カンフー・ジャングル

「カンフー・ジャングル」を観ました。

カンフー・ジャングル – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは残念賞をもらったことはありますか?

スポーツの得意な人には無縁な残念賞。

足の遅いわたしには、かけっこでゴールテープをきるのは、あこがれでした。

負けた時に賞品がなくても別に良いのですが、大会によっては残念賞(参加賞)が出ることもあります。

うれしい事はうれしいのです。

しかし、ひねくれ者のわたしには「あんたは負けたのだよ」と突き付けられているような気がしてしまうのです。

そして、ひとりで「ぐぬぬ・・・」と、その賞品を強く握ってしまうのです。

今回は、カンフーで負けたら『堂前の燕』という残念賞を刺されてしまう物語“カンフー・ジャングル”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

香港の中区警察本部に1人の男が入ってきます。

その男のシャツは赤く染まっています。

「おい」

受け付けの警官はびっくりした表情を浮かべます。

「何があった?」

男はゆっくりと警官の前の椅子に座ります。

別の警官が電話を取ります。

「救急車を呼んでくれ」

男は、顔も赤く染まっています。

「事情を話せ」

警官がうながします。

男はゆっくりと口を開きます。

「今朝、スクランブルエッグを作ったんだ・・・」

警官は固唾をのみます

「そうしたら、ケチャップを切らしている事に気付いた。急いで買いに行き、走って帰ってくる途中こけたんだ。」

男は握りしめたケチャップを見せます。

中身はほとんど空です。

「ああ、そうさ。握りしめたケチャップが中身を吹き出したのさ」

男は遠い目をして、続けます。

「オレは、オレは・・・スクランブルエッグではなく、オレ自身にケチャップをかけたのさ!!」

男は、警官からもらったタオルで顔を拭きながら、静かに帰っていったのでした。

3.感想

スタッフロールで鳥肌が立ちました。

この映画には、カンフーアクションを支えてきたスター達が総出演していたのですね。

そして、カンフーに対して敬意を表しています。

ストーリーは単純です。

カンフーの技術である拳術・脚技・擒拿術・武器・内家・五門合のトップが順番に倒され、殺害される事件が起きます。

その事件を、警察と共にカンフーの達人である囚人が追うのです。

ハーハウ・モウは警察の武術教官でした。

しかし、自分の名前を上げるために、他流派を倒していくようになります。

そして、その戦いで相手を殺してしまい、禁固刑となります。

3年後、ハーハウと同じように、それぞれの達人を倒して、さらに殺害する事件が起きます。

ハーハウは、この事件の担当であるロク・ユンサム警部に働きかけ、この犯人を追うのです。

何と言っても、みどころはカンフーアクションです。

擒拿術(きんなじゅつ)なんて、初めて意識しました。

分筋錯骨術で、筋を切ったり、骨を外したりするのですね。

そして鉄パイプVSカッターです。

こんな戦いも初めて観ました。

主役はドニー・イェンです。

アクション監督も兼ねています。

有名な俳優ですね。

そして、今回の出演者で1番すごかったのは、フォン・ユィシウ役のワン・バオチャンでしょう。

フォンは、左脚の萎縮により、両足の長さが違うという人物でした。

そのため、走り方もぎこちないのです。

その上で、カンフーの達人でないといけないのです。

ワンは、6歳から武術を学び、8歳で蒿山少林寺の在家弟子になったそうです。

武術バリバリのすごい俳優なのですね。

それぞれの達人と戦うというアクションをこなした彼は、素晴らしかったです。

そして、ラストのハーハウVSフォン。

すごいカンフーアクションでした。

カンフーの本場中国の意地を見せ付けられた気がします。

そして「カンフーは殺人技だ」と主張するフォンが、警部に銃で撃たれて亡くなるという皮肉な決着。

カンフーは過去の遺物なのか?

身体と心を鍛え上げても、意味はないのか?

その答えは、ラストに提示されます。

ハーハウは、最強を目指して他流試合を行い、殺人に至ってしまいました。

しかし、出所後は自分の道場で子供達にカンフーを教えていきます。

どんどん門下生が増えていく記念写真。

カンフーは『仲間や家族を作り、共に未来へと歩むもの』だと提示するのです。

素敵なラストですね。

カンフーアクション愛を感じさせる作品でした。

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