エアマスター

「エアマスター」を読みました。

エアマスター – 白泉社公式電子書籍サイト

感想(ネタバレなし)

わたしの好きなジャンルである格闘マンガ。

さらに「ハチワンダイバー」の柴田ヨクサル先生。

これは読まなければ!!という事で読破しました。

女子高生の相川摩季。

彼女は、格闘家の父と体操選手の母から生まれます。

幼い頃から母に体操競技を教えこまれ、将来有望な選手として成長をします。

しかし、父親の血なのか、高すぎる身長のせいで着地が上手くできなくなり挫折。

さらに、母親が病死をしたため、相川は全てを失い、生きる目標が無くなってしまいます。

そんなある日、彼女の目の前にストリートファイトが現れます。

飛び入りした彼女は、全員をなぎ倒します。

その時、彼女の心には体操選手の時に味わっていた高揚があったのです。

このマンガには、個性豊かなストリートファイターが出てきます。

プロレスラー、BMXライダー、忍者、花火使いなど・・・

彼らの戦い方がまあ面白い。

そして熱くなります。

また、格闘とは別に、相川摩季の心の旅という側面もあります。

彼女の心は救われるのか?

ぜひ読んでみてください。

感想(ネタバレ)

わたしは格闘技が好きなので、「深道ランキング編」からは一気にのめり込みました。

ここに来るまでにも、黒正義誠意連合軍や女子プロレスの試合などもありましたが、正直、今ひとつ乗れませんでした。

しかし、深道ランキングが始まってからグングンおもしろくなっていったのです。

そして、端役であっただろうストリートファイター達がどんどん魅力的になってきたのです。

北枝金次郎

坂本ジュリエッタ

サンパギータ・カイ

そして、1番大化けしたであろう崎山香織。

崎山香織は多分ただのお笑い要員だったのでは?

それが太極拳の使い手となり、女子プロレスラーとなり、深道ランキングにも絡んできたのです。

廃墟でのバトルロイヤル。

彼女の相川摩季に対する気持ちの爆発。

そして相川の介錯。

素晴らしく感動的でした。

わたしが1番好きなストリートファイターはサンパギータ・カイです。

プロレス好きなわたしは、どんなテクニックも問答無用でぶっ飛ばしてしまう破天荒さに憧れるのです。

そういう意味で『居酒屋ボンバー』は最高!!

サンパギータ・カイのモデルはチャパリータASARI選手でしょうね。

彼女を初めて見た時の衝撃は忘れられません。

相手をコーナーへ投げてのロンダート・カンガルーキック。

そして必殺技スカイツイスタープレス。

度肝をぬかれました。

チャパリータASARI選手も元々体操選手でした。

そういう意味では相川摩季のモデルでもあるのかな。

サンパギータ・カイのベストバウトは北枝金次郎戦でしょう。

あの車道での戦いは、空中殺法が得意なプロレスラーが活きる場所。

ハチャメチャな戦いを繰り広げるカイは最高でした。

そして、北枝金次郎。

金太郎がモデルというキャラ。

しかも得意技は気合いとド根性!!

これだけだと、おバカなキャラです。

でも、こいつは見ていてシビレるんですよね。

かっこいい。

理屈ではないんですよ。

勝てそうにない相手でもド根性で立ち上がり、気合いでぶつかっていく。

渺茫との戦いはシビレました。

この作品。

序盤は相川摩季の学校生活が主に描かれます。

中ノ谷美奈を始めとする友達たちと、何気ない日常を送る。

そして、時々ストリートファイトに巻き込まれるという感じです。

わたしはこの展開がおもしろくなくて、淡々と読み進めていました。

しかし、読み終えて思うのは、この何気ない日常の描写は、相川摩季の心のバランスをとるために必要だったのだという事です。

彼女は、自分が普通ではないと自覚しています。

高揚を求め、ストリートファイトに没頭しすぎたら、人では無くなってしまうのではないか。

そして、こんな自分は世間に受け入れられないのでは・・・と怯えていました。

そんな彼女を無条件で受け入れてくれたのが、あの美奈たち4人組でした。

だから、彼女の危うい心のバランスを保つために、女子高生らしい日常を送らないといけなかったのです。

ついでに、坂本ジュリエッタも相川を受け入れているしね。

今後も相川は心のバランスを微妙に保ちながら、ストリートファイトを続けていくのでしょうね。

最後に『エアスピンドライバー』

あれはダメだ。

死んじゃうよ・・・。

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