えたら「近づくな」「触れるな」「手をだすな」

これが鉄則

生きている人間がただ眺めるだけなら何の影響もない

触ったり、いたずら心で物を投げたりなんて絶対してはいけない

あの世とこの世を行き来する霊の道だから

死にたくなかったら眺めるだけにしてほしい

長年林業をしている叔父が実際にこれを見ている

盆は山も案外危険だよと知っておいて欲しい

282 :名無しさん@おーぷん :2015/08/17(月)18:59:46 ID:???

会社の一次面接が終わり、くたくたに疲れて帰宅する。

大学4年の秋。どこかしらから内定を貰わなくては、いよいよまずい。

パソコンを起動してメールをチェックすると、一昨日、就活Webサービスから一斉送信したエントリーシートの結果が、ちらほら返ってきている。

お祈りメールばかりの中、ふと、ひとつのメールが目に止まる。

「最終面接のお知らせ」

はて、最終面接まで進んだ企業などあっただろうか?

どうやら、エントリーシート通過後、すぐさま最終面接へ進む企業のようである。これ幸いと中身も読まずに、面接受諾のメールを返信する。

改めてメール本文を読むと、「明日の二時に訪問いたします、」とだけ書かれている。

最近は企業側から訪ねてくるのか、疲れた頭で考えながら、睡魔に負けて眠りにつく。

はた、と、目が覚めると金縛りにあっている。落ち着いて時計を横目で確かめる。2時。

部屋のドアがこんこんこん、とノックのような音を立て、ひとりでに、ゆっくりと開いて閉まる。

20分ほど後、再びドアがゆっくりと開いて、閉まり、意識が飛ぶ。

目を開け、明るい部屋を見渡す。

ああ、怖かった。金縛りなぞ、どのくらいぶりだったろうか。

ふと、テーブルの上に紙があることに気づく。

「この度は、弊社の(中略)誠に残念ながら(中略)お祈り申し上げます。」

はあ、私は幽霊に面接をしてもらい、見事に「お祈り」されたということか。

…受かっていたら、どうなっていたのだろうか?

283 :名無しさん@おーぷん :2015/08/18(火)15:35:40 ID:???

引越しの為に家族で物件を探していたときのこと

広さが丁度いい一軒家を紹介されて不動産屋と見に行った

幼稚園児と生まれて間もない乳児と旦那家族で

物件は古いもののそこそこの広さもあり悪くない

二階に上がる階段のところで幼稚園児の娘が

「赤ちゃんの声がする」

っていきなり小走りに

「え?え?ちょっとまって!!」

って静止するも聞く耳持たず階段を上って行ってしまう

私にも旦那にも赤ちゃんの鳴き声なんて聞こえない

慌てて後を追うと階段を上がって奥の和室に押入れがあった

娘はその押入れの前に立ち止まると

「ここ!ここからずっと赤ちゃんの声が聞こえるよ!!」

って娘は指差して嬉しそうに言う

夫婦共にゾッとなって娘の手を引くと慌ててその物件から逃げるように出た

不動産屋さんは

「どうかしましたか??」

ってすごく不思議そうにしていたのだけれど

「いえ!ここはやめておきます!」

って言うのが精一杯で逃げるように帰った

今誰かその物件にすんでいるのかもしれないけれど

何もないことを祈るばかり

284 :名無しさん@おーぷん :2015/08/19(水)21:54:44 ID:???

