スポットライト 世紀のスクープ

「スポットライト 世紀のスクープ」を観ました。

スポットライト 世紀のスクープ – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんはチームで仕事をしていますか?

少数精鋭ってかっこいいですよね。

映画やマンガでもおもしろいチームは多いです。

現実の仕事でも、各部署がチームみたいな物ですね。

みなさんも少数精鋭で仕事をする機会が多いのかな。

ここで残念なお知らせです。

わたしは、チームで仕事をしたという記憶があまりありません。

もともと団体行動が苦手で、1人の方が楽なのです。

だからチームでは浮く存在・・・。

一匹狼です。

え!かっこよすぎる?

それじゃあ一匹チワワくらいで許してください。

今回は、4人のチームが巨大な権力に立ち向かう物語“スポットライト 世紀のスクープ”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

2002年、ウォルターやマイクたちのチームは「The Boston Globe」で4コママンガを担当していた。

ある日、彼らはこれまでうやむやにされてきた問題に取り組む事になる。

それは「いつもオチがバナナの皮で滑って転ぶ」問題だった。

彼らは、4コママンガのオチについて会議を始める。

もっといいオチはないのか?

リンゴの皮ではダメなのか?

こうなったら、最後はいつも爆発して終わらせるか?

しかし、彼らのオチへのこだわりは徒労だった。

新任の編集局長バロンが叫んだ!!

「こうなったら植田まさし先生にお願いしよう!!」

ウォルターは思った。

「オレたちはクビ???」

3.感想

すごい映画でした。

最初から最後まで緊張感がハンパなかったです。

取り扱っている題材が、神父の虐待だったので、余計にそうだったのでしょう。

そして、事実に基づく物語だという事も大きかった。

弁護士のガラベディアンがロウ枢機卿を訴えました。

ボストンで、ゲーガンという神父が6つの教区で30年間虐待を繰り返しているという事件がありました。

被害者は80人の子供たちです。

ガラベディアンは、ロウ枢機卿は15年前から事実を知っていながら黙殺していたとして、告訴をしたのです。

グローブ紙では、親任の編集局長マーティ・バロンがやってきます。

彼は、ゲーガン事件に興味を示します。

しかし、証拠は教会によって封印されていました。

そこで、バロンは裁判所に証拠開示の申し立てを起こすと決断するのです。

そして、『スポットライト』の記事を担当しているロビー達4人に、この事件の取材を命じるのです。

日本に住んでいると、宗教を信仰している人に出会う事がなかなかありません。

外で宗教について話すこともないです。

わたし自身、信仰している宗教はありません。

しかし、海外では宗教が根付いています。

「無宗教です」と言ったら、変な目で見られるとも。

今作を観ていると、教会の権力の強さが描かれています。

そして、威光の強い神父という立場も。

宗教に触れずに育ってきたわたしには想像もつかない世界です。

裁判の証拠を封印できる教会。

虐待事件をもみ消せる神父。

たぶん、敬虔な人ほど、事件が起きたら「これは何かの間違いだ」と考え、聖域である教会を無意識に守ろうとするのでしょうね。

教会や神父に傷をつけてはいけないと。

そして、被害者は自分を責めるしかなくなり、生きていけなくなるのでしょう。

そう考えると、この虐待事件がどれだけ卑劣なのかが分かります。

今回、心に残ったのは、教会側の弁護士をしていたジム・サリヴァンが言った言葉です。

「お前の言う通りだ。何かあると思っていた。だが、お前は?お前は何をしていた?」

生きていると、いろいろと嫌な事が起こります。

文句も言いたくなるかもしれません。

しかし、自分が当事者になっているのかもしれないのです。

わかりやすい例がいじめです。

いじめが起こっているのを知りながら、傍観者になってしまう。

ジムの言葉は、「何かが起こった時に、文句を言うだけではなく、お前は何をしていた?」と突きつけられたような気がしたのです。

あと、1人触れておきたいキャラクターがいます。

ジム・マクリーシュです。

虐待事件を示談にしていた弁護士です。

使った手法が根本的な解決にはならないので、ヒールっぽいイメージになっています。

しかし、彼は彼で闘っていたのですよね。

ポーター事件の後に、20人の神父のリストをグローブ社に送っていたり。

彼にも、もう少しスポットライトを当ててほしい。

ラスト、記事の後に虐待が判明した主な都市の一覧が出ます。

その数の多いこと!!

ゾッとしました。

『主な』なので、まだまだあったのでしょうね。

最後に自戒を込めて付け加えておきます。

それは、事件を起こした神父は一握りだという事。

この映画は素晴らしかったのですが、神父という職業も人を救う素晴らしい仕事だと言うことを忘れないようにしたいですね。

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