シークレット・ミッション

「シークレット・ミッション」を観ました。

シークレット・ミッション – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんはジャージを着ますか?

わたしは体を動かす時に着ますね。

このスリムなジャージを着て・・・

あれ?

おかしいな?

腹回りが・・・

ぬおおおおお!!

あ、破けた・・・

今回は、緑のジャージがお似合いの男の物語“シークレット・ミッション”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

北朝鮮 ビパ岬

吹雪の海岸に、モーター付きのゴムボートが一艘停まっています。

「俺は野良犬に生まれ、怪物として育てられた」

語りだす怪物になった野良犬。

「出発を激励する楽隊もいない」

雪が舞い散る海岸に、1人立っています。

「噂どおり幹部も知らない秘密部隊のようだ」

彼の顔は緊張しています。

「ついに5分後、出発する!!」

彼に近付く者がいます。

「柴ワンコくん!」

ブルドッグ先輩です。

「はい!!」

緊張した顔のまま、柴ワンコは気をつけをしています。

ブルドッグ先輩は続けます。

「我々が再会する時はどちらかだ。ワンコ国を統一した時、もしくは、敵となって互いを肉球でフミフミする時だ」

話をじっと聞く柴ワンコの目は光っています。

「この9年間。教官を務めた立場からひと言」

互いの顔に緊張感が走ります。

「ぅわん」

ブルドッグ先輩の顔は真面目です。

柴ワンコは心の中で思います。

「“ぅわん”と言った。9年で900回も肉球フミフミをした先輩が」

ブルドッグ先輩は強い目で語りかけます。

「生きて・・・偉大なるワンコ国の栄光を見届けよ。だが、肉球フミフミをやらねばならぬ時は、伝説のダブル肉球フミフミをやってやれ!!」

柴ワンコは敬礼をして、ゴムボートに向かいます。

ブルドッグ先輩の目には光るものがあります。

柴ワンコはゴムボートを無視して、海に飛び込み、犬かきで泳いでいきます。

「使わんのかい!!」

ブルドッグ先輩は心の中でツッコミます。

こうして、柴ワンコはシークレット・ミッション『世界最高のドッグフード探し』に出発したのです。

3.感想

うぅ、感動した。

平凡に生きるという事がどんなに幸せか考えてしまいました。

北朝鮮の5446秘密特殊部隊 五星班 班長ウォン・リュファン少佐は、『赤壁の花』という作戦で、韓国へ単独出征しました。

ウォンは、パン・ドングと名前を変え、ソウルの貧民街に2年間潜伏します。

ドングはバカ男として、街に溶け込んでいました。

もちろん演技です。

エリート隊員ですから。

バカなふりをしてスパイ活動をして、祖国からの任務連絡をひたすら待っていたのです。

街には同じ5446部隊のキム・ヘランとリ・ヘジンもやって来ます。

3人の若者は、ぶつかりながらも仲良く生活をしていくのです。

しかし、その生活は突然終わりを告げます。

祖国から「自決せよ」と指令がくるのです。

まず、リ・ヘジンです。

彼は、他の2人に比べて、まだまだ若い男でした。

それゆえに真っ直ぐでした。

愚直と言って良いかもしれません。

そのため、最後まで韓国に投降せず、祖国のために戦うという選択になったのでしょう。

次にキム・ヘランです。

金髪で軽そうに見える彼が、実は1番複雑な事情を抱えていました。

ヘランは、5446部隊を組織したリ・ムヒョク大将の愛人の息子です。

しかも、ヘランと母親はムヒョクに捨てられています。

彼が5446部隊に入ったのは、父親を見返すためだったのかもしれません。

ヘランは韓国に来る前に、収容所から部隊員の家族を逃がしています。

父親への恨みをはらすために、混乱を起こして、韓国へ逃げたのかもしれません。

ロッカーになる任務って変ですもんね。

適当に自分で作ったのかもしれません。

そこに「自決せよ」の指令が来ました。

ここで彼は、父親に2回捨てられたと思ったのでしょう。

彼の口癖は「カッコ良く生きてカッコ良く死ぬ」でした。

キム・テウォン大佐とともに自爆した最期は、破れかぶれで自分の命を軽く見てしまったのかもしれません。

それは奇しくも、ヘランが言っていたウォン・リュファンの“問題点”でした。

最後はウォン・リュファンです。

彼は、祖国のために自分の命も捨てる覚悟でした。

しかし、バカドングとして生活をしているうちに、街に愛着がわきます。

そして、祖国のために命を捨てる事に、疑問を持ち始めます。

それは街のみんなが、“人”を大切にしていたからです。

ウォンは、人を大切にしない祖国を信じられなくなったのですね。

決定的になったのは母親の事です。

無事に暮らしていると思っていた母親が、収容所に入れられ、殺されたかもしれないと分かりました。

そして、預金通帳を通して、母親代わりだったチョン・スニムの愛情に触れるのです。

ウォンは叫ぶのです。

「こんなふうに生きたい」と。

彼の夢は『平凡に生きる事』でした。

街で生きた2年間は、夢の時間だったのかもしれません。

スニムの預金通帳には泣きましたね。

印字されている言葉が『ヨングの給料』から『息子の結婚資金』へと徐々に変わっていくのです。

金額も増えているんですよね。

ヨングが缶に入れていた貯金もあったので、それとは別に積み立てていたという事です。

なんて愛情だ。

2人が初めて出会った場所に飾られた集合写真は、もう戻ってこない時間を切り取ったものでした。

それがさらに涙を誘うのです。

今回の作品のMVPは、スニムのスーパーに酒を入れろと殴り込んできたチンピラです。

何と言っても顔です。

いい雰囲気を醸し出していました。

ジャイアンとスネ夫みたいな感じ。

ツボでした。

この作品は、国に振り回される若者を描いていました。

ウォン、ヘラン、ヘジンを追う韓国側も若者でした。

国家情報院のソ・スヒョクです。

殺せという上層部に対して、3人を助けたいと戦う姿はカッコ良かったですね。

やっぱり若者がイキイキとしているのが国として正常なのでしょうね。

わたしはイキイキしているのだろうか?

イキイキ・・・

ウーン・・・

って言うか若者か???

年増だな。

あ、涙が・・・

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