微オカルト・長文注意。

小学生だった頃の話。

通学路の途中に「首吊りの家」と呼ばれている空き家があった。

その空き家は建築途中で施主が首を吊って自殺した。建築は中止されたが、後は内装するばかりだったので、

壁はむき出しで室内ドアなどもなかったが窓はいれてあって外から中が丸見えだった。

私はいつも近所の同い年の子と2人で通学していた。首吊りの家は子供にも有名で脚色された怖い話をいろいろ聞いていた。

臆病な子供だった私は恐れつつもほかにもたくさんの子供たちが回りを歩いていたし、通勤通学時間帯は駅前の人通りの多い場所

だったからそれほど意識していたわけではなかった。

ある日、一緒に通学する友達が学校を休んだ。一人で登校したが行きはほかの子たちが歩いていたので後ろをついていった。

問題は帰りだった。一人で首吊りの家の前を通るのが怖い。誰か歩いている人がいたらくっついて帰ろう。そう思った。

だが、首吊りの家に近づいたとき、こんなときに限って人っ子ひとりいない。ベッドタウン的な市であったので昼間は車すら少ないのだ。

迂回路はあるのだがそっちの道も大きなどぶ川があっていろんなものが落ちていて怖いと思っていた。以前、猫の腐乱死体を見たのだ。

延々とどぶ川沿いを歩くよりさっさと首吊りの家の横を通り抜けたほうがよい。

私は意を決して首吊りの家への道を早足で歩く。見ないでおこうと思ってもつい窓に目が行ってしまう。

天井もまだないので太い梁がむき出しになっていた。檜なのか明るい色の木材が美しく組まれていた。

そして、私は見た。

梁に縄がかかっていた。太い白い縄が。縄から妙に黄色い顔をしたおじさんがぶら下がっていた。おじさんは左右に揺れていた。

目が離せない。時間が止まったみたいだった。おじさんがゆっくり目を開いて自分を見た気がした。

我に返った私は駆け出し、家に走りこんだ。

家には祖母しかいなかった。私の父母は共働きで普段は祖母しかいないのだ。この祖母は今でいうアルコール依存症で孫には無関心で

昼間からコップ酒をちびちびやるような人だった。大きな丸火鉢の前でちびたタバコを吸いながら祖母は火鉢のふちにいつものように

コップ酒を置いていた。

尋常でない様子で孫が家に飛び込んできても見ることもしやしない。何を言っても無駄だろうな。

子供心にそう思って私はランドセルを放り出すと誰にも言わずに忘れることにした。

だがそう簡単に、忘れることはできない。繰り返しぶらさがって揺れてたおじさんの顔を思い出した。だが誰にも言わなかった。言い方も

わからなかった。

翌日からはまた首吊りの家の前を歩いて学校に通った。窓の中には何もなかった。梁はむき出しのままだったが回りの木組はくすんでいき

窓も白く汚れていった。

ひとりで帰るときは迷わずどぶ川の道を選んだ。

それからの数年間、おじさんが何度か私の夢の中に出てきたり人ごみの中にふっといたような気がしたりしていた。

それも大人になるにつれて滅多に思い出さなくなった。

今となってはこれが本当に起こったことなのか、子供の恐怖心が作り出した幻影なのか、夢なのか、なにもわからない。

新たに別の人が首を吊ってなくなったということはなかったと思う。そんな話は聞かなかった。

昨日久しぶりにおじさんが夢に出てきたので書いてみました。

首吊りの家自体は何年も前に取り壊されて何軒か並んだ貸し店舗になっている。立地はよいのに店が続かない場所として有名。

家の持ち主の自殺原因は不明。羽振りのよい自営業者だったらしい。自殺した人と私が見た「おじさん」が同一人物かも不明。

285 :名無しさん@おーぷん :2015/08/23(日)00:46:34 ID:???

うちの近所にも「首くくりの桜」って名所があるわ

すでに4人がこの桜の木で首つり自殺している

そして首つり自殺の幻影を見たって子供が割と多くいるらしい

286 :名無しさん@おーぷん :2015/08/25(火)01:42:43 ID:???

