ボーダーライン

「ボーダーライン」を観ました。

ボーダーライン – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんはメキシコにどんなイメージがありますか?

わたしは、やはりルチャ・リブレですかね。

あの華麗な空中殺法。

レイ・ミステリオJr.などの素晴らしい選手

おもしろいですよね。

観たことのない方は1度ご覧になってみてください。

今回は、メキシコで地獄を見た女性の物語“ボーダーライン”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

優秀なFBI捜査官のケイト。

彼女は、ニートを家から引っ張り出す事を目的とした部隊に入る。

そして、特別捜査官のもとで極秘任務に就く。

ケイトは早速、謎めいたコロンビア人と共にニートのいる家の捜査を開始。

しかし、ニートの強情さを突きつけられたケイトは・・・。

「2ちゃんのみんなで叩いてFBI潰すぞ、ゴルァ!!」

3.感想

いやぁ。

怖いですね。

闇が深い・・・。

ケイト・メイサーはFBI捜査官。

誘拐即応班のリーダーを3年務めています。

優秀な女性です。

そんな彼女がメキシコの麻薬組織ソノラ・カルテルの専任捜査官に選ばれるのです。

こうして、ケイトはソノラ・カルテル捜査と幹部のマヌエル・ディアスの追跡を始めます。

この捜査のリーダーはマット・グレイヴァー。

国防総省の顧問だと自己紹介をします。

さらに、マットはアレハンドロという謎の男を連れています。

ケイトはマットとアレハンドロと共にメキシコへ渡ります。

そして、メキシコの現実を目にします。

麻薬組織の暴力、警察の腐敗・・・。

そこは法律が通用しない場所でした。

先進国に住むわたしたちは、法律を守るという教育を受けて育ちます。

法律をみんなが守り、人を傷つけず生活を営む。

そして、何かがあった時には自分の身を法律が守ってくれる。

そのような共通認識をみんなが持っているから、社会が成り立っているのです。

しかし、その法律の共通認識が通用しない世界に放り込まれたらどうなるのか?

ケイトは、訓練を受けたFBIのエリートです。

しかし、勉強した内容と、自分の培ってきた経験が通用しない。

彼女はジレンマに陥るのです。

そう考えると、マットの面接でなぜケイトが受かり、レジーが落ちたのかわかりますね。

現場の叩き上げで育ったケイト。

法律の学位を取得しているレジー。

法律の通用しない現状に対応ができそうな方を選んだのです。

さらに、ケイトを傷つける出来事が起きます。

バーで知り合った警官のテッドといい雰囲気になります。

そのテッドのポケットから出てきた物がゴムバンド。

それは、銀行に現れた洗浄屋がお札の束を留めていた物と同じだった。

テッドはカルテルに買収された悪徳警官だったのです。

ひさびさの熱い夜の最中に殺されかけるという悲劇。

カルテル恐るべし・・・。

さらに驚くべき事実が次々と明かされます。

マットはCIAでした。

今回の作戦は、ソノラ・カルテルを壊滅させるために、混乱を引き起こす事が目的でした。

CIAは単独での国内活動を禁じられているため、FBIのケイトを引き入れたのです。

また、アレハンドロの素性もわかってきます。

彼は元検察官のようです。

妻と娘をソノラ・カルテルに惨殺され、その犯人であるボスのファウスト・アラルコンを追っていたのです。

さらに、彼はメデジンと呼ばれるかつてすべてのドラッグを支配していたコロンビア・カルテルに雇われている暗殺者でもありました。

CIAはメデジンと繋がり、世の中に流通している麻薬量を把握していました。

それにより秩序が保たれていました。

しかし、ソノラ・カルテルのような新勢力が出てきて、流通量が把握できなくなったのです。

ソノラ・カルテルのファウストに復讐したいアレハンドロ。

ソノラ・カルテルを潰し、麻薬の流通量を再び把握したいCIA。

新勢力のソノラ・カルテルを潰したいメデジン。

この壊滅作戦は、3つの思惑が一致して始まったのです。

今回の物語で、シルビオという男の日常が差し込まれます。

妻と息子の3人家族。

息子はサッカーに夢中です。

シルビオは警官でした。

しかし、麻薬の運び屋もやっていたのです。

マットの作戦の実行の日。

シルビオは、アレハンドロに人質にとられ、マヌエル・ディアスを追跡する車の運転をする事になります。

そして、アレハンドロに殺されてしまうのです。

たくさんの家族が殺されているというメキシコ。

このシルビオ殺害もその1つなのでしょう。

しかし、彼の息子は今後どうなっていくのでしょう。

こうやって負の連鎖が起こっていくのでしょうね。

ラスト、ケイトはアレハンドロの暴力に屈します。

怒りに震えたのか、彼を生かしておいてはいけないと思ったのか、ケイトは銃をアレハンドロに向けます。

しかし、撃つことはできませんでした。

わたしは、これで良かったと思います。

ケイトは法律を最後まで捨てなかったという事ですから。

法律の通用しない世界では、人間らしい豊かな生活を送ることはできません。

そんな世界にわざわざ足を突っ込むことはないと思います。

アレハンドロも「狼の地」と表現していますし。

もしかしたら、彼がケイトの心を折ったのは優しさからだったのかもしれません。

娘に似ているケイトをこの世界に引きずりこまないために。

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