デッドプール

「デッドプール」を観ました。

デッドプール – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんはヒーローになりたいですか?

わたしはなりたかったですね。

小さい頃にあこがれたヒーローは『パーマン』

普通の子供がヘルメットとマント、バッジを身につけるだけで、ヒーローになれるという部分に、ハートをわしづかみにされました。

そして、何より欲しかった物はコピーロボット。

コピーロボットさえあれば、嫌なことはすべて押し付けられると考えていました。

今でも欲しい・・・。

いや、今こそ欲しい!!

誰かコピーロボットをくれ!!

今回は、ヒーローと呼んでいいのかわからない男の物語“デッドプール”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

ウェイド・ウィルソンは、以前は優秀な特殊部隊の傭兵として活躍していた。

だが、今は悪者を気まぐれに痛めつけては金を稼いでいる。

そんなある日、男が声をかけてきた。

「ウェイド・ウィルソン君だね」

「あ~ん!!何だお前は?」

「私は私立愛羅武勇学園の西園寺金光。君をスカウトに来た」

「ス、スカウト?俺はホームラン打てねえぞ」

「違うよ。君を生活指導の教師としてスカウトしたいんだ」

「生活指導?」

「今、学園は荒れているんだ。それを君に立て直してほしい」

「どんな奴がいるんだ?」

「早弁する生徒やトイレを流さない生徒。机に穴を開けて、消しゴムのカスでゴルフをする生徒までいるんだ」

「それは大変だな。わかった!!引き受けるぜ!!」

すっかりGTO気取りの彼は、恋人との結婚も決まり幸福の絶頂にあった。

しかし、いきなり末期ガンだと診断される。

とある組織でガンを治せると聞いたウェイド。

彼は、人体実験を受ける事になる。

「お前ら、何で黒い全身タイツなんだ?その骨の模様は何だ?」

「イー!!」

「何でイーしか言わないんだ!?」

「イー!!」

こうしてウィルソンは正義のヒーローとして生まれ変わるのだった。

仮面ライダーとして・・・。

3.感想

めちゃくちゃおもしろかった!!

もう、デッドプールのキャラが立ちすぎて。

オープニングからふざけていて、ハートを持っていかれます。

ヒーロー映画によくある、アクションシーンをストップした映像。

それは、デッドプールが弾け飛んでいる車の中で敵の頭の上にまたがり(しかも股間からのショット)、逃げようとする敵のパンツをつかんでいます。

「なんでこんな事になっているの?」という状態。

そして、その間に流れる出演者・製作者紹介もふざけ放題。

「あぁ。これからものすごい世界が始まる!!」とワクワクが止まらないのです。

正直、ストーリーは薄っぺらいものです。

デッドプールことウェイド・ウィルソンが、自分の顔と体をめちゃくちゃにしたフランシスに、元に戻せと復讐をする話です。

しかし、全編に散りばめられたおふざけと、デッドプールの強烈なキャラで退屈をしないのです。

そして、おもしろさを引き立てているのが残酷なアクション。

個人的には『キックアス』がアメコミ映画の残酷アクションのハードルを下げてくれたのだと思います。

しかし、デッドプールはそのハードルをもっと下げました。

兵士の首を切り離して、その頭をボレーシュートしたり。

頭に刺さったナイフをつかんだまま殴ったり。

かなりエグいことをやっています。

それをポップにみせてしまう絵作りには、これからのアクションの可能性の広がりに期待してしまう反面、恐怖も感じてしまいます。

デッドプールと言えば『第4の壁』をぶち破った反則キャラ。

映画や漫画の世界にはいるはずのない視聴者に語りかけてくるのです。

自分のモノローグをしたり、自分でツッコミを入れたり。

それが、とてもおもしろい。

日本にもそんなキャラはいるかな?

あ!!

こち亀の両さんが時々やっていましたね。

そんなデッドプールがしきりに言っていた「予算がない」

彼はXーMENに勧誘されているのですが、そのメンバーはコロッサスとネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド。

誰!?

いや、XーMENなら有名キャラいるでしょ。

ウルヴァリンとかストームとか。

せめてサイクロップスでも。

コロッサスとネガソニックって誰!?

予算がないので、キャラも低予算なの?

しかもコロッサスは着ぐるみ感がハンパないです。

腕とかに不自然なシワがよっているし。

でも、キャラはいいんですよね。

くそ真面目な頑固親父で。

しかし、ラストの「スーパーヒーローたるもの、うんぬんかんぬん」というくだりは笑いました。

あのショットは、デッドプールのヒーローに対するアンチテーゼですね。

ウィルソンはしきりに『ヒーロー(英雄)』と言われる事に嫌悪感を見せます。

「俺はヒーローじゃない。自分より悪い奴を懲らしめて稼いでいるだけ」

そして、こんな事を言います。

「俺はな。英雄には懲りたんだ」

ウィルソンは元特殊部隊の傭兵です。

多分、彼は戦争で英雄扱いをされたのでしょう。

その時に、英雄の実態を知っている自分と周囲の人々の反応に、何か思うことがあったのかもしれませんね。

あと、デッドプール(ウェイド・ウィルソン)役のライアン・レイノルズのネタがすごかったですね。

「緑色のコスチュームは嫌だよ」というセリフは完全に『グリーン・ランタン』ですよね。

ライアンが主演して大コケしたあのマーベル映画です。

グリーン・ランタン – Yahoo!映画

デッドプールが当たって良かったね。

さて、今回の映画のMVPです。

いいキャラが多かったので、迷いました。

でも、やはりこの人でしょう。

タクシードライバーのドーピンダーです。

彼女のギータをいとこのバンドゥーに奪われた彼。

デッドプールにそそのかされ、バンドゥーを拉致しました。

タクシーのトランクにはバンドゥー。

そして、運転中にデッドプールからの着信を取ろうとして、急ブレーキを踏み、後ろから追突されたのです。

果たしてバンドゥーの運命は?

デッドプールの背中を追い、暴走した彼。

その素直さと突飛な行動力にMVPです。

この作品を観て実感したのは、デッドプールは人気があるはずだよという事。

おもしろいもの。

下品な頭のおかしいおっさんなんだけど。

『アドベンチャー・タイム』の腕時計してるし。

でも、何かオシャレなんですよね。

エンドロール後のおまけ映像もオシャレだったし。

不思議なキャラクターですよね。

続編は製作されるでしょうね。

今から楽しみです。

(Visited 44 times, 1 visits today)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存