お盆も過ぎてふと思い出した去年のこと

地元で毎年お盆になると精霊流しをする

子供たちや地元の人たちで和紙に絵を描いて川にながす

去年私はお盆の前に流産してしまっていた

ずっとふさぎこんでいたのだけれど精霊流しに参加して気持ちが楽になればと

頼まれた和紙に下手糞ながらも頑張って絵の具で絵を描いた

産んであげられなかった赤子に精一杯の思いをこめて

精霊は事前に一箇所に集めることになっていたので

私の精霊も一度その場所にもって行きお盆の当日に一斉に川にながす

はずだった

当日、精霊流しをしようと行くと私の精霊がなかった

私は目が悪いのでかなり明るい色を使って

川を流れていくときに見失わないようにととても目立つように柄も書いたのに

でもまあ誰かが間違えてか精霊流しをしたくて流してくれていればと

軽く考えていた。ないものは仕方ないし

いちいち名前だって書いていたわけではなかったから

後日風の噂で、ある家が大変だときいた

すむ場所がかなり離れているものの悪い噂ってすぐ広まるよね田舎は

なんでも不幸続きで大変だと

その家のどうやらおばあさんがどこからか持ってきた精霊流しの灯篭

それを家に置いてからだと聞いた

大事に隠すように置いてあったので家族がその存在に気付いたのは

家の状況がかなり悪くなってからだったようだと

結局その家は今は引っ越して空き家になっているし

親しくはないから詳しい事情はわからない

ただ、その灯篭の話を聞くと

どう聞いてもその灯篭は私が書いたものだった

泣きながら書くほど思いのこもったものだったから

何かがあったのかもしれないと思うけれども

今となっては確かめようもない

287 :名無しさん@おーぷん :2015/09/19(土)01:09:11 ID:???

おばあさんはどういう理由で灯篭を持ち帰ったのだろう・・

289 :名無しさん@おーぷん :2015/09/21(月)00:55:49 ID:???

>>287

286です。あげついでに後日談

どうやらそのお婆さん痴呆がきていらしたそうです

同年代の方からの噂話なのでらしいばかりですいません

普通に考えれば精霊を持って帰るなんてありえないのでああ、なるほどとちょっと納得はしたのです

291 :名無しさん@おーぷん :2015/09/28(月)01:31:42 ID:???

痴呆が来ているようで実はお婆さんにしか見えない何かと相談の上持ち帰ったとか

293 :名無しさん@おーぷん :2015/10/17(土)23:07:08 ID:???

支援投稿

俺が生まれた日に作られたコケシを親が出産祝でもらったらしいんだが、コケシって元々水子供養のものなんだよな

まぁ、地元はコケシが名産とか言われてるから普通にもらったんだと

俺はそのコケシが苦手だったんだ

なんて言うか、日本人形みたいな佇まいでチョンといつもいるから。

口では怖い嫌だの何だ言って物置に隔離してたんだが、幼少期の記憶にあるコケシはいつも俺と遊んでるんだ

その中でも一番鮮明に覚えてるのが

母親は弟妊娠のため入院、親父は仕事、で俺は幼稚園から帰ってきて家で留守番してたんだ。暇だったからアニマックスあたり見てたと思う。

そのうち、2階の部屋のどれかのドアが開く音がした。

当時2歳だから、ビビリはするもののそのまま放置してひとりで遊んでた

そのうち、今度はコトッって一定時間毎に鳴るようになった。

ドアの音のこともあったし見に行くことにしたんだ。で、ウチは吹き抜けで2階からリビングが見える仕様だったんだけど、2階の物置部屋前の手すりのところに件のコケシがいた。

日も沈みかけてたからウチから徒歩10分のばーちゃん家に行くわけにもいかず、俺はビビリながら見なかったことにした。それからも一定の感覚でコトッ、コトッと響いてた

だんだん、音は大きくなる。怖くて階段に背を向けるようにしてTVを見てた俺は振り向けずに居た。

その間も、コトッコトッと響く音。意を決して振り向いた。

階段の踊り場にコケシが居た。

ビビって硬直した俺は逃げるとかできないで見つめ合うしか無かった。玄関にはハクビシンの剥製があったから夜は行きたくないってのもあって、そこから全く動けんかった

どうしようもなくなった俺が取った行動が

「一緒に遊ぶ?」と聞くことだけ

コケシは何もモーションは取らなかったけど、俺はコケシを持ち上げて、一緒にトランスフォーマーで遊んだ

っていう、記憶

後日談あるけど省きます

駄文失礼

294 :名無しさん@おーぷん :2015/10/17(土)23:53:29 ID:???

