別離

「別離」を観ました。

別離 – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは゛意地になった゛事はありますか?

わたしは、昔は意地になった事もありました。

チョコボールはピーナッツしか認めない。

ポテトチップスはうすしお。

意地になりましたね~。

世界が狭くなるだけなのに。

今回は、意地になった男が暴れる゛別離゛です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

映画は、いきなり夫ナデルと妻シミンの離婚調停から始まります。

シミン「外国で生活したいのよ!!なぜ一緒に行ってくれないのよ!!」

ナデル「アルツハイマーの父上がいるではないか。誰が介護をするのじゃ?おぬしは、父上を捨てろともうすのか」

シミン「それじゃあ離婚して!!わたしと娘で外国へ行く!!」

ナデル「何を申す。だめじゃ。武士の妻たるものうんたらかんたら」

調停委員「お互いの同意がなければ離婚はムリっす。終わり!!」

シミン「実家に帰らせていただきます」

こうして、シミンは娘のテルメーに「I’ll be back」と言い残し、出ていきました。

残されたのは、ナデルと中学生のテルメー、そしてアルツハイマーの父親だけです。

どうするナデル!?子供電話相談室という手もあるぞ!!

「拙者は仕事があるし、テルメーも学校がある。仕方ない、お手伝いさんを頼もうではないか」ナデルはお手伝いさんをお願いします。

やって来たのは、ラジエーという女性と、幼い娘のソマイェです。

働き始めるラジエーでしたが、ソマイェが「HEY!マミー。じいさんがおもらししたYO!!」とやって来ます。

見てみると、父親が失禁をしてしまいます。

「困ったねぇ。あたしゃ宗教上の理由で、家族以外の男性の体に触れてはならねえのよ」

ラジエーは困り果てます。

本人に着替えをさせようとしますが、できそうにありません。

ラジエーは電話をかけます。「もっしー!あたしだよ。困った事がおきてねぇ。」彼女は、この状況で着替えをさせて良いか、問題はないか問い合わせます。

そして、仕方なくラジエーは、着替えをさせてやります。

「あたしゃ、やっちまったよ。」

夕方、ナデルが帰宅します。

「ナデルさん。あたしにゃ、この仕事は無理だ。あんたの父親は症状が進んじまってる。今日は粗相もした。あたしゃ・・・あたしゃ・・・」

ラジエーは崩れ落ちます。

「そうであったか。それは大義であった。しかし、おぬしに辞められると、拙者も困ってしまうな」

ナデルは侍の魂である名刀゛愛羅武勇゛の手入れをしながら答えます。

「ナデルさん。あたしゃお願いがあるんだよ。旦那のホッジャトを代わりに雇ってほしいんだよ」

ラジエーは、土下寝でお願いします。

「承知した」

ナデルは小太刀の゛走死走愛゛の手入れをしながら、うなずきました。

しかし、ホッジャトが来る初日、やって来たのはラジエーでした。

「すまんな、ナデルさん。あのアホ旦那、金貸しとモメて留置されちまったよ。あたしゃ・・・あたしゃ・・・。あいつが来れない間は、わたしが来るようにするよ」

ラジエーはエクストリーム土下座で涙します。

そして、ラジエーが働く間も、父親のアルツハイマーが進み、徘徊なども始まります。

ある日、ナデルとテルメーが帰宅をすると、鍵が閉まっており、ラジエーもソマイェもいません。

「何事じゃ!?」

愛羅武勇に手をかけるナデル。

中に入ると、左手をベッドに縛られたまま転げ落ちている父親を見つけます。

「父上!父上!おのれ曲者め!!」

そして、お金が盗まれています。

「見つけ次第、打ち首じゃ~!!」

すると、ラジエーとソマイェが帰って来ます。

「ただいマンゴスチン!!」

「おぬしら!どこに行ってたんじゃ~!!」

愛羅武勇をすらりと抜き、構えるナデル。

ラジエーは説明をします。

「どうしたんだい?赤い顔をして。ちょっと用事があってね。父親は昼寝をしていたから、少し出かけたんだよ。左手を縛ったのは、悪かったね」

怒りの収まらないナデルは、

「お金はどうした?」

と、下段に構えながら尋ねます。

「え、お金?知らないよ。無くなったのかい?」

怒髪天を衝いたナジルは、愛羅武勇を投げ捨て、モンゴリアンチョップの乱れ打ちで家から追い出します。

しかし、日当をもらっていないラジエーは、請求に戻ります。

「日当、払っておくれよ~」

怒るナデルは「どすこいっ!!」と、彼女を玄関から押し出します。

転倒するラジエー。

体をひきずりながら、あきらめて帰っていきます。

その夜、ナデルにシミンから

「あなた!!何したのよ!!ラジエーが病院に運ばれたよ!!」

と連絡が入ります。

病院にかけつける2人。

なんとラジエーは妊娠をしており、流産したというのです。

そして、ナデルは告訴をされるのです。

3.感想

すごくおもしろかったです。

やるなぁイラン映画。

今回は、さまざまなボタンのかけ違えが、どんどん事態を悪い方へ進めていきます。

たぶん、観る人の性格や立場、何を申す大切にするかで、感情移入する人が違うのでは?

わたしは、シミンに感情移入しました。

しかし、ナデルとホッジャトは人の話を聞かないなぁ。一方的に自分の意見を言うだけじゃあ、話合いにならないよ。

意地になった男は恐いなあ。

ラスト、テルメーの選択は・・・余韻がたまらない。

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