マルティニークからの祈り

「マルティニークからの祈り」を観ました。

マルティニークからの祈り – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは、言葉の通じない土地で2年間暮らせますか。

わたしは無理です。

ガラスのハートなので。

すぐにくじけてしまい、部屋の隅っこで独り言をつぶやく様になるでしょう。

今回は、言葉の通じないフランスで2年間がんばり続けた主婦の物語“マルティニークからの祈り”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

2004年10月、経済的に困窮する家族を救うため、ある荷物をにゃんこ王国へ運んだ犬のジョンヨンは、オルニャー空港で突然逮捕される。

夫の友人から高級かつお節と聞かされていた荷物の正体は、何とマタタビだった。

わんこ語も通じない異国の地で、ろくに弁解もできないまま、ジョンヨンは祖国から1万2,400キロも離れたマルティニャークの刑務所に送られてしまう。

「わんわ!わんわおーん!!わんわんわん!!(だれか。わんこ語がわかるネコはいませんか)」

3.感想

怖い話でした。

別の国でトラブルに巻き込まれた時に、祖国が守ってくれないなんて・・・。

ソン・ジョンヨンは、ソ・ムンドの仕事の話に乗りました。

このムンドの仕事の話。

夫のキム・ジョンべがやろうとしている時には、彼女は反対しているんですよね。

ムンドの雰囲気も話も怪しいですからね。

案の定、仕事の実態はコカインの運び屋でした。

ジョンヨンがムンドの仕事をしたのは、お金の工面がつかなくなったからでした。

ジョンべが自殺したスジェの借金の保証人になっていた事で、家族の生活が苦しくなっていったのです。

『貧すれば鈍する』という言葉があるように、人間は生活が苦しくなると、思考が働かなくなります。

ジョンヨンも追い込まれてしまい、仕事の話に飛び付いてしまったのですね。

逮捕されたジョンヨンは、マルティニークの刑務所に収容されます。

キャラが立ちまくっていたのは、何と言っても主任刑務官ヘルボイでしょう。

ジョンヨンは女性と一緒に収容されます。

当然、何か隠していないか全裸検査を行うのですが、女性は「妊娠しているから」と拒否します。

すると突然、腹に膝蹴りを入れるのです。

口から泡を吹いて倒れる女性。

胃の中にコカインを隠し持っていたのです。

という事は、蹴りでコカインの袋を破ったって事か。

えげつないぜヘルボーイ・・・いやヘルボイ。

また、同性愛者のヘルボイは、カリブ海付近のきれいな場所で、ジョンヨンに襲いかかります。

パンティをエサに。

「パンティをはきな!!今ここで!!」

まるでおっさんのようなヘルボイ。

彼女が物語をかき回してくれました。

ジョンヨンは、2年もの間、言葉の通じない街で拘束されていました。

これはツラいですよ。

自分に罪があるという負い目がありながらも、これからどうなるかわからない。

そして、誰とも相談できない。

っていうか話もできない。

この孤独感は凄まじいでしょう。

だから、刑務所で出会ったヤルカとの絆を大切にしたのでしょう。

心が折れそうな時に、刑務所の外からヤルカと叫んでやり取りするシーンは、心に残りました。

そして、この物語の大ヒールが駐仏韓国大使館です。

これがすごい。

彼らの不手際で、ジョンヨンは2年もの間放っておかれたのです。

そして、問題発覚後は圧力と脅しで切り抜けようとします。

最後は、領事らは中央アジアに飛ばされるのですが、それだけで済むのかとびっくりしました。

ジョンヨンが帰国して、ヘリンと再会します。

このシーンが、残酷でありながらも、胸を打ちました。

ヘリンは、帰国したジョンヨンを母親だと認識できないのです。

4歳から6歳までの2年間を一緒に過ごす事ができませんでした。

顔を忘れてしまっていたのでしょう。

ジョンヨンが少しずつヘリンの心をほぐしていき、抱きしめるまでの感じがとても良かった。

そして、ジョンヨンの荷物の中に人形がありましたね。

ヘリンに『コンスニ』という赤ちゃん人形を買ってあげるという約束を覚えていたのですね。

コンスニとは似ても似つかないウェディングドレスを着た金髪のド派手な人形でしたが。

2年間の成長を考えて、あの人形にしたのかな?

1番怖いのは、これが実話を基にした物語だという・・・。

今は、ジョンヨンの家族が幸せに暮らしている事を祈るばかりです。

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