支援で後日談語ります

この後日談は結構ブットンダ話ですのでご注意

時は進んで十数年

俺はヒョンなことからその筋の家系の奴と知り合った。

そいつは代々大昔から除霊、鎮魂、心霊現象の調査とかっていう漫画みたいな仕事をしてる奴。

そいつは会うなり初対面の俺に

「何で生きてるんですか???」って聞いてきた。

それに対しての俺の返答が「やっぱり、そう思う?」だった

確かに運は悪い方で昔から何かと不運に苛まれてたからそう答えたのかもしれないけど

その後に「俺の守護さんどっか行っちゃったんだよね」って続けてて自分でもビックリ

そいつは目が飛び出るんじゃないかってくらい見開いてた

それから結構な頻度で遊んでたんだけどある日

「先輩、霊飼ってます?」って聞かれた。

勿論「は?どうゆうこと?」って返した。

後輩「先輩って結構霊に目付けられやすいんですよ。何度か質悪いの先輩のこと尾けてましたし」

後輩「それで先輩のこと勝手に霊視したんすけどね、先輩結構良い霊が近くにいるんですよ」

後輩「でも、誰かの守護さんって訳でもなさそうだし、浮遊霊にしちゃ、自我がハッキリしてる、地縛霊でもなさそうなんで、その霊が先輩に懐いてるって思ったんすよ」

訳分からんかったよね

そんな洒落怖みたいなセリフ初めて生で聞いたわ。

そんで、変なのは見えてるって認識はあったけど、家族含め知り合いから不思議ちゃん扱いされてた俺は頭の問題だと思ってたから、その話をした。

後輩「だって、先輩霊感強いっすもん(笑)」

いよいよ洒落怖みたいだなって思った時にコケシの事を思い出して、コケシの話もした。

後輩「あー、それかもしんないっす。コケシって水子供養のモノもあるんで、その水子が先輩の事を弟だと思って懐いてるんじゃないすかね?

帰ったら写メお願いします」

って言われたから帰って写メ送ったら

後輩「俺の勘違いでしたね、何も居ないっす」

舐めてんのか!?

〜トゥービーコンティニュー〜

295 :名無しさん@おーぷん :2015/10/17(土)23:53:50 ID:???

続き

まぁ、それから色々あって変なのに憑かれたりしてたんだけど、コケシが十数年ぶりに落ち着かない感じがした。

小学上がってからは吹っ切れて部屋に置いといたんだけど、そいつに会ってから何か部屋の空気がよそよそしかった。

近くに神社あるし、北窓だし、窓から神社見えるし、川あるしで心霊番組とかでよく言われる霊的条件はそこそこ揃ってたんだわ。

そんで、また、そのコケシを今度はいろんな角度から撮ってみてそいつに見せたら

後輩「すんません、勘違いの勘違いでした、居ます、しかも妖精化してます」

精霊とか妖精って幽霊から成る奴も居るんだってさ。

で、俺はその妖精さんに十数年ぶりに話しかけた

「えーと、遊ぶ?」

知り合いの妹から貰った棚のぬいぐるみが落ちた

それを拾ってる間にPSP起動

何か楽しくなってきてた

後日、その妖精さんをその後輩に見せたら

「本当に先輩って何で生きてられんすかwww」って草生やされてた

そんなほんわか後日談ですが

その妖精さん、家出しちゃって2年会ってないし

そこら辺からその後輩とも疎遠になって今は零感のパンピーっす

スレ汚しスマソ

296 :名無しさん@おーぷん :2015/10/19(月)00:31:48 ID:???

コケシの妖精・・

297 :名無しさん@おーぷん :2015/10/22(木)09:19:55 ID:???

コケシさん、何で家出しちゃったんだろう…

299 :名無しさん@おーぷん :2015/12/11(金)23:48:13 ID:???

最近真夜中に家の近くの神社からカーンカーンって音がする

今宵もあと1時間もすれば鳴りだすだろう

住民の間でも噂になっていて近々現場調査に行くかどうかで話してる

300 :名無しさん@おーぷん :2015/12/12(土)17:58:20 ID:???

わら人形的なものかなw

ぜひ見て報告して欲しい

301 :名無しさん@おーぷん :2015/12/17(木)17:59:22 ID:???

手軽に呪いかけられることでポピュラーな丑の刻参り

302 :名無しさん@おーぷん :2015/12/17(木)18:00:42 ID:???

カーンカーン

303 :名無しさん@おーぷん :2015/12/26(土)18:47:40 ID:???

うにゅ

304 :名無しさん@おーぷん :2015/12/27(日)17:33:47 ID:???

