マギー

「マギー」を観ました。

マギー – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは家族が数週間後にゾンビになるとしたらどうしますか?

怖いですね。

恐ろしいですね。

わたしならどうしよう。

とりあえず「家族がゾンビになってみた」とYouTubeにあげますか。

そして、人気ユーチューバーの仲間入りをしますか。

今回は、ゾンビになってしまう娘を前にうろたえるマッチョマンの物語“マギー”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

未知のウイルスが世界中に蔓延した。

人々が次々とゾンビ化していく中、マギーも左腕を噛まれてしまう。

「やばい!このままではゾンビになってしまう」

彼女の父ウェイドは、行方不明になっているマギーを捜していた。

病院に彼女がいるという情報を入手したウェイド。

早速、車で駆けつける。

異様な雰囲気を漂わせている病院。

ウェイドは、革ジャンを取り出し、着こんでいく。

さらに、髪をワックスでツンツンに立て、サングラスをかける。

右手にはショットガン。

「ウェイド危ないぞ!!中はゾンビだらけだ!!」

病院の外に避難してきた患者が彼を止めようとする。

「アイル・ビー・バック」

ウェイドはそう言い残し、病院の中に入っていくのだった。

中はマギーが支配するゾンビ帝国になっているとも知らずに・・・。

3.感想

内容はゾンビ映画。

主演がアーノルド・シュワルツェネッガー。

だとしたら、サングラスをしたシュワちゃんがショットガンをぶっぱなして、派手にゾンビを倒していくというストーリーを勝手に想像していました。

全然違っていました。

シュワちゃんが銃をぶっぱなさず、ずっと苦悩している・・・。

わたしは、最後まで息苦しさを感じながら観ていました。

世界に腐歩病ウイルスが蔓延して数ヶ月。

このウイルスに感染すると、体が腐り、人間を食べたくなるのです。

要はゾンビになってしまうのですね。

このウイルスの治療法やワクチンは見つかっていません。

もし感染すると、隔離所に送られ、死を待つだけになります。

この隔離所では感染者は人間扱いしてもらえず、大部屋に閉じ込められて感染者同士で殺しあうという噂まであります。

ウェイド・ヴォーゲルは、2ヶ月前に街へ出ていった娘マーガレット・ヴォーゲル(マギー)を捜していました。

病院で見つかったマギーは、ウイルスに感染していました。

左腕を感染者に噛まれていたのです。

ウェイドはマギーを連れて家に帰ります。

家族は妻のキャロライン・ヴォーゲルと弟のボビー、妹のモリーです。

マギーはウェイドの前妻との娘で、キャロラインは義理の母親になります。

とりあえず、ボビーとモリーはおばさんの家に預かってもらい、3人で生活をする事になります。

このウイルスに感染すると、およそ6週間から8週間でゾンビに変転します。

ウェイドは、マギーが変転するまでに、彼女をどうするか悩み続けるのです。

ストーリーを追っていると、ウェイドとマギーは人に恵まれているなと感じました。

まず、警官のレイです。

彼は、感染者を隔離するという任務があります。

しかし、ウェイドの気持ちを優先してくれるのです。

もう1人、ヴァーン医師です。

マギーが隔離所に送られない様にしてくれたり、薬を用意してくれたり。

また、マギーの友達のアリーです。

ウイルスに感染したマギーを心配して遊びに誘ってくれます。

しかも、次の週末の約束をしてくれるのです。

もう会えない事がわかっていながら。

あの別れのシーンには涙が出ました。

そして、マギーの恋人のトレント。

彼も感染者です。

トレントは、噛まれながらも感染者に思いやりを見せていました。

すごく優しい男なのです。

こうやって気にかけてくれる人が周りにいるということは、ウェイドやマギーの人柄も良いのでしょうね。

ウェイドはヴァーン医師にマギーの今後について相談をします。

彼女が変転したら取れる手段は3つ。

1.隔離所に入れる。

2.隔離所で使う薬を投与する。ずっと家族といられるが、死ぬまで極度の苦痛を伴う。

3.ひと息に命を断つ。

どれを選んでもツラい。

ウェイドは答えが出ないまま、時が過ぎていきます。

そして、マギーは変転の兆候を見せ始めます。

キャロラインは彼女を隔離所に入れるようウェイドを説得します。

しかし、拒否をする彼に呆れ、家を出ていってしまいました。

キャロラインも最大限に努力はしたと思います。

感染のリスクがありながら、義理の娘と同居していたのですから。

責められませんよね。

マギーが凶暴化をし始めます。

ウェイドも眠る時にショットガンを持つようになります。

夜中、マギーが眠るウェイドに近寄ります。

そして、顔を近付けます。

彼女の体には感染者を示す黒い血管が浮き出ており、どす黒くなっています。

変転すると人の臭いに食欲を感じるようになります。

ウェイドの臭いを嗅いでいるように見えるマギー。

やがて顔を離し、部屋を出ていきました。

多分、彼女は食欲と戦っていたのでしょう。

キツネを襲ったときのような、猛烈な食欲だったと思います。

しかし、相手は父親です。

また、首にかけたペンダントは母親の形見です。

両親への思いが食欲を押さえ込んだのです。

その証拠に、部屋を出ていくマギーの顔はどす黒くなく、キレイでした。

そして、ウェイドは目を開けます。

寝たふりをしていたのです。

握っていたショットガンには弾が入っていませんでした。

彼はマギーの選択に身を委ねたのでしょう。

しかし、彼女はいつ理性が無くなるのかわかりません。

マギーがマギーで無くなってしまうのです。

ウェイドはショットガンに弾を込めます。

これは、マギーをどうするのか答えを出した証なのでしょう。

しかし、マギーは自分で答えを出していました。

家の屋根に立った彼女。

そのまま自分で命を断つ道を選んだのです。

母親の元へ旅立ったのでしょうね。

あぁ、ツラい映画だった。

ずっと重苦しい空気が流れていました。

ハッピーエンドにならないと、なんとなくわかっていましたし。

しかし、ゾンビ映画の新しい切り口ですよね。

こんな形で父娘の愛情を描くなんて。

このチャレンジ精神は素晴らしいと思いました。

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