レヴェナント 蘇りし者

「レヴェナント 蘇りし者」を観ました。

レヴェナント 蘇りし者 – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは熊に遭遇したらどうしますか?

死んだふりと言ったあなた!!

死にますよ・・・。

死んだふりは熊には効かないそうです。

なぜなら本当に死んでいるかどうか前足で確認するから。

無抵抗のところを前足でグワシャッとされてしまいます。

今回は、熊に襲われ、人に裏切られ、散々な目に遭う男の物語“レヴェナント 蘇りし者”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

アメリカ西部の原野。

ハンターのヒュー・グラスは、狩猟の最中にレッサーパンダの襲撃を受けて、何でもかわいいと言ってしまう『かわいい病』にかかってしまう。

そして、同行していた仲間のジョン・フィッツジェラルドに「うるせえ」と言われ、置き去りにされてしまう。

かろうじて、かわいい病から生還したグラスは、自分を見捨てたフィッツジェラルドにリベンジを果たすべく、レッサーパンダのつぶらな瞳攻撃に立ち向かいながら、およそ300キロに及ぶ過酷な道のりを突き進んでいく。

3.感想

ヒュー・グラスの復活の物語でした。

『蘇る』と言うよりも『生まれ変わる』の方がしっくりくる感じがします。

グラスは狩猟の斥候をしていました。

その最中、熊に襲われ重傷を負います。

仲間達は、瀕死のグラスと息子のホーク、ジョン・フィッツジェラルドとブリジャーを残し、砦へ戻ります。

しかし、フィッツジェラルドはグラスの目の前でホークを殺害。

グラスを残し、ブリジャーを連れて砦へ帰ってしまうのです。

グラスはホークの復讐を果たすため、フィッツジェラルドを追うのです。

グラスは熊に襲われ死にかけます。

このシーンは生々しく、観ているわたしも「ひえぇぇぇ!!痛い痛い!!」と身悶えました。

瀕死のグラスは、そこから少しずつ回復していきます。

川の水をすすり、魚にかじりつき、生肉を食べ・・・。

その姿は、野性動物のようです。

そして、彼は他の仲間の様に、先住民に対して偏見がありませんでした。

かつてポーニー族と共に生活をして、妻をめとったという経験があるからです。

それが、途中で出会った先住民との交流、アリカラ族のポワカを助けるという行動になったのでしょう。

そして、雪の中で倒れたグラスは、馬の腹を裂き、内臓を取り出し、その中で暖をとります。

これこそまさに、新たに生まれ変わるという象徴ですね。

そして、ヘンリー隊長たちに助け出されます。

手当てを受けても、グラスの声はかすれたままです。

潰された喉はもどらなかったのですね。

グラスは、砦で全てを話して、再びフィッツジェラルドを追います。

最後の戦いは、観ていて痛かった。

ナイフや鎌で刺しあうんだもの。

グラスは、動けないフィッツジェラルドを川に流します。

それは、旅で出会った先住民の言っていた「復讐は想像主の手に委ねる」という考えに従ったのですね。

川に流されたフィッツジェラルドは、アリカラ族に捕らえられ、とどめをさされます。

その後、彼らはグラスの横を通って、去っていきます。

その集団にはポワカもいました。

グラスは生まれ変わりました。

何に生まれ変わったのか?

彼は、先住民に生まれ変わったのです。

アリカラ族にとって、フィッツジェラルドは敵である欲深い白人でした。

だから殺したのです。

しかし、グラスは殺さなかった。

仲間だと認めたのです。

ポワカがグラスを助けてくれたという考えもあるでしょう。

しかし、あの時は、グラスはポワカを後ろから助けました。

お互いに顔をきちんと見ていません。

もし、再会したのならば、何らかのアクションを起こすのでは?

だから、川ではお互いわからなかったと考えられるでしょう。

その後、グラスは妻の亡霊と出会います。

妻は、彼が変わってしまった事が嫌だったのか、悲しそうに去っていきます。

呆然とするグラス。

そして、彼はカメラ目線になります。

映画でカメラ目線ってめずらしいですよね。

やるのはデッドプールくらいでしょう。

これは、自分が変わってしまった事に気付いたグラスが、わたしたちに問いかけているのです。

「あんたには俺がどう見える?」と。

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