残穢 -住んではいけない部屋-

「残穢 -住んではいけない部屋-」を観ました。

残穢 -住んではいけない部屋- – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは夜中にトイレに行けますか?

わたしは行けますよ。

も、もちろん。

しかし、ガマンできるのであれば、朝までガマンします。

怖いわけではないですよ。

自分の限界を知りたいだけです。

時々、限界突破をしてしまいますが。

今回は、夜中のトイレで怖い目にあった少年の話がどんどん大きな話になっていく物語“残穢 -住んではいけない部屋-”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

Mさんが、まだ小学生だったときのことだ。

九州にある親類の家に泊まったことがあった。

没落した炭鉱王の土地を買って建てたという古い家だった。

その家には河童のミイラがいると言われていた。

当時の家の主が、どこからか買い求めてきた・・・という噂であった。

夜中にトイレに行きたくなり、起きた少年。

眠っている両親を起こさないよう、こっそりトイレに行った。

用を済ましたその帰り、突然どこからか地鳴りのような音が聞こえてきた。

それは、普段母から「決して入るな」と言われていた部屋から聞こえてくるようだった。

少年は、恐る恐るその部屋の襖を開けてみた。

すると中では、

「だめよ!あなた・・・」

「いいじゃないか。Mはすでに眠っているさ!」

「二人目ができちゃうぅ!!」

両親の地鳴りのような声が轟いていた。

Mさんは静かに襖を閉めて、寝ていた部屋に戻っていった。

すると、両親の布団は膨らんでいる。

Mさんが布団をめくると、そこには河童のミイラが横になっていた。

両親のカモフラージュにされている河童のミイラは、どこか遠い目をしていたのだった。

3.感想

ホラー映画です。

ひさびさに邦画のホラーを観たような気がします。

洋画のホラーは、どうしてもスプラッターの方にいく傾向があり、わたしは苦手です。

そして、邦画は精神的に怖い方へ。

特に『リング』のヒットからは、その傾向が強くなりました。

そして、モキュメンタリー映画のブームがやってきます。

きっかけは『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』

ドキュメンタリー風に撮られた映画です。

そこから派生して、謎の巨大生物に襲われる『クローバーフィールド』、超能力が使えるようになった少年達の『クロニクル』と様々な傑作が作られます。

今作の『残穢』は、正統派な怪談の映画です。

怪談雑誌に連載を持つ作家“私”が、投稿のあった怪談をより深く調べていくという物語です。

この作品の怖いところは、その土地の言われが怪奇現象の原因になっている事です。

みなさんは、部屋を借りる時に、そこには以前誰が住んでいて、どんな事があったか調べますか?

最近は、事故物件のサイトがあったり、大家の告知義務があったりします。

しかし、それらは近々の事しかわかりません。

もしかしたら、あなたが今住んでいる部屋は、過去に事件が起きていたかもしれません。

または、以前住んでいた人を遡ってみると、有名な事件の犯人にたどり着くかもしれません。

この物語でも、千葉や福岡の事件に行き当たったりします。

これが怖いところなのです。

誰でもあり得る事なのです。

佐々木蔵之介扮する平岡芳明がこう言います。

「まったく別の話だと思っていたのが、手繰っていくと根は同じだったっていうこともある。そういうのは業が深い」

今、自分の住んでいる所を探っていけば、世間を騒がせている凶悪事件に行き当たるかもしれない。

穢れは伝染するらしいです。

今回、作家の私や久保、平岡など穢れに深く触れてしまった人達は、怖い目にあいます。

もう1つ、サイドストーリーがあります。

私と夫は、土地を買い、そこに新築の家を建てるのです。

しかし、そこにも不思議な事が起こります。

誰もいないのに、防犯センサー付きのライトが点灯するのです。

もしかしたら、その土地でも過去に何かあったのかもしれません。

穢れが残っているのかもしれないのです。

エンドロールで、僧侶が三喜の嫁入り道具の呪われた美人図を広げています。

顔が歪むというあれです。

僧侶は、作家の私と久保に「戦争で焼けてしまった」と嘘をついていました。

これは、私と久保に、これ以上深入りさせないようにするためだったのでしょうね。

わたしの住んでいるところは大丈夫だろうか?

過去の有名な凶悪事件に繋がっていないだろうか?

映画が終わったあと、思わず周りを見渡して、耳をすましてしまいます。

聞こえてくるのは、グーグーというわたしの腹の鳴る音だけです。

何か食べるか・・・。

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