チャッピー

「チャッピー」を観ました。

チャッピー – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは、ロボット警官隊に取り囲まれたらどうしますか?

わたしはロボットダンスを披露します。

そして、仲間だと思わせます。

これでバッチリですね。

でも、1つ問題が。

わたし、ロボットダンスをしたことがないんですよね。

って言うか、運動神経悪いんです。

でも、魂込めてロボットダンスをしたら、もしかしたら・・・。

今回は、警官からギャングになってしまうロボットの物語“チャッピー”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

2016年。

ディオンは、世界初の自身で感じ、考え、成長することができる人工知能搭載ロボットのチャッピーを開発する。

しかし、世界でも有数のよさこい祭り地帯・高知に巣食うストリートギャングに、チャッピーと一緒に誘拐されてしまう。

起動したばかりで、子供のように純粋なチャッピーは、ストリートギャングのメンバーたちと接し、彼らからよさこい踊りのスキルを学んでいく。

圧倒的スピードで踊りのステップを吸収していくチャッピー。

「ボクは、いつかよさこい祭りに出場して踊るんだ!!」

しかし、彼のバッテリーの残量は5日分しかなく、祭りは6日後だった。

どうする、どうなるチャッピー???

3.感想

わたしは、この作品を観るまでは、泣けるロボットの感動物語だと思っていました。

しかし、全然違いました。

これは、機能不全家族で育った子供の脱出ストーリーでした。

監督はニール・ブロムカンプ。

あの『第9地区』を作った人です。

ストレートな感動物語を作るはずはないのです。

相変わらずのひねった作品でした。

ロボットの警察といえば、ロボコップが有名です。

あの作品は、ロボットに人工知能を持たせようとしたのですが、うまくいかず、殉職をした警官の脳を生かしたままロボットにしました。

今回のチャッピーでは、ディオン・ウィルソンがスカウトという人工知能を搭載したロボットを生み出します。

これが採用され、ロボット警官隊が作られるのです。

ディオンに対抗するように、ヴィンセント・ムーアがムースというロボットを作ります。

ムースは、人間が遠隔操作をするロボットです。

ヴィンセントは、人工知能を信用していないのです。

こちらは採用されず、予算も削られていきます。

そして、ヴィンセントはディオンに嫉妬を持つのです。

ディオンは、スカウトを越える完璧な人工知能を生み出します。

この人工知能を、廃棄予定だったスカウトの22号で試そうとします。

しかし、ギャングのトラブルに巻き込まれ、22号を奪われてしまうのです。

完璧な人工知能を持った22号はチャッピーと名付けられました。

生まれたばかりのチャッピーは赤ちゃんと同じです。

育てるのは、ギャングのニンジャ、ヨーランディ、アメリカ。

ニンジャは父親、ヨーランディは母親、アメリカは親戚のおじさんみたいなものでしょうか。

このニンジャという男。

教養もなく、バカがスパークしています。

ニンジャは大金が必要でした。

だから、チャッピーに犯罪を覚えさせようとします。

赤ちゃんに犯罪を教えるようなものです。

さらに、手っ取り早く強くさせるために、ギャングの若者の集団に放り込みます。

おかげで、チャッピーは殴られ、石をぶつけられ、火をつけられます。

赤ちゃんを若者の・・・この先はやめておきましょう。

こうして、チャッピーは立派なギャングとして成長していきます。

この流れを観ていると、人間にとって教養がどれだけ大切かを実感してしまいます。

いかに子供が親の影響を受けやすいか。

親の教養が子供に影響を及ぼすか。

わたしの偏見ですが、子供の人格形成には親の教養が重要だと思っています。

さて、ディオンに嫉妬をして狂っていくヴィンセントです。

彼は、フォームウェア更新を行ってウイルスを流し、全部のスカウトを機能停止にしたのです。

これでロボット警官隊は動かなくなりました。

よって、街は無法地帯になります。

その様子を見て大喜びをするヴィンセント。

これでオレのムースはバカ売れだぜ!!

ヴィンセントもバカがスパークしています。

ミシェル・ブラッドリーがムースの使用許可を出し、ヴィンセントが操作をして、ギャングの戦闘に参戦します。

これを観て、なぜムースが採用されなかったのかわかりました。

ヴィンセントは、まるでゲームをするかのように、ギャングを皆殺しにしていくのです。

人間は、画面を通して見る物に対して、実感が薄く、残酷になりやすいのかもしれません。

嬉々として、人を殺していくヴィンセント。

これは危険だ。

さて、ヴィンセントは怒りのチャッピーによってボコボコにされてしまいます。

しかし、命までは取りません。

ディオンとの約束はずっと守っているのです。

チャッピーが銃を向けたのはムースだけでしたしね。

さて、この作品の1番のポイント。

『意識』の転送です。

この発想はおもしろいですね。

『意識』とは『心』と言い換える事ができるかと思います。

ボディの予備さえあれば、心を保ち続けられるのです。

ディオンとチャッピーならば、ボディを作ることができるでしょう。

永遠の命を手に入れたようなものです。

5日間しか生きられなかったチャッピーが・・・。

すごいですね。

チャッピーが好きだった「黒い羊と小鳥」の本。

彼がママ(ヨーランディ)から教えてもらった『黒い羊』の意味は、特別な存在だと言うこと。

チャッピーは、ママ用のロボットのボディを作りながら、こう呟きます。

「ボクたちは黒い羊だね」

彼らは特別な存在になったのですね。

さて、ヨーランディが亡くなり、ニンジャは落ち込んでいます。

悲しみの彼は、赤いズボンを履いていました。

ここで問題!!

彼のズボンに書かれてあった文字は何?

答えは・・・

『テンション』

しかもカタカナで。

このアンバランスさが、ニンジャなのでしょうね。

悲しいシーンが、この『テンション』の文字でホッコリしてしまいました。

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