ヒックとドラゴン

「ヒックとドラゴン」を観ました。

ヒックとドラゴン – Yahoo!映画

1.ヒックについて

ヒックはバイキングです。

だから、歴史に名を刻みたい、偉大な父ストイックやみんなに認められたいという気持ちが強いです。

しかし、実際は、線が細くて役に立たないトラブルメーカーです。

そんな彼が、自作の捕獲器で、伝説のドラゴンであるナイト・フューリーを捕えます。

ナイト・フューリーを殺したら一躍英雄になれます。

しかし、彼は殺せませんでした。

なぜならば、怖がっているように見えたのです。

そして、その姿を自分に重ね合せ、バイキングとドラゴンは一緒に生活できないか模索していきます。

その象徴が、呼び方と尾ひれです。

まず呼び方ですが、ヒックはナイト・フューリーに“トゥース”と名前を付けます。

理由は歯がないと思ったらあったから。

しかし、最後の方では“相棒”と変わっています。

彼らの距離がどんどん近くなっています。

次に尾ひれです。

ナイト・フューリーは、捕獲された時に尾ひれの左側が欠けてしまい、飛べなくなります。

考えたヒックは、尾ひれを作ってあげます。

しかし、作り物の尾ひれは自由に動かず、安定して飛べません。

そこで、ヒックの左足で尾ひれを操作できるようにするのです。

彼らは、二人で協力して、初めて空を飛べるようになりました。

その練習シーンも良かったですね。

初め、ヒックは、カンニングペーパーを見ながら操作をしていました。

しかし、風でペーパーは飛ばされてしまいます。

目の前には、岩壁がたくさん並んでいます。

そこで、彼らは息を合わせて乗り切ります。

心が通じたのですね。

ゲップがストイックに「トロールはいるぞ。左の靴下ばかり盗む」と言うシーンがあります。

その言葉通り、最後、ヒックは左足を無くします。

左の尾ひれの無いナイト・フューリーと左足を無くしたヒック。

彼らは体の左側を連結し、補いながら、誰にも追いつけないスピードで飛んでいきます。

2.ナイト・フューリーについて

伝説のドラゴンで、バイキングにも特徴が確認されていません。

そのナイト・フューリーがヒックに捕まってしまいました。

ヒックにナイフを振り上げられ、殺されると諦めます。

しかし、意外にも助けてもらいます。

ナイト・フューリーも恩を感じたのでしょう。

ヒックを殺そうとはしません。

彼は、初め、警戒心が強いです。

近づく時は、武器を外させたり、目が合うと威嚇をします。

ヒックも、初めて彼に触れる時は、うつむき、目が合わないようにしています。

多分、過去にバイキングに何かされたのでしょうね。

そんなナイト・フューリーも、どんどんヒックに心を開いていきます。

ヒックにもらった魚を半分食べて、半分をヒックにあげます。

仲間だという証なのでしょうね。

最後、炎の中を落下するヒックをナイト・フューリーが助けます。

その姿は、両手両足でがっちりヒックを抱きしめ、さらにその上から羽で包んでいました。

まるで宝物を守るかのように。

3.共生について

この作品は、“共生”がテーマだと思いました。

いろいろな人種が住むアメリカだからこそ、作れる映画です。

バイキングの世界では、ドラゴンは害虫であり退治する物でした。

ドラゴンと戦う術を学び、「ドラゴンはどんな時も命をねらってくる」と教えられます。

使われるドラゴンマニュアルには、ドラゴンの特徴が書かれており、ほぼ「見たら殺せ」と書かれています。

ちなみに、ナイト・フューリーだけ正体不明で「決して戦うな」と書かれていました。

ヒックはある意味教えを守ったのですね。

ヒックは、ナイト・フューリーと接する事で、どんどんドラゴンに慣れていきます。

そして、色々な特徴を知っていきます。

ウナギ(のような魚?)が嫌い、草が好き、あごの下を触られると気持ち良くなる、光に反応する、口の中は弱いなど。

全て、愛嬌を感じる特徴です。

そして、ヒックは父親に訴えます。

「僕らを襲うのは、自分たちの身を守るためだ」と。

これは、バイキングと一緒です。

結局、争いが争いを生んでおり、相手も自分と同じだと知ると争いは無くなるのですね。

そして、ヒックに同調して協力してくれたのは、アスティ、フィッシュ、スノット、双子のラフとタフでした。

やはり、新しい時代を作るのは、子供たちなのです。

彼らは、ドラゴンに乗り、最後の戦いに向かって行きました。

この映画には、人付き合いに通じるいろいろな教訓が入っています。

あなたも、気が合わない人や苦手な人を深く知ると、一生の友達になれるかもしれませんよ。

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