おみおくりの作法

「おみおくりの作法」を観ました。

おみおくりの作法 – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは葬儀に参列した事はありますか?

わたしは当然あります。

やはり年齢を重ねると、どうしても人の死と向き合う機会はありますよね。

なかなかツラいものです。

もし、わたしが亡くなり葬儀を行うなら、湿っぽい雰囲気にしないでほしいですね。

ザ・ドリフターズのメドレーでも流してほしいです。

ド、ド、ドリフの大爆笑~♪

・・・

こっちの歌の方がいいか。

わたしの~お墓の前で~泣かないでください~♪

そこに~わたしは~いません。

眠ってなんか~いません。

わたしは~エッチなお店に~います。

触れても~いません。

ただ、ガン見を~しています~♪

・・・

すみません。

ホラーよりも、よりホラーな妄想を唄ってしまいました。

今回は、孤独死をした人々の葬儀を行う男の物語“おみおくりの作法”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

葬式がおごそかに行われています。

参列者はただ1人。

ジョン・メイだけです。

広い教会にはメイと神父、そして棺桶のみ。

葬式はクライマックスです。

軽快な音楽に乗り、メイと神父が見守る中、棺桶がゆっくりと消えていきます。

棺桶をのせている台の上部がゆっくりと下がり、棺桶が台の中に吸い込まれるように消えていくのです。

なんて凝った演出。

棺桶が台の中に姿を消すと、音楽はフェードアウトして終了です。

「お世話さま」

メイは神父に声をかけます。

「ではまた」

メイは教会から出ていきます。

そこに葬儀の音楽担当者がCDを返しにきます。

この葬儀で流していたものです。

「すばらしい曲だった」

「いい曲だ」

メイもご満悦で、返ってきたCDを見ます。

その曲とは『帰って来たヨッパライ』

おらは死んじまっただ~♪

おらは死んじまっただ~♪

おらは死んじまっただ~♪

天国に行っただ~♪

3.感想

切なかった・・・。

せっかく人生が好転しようかという矢先に。

生きた証って何だろうかと考えてしまいました。

ジョン・メイはケニントン地区の民生係です。

彼は、孤独死した方の葬儀を行っています。

葬儀を行う前に、親族を捜して参列をお願いするのですが、なかなか集まりません。

やはり、孤独死をした方はいろいろな事情があるため、家族との縁が切れていたりするのです。

だから、神父とメイだけの葬儀がほとんどです。

この葬儀ですが、メイの性格と同様にきちんとしています。

まず、亡くなった方の宗教に合わせた葬儀を行います。

また、メイはきちんと遺品に目を通し、亡くなった方の人生に思いを馳せます。

そして、曲もその方にあったものを選び、故人の人生を振り返った文章を書き、神父に読みあげてもらうのです。

参列者はメイだけでもです。

敬意を持って葬儀を行っているのですね。

葬儀後、メイは弔った方の写真を持って帰ります。

そして、忘れないようにきちんとアルバムに綴じているのです。

このアルバムの厚さから、どれだけの人をみおくったのかが分かりますね。

メイは、解雇を言い渡されてしまいます。

民生係がダリッチ地区と合併されてしまったのです。

メイの最後の仕事は、彼の住むマンションの向かいの部屋に住んでいたビリー・ストークでした。

ビリーが亡くなったため、彼の家族や友達をあたっていくのです。

そして、娘のケリー・ストークに出会います。

彼女と出会い、メイは生きる力が沸いてくるのです。

ケリーに恋をしたのですね。

メイは孤独な男でした。

彼の生活は、仕事場と部屋の往復です。

民生係の事務所でも1人でした。

その中で、ケリーとの出会いは、人生が変わるものだったのですね。

いつもスーツだったメイは少しオシャレをしたり、お酒を飲んでみたりします。

そして、自分のためにおさえていた見晴らしの良い墓地をビリーに譲るのです。

これも、メイが人生に前向きになったからですね。

そして、ケリーと出会わせてくれたビリーを『友達』と呼ぶのです。

メイは、犬の保護の仕事をしているケリーのために、お揃いの犬のマグカップを買います。

ウキウキと店を出たところで、バスに轢かれてしまいます。

「え!?」

わたしはびっくりしました。

メイは亡くなってしまうのです。

人生これからだったのに・・・。

メイの葬儀は、参列者がいない寂しいものでした。

そして、公営合同墓に埋葬されます。

その向こうでは、メイが全ての手続きをしたビリー・ストークの葬儀が行われています。

その葬儀は、メイが出会ったビリーの関係者が、みんな参列していました。

もちろんケリーも。

関係者に囲まれているビリーの墓と、誰もいないメイの墓。

せ、切ない・・・。

しかし、メイの墓に少しずつ人々が集まってきます。

ゆ、幽霊?

それは、ビリーをはじめとするメイが弔った人々でした。

このシーンで、なんか涙が出てきました。

なぜでしょう?

「メイ良かったね」という気持ちかな。

彼がやってきた仕事は無駄なものではなく、きちんと気持ちが通じていたんだなという事がわかった嬉しさでしょうね。

もし、わたしが死んだらどんな葬儀になるんだろう?

う~ん・・・

ぶるぶる・・・

こわっ!!

考えるのはやめておきましょう。

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