近所の山に廃業ホテルがあるけどしっかり管理されてるのか全く侵入とかされてないらしい。

時々管理人と思われる人が敷地内や建物の窓で目撃した。

んで後から知ったんだけど「常駐の管理人はいない」ということだ。

俺を含め大勢の人が目撃した管理人ぽい人はなんだったのだろう・・

305 :転落 :2015/12/29(火)12:37:15 ID:???

おーぷん2ちゃんねる 写真板 「【怪談】写真にまつわる怖い話【事件】」より転載

2 :名無しさん :2014/04/21(月)00:48:05 ID:???

怪談じゃないけど‥‥撮影で怖い話。

貯金して、生まれて初めて一眼レフ購入。

ワクワクして夜の街並みを撮影しようと思い、至る所を撮影してました。

もともと目が悪く、テンションも上がってたので無我夢中で街並みを撮影してた。

で、うまく撮影出来たかなー?とワクワクしながら立ち止まりカメラモニターで写真を確認してたら、

何時の間にか崖っぷちに立ってて、もう少しで転落しそうになった事がある…w

自分の足先は崖のスレスレ…

ぞっ~として帰路についた思い出。。

3 :名無しさん :2014/04/26(土)13:51:48 ID:???

>>2

それ系の経験は結構あるよなw

なんにせよ無事で何よりです

4 :おーぷん@名無しさん :2014/04/29(火)18:32:00 ID:???

クレヨンしんちゃんの作者は確かそのような事故で亡くなられたような

5 :名無しさん@おーぷん :2014/08/02(土)03:26:11 ID:???

似たような話だが山野草を撮影にとある渓谷に言った時だ。

どこからともかく女人のハシャギ声が聞こえてきた。

こんな山奥でなんだろうと辺りをを見回すと下の沢で女人2人が裸で水遊びしてた。

とっさにしゃがんでミラーレス一眼の液晶ビューで覗くも女人の姿が確認できない。

あれ?と思って裸眼で見るとやっぱりいる。

一瞬ぱにくってそれでも液晶で女人を捉えようとゴソゴソ前に動いたりしてたら突然地面が無くなって沢に転落した。

どうも液晶に気を取られ足下の急斜面に気がつかなかったようだ。

一瞬気を失ったようだが目を覚ますと女人達はどこにもいなかった。

未だにあれは現実なのか夢なのか幻なのか判断がつかない。

306 :名無しさん@おーぷん :2015/12/31(木)22:16:05 ID:???

専門板にも怪談あるんだ・・

307 :名無しさん@おーぷん :2016/01/05(火)13:30:09 ID:???

正月になると子供に似た妖怪に金を強奪される事案が全国的に・・

308 :名無しさん@おーぷん :2016/01/07(木)09:18:59 ID:???

自分が2日ほど前に別の板で載せたものを貼っても宜しいでしょうか?

309 :名無しさん@おーぷん :2016/01/07(木)09:37:14 ID:???

2年前の朝早く、新聞受けに手紙があったのよ。

内容は

自分は自治会長をやってる。

お宅の犬の声がうるさい。

糞の始末がされてない

執筆活動の邪魔だ

ここから出ていけ、さも無くば家族がどうなったもしらんからな

と手紙が入ってたのよ。

ついでにうちを盗撮した写真も添えられてて。

まぁ確かにうちに犬はいたんだよ。

けどこの手紙が来る大分前に犬は死んでて当時犬はいなかったんよね。

310 :名無しさん@おーぷん :2016/01/07(木)09:37:26 ID:???

とりあえず近くの交番に相談して、送り付けてきた家に菓子折り持って凸したわけよ。

出てきたのは70過ぎの爺ちゃん。。。

もともと学校の先生してたみたいで背筋が伸びてて

70過ぎには見えなかったけどね。

話をしてる感じじゃ手紙に書かれてるような過激なことをするような人じゃなくて穏やかな人だった。

その人言うには明け方になるとうちの方から小型犬の鳴き声がする。

んで自分は夜中に執筆して明け方に寝るから寝れないと言うのよね。

けどうちにはいま犬はいないのよ。

そのことを伝えるといやいや姿を見てるからと言うわけよ。

けどうちにはいないと。

堂々巡りになってしまったから仕方ないから家を見てもらったのよ。

爺ちゃん目を皿にして探すんだけど出て来ないのよ。

そりゃいるわけないんだし当たり前なんだが。。。

まぁ見つからなかったから爺ちゃん諦めて謝罪して帰ったのよ。

こっちも大事にしたくないし被害届出さなかったのよ

311 :名無しさん@おーぷん :2016/01/07(木)09:42:06 ID:???

2、3日したから今度は爺ちゃんから凸してきたのよ。

爺ちゃん曰く、やっぱり居るじゃないかと言うのよね。

今度は証拠があるって言ってビデオを見せてきたのよ。

そこにはリビングから庭に出るデカイ窓が映ってたたんだよ。

深夜から明け方にかけて撮ってたみたいでだんだん明るくなっていったのよ。

最初は何もいなかったんだけど明け方になると何処からともなく小さな犬が入ってきたのよ。

んでカメラに向かって鳴き始めた。

あー、野良犬が入って鳴いてたのかとわかったんだけど疑問が出てくるんだよ。

俺含めて家族全員早起きだし気付かないはずないんだよね。

しかも住宅街だからそんな鳴いてたらいくら寝てても気付くと思うんだよ。

そしてその犬見てると違和感があったんだよね。

んでよーく見てるとその違和感の正体がわかった。

体全体は犬なんだよ。けど前足後ろ足が逆を向いていた。

踵が前を向いてる言えばわかってもらえるかな。

人間、本当に怖いものを見たらギャーとわぁーとか悲鳴でないものでヒぃって声しか出なかったよ。

爺ちゃんも気付いたみたいで顔面蒼白で震えてるのよ。

お互いに見合わせて見なかったことにしようとビデオテープを燃やしたのよ。

俺としては引っ越したいけど実家であるからそうもいかず我慢して住んでた。

去年の年末、爺ちゃんが亡くなったと聞いた。

なんでも病院のベッドでずっと犬がいるってうわ言を呟いてたと風の噂で聞いた。

312 :名無しさん@おーぷん :2016/01/07(木)13:25:00 ID:???

サブイボでた・・

313 :名無しさん@おーぷん :2016/01/15(金)22:14:22 ID:???

知り合いの霊体験 最後は笑えるかも?

聞いた話なんだけどだけど、その人が大学生の時に昼寝してたら金縛りにあったらしい

で、最初はうまれて初めての金縛りに興奮して「みんなに自慢できるな~」て感じで、その程度に考えてたらしい

でも、5分経っても、10分経っても、金縛りは解けない

目も開かなかったから、何が起きてるか全く分からない

知り合い、だんだん怖くなる

そんで、もうほんとにやばいって思って、思いっきり力を入れる

そしたら、急に目が開いた

そしたら、胸の上に、30センチくらいの人型の黒い影がいた(ピクミンのアメボウズみたいだったらしい)

で、知り合いやばいくらい慌てたらしくて、もう文にするのめんどいから書かないけど、まあこう書けば分かってくれるよね…ね?

ま、人影すぐスーーって消えたらしいんだけど

でも、消える寸前に甲高い声で一言だけしゃべったそうだ

「キューウちゃん」

314 :名無しさん@おーぷん :2016/01/24(日)16:58:39 ID:???

ふぁ!?

315 :名無しさん@おーぷん :2016/02/10(水)16:46:40 ID:???

茨城は今テレビでオカルトの聖地とか取り上げられてますけど

みなさんはそんな茨城にピラミッドがあるのを知ってますか?

TBSの番組で「一人農業」ってやってるじゃないですか

あの農業やってるディレクターさんの住んでるお宅の近くに

百観音自然公園っていうところがあるんですけれど

そこがピラミッドなんです

え、なんでそんなこと知ってるかって?

それは私があるものを見てしまったからなんですけど

それは後でお話しますね

そこはまあ小さな山なんですけど

小さな洞窟がそこらじゅうに開いてるんです

で、一般に公開されてる方の洞窟には観音様が安置されてます

だから百観音っていうんですけど

洞窟があるから夜に肝試しやるとはんぱない怖さで楽しいですよwww

まあ、それはいいとして、これは地元のある方から聞いた話なんですが

実はここ、公開されてない秘密の入り口があって、昔から権力者が発掘してきたらしいんですよ

表向きは金山の開発とかいう理由だったみたいです

でも、彼らが本当に探してるのは鏡なんです

もちろん、ただの鏡じゃないですよ

みなさん、三種の神器って知ってます?

あれに八咫鏡っていうのがあるんですけど

なんでも、それのオリジナルがあるんだそうです

その人はこう言っていました

「昔道鏡って僧侶いたべ

その坊さんが天皇たぶらかしてたのはみんなも知ってっぺ?

それで、道鏡、こっそり本物の鏡と偽物をすり替えてたんだと

そのあと京を追放されたあとに

ここを訪れた道鏡が感動して洞窟の内部に本物の鏡を隠したんだとさ

これだけ聞いたらただの与太話に思えっけど、

実際に佐竹の殿様や徳川家、明治政府から旧日本軍まで、ここを調査してるんだと

一番熱心に探したのが明治政府

明治天皇を正当化するためにどうしても本物の三種の神器が必要だったんだ

で、鏡を探すために、大分この遺跡を探索したんだけど

いくら探しても鏡らしきものはでてこなかったんだと

そこで、この周辺の村人が鏡を隠しているに違いない

そう思い込んだ役人は、ここの村人を尋問していったんだ

最終的には拷問に近いことをやって、村人をほとんど虐殺してしまったんだ

だから、今はここは公園になってるけど、地元の人は気味悪がって近づけねえ」

316 :名無しさん@おーぷん :2016/02/10(水)17:01:06 ID:???

「あの東日本大震災以降、危険だということでここは閉鎖されてたんだけど

この前、おれここにあきらかに自衛隊らしき人達がはいっていくのをみたんだ。

あの地震で、新しい入り口が発見されたっていう噂が、流れてたから、調査に来たんだろうな。

あと、今の皇×子のご子息って女の子じゃない。

だから、お偉いさんのなかにも甥っ子が皇位継承するのが嫌な人達がいて

少しでも皇位継承で優位になるように三種の神器を集めてるらしいんだよ。

今は立ち入り禁止は解除されてるけど

ここがとんでもない遺跡だってことは間違いないねえなあ。」

この話を聞いたとき、私は正直年寄りの法螺話だと思って信じていませんでした

でもなんとなく気になって、自衛隊にいる私の友人に話を聞いてみたんです

そしたら彼、青ざめた顔して、なんでそれを知ってるんだと驚かれました

なんでも、あそこを調査していたのは事実ですが、

彼らには不発弾の調査という命令しか聞かされていなかったそうです

ですが、調査中に原因不明の病に冒された隊員や、

みてはいけないものをみてしまった隊員が続出して、そのうちに調査は中止になったそうです

ふふ、実はね、私、霊感が強いほうなんですけど、あそこにいくとたまにみえるんです

逃げまとう村人と、それを追いかけて斬りつける役人の姿がね

だから、知り合いには興味本位であそこに近づくのは止めるようにいってますよ

あそこにいって、祟られても知らないぞってね

鏡、あるんですかね。本当にあったらすごいですよね

なんでも鑑定団に出したらいくらぐらいの値がつくんでしょうね?

きっと天文学的な数字になるんでしょうね

317 :名無しさん@おーぷん :2016/02/22(月)13:13:53 ID:???

お、おう

318 :名無しさん@おーぷん :2016/02/23(火)19:59:03 ID:???

最初に

>洞窟があるから夜に肝試しやるとはんぱない怖さで楽しいですよwww

て言っておきながら最後に

>だから、知り合いには興味本位であそこに近づくのは止めるようにいってますよ

>あそこにいって、祟られても知らないぞってね

って手のひら返してて吹いたwww

319 :名無しさん@おーぷん :2016/02/23(火)23:16:29 ID:???

www

320 :名無しさん@おーぷん :2016/02/24(水)07:52:06 ID:???

そこ俺の地元だけど

俺の聞いた話だと鏡があるのはそこの近くにある

鏡ヶ池っいう小さな池だって話だったな

そこに沈めたらしいよ

確かにそこの池も、普段は誰も寄り付かないような

とこなのに、何年か前にわざわざ水抜いて

重機で底をさらってたんだぜ

公園に整備するからって理由だったけど

あんなさみしいところ公園にする理由がないし

地元じゃ冗談まじりで鏡でも探してるんじゃねえかって

噂してたけど、まさかそんな理由があったとはな

ガチで鏡探してたのかな?

321 :名無しさん@おーぷん :2016/02/24(水)08:23:36 ID:???

確か最近下関の壇之浦周辺でも調査してるって話聞くよ

草薙の剣探してるのかどうかは知らないが

皇位継承絡みでうわさレベルの場所でも調査してるのかな

興味深いな

323 :名無しさん@おーぷん :2016/04/30(土)15:55:33 ID:???

パチンコで乙女フェスティバルって台があるんだが3日分のデータ見たら全て通常当たり、

回数にして40回くらい通常当たりでST当たりを全く引いていない

ST当たりの確率は公式発表で52%くらいだったのにこの偏りはいったい・・

もはやオカルトレベルとしかいいようがない

324 :名無しさん@おーぷん :2016/06/11(土)23:37:15 ID:???

オトフェスはオカルト

まじであり得ない単発連が続く

326 :名無しさん@おーぷん :2016/07/22(金)10:39:11 ID:???

んじゃ俺もパチンコネタ

海物語inジャパン桃鉄バージョン 大当たり確率1/99.9

新装初日に1000回越えはまりと900回転越えはまりを目撃した

俺自身も600回転はまりを目撃した

もはやオカルトとしかいいようがない

329 :名無しさん@おーぷん :2016/07/29(金)11:21:53 ID:???

自前のゴムボートで釣りしてたときのこと。

ワイヤーハリスで底モノを狙ってたんだけどそれに何かとんでもないものがかかった。

40分以上のやりとりの後、ようやく視認できる距離まで巻き上げたんだが何か様子がおかしい

全長1.5mくらいのサメのようだが頭が二つあるような・・

さらに巻き上げ水面近くまで上がったときハッキリと確認した、間違いなく双頭のサメだ

しかもこのサメ、体色が茶色くその上、二つある頭の一つは巨大な目の単眼だった

全身寒イボがたちこれをどうしようかと思った矢先、ワイヤーが切れてこのモンスターは海底に消えていった

オチは無いけど4年前に実際に経験したことです。

330 :名無しさん@おーぷん :2016/07/30(土)18:28:54 ID:???

家から歩いて5・6分くらいのところで

川を渡って餃子屋がある建物の横

4階建ての商業ビル兼マンションがある

大島てるという事故物件サイトにもそこは出ていたが

2階のマンション部分に住んでいたヤクザが

同居人を殺して浴槽にしばらく隠していた事件だった

事件からもう数年経っているが建物は全く改装されず

今もそのままの状態で残っている

カーテンもずっと閉まったままだ

1階の商業部分はそのまま営業していたがつい最近閉店した

特に幽霊や心霊体験の話は聞かないが

なぜか周りにある飲食店や洋服店の入れ替わりが激しい

このあいだも近くにあったとんかつ屋の臨時休業が数か月続いていたし

そういえばヤクザに殺された原因って金銭トラブルだったような

まあ気のせいかもしれんが

331 :名無しさん@おーぷん :2016/08/11(木)02:30:39 ID:???

人間怖いわ〜〜

334 :名無しさん@おーぷん :2016/11/02(水)08:39:39 ID:???

20年ほど前の話

深山の鍾乳洞で不思議なものと遭遇した

身長約1mで一見人型だが背中から羽が生えた不思議な生物

裸で色白で胸の膨らみは無くしかし男性器もない。

あれが妖精とか天使とかいうものだろうか。

しかしその目は爬虫類的。さらによく見れば尾翼のようなものもある。

鳥が進化した知的生物?しかし顔つきは人間的だ。

さらにこの生物の羽は生物発光の能力があるらしく羽がぼんやり光っている。

ドキドキしながら観察しているとその生物がこちら気が付き襲ってきた!

必死でどうにか脱出できたが捕まっていたらどうなったのだろう。

3週間後今度な仲間を引き連れてビデオカメラ持参で例の鍾乳洞に行った。

しかし怪生物とは遭遇できなかった。が、その生物と遭遇した場所よりさらに奥地で野生動物の骨が大量に見つかった。

もし天使とか妖精とかが本当に存在しているとすれば、それらは狂暴残忍な存在なのかもしれない・・

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