シン・ゴジラ

「シン・ゴジラ」を観ました。

シン・ゴジラ – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは危機管理がバッチリですか?

何か起きたらすぐ避難できます?

わたしは難しいかも。

すぐに取り残され、天に召されるでしょう。

怪獣映画で逃げ惑う人々の中でこけている奴。

あれがわたしです。

今回は、怖い怪獣に立ち向かう日本の物語“シン・ゴジラ”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

わたしが砂場で作った会心の砂山が崩落する事故が発生。

ジャングルジムでの緊急会議で、内閣官房副長官役のわたしが、遠くから砂場をにらんでいた謎の生物が事故を起こした可能性を指摘する。

その後、砂場に巨大不明生物が出現。

さらには、水飲み場で蓄えた水を吐いて、砂山を破壊しながら突進していく。

緊急対策本部は、わたしの友達に対し防衛出動命令を下し、『ジャイアン』と名付けられた巨大不明生物に立ち向かうが・・・。

「この砂場は、わたしらの縄張りじゃけえのー!!」

3.感想

さてシン・ゴジラです。

今回の総監督・脚本は庵野秀明。

『新世紀ヱヴァンゲリヲン』で有名ですね。

しかし、わたしはきちんとヱヴァを観ていないのです。

でも「館長 庵野秀明 特撮博物館」を観に行きました。

そこで観た『巨神兵東京に現る』

すごかった!!

それで、庵野監督がミニチュア特撮技術にものすごく思い入れがあることがわかりました。

その庵野監督がゴジラの総監督・脚本をやるとの発表!!

これは観に行かないと!!となったわけです。

そして、監督・特技監督は樋口真嗣。

彼の監督作品は、SFXはすごいけど駄作という物ばかりでした。

『進撃の巨人』とか『進撃の巨人』とか『進撃の・・・

頼むからSFXだけにしてくれと思っていました。

すると、今回の『シン・ゴジラ』では「監督・特技監督」という肩書き・・・。

一抹の不安が。

樋口さんが監督としてどれだけ関わったのか。

それとも庵野さんが総監督としてブラッシュアップしてくれたのか。

そこが気になりました。

そしてふたを開けてみれば・・・

すごい!!

すごい!!すごい!!すごい!!

素晴らしい作品。

終わった後、震えました。

わたしは先日「邦画がやばい・・・」という記事を書きました。

できるやん!!

才能ある監督にきちんと映画を撮らせれば、すごい作品ができるやん!!

これを機に、日本映画界がたくさんの監督にチャンスを与えてくれればと願います。

今回は、ゴジラに襲われた日本に焦点を当てた作品でした。

そうです。

災害は突然やってくるのです。

ゴジラも突然やってくるのです。

いきなりのゴジラ襲来にパニックになる日本と政府。

延々と会議を繰り返します。

なぜ日本政府の対応が遅いのか、これでわかります。

責任を回避するための不毛なやり取りが続きます。

しかし会議の「中略」には笑った。

でも、会議ばかりのシーンでも観入ってしまう。

高いテンションで続きます。

政府は何の対応も出来ず、第1~第3形態ゴジラに東京をぐちゃぐちゃにされます。

そして、矢口蘭堂を中心とする「巨大生物対策本部」の設置。

そこに集まったのは、はみ出し者ばかり。

そうなんですよね。

能力はあるけれど立ち回りがヘタな奴は、はじかれる世界。

そういう者を集めた対策本部になって、初めて前向きな会議が始まります。

映画もぐんぐんスピードアップします。

日本の対策を待ってもくれず、第4形態ゴジラが上陸。

ここで「ゴジラのテーマ」が流れます。

ゴジラ♪ゴジラ♪ゴジラとメカゴジラ~♪

心の中で歌うわたし。

東京をぐちゃぐちゃにしていきます。

しかし、日本政府も手をこまねいているわけではありません。

1度前例が出来ると、その対策は万全の公務員パワーでバトルを仕掛けます。

自衛隊の総攻撃も、大河内総理は「わかった」と了承。

すでに腹は決まっています。

しかし、ゴジラは強かった。

口からはく放射能を、背びれからも発射。

ギザギザハートのように、近付くものは皆傷付けます。

今回のゴジラはデザインがかなり変わっています。

まずは目。

三白眼です。

しかも第3形態までは濁っています。

金子修介監督の時は目が白く濁っていましたが、それを越えるおぞましさ。

何を考えているかわからない怖さがあります。

そして、放射能を吐くときには水銀のような色になります。

目をやられないよう、守っているんですかね?

次に顎。

放射能を吐くときには左右に割れます。

皮1枚で繋がっていますが。

身体は赤く光っています。

体の中の放射能エネルギーが今にも爆発しそうな感じです。

結局、何が言いたいのかというと、今までのゴジラの中で1番怖いという事です。

政府は退却を余儀なくされるのですが、総理を運ぶヘリコプターがゴジラに撃墜されます。

それにより、総理を含む要人たちが亡くなってしまいます。

この事故により、言葉は悪いのですが政府は若返り、意思決定が通りやすくなります。

そして、日本政府に新たな敵が現れます。

アメリカです。

なんとゴジラを倒すために、東京に原子爆弾を落とすと言い出したのです。

映画ながら戦慄しました。

日本に3度目の原爆を落とす気か?

この圧力に大和魂が奮い立たないわけはありません。

巨大生物対策本部は、ゴジラの血液を凍結させる『ヤシオリ作戦』を開始するのです。

この作戦が開始された時に流れたのは『怪獣大戦争マーチ』

わたしの心は踊ります。

そして佐竹雅昭もリングに入場してきます。

ゴジラに列車で足払いをしてこかし、口から製薬を流し込むという力業。

ゴジラは東京駅に頭を乗せ、ゴクゴクと製薬を飲みます。

これが成功して、東京は救われるのです。

コチコチに固まって、巨大な置物と化したゴジラ。

しかし喜んでばかりはいられません。

ゴジラはいつ動き出すかわかりません。

アメリカは原子爆弾のカウントダウンをストップしたまま。

東京に照準を合わせたままです。

さらに東京も政府も壊滅状態。

ここから復興していかなければならないのです。

そして衝撃のラストカット。

ゴジラの尻尾に苦しむ人々の遺体が絡み付いているように見えました。

エンドロールが始まっても、誰も席を立とうとはしませんでした。

これはめずらしい事でした。

みんな打ちのめされたのでしょう。

さて、シン・ゴジラを語る上で忘れてはいけないのは「シン」についてです。

「新」なのか、「神」なのか、「進」なのか・・・。

わたしは「信」だと思いました。

やはりシン・ゴジラを観ていて頭をよぎるのは福島原発の事故です。

人間はゴジラに信を問われたのです。

「お前ら、本当にこんな強大な力を使えんのか!?コントロールできんのか!?」と。

ゴジラは放射能の化身です。

ゴジラをコントロールするという事は、放射能をコントロールする事です。

今までのゴジラは、みんな海に帰り眠りにつきました。

今まではそれで良かったのかもしれません。

しかし、福島原発事故を経験した日本は、それで済ますわけにはいかなくなったのです。

ゴジラをコントロールした日本。

これからどうなっていくのでしょう。

エンターテイメントに込められたメッセージは、わたしの胸を貫いてきました。

とりあえず怪獣大戦争マーチを聴きながら踊るか・・